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広い張り方をしたレクタタープの下にリビングスペースをつくっている

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レクタタープ(スクエアタープ)の張り方!基本からアレンジまで9種類を解説

※本記事には一部プロモーションが含まれます

レクタタープ(スクエアタープ)は四角形のシンプルなデザインでさまざまなアレンジを楽しめるアイテム。キャンプサイトに日陰をつくったり雨風を避けたりできます。この記事ではレクタタープの特徴や快適なスペースつくりができる張り方を紹介します。

レクタタープ(スクエアタープ)の特徴

レクタタープを基本的な張り方をしている女性

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レクタタープ(スクエアタープ)は四角形の形状をしたタープ。簡単に設営ができ、きれいにたたんで収納できることから撤収も素早くできます。また、アレンジのバリエーションも多く、環境に合わせた設営が可能です。 長方形の形状をしたものはレクタタープ。正方形の形状ものがスクエアタープです。タープ本体の面積が同じ場合、レクタタープのほうがメインポールの間の距離を長くできます。テーブルの数や配置、チェアの数など使用環境に応じて選ぶのがおすすめです。

レクタタープ(スクエアタープ)の基本的な張り方

基本的な張り方をしているレクタタープの下で犬がくつろいでいる

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6本のポールを使って家の屋根のように張るのがレクタタープの基本的な張り方。タープ内の日陰の面積が広くなるので、快適な居住空間をつくれます。この張り方を覚えればレクタタープやスクエアタープのほかにヘキサタープなどにも応用が可能。また、急な天候の変化で雨風が強くなったときも簡単なアレンジ方法で対応できます。

メリット

  1. 日陰の面積が広い

  2. タープの張り方の基本がわかる

  3. 天候に合わせてアレンジができる

デメリット

  1. 雨水が溜まりやすい

  2. 側面から雨風が入る

    【必要な道具】
  • レクタタープ(スクエアタープ)本体
  • メインポール2本
  • サイドポール(メインポールより短いもの)4本
  • ガイロープ8本
  • ペグ8本
  • ペグハンマー
    【張り方の手順】
  1. 平坦な場所を選んでタープを広げる
  2. 2本のメインポールをタープの辺の中央にあるハトメに通して、その上からガイロープを2本かける
  3. 2本のガイロープをメインポールに対して45°になるように開いてペグを打って固定する
  4. メインポールを立てて、しっかりと張るようにガイロープの長さを調整する
  5. 4本のサイドポールをタープの四隅にあるハトメに通して、その上からガイロープを1本ずつかける
  6. 立てたサブポールに対しガイロープが45°になるようにしてペグを打ち固定する
  7. ピンと張るように8本のガイロープを調整する

レクタタープ(スクエアタープ)の雨水を流せる張り方

タープは雨水が溜まりやすく、そのまま放置してしまうと倒れてしまう可能性もあります。ここでは雨水を流せるレクタタープの張り方を紹介します。

メインポール2本を中央に立てる

レクタタープをポール2本で立てる張り方

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メインポール2本を使う張り方で、傾斜のある屋根をつくって雨水を地面に流します。また、地面とタープの距離が近くなるので、横からの風も防ぐことが可能。レクタタープの基本的な張り方と同じ手順で、サイドポールを使わないぶん簡単に張れます。居住空間が狭くなりますが雨が上がれば基本的な張り方に戻すことができ、すぐに広いスペースをつくることが可能です。

メリット

  1. 雨水が地面に流れる

  2. 側面からの雨風を防げる

  3. 設営が簡単にできる

デメリット

  1. 居住空間が狭い

  2. メインポール側から雨風が吹き込む

    【必要な道具】
  • レクタタープ(スクエアタープ)本体
  • メインポール2本
  • ガイロープ8本
  • ペグ8本
  • ペグハンマー
    【張り方の手順】
  1. レクタタープの基本的な張り方の4まで同じ手順
  2. ガイロープをタープの四隅にあるハトメに1本ずつ通して、屋根に角度がつく位置にペグを打って固定する
  3. 8本のガイロープがしっかりと張るように調整する

基本の張り方+ガイロープで中央を引っ張る

レクタタープの張り方で重要なパーツ

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レクタタープの基本の張り方にガイロープを足して雨水の通り道をつくる方法です。短時間で簡単にできるので急な雨に対応できます。また、居住空間も広く設置したテーブルやチェアを移動しないでもできるのがポイント。風を伴わない雨のときにおすすめの方法です。

メリット

  1. 居住空間が広い

  2. 短時間で簡単にできる

  3. 雨水をしっかり流せる

デメリット

  1. 風を伴う雨には不向き

  2. ガイロープとペグのストックを用意しておく必要がある

    【必要な道具】
  • レクタタープ(スクエアタープ)本体
  • メインポール2本
  • サイドポール(メインポールより短いもの)4本
  • ガイロープ10本
  • ペグ10本
  • ペグハンマー
    【張り方の手順】
  1. レクタタープを基本的な張り方で設営する
  2. 2本のサイドポールの間にあるハトメにガイロープを1本ずつ計2カ所通す
  3. ガイロープを張り、タープに雨水の通り道ができるようにして、ペグを打って固定する

四辺の中央にポールを立てて四隅をガイロープで引っ張る

雨に強い張り方をしたレクタタープ

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4本のポールをレクタタープの辺の中央に立てて四隅に雨水が流れるようにする方法。出入りがしやすく居住空間を広く取れるので、基本的な張り方と同じように快適に過ごせます。やや複雑な見た目になるのでほかの人とは違った張り方をしたいという場合におすすめです。

メリット

  1. 居住空間が広い

  2. 雨水を四隅に流せる

  3. 見た目がおしゃれ

デメリット

  1. 広いスペースが必要

  2. 風を伴う雨には不向き

    【必要な道具】
  • レクタタープ(スクエアタープ)本体
  • メインポール2本
  • サイドポール(メインポールより短いもの)2本
  • ガイロープ10本
  • ペグ10本
  • ペグハンマー
    【張り方の手順】
  1. レクタタープの基本的な張り方の4まで同じ手順
  2. ガイロープをタープの四隅にあるハトメに1本ずつ通して、ペグを打って固定する
  3. タープの辺の中央にある2つのハトメにそれぞれサイドポールを通して、その上から2本ずつガイロープをかける
  4. ガイロープを張って、ペグを打って固定する
  5. 10本のガイロープがしっかりと張るように調整する

レクタタープ(スクエアタープ)の風に強い張り方

レクタタープで風に強い張り方をしている

出典:PIXTA

風を避けたいときにレクタタープで壁をつくるアレンジ方法。基本的な張り方から展開できる方法で、壁をつくりたい側のサイドポールを2本外すだけでできます。また、視線を遮る効果もあるので、通路沿いなどでプライバシーを守りたいときにおすすめの張り方です。ただし、強風や逆方向の風が吹くときはタープが破損する可能性があるので、サイドポールを外したり使用をやめたりしましょう。

メリット

  1. 風を防げる

  2. 視線を遮られる

デメリット

  1. 逆方向からの風に弱い

  2. 雨のときは対策が必要

    【必要な道具】
  • レクタタープ(スクエアタープ)本体
  • メインポール2本
  • サイドポール(メインポールより短いもの)2本
  • ガイロープ8本
  • ペグ8本
  • ペグハンマー
    【張り方の手順】
  1. レクタタープの基本的な張り方の4まで同じ手順
  2. 2本のサイドポールを開放したい側の隅にあるハトメに通して、その上からガイロープを1本かける
  3. 立てたサイドポールにガイロープが45°になるように張ってペグで固定する
  4. 壁にしたい側のハトメにガイロープを通して、ペグで固定する
  5. 8本のガイロープがしっかりと張るように調整する

レクタタープ(スクエアタープ)の上級者張り方アレンジ

上級者も満足のレクタタープでできる張り方のアレンジについて紹介します。快適性を高められる方法なので、基本的な張り方をマスターした後にチャレンジしましょう。

リビングスペースをテントと連結「小川張り」

レクタタープとテントを接続する張り方

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テントの入り口にレクタタープをかぶせる張り方が小川張り。雨が降ったときもタープとテントの行き来がしやすく、広い前室のように使用できます。もともとヘキサタープを使用する張り方ですが、レクタタープできれいに張ることも可能です。風に弱い一面もあるので、強い風が吹く場所では違う張り方をしましょう。

メリット

  1. タープとテントの行き来がしやすい

  2. 見た目がおしゃれ

  3. 狭い区画でも張れる

デメリット

  1. 風に弱い

  2. タープの居住空間が狭くなる

    【必要な道具】
  • レクタタープ(スクエアタープ)本体
  • メインポール2本
  • ガイロープ8本
  • セッティングテープまたはガイロープ
  • ペグ8本
  • ペグハンマー
    【張り方の手順】
  1. 平坦な場所を選んでタープを広げる
  2. 1本のメインポールをタープの辺の中央にあるハトメに通して、その上からガイロープを2本かけてメインポールを立てる
  3. 2本のガイロープをメインポールに対して45°になるように開いてペグを打って固定する
  4. もう1本のメインポールとタープの間にセッティングテープかロープを取り付ける
  5. 2本のガイロープをかけて、立てたメインポールに対して45°になるように開き、ペグを打って固定する
  6. ガイロープを四隅のハトメに1本ずつ通してペグを打って固定する
  7. セッティングテープの穴の位置やロープの張り具合で高さを調節する
  8. 8本のガイロープがしっかりと張るように調整する

大きなリビングスペースが作れる「平面屋根」

広い居住空間をつくれる張り方でレクタタープの下で夜を楽しむ

出典:PIXTA

レクタタープの面積そのままで日陰がつくれる平面屋根。6本の同じ長さのポールを使うアレンジ方法です。広い居住空間を確保できるので、グループキャンプなど人数の多いときに適しています。平面で張るので雨の予報があるときは雨水が溜まってしまう可能性があり注意が必要です。

メリット

  1. 居住空間が広い

  2. 日陰の面積が広い

  3. 開放感がある

デメリット

  1. 雨水が溜まる

  2. 荷物が多くなる

    【必要な道具】
  • レクタタープ(スクエアタープ)本体
  • メインポール6本
  • ガイロープ8本
  • ペグ8本
  • ペグハンマー
    【張り方の手順】
  1. メインポール6本を使用して、レクタタープの基本的な張り方をする

同サイズのタープを連結してつくる「巨大空間」

連結したレクタタープの下で飲み物を飲んで楽しむグループ

出典:PIXTA

レクタタープを連結することで平面屋根のアレンジ方法よりも広い居住空間をつくれます。テーブルとチェアを並べたダイニングスペースや調理をするキッチンスペースなどを複数の家族で共有できます。同サイズのレクタタープでカラーもそろえると見栄えも良くできるのでおすすめです。

メリット

  1. 居住空間が広い

  2. 日陰の面積が広い

  3. 雨対策のアレンジもできる

デメリット

  1. ポールに負担がかかる

  2. 張るのに人数が必要

    【必要な道具】
  • レクタタープ(スクエアタープ)本体2枚
  • メインポール3本
  • サイドポール(メインポールより短いもの)6本
  • ガイロープ10本
  • ペグ10本
  • ペグハンマー
    【張り方の手順】
  1. 平坦な場所を選んでタープを2枚広げる
  2. 2本のメインポールをタープ外側の辺の中央にあるハトメに通して、その上からガイロープを2本ずつかける
  3. 立てたメインポールに対して45°になるように2本のガイロープを張って、ペグを打って固定する
  4. 2枚のタープの連結部分のハトメにメインポールを通す
  5. 3本のメインポールを立てて、しっかりと張るようにガイロープの長さを調整する
  6. 6本のサイドポールをタープの四隅と連結部分のハトメに通して、その上からガイロープを1本ずつかける
  7. サイドポールを立てて、45°の角度でガイロープを張り、ペグを打って固定する
  8. 10本のガイロープがしっかりと張るように調整する

車中泊やキャンピングカーに最適な「カーサイド張り」

車にレクタタープを接続する張り方をしている

出典:PIXTA

車にレクタタープを連結するカーサイド張りは、車中泊をする人におすすめの張り方。車を荷物置き場として使うときに雨を気にせず出し入れができて便利です。また、車とレクタタープで目隠しができ、周囲からの視線を遮ることが可能。タープだけで張ることもできますが、車にルーフキャリアを装備している場合は、それに接続することでポールの数を減らすことができます。

メリット

  1. 天候に左右されずに行き来ができる

  2. 視線を遮られる

デメリット

  1. タープが倒れたときに車に傷がつく可能性がある

    【必要な道具】
  • レクタタープ(スクエアタープ)本体
  • メインポール2本
  • サイドポール(メインポールより短いもの)2本
  • ガイロープ8本
  • ペグ8本
  • ペグハンマー
    【張り方の手順】
  1. レクタタープの基本的な張り方の4まで同じ手順
  2. 2本のサイドポールをタープの車側の隅にあるハトメに通して、その上からガイロープを1本ずつかける
  3. サイドポールを立てて、45°の角度でガイロープを張り、ペグを打って固定する
  4. 壁にしたい側のハトメにガイロープを通して、ペグで固定する
  5. 8本のガイロープがしっかりと張るように調整する

レクタタープ(スクエアタープ)を張るのに必要な道具

レクタタープの基本的な張り方やアレンジをする際に必要なものを紹介します。長く使うことになる道具なので大切に扱っていけるギアを選びましょう。

タープポール

ガイロープ

ペグ

ハンマー

レクタタープ(スクエアタープ)の張り方はバリエーション豊富!

レクタタープの特徴や基本的な張り方、快適な空間がつくれるアレンジ方法を紹介しました。タープは日差し・雨・風などキャンプ中のさまざまな天候状況に対応でき、安心して過ごせる環境をつくることができます。この記事を参考にレクタタープの張り方をマスターして、アウトドアライフを楽しみましょう!

今回紹介したアイテム

商品画像FIELDOOR(フィールドア) 伸縮式アルミテントポール 230ATWOOD ROPE(アトウッドロープ) パラコード(550)Soomloom(スームルーム) チタン製ペグエリッゼステーク アルティメットハンマー
商品名FIELDOOR(フィールドア) 伸縮式アルミテントポール 230ATWOOD ROPE(アトウッドロープ) パラコード(550)Soomloom(スームルーム) チタン製ペグエリッゼステーク アルティメットハンマー
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