IH対応ダッチオーブンおすすめ8選！IHで使う場合の注意点も解説

基本的に、IH対応のダッチオーブンは一般的なダッチオーブンと機能や使い方は変わりませんが、IHヒーターに乗せるため鍋底に脚が付いていないのが特徴です。 ダッチオーブンの脚は、鍋の下に炭火を入れたり安定させたりするために付いているもの。しかし脚があると鍋がIHヒーターに当たらないため、ほとんどのIH対応ダッチオーブンは脚がカットされています。脚がないと「アウトドアで炭火の上に置いたときに、鍋が不安定になるのでは」と気になる人は、トライポッドや五徳などを使用すると良いでしょう。 またIH対応ダッチオーブンは、IHだけでなくガスコンロでも使えるものがほとんどです。幅広いシーンでダッチオーブンを使いたい人は、IH対応の商品を選ぶと間違いありません。

IH対応のダッチオーブンを購入する際は、当然ですがまず「IHに対応しているかどうか」を確認する必要があります。それからサイズや素材の違いで、自分好みの商品を選びましょう。

ダッチオーブンのサイズは、6〜12インチが一般的です。

ただし同じインチ数でも、メーカーや商品によって大きさや重さは異なります。上記目安を参考に、実際の大きさを確認したうえで検討してください。またローストチキンやアクアパッツァなど豪快な料理を作りたいときは、直径のほか「鍋の高さ(深さ)」もチェックしましょう。 必要以上に大きいサイズを購入すると持ち運びや管理が大変ですが、小さすぎるサイズはIHが使えない可能性があります。実際にダイソーの4.5インチ(直径11.5cm)ダッチオーブンは、IH対応可能な鉄製であるにもかかわらず「鍋底が小さすぎて、IHヒーターが反応しなかった」との口コミが聞かれています。

IH対応のダッチオーブンは鉄、ステンレス製のものがほとんどです。どちらを選ぶかは重さやお手入れのしやすさ、コストで比較すると良いでしょう。 鉄製は最も安価ですが、重さがあり持ち運びが大変です。また使用前後のお手入れも、こまめにおこなわなければなりません。一方でステンレスは軽くて扱いやすい反面、鉄製に比べて圧倒的に高価格です。 使い勝手を重視するならステンレス、コストを重視するなら鉄製のものをおすすめします。

ダッチオーブン自体がIHに対応しているかも重要ですが、自宅のIHヒーターの種類を確認することも忘れてはいけません。IHヒーターには「鉄・ステンレス対応」と「オールメタル対応」の2種類があり、それぞれ対応する素材が異なります。

鉄、ステンレス製のIH対応ダッチオーブンを購入する場合は問題ありませんが、それ以外の商品を購入する場合は自宅のIHがどちらのタイプかを確認しておきましょう。

ここからは、おすすめのIH対応ダッチオーブンをサイズ別に紹介します。人気メーカーのものを中心にピックアップしているので、「どれを選べば良いかわからない」という人はまずこちらを参考にしてください。

ダッチオーブンは基本的に、使用前に焦げ付きやサビ防止のための油ならしが必要です。この作業を、シーズニングといいます。長持ちさせるためには使用するたびにシーズニングをおこなうなど、こまめなお手入れが欠かせません。 昨今ではシーズニングしなくても使える便利なダッチオーブンも増えていますが、中には洗剤が使えないものや空焚きがNGのものなど、商品によって注意点はさまざまです。必ず購入前に使用方法を確認し、適切にメンテナンスをおこないましょう。

最後に、IH対応ダッチオーブンを使ったレシピを紹介します。ダッチオーブン初心者でも比較的簡単に作れるものをピックアップしたので、ぜひ試してみてください。

子どもから大人まで楽しめるパーティー料理といえば、チーズフォンデュ！野菜のほかにソーセージ、パン、魚介など、好きな食材で楽しめるのが魅力です。お酒のおつまみにもおすすめ。

【材料】(10～12インチで作る場合)

• エビ　適量
• ウィンナーソーセージ　適量
• ブロッコリー　適量
• プチトマト　適量
• ジャガイモ　適量
• フランスパン　適量
• ピザ用チーズ　適量
• 片栗粉　適量
• 牛乳　約200cc

【作り方】

1. ダッチオーブンの中に小さいサイズのダッチオーブンもしくは耐熱皿を置き、中に牛乳を入れる
2. 食べやすい大きさに切った食材を並べ、その上から水を入れる
3. ダッチオーブンにフタをして火にかける（蒸し焼きにする）
4. 具材に火がとおったら、フォンデュソースを作る
5. 温まった牛乳の中に、片栗粉をまぶしたピザ用チーズを入れ、さらに温める
6. チーズが溶けたら具材をつける

ダッチオーブンで食材を焼き、水と調味料を加えて煮込むだけで、チャーシュー(焼豚)が簡単に作れます！チャーシューはそのままご飯に乗せて丼にするも良し、ラーメンに乗せればインスタント麺がより本格的に。

【材料】(4人前)

• 豚肩ロース肉　約500g
• 長ネギ　1本
• ニンニク　1片
• 生姜　1片
• サラダ油　大さじ1
• ハチミツ　大さじ2
• サラダ油　適宜
• ゆで卵　4個
• 醤油　1/2カップ
• 紹興酒(または酒)　1/2カップ
• 砂糖　1/4カップ
• 味噌　大さじ1/2
• 水　1/2カップ
• 八角(お好みで)　1個
• 赤唐辛子　1本

【作り方】

1. 豚肉はタコ糸を巻いて形を整える。長ネギの白い部分を長さ半分に切る。ニンニクと生姜は包丁の腹でつぶしておく
2. サラダ油をなじませたダッチオーブンを熱して、1の野菜を炒めて香りをだし、肉を入れて全体に焼き色を付ける
3. 2に調味料を加え、煮立ったらフタをして、弱火で1時間ほど煮込む。途中、30分経ったころに一度肉を上下ひっくり返す
4. 約1時間後フタを取り、ゆで卵とハチミツを加えて中火で煮汁を煮つめる。何度か肉の上下を返したり、肉やゆで卵に煮汁をかけ、煮汁が半分になるまで煮詰める

スタッフドチキンとは、ローストチキンに食材を詰めて蒸し焼きにしたもの。見た目が豪快なので、自宅でもアウトドアでも主役になる料理です。シンプルな作り方でアレンジが利くので、好みの味で作ってみてください。

【材料】

• 丸鶏　1羽
• 塩コショウ　適量
• ニンニク　適量
• ローズマリー、タイムなど好みのハーブ　適量
• オリーブオイル　適量
• 中に詰める食材(ピラフやカレーなど好みのもの。野菜を入れる場合は火を通しておく)　適量

【作り方】

1. 丸鶏の外側と内側をしっかり洗い、ペーパーなどで水気をよく拭き取る
2. 全体(外側、内側)に塩、コショウをしっかりすり込む
3. ニンニク、ハーブ、オリーブオイルをビニール袋に入れ、塩コショウした丸鶏を漬け込む（ここまでを自宅ですませておいてもOK）
4. 丸鶏の中に好みの食材を詰める
5. たこ糸を使って丸鶏の脚を縛り、ダッチオーブンに入れて焼く
6. 1時間ほど焼く

家庭料理の幅を広げてくれる万能鍋、ダッチオーブン。キャンプと自宅の両方で使うなら、IH対応のものがおすすめです。さまざまな素材やサイズがあるので、上記で紹介した商品を参考に、お気に入りを見つけてみてください。