普段の炊飯にも使いたい!10インチダッチオーブンおすすめ6選
料理の幅が広がる万能鍋・ダッチオーブンを、自宅で普段使いする人が増えています。3〜4人分の家族料理をつくるなら、サイズは10インチがおすすめ。この記事では10インチダッチオーブンの規格や選び方、おすすめ商品などを紹介します。
10インチダッチオーブンの特徴
ダッチオーブンのサイズはおもに6〜12インチがあり、人数やつくる料理によって使いわけるのが一般的です。中でも10インチは直径25cm前後で3〜4人向け、ファミリーキャンプに最適なサイズで、炊飯から調理まで幅広く対応できます。
ちなみにお米なら最大7合が炊飯でき、丸鶏なら1kg程度のものなら調理可能。一口に10インチといってもメーカーによって容量は異なるので、事前に鍋の幅や高さを確認しておきましょう。
10インチダッチオーブンの選び方
アウトドアだけでなく普段使いもしたい人は、できるだけ使いやすいダッチオーブンを選びたいもの。せっかく購入しても「自宅で使えない」「使いにくい」と後悔しないよう、ダッチオーブンの選び方を知っておきましょう。
素材
ダッチオーブンを自宅で使うなら、素材選びは重要です。ダッチオーブンの素材は主に鉄やステンレス、アルミがあります。鉄は安価ですが重さがあり、ステンレスは軽くて使いやすいぶん価格が高いなど、素材によって重さやお手入れの方法、価格が異なるため、自分が使いやすいものを選ぶことが大切です。
またガスコンロの場合は問題ありませんが、自宅のキッチンがIHの場合は要注意。必ずIH対応と表記のあるものを選びましょう。
形状
ダッチオーブンには
丸型やスクエア型がありますが、形状は使いやすさや好みで選んで問題ありません。
- 丸型…均等に火が入りやすいため、煮込み料理や蒸し料理に最適
- スクエア型…魚や肉のかたまりをそのまま使う料理や、揚げものに最適
ただし自宅で使うなら、
脚がないものを選びましょう。一般的にアウトドア用のダッチオーブンは
炭火の上で安定させるため脚付きのものが多いですが、脚付きの鍋はガスコンロやIHでは使えません。
ほかにはフタがスキレットやグリルになる、
コンボクッカーも便利です。
お手入れ方法
最もポピュラーな鋳鉄製のダッチオーブンは、長持ちさせるために「シーズニング」という油ならしが必要です。毎日料理をする人にとって、使うたびのお手入れはハードルが高いもの。商品によっては、洗う際に洗剤や金たわしが使えない鍋もあり、せっかく購入しても使用がおっくうになっては、もったないことです。
メンテナンスが苦手な人はできるだけ、お手入れが簡単なダッチオーブンを選びましょう。シーズニングが不要なもの、洗剤で洗えるものを選ぶと、日常使いがしやすくなります。
おすすめの10インチダッチオーブン6選
ここからは、おすすめの10インチダッチオーブンを素材別に6選紹介します。コスト重視なら鉄製、扱いやすさを重視するならステンレス製、持ち運びやすさを重視するならアルミ製がおすすめです。
鉄製
さびにくく割れにくい、丈夫な黒皮鉄板製ダッチオーブンです。洗剤で洗えて
お手入れも簡単。29種類の料理が載った
レシピブック付きもうれしいポイントです。
【基本情報】
外寸サイズ(約):直径26×高さ11cm
内寸サイズ(約):-
重さ(約):5.8kg
容量(約):5L(満水時)
魚や肉を丸ごと調理するときに便利な角型のIH対応ダッチオーブン。凹凸のある
フタはグリルとして使えるため、余分な油を落としてお肉をおいしく焼けます。
【基本情報】
- 外寸サイズ(約):幅27×奥行き17×高さ12cm
- 内寸サイズ(約):-
- 重さ(約):4.4kg
- 容量(約):2.3L
ステンレス製
ソトのダッチオーブンは無駄を削ぎ落したシンプルなデザインが魅力。
シーズニング不要で、
ガスコンロやIHなどの幅広い熱源に対応しているので、アウトドアや自宅で重宝します。長く愛用したい人におすすめです。
【基本情報】
- 外寸サイズ(約):幅36.5×奥行き28×高さ16cm
- 内寸サイズ(約):直径25.9×高さ11.5cm
- 重さ(約):5.2kg(底網を含む)
- 容量(約):3.8L(満水時:5L)
ステンレスとアルミをかけ合わせた
三層構造のダッチオーブンです。技術の高さと安全性に定評のある
燕三条製で、さびにくく
熱伝導性や耐久性に優れています。
【基本情報】
- 外寸サイズ(約):-
- 内寸サイズ(約):直径25×高さ15.5cm
- 重さ(約):4.18kg
- 容量(約):5.4L
アルミ製
ガス火やIH、ハロゲンヒーターなど幅広い熱源に対応し、キャンプだけでなく自宅でも使いやすいモデル。
フッ素加工により食材がこびりつかないほか、高さがあるためローストチキンなどの
豪快な料理も可能です。
【基本情報】
- 外寸サイズ(約):幅32×奥行き25×高さ15.8cm
- 内寸サイズ(約):-
- 重さ(約):1.4kg
- 容量(約):4.5L
アメリカの人気アウトドアブランド・ジーエスアイのアルミ製ダッチオーブンは、
スタイリッシュなデザインが特徴的。熱伝導率が高く
均一に火を通すことができるほか、ハンドル付きで
持ち運びやすいのも魅力です。
【基本情報】
- 外寸サイズ(約):幅28.4×奥行き28.2×高さ12.7cm
- 内寸サイズ(約):-
- 重さ(約):2.04kg
- 容量(約):2.7L
10インチダッチオーブンを使う際の注意点
ダッチオーブンを長持ちさせるためには、メーカーが推奨する正しい方法で使用することが大切です。ここでは、ダッチオーブンを使う際に注意しておきたい基本的なポイントを紹介します。
使用前
鉄製のダッチオーブンは、初めて使用する前に「シーズニング」を必ずおこないましょう。特にさび止め用にワックス加工されているダッチオーブンの場合、シーズニングをせずに使用すると料理に独特のにおいや味がつき、料理がおいしくなくなる原因にもなります。シーズニングの要否は、必ず確認してください。
使用後
商品によっては洗剤や金たわしがNGという場合もあるため、使用後のお手入れ方法も購入前に必ず確認しておきましょう。
また片づけの際に熱々のダッチオーブンに水をかけるのも、急激な温度変化で鍋が割れてしまう恐れがありNGです。使用後は十分に冷まし、温度を下げてから洗ってください。
ダッチオーブンのお手入れを簡単に!サビの落とし方も紹介
ダッチオーブンのお手入れが面倒くさいと思ってる人にぜひ試して欲しい、サビや焦げを簡単に落とす方法を紹介!使用後のお手入れできれば、我が子のようにダッチオーブンが可愛く思えてきます!メンテナンス方法をマスターして、料理をもっと気楽に楽しみましょう!
10インチダッチオーブンを使って炊飯しよう!
使い込むほどに味が出るダッチオーブン。せっかく手に入れたなら、毎日使いたいと思う人も少なくないでしょう。そこでおすすめしたいのが、炊飯です。作り方さえ覚えれば、炊飯器よりもおいしいご飯を簡単に炊くことができます。
10インチのダッチオーブンは1合〜最大7合まで炊飯可能です。ここでは、ダッチオーブンでおいしく炊飯するコツを紹介します。
材料(2人前)
2合の場合は「200×2=400cc」という具合に、米の量に合わせて水の量を調整してください。
作り方(調理時間30分 ※浸水時間を除く)
- 米をとぐ
- 米と水をダッチオーブンに入れて、30分以上浸水する
- 浸水後、フタをして強火で加熱する
- ダッチオーブンから吹きこぼれてきたら(沸騰している状態)、弱火にして約15分加熱する
- 火から下ろし、10~15分蒸らす
浸水時間は、夏なら30分、冬なら50分程度がおすすめです。炊き上がったら、まずご飯をしゃもじで底から混ぜましょう。状態が均一になり、おいしさがアップします。
ファミリーや3〜4人のキャンプには10インチダッチオーブンがおすすめ
焼く、煮る、揚げる、蒸すなど、多彩な調理法で使えるダッチオーブン。さまざまな商品が登場していますが、3〜4人のアウトドアやファミリーキャンプで使うなら10インチサイズがおすすめです。ダッチオーブンを使って、さまざまな料理に挑戦してみてはいかがでしょうか。