燻製肉の簡単アレンジレシピを紹介!下ごしらえ〜保存方法まで解説

【熱燻】ベーコンの燻製を簡単&時間短縮!本格的なレシピも紹介
2021.03.02キャンプ料理
ベーコンを自宅で燻製して作る方法は、インターネット上でも非常に多く公開されています。簡単に作りたい気もするし、本格的なレシピにも挑戦してみたい、と迷っている方のために、今回は自家製ベーコンの作り方について、超簡単レシピからこだわりの本格派レシピまで、3パターンご紹介します。
もくじ
自家製ベーコンは温燻が一般的だが保存性を求めないなら熱燻もあり
自家製ベーコンは、市販されているベーコンとはまた違ったおいしさがあります。しっかりとスモーキーな味わいを楽しめるので、自家製ベーコン作りは、ぜひ挑戦していただきたいメニューです。インターネットで出回っている自家製ベーコンのレシピは多種多様。本格的にじっくりと時間をかけて塩漬けと乾燥をする方法から、煙でさっと燻してすぐに食べるための方法までいろいろあります。
本格的なベーコンは、1~2週間かけてじっくりと作るレシピが一般的です。中までじっくりと火を通し、水分を抜いていく温燻が、ベーコン作りには適しているとされています。
本格的なレシピに対して、レシピを工夫して、短時間でもおいしいベーコンを作る方法も、いろいろ紹介されています。時短のポイントは、塩漬けの時間と熱燻で調理するという点。さらに、市販のベーコンを用いて塩漬けと塩抜きの工程を省略することで、超スピードでベーコンの燻製を作るというレシピも登場しました。
手間暇かけて最高においしい!1週間で作る温燻ベーコンレシピ
最初にご紹介するレシピは、塩漬けと塩抜きの時間が長い、本格的な自家製ベーコン作成方法です。準備する器具・材料と、作り方を説明します。
<準備する道具>
- 脱水シート
- ジップロック
- 燻製鍋(温燻・熱燻の両方が可能なもの)
- アルミホイル
- スモークチップ(サクラがおすすめ)
- キッチンペーパー
- 豚バラかたまり肉500g(スーパーでよく見られる大きさ)
- ハーブソルト10~15g
- 砂糖5~7g
- ローリエの葉1枚
- その他香りづけのガーリック、タイム、セージ、ナツメグなどをお好みで
- 豚バラかたまり肉に残りの材料をすべて擦りつけます。
- 脱水シートに包んだ後、しっかりとラップを巻いて冷蔵庫に寝かせます。
- 1日1回は上下をひっくり返して、味が均一に回るように注意します。
- その状態を1週間続けます。
- 1週間経過したら袋から取り出し、流水で肉を洗い流した後、塩抜きのためボウルに水を張って2~3時間肉を沈めておきます。
- 塩抜きが完了したら、肉に被るぐらいの水を鍋に入れ、肉を1時間程度煮ます。
- ゆでた肉を鍋から引きあげ、キッチンペーパーで丁寧に水分を拭き取ります。
- ラップでしっかり包み、冷蔵庫で1晩寝かせます。
- 表面の水分が出たら、都度キッチンペーパーで拭き、扇風機の前に置いて1時間ぐらい乾燥させます。
- 燻製鍋にアルミホイルを敷き、スモークチップをドーナツ状に置き、強火にかけて煙を出します。
- 煙が出てきたら、金網を置いてその上にアルミホイルと肉を置きます。
- アルミホイルの周囲を立ち上げ、肉から出た脂が下に落ちないように成形します。
- 50~70度の範囲を保ちながら、弱火でじっくりと4時間いぶします。
- いぶし終わったら完成。冷蔵庫で1晩置き、味をなじませます。
簡略化してもおいしい!ひと晩寝かせて作る熱燻ベーコンレシピ
次に、簡略化して熱燻でつくるベーコンの作り方を紹介します。塩漬けと塩抜きの工程を省き、味付けのところから始めるイメージです。
<準備する道具>
- 燻製鍋(温燻・熱燻の両方が可能なもの)
- アルミホイル
- スモークチップ(サクラがおすすめ)
- キッチンペーパー
- 豚バラかたまり肉500g(スーパーでよく見られる大きさ)
- ハーブソルト10~15g
- 砂糖5~7g
- ローリエの葉1枚
- その他香りづけのガーリック、タイム、セージ、ナツメグなどをお好みで
- 豚バラかたまり肉に残りの材料をすべて擦りつけ、ひと晩寝かせます。
- 表面の水分をキッチンペーパーで拭き、扇風機の前に置いて1時間ぐらい乾燥させます。
- 燻製鍋にアルミホイルを敷き、スモークチップと砂糖を混ぜたものをドーナツ状に置き、強火にかけて煙を出します。
- 煙が出てきたら、金網を置いてその上にアルミホイルと肉を置きます。
- アルミホイルの周囲を立ち上げ、肉から出た脂が下に落ちないように成形します。
- 60度ぐらいの温度で、弱火を保ちつつじっくりと2時間いぶします。
- いぶし終わったら完成です。
とにかく時短で簡単に!市販のベーコンを熱燻で燻製する速攻レシピ
さらに簡単にするには、味付けの工程も省きます。市販のベーコンを使い、燻製だけする、というイメージのレシピです。
<準備する道具>
- 燻製鍋(温燻・熱燻の両方が可能なもの)
- アルミホイル
- スモークチップ(サクラがおすすめ)
- キッチンペーパー
- 市販の厚切りベーコン1パック
- ベーコンの表面に浮かんだ水分をキッチンペーパーで拭き、扇風機の前に置いて1時間ぐらい乾燥させます。
- 燻製鍋にアルミホイルを敷き、スモークチップ砂糖を混ぜたものをドーナツ状に置き、強火にかけて煙を出します。
- 煙が出てきたら、金網を置いてその上にアルミホイルと肉を置きます。
- アルミホイルの周囲を立ち上げ、肉から出た脂が下に落ちないように成形します。
- 60度ぐらいの温度で、弱火を保ちつつ10分間いぶします。
- 途中、3分ぐらいで中を確認し、べ―コンに浮き上がった水分はキッチンペーパーでふき取ります。
- いぶし終わったら完成です。
まとめ
ベーコンの燻製レシピとして、本格的なつくり方から10分でできてしまう簡単レシピをご紹介しました。じっくり作る温燻は、材料の水分が適度に抜けて保存性が高まります。しかし、熱燻の場合は、短時間で仕上げるため、あまり日持ちはしません。自宅ですぐにベーコンを食べたい場合と、じっくり本格的な料理に取り組みたい場合でおすすめのレシピには違いがあります。自分の作りたいイメージに近いレシピを実践して、自家製ベーコン作りを成功させましょう。