ダッチオーブンのお手入れを簡単に!サビの落とし方も紹介
ダッチオーブンのお手入れが面倒くさいと思ってる人にぜひ試して欲しい、サビや焦げを簡単に落とす方法を紹介!使用後のお手入れできれば、我が子のようにダッチオーブンが可愛く思えてきます!メンテナンス方法をマスターして、料理をもっと気楽に楽しみましょう!
ダッチオーブンは使う前から手がかかる
キャンプでの料理を楽しみたいと思って、ダッチオーブンを入手してみたものの、手入れが面倒くさいと思っている人も多いのではないでしょうか?ダッチオーブンは、購入してからすぐに使用できるわけではありません。美味しい料理を作るための、下準備を解説します!
▼おすすめのダッチオーブンを知りたい方はこちらの記事をチェック!
初めて使う時は、下準備が必要
新品のダッチオーブンはサビ防止のコーティングがされているため、使用前にシーズニングという作業をする必要があります。鉄の匂いをとる役割と、サビ防止のワックスを落とし、代わりにオイルでコーティングをすることで、サビや焦げが付きにくくするために必要な作業です。
シーズニングに必要な道具はダッチオーブンの素材によっても変わるので、購入前に店舗等で確認しましょう。
シーズニングの方法
- ワックスを洗い流す
たくさんの水を入れ、お湯を沸かす。そのまま冷まして、冷めてきたらたわしでゆっくりとこすります。
- お湯を捨て、乾燥させる。
お湯を捨てたら、完全に乾くまで本体とふたを弱火で加熱していきます。
- オリーブオイルを塗る
完全に乾いたら、内側も外側も満遍なく、柔らかい布などでオリーブオイルを塗っていきます。塗り終わったら今度は強火で加熱します。黒光りするまで、この工程を繰り返します。2〜3回やれば大きな問題はないですが、できれば4~5回ほど繰り返せたらベストです。
- クズ野菜を炒める
野菜の種類はなんでも良いですが、この作業を行うことによって、ダッチオーブンの鉄臭さを取ることができます。皮やヘタなどの本来捨てる部位を使うこともOKです。
- 再び、オリーブオイルを塗り込む。
冷めたら、クズ野菜を取り除き、再び満遍なくオリーブオイルを塗り込んでシーズニング終了です。
▼シーズニング の手順をもっと詳しく知りたい方はこちら!
ダッチオーブンのお手入れはここに注意
ダッチオーブンの取り扱いには、注意点があります。誤ったメンテナンスは、ダッチオーブンを傷めてしまう原因にもなるのでチェックしておきましょう!
洗剤で洗ってはいけない
調理でダッチオーブンを使ったあと、必ずあるのが後片付けです。実は、ダッチオーブンのほとんどは「鋳鉄」という非常にサビやすい素材でできているので、サビないように植物性油でコーティングをしておく必要があります。
そのため、ここで面倒くさいと思って適当に洗剤を使って洗ってしまうと、また油を使ってコーティングする必要が出てきてしまいます。使用後に洗う際は、ぬるま湯とたわしで汚れを落としましょう。
水分が残っているとすぐにサビてしまう
使用後、水分をしっかり拭き取って、定期的にコーディングをしても、ダッチオーブンは鉄製のためサビに付いてしまうことも…。調理後の食材を入れて放置したり、水分がダッチオーブンに残っていることがサビの原因。使い終わった後のメンテナンスも大事ですが、サビ付の落としの方法を知ることも大事です!
サビの落とし方
ここでは、ダッチオーブンのサビの落とし方を紹介します。手順を覚えて、お手入れに対する面倒くさい意識を払拭しましょう!
【手順1】たわしでサビをこする
使用した直後のダッチオーブンは高温で火傷の危険があるので、ある程度冷めてから作業していきます。ダッチオーブンは急激な温度差に弱いので、熱々の状態で水をかけないよう注意が必要です。
ダッチオーブンにお湯をはりサビを浮かし安くしてから、たわしでこすりましょう。もちろん洗剤は使いません。根気のいる作業ですが、このタイミングでしっかりとサビを落とします。
使用するたわしは、毛先が柔らかい普通のたわし(ヤシが原料のもの)がおすすめ。サビが酷い場合は、金タワシを使っても良いのですが、ダッチオーブンにダメージを与えてしまう可能性があるので、気をつけて使いましょう。
【手順2】火にかけて乾かす
洗い終わったダッチオーブンを、火にかけて乾かしていきます。表面の水分が飛びきるまで、しっかり火にかけていきましょう。
【手順3】油を塗って再度火にかける
ダッチオーブンの水分を飛ばしたら、油を塗り込みます。オリーブオイルなどの植物性の油を、キッチンペーパーに含ませて全体に塗り込んでいきましょう。この時、ダッチオーブンが熱くなっているので注意して作業してください!
塗り込めたら再度火にかけて熱していきます。白い煙がどんどん出てくるので、屋内で行う際は換気が必要です。しばらく空焼きをしていると煙が出なくなるので、そうなるまで熱しましょう。
油を塗って、焼く作業を3〜4回繰り返すと、よりしっかりコーティングできます。
【手順4】クズ野菜を炒める
最後にクズ野菜を炒めて、ダッチオーブンの鉄の匂いや汚れを取り除いていきます。クズ野菜を炒め終わったら取り出し、ダッチオーブンの中に油や汚れが付いていないか確認しましょう。油っぽかったり、すると焼きが足りない可能性があるので、焼ききります。その後、触れるまで冷まして完成です!
保管する時は、新聞紙とタオルまたは専用ケースに包んで保管します。新聞紙には湿気を吸ってくれる役割があるので、長期間使用しない場合は、本体の中に丸めた新聞紙を入れておきましょう。
じゃがいもと塩で実は簡単にサビを落とせる
実は身近な
じゃがいもと塩で簡単にサビを落とす方法を紹介します!じゃがいもに含まれるシュウ酸と塩がサビを分解!たわしでこすらない、サビの落とし方です!
【用意する物】
- じゃがいも:適当
- 食塩:ダッチオーブンの底が隠れる程度
【手順】
- ダッチオーブンの底が隠れる程度の食塩を撒く。
- 塩で研磨するように、じゃがいもの断面でこする。
円を描くようにこするのがポイント!
- 流水できれいに洗い流す。
- 最後にシーズニングをして完成!
▼動画で確認したい方はこちら!
焦げを落とすには
気をつけていても、いつの間にかついてしまう焦げ。頑固なものだとなかなか取れなくて厄介です。ダッチオーブンに焦げがついてしまった場合の対処法を、手順を追って解説していきます!
お湯を入れて熱する
焦げつきがひどい場合は、ダッチオーブンにお湯を入れて火にかけましょう。すると、カチカチの焦げも段々ふやけて柔らかくなってきます!
たわしやヘラで削る
次に、柔らかくなった焦げをたわしやヘラで削っていきます。ヘラは木製のもののほうがダッチオーブンを傷つける心配がありません。
水なしで空焼きする方法も
それでも落ちない頑固な焦げは、水を抜いて何も入れずにダッチオーブンを熱しましょう。水分を全て飛ばした後も引き続き熱すると、焦げが炭になっていきます。これを炭化といい、炭化した焦げはヘラなどでゴリゴリと削れば取れるでしょう。
お手入れが不要なステンレスダッチオーブン!
ダッチオーブンの手入れも意外と簡単にできてしまいますね!専門的な道具が必要なくメンテナンスできてしまうというのも魅力の一つです。でも、それでもやっぱりお手入れが面倒くさいというあなたのために、汚れがつきにくく、お手入れが簡単なステンレスダッチオーブンを紹介します!
お手入れをマスターしてダッチオーブンを育てよう!
せっかく入手したアウトドア用品はきれいに長く使いたいものです。ダッチオーブンの使用後のお手入れやサビで悩んでいる人は、この方法を試してみてください!育てがいがある点もダッチオーブンの魅力の一つ。お手入れをしっかりして、油がよく馴染んだダッチオーブンに育てましょう!