ガイロープのおすすめ20選!パラコードとの違いや選び方などを徹底紹介
テントやタープを設営するのに活躍するガイロープ。バリエーションが豊富なので、どれにすべきか迷ってしまいますよね。本記事ではガイロープの選び方や、おすすめのアイテムを紹介します!パラコードとの違いも解説するので、テントやタープ設営時も安心。
ガイロープとは?
ガイロープは張綱(はりづな)の総称で、キャンプでは主にテントやタープを設営するのに使います。テントなどを購入したときに一緒についていることも多く、キャンプには欠かせないアイテムです。
ガイロープには設営以外にもいくつかの付随した役割があるので、次から細かく紹介していきます。
キャンプでのガイロープの役割
キャンプでのガイロープの役割を4つ紹介します。
- 風に対する強度が上がる
- 雨による内部への浸水を防ぐ
- 結露を軽減するすき間をつくる
- きれいに設営できる
きちんと効果を得られるよう、何のために使うのかを理解しておきましょう。
テントなどの設営時にガイロープをピンと張ることで、風に対する強度が上がります。しっかり固定されることで風を受けても動きにくくなるので、倒壊するリスクを避けられるのが特徴です。
逆にガイロープの張りがゆるいと、風の揺れによりペグがズレて抜けてしまったり、ポールが風に耐えられず折れてしまったりするなど倒壊する危険もあります。
安全かつ快適にキャンプを楽しめるよう、ガイロープはしっかり張ることが重要です。
ガイロープをしっかり張るとカバー範囲を広く保てるので、テントやタープへの浸水を防ぐのに効果的です。張りがゆるいとカバー範囲が狭くなり、結果的に浸水範囲が広がります。
特にグランドシートがカバー範囲からはみでてしまうと、雨を受けてすぐに浸水するので注意が必要です。ガイロープをしっかり張ることで、雨が吹きこんでくるのを抑えて快適なキャンプを楽しめます。
ダブルウォール構造のテントを設営する際、ガイロープをしっかり張ることで結露が軽減されます。これはフライシートとインナーテントの間に空間ができることで、温度差が緩和されるためです。
ガイロープの張りがゆるいと、すき間ができず効果が発揮されません。そのためダブルウォール構造のテントを使用する際は、空間ができるようガイロープをしっかり張りましょう。
テントなどの設営時にガイロープをしっかり張ると、生地にたるみがなくなり見た目がきれいになります。一方で張りがゆるいとたるみで見た目が不格好に見え、風や雨の影響を受けやすくなるデメリットも。
ガイロープはただ使うのではなく、しっかり張ることを意識するのが大切です。
ガイロープの選び方
ここからはガイロープの選び方を紹介します。
- 素材で選ぶ
- 長さで選ぶ
- 太さで選ぶ
- 編み方で選ぶ
- 機能性で選ぶ
使い勝手にかかわるので、どのように選べばいいか迷っている人はぜひ参考にしてください。
1.素材で選ぶ
ガイロープの素材には主に「ポリエステル」「ポリプロピレン」「ナイロン」の3つが使われています。素材により特徴が異なるので、重要視するポイントにあわせて選んでください。
高い機能性を持ちながらも比較的安価なので、はじめてガイロープを購入する人におすすめ。耐水性に優れており急な雨にも耐えられます。
摩擦や紫外線にも強くアウトドアに適した素材です。
水や摩擦に強い特徴を持っており、ポリエステルよりも安価なため費用を抑えたい人におすすめです。
しかし、ほかの素材にくらべて強度や耐久性が低く紫外線にも弱いので、使用前に劣化具合をチェックしましょう。
伸縮性と耐久性に優れているので、丈夫なガイロープを探している人におすすめです。デメリットとして、水を含むと伸縮性が失われ固くなる点が挙げられます。
雨などでぬれてしまうとロープが解きにくくなるので、天候が不安定なときはあまり向いていません。
2.長さで選ぶ
ガイロープの長さは用途に応じて選びましょう。
一般的なテントなら3m、高さ2mのタープなら4mあればよいといわれています。なお、タープの高さが2mを超えるときは5mあると安心でしょう。
慣れないうちは手持ちのテントに付属しているロープの長さを参考にすると、簡単に確認できます。
3.太さで選ぶ
太さはガイロープの強度に直結する重要なポイントです。
強度や重量などのバランスがよく、扱いやすい4~5mmの太さが推奨されています。これ以上太くなると強度が増す一方、結びにくくなったり重くなったりするなど扱いづらくなるデメリットも。
ロープは細いほど軽くなるので、4mm未満のものは持ち運びやすさを重視する人に向いています。しかし、細すぎると使用中に切れてしまい、テントなどが倒壊するおそれがあるので注意が必要です。
4.編み方で選ぶ
ガイロープは編む糸の本数に比例して耐久性が高くなります。しかし、ガイロープは明確に糸の本数が記載されていないので、表記されている編み方を参考にして選ぶのも良いでしょう。
編み方は主に「3打ち」や「5芯」などがあり、これはロープがどのような構成になっているかを表します。3打ちはポピュラーなロープの編み方で、複数の糸を束ねて1つの芯とし、3つの芯でつくられたロープです。
5芯は束ねられた糸が、5本で構成されたロープのことです。テント用のガイロープとして販売されていれば耐久性はそなわっているので、そこまで気にしなくても問題ないでしょう。
5.機能性で選ぶ
使い勝手のよさを重視するなら、付属品や機能性をチェックしましょう。自在金具付きは新たに道具を購入せずに使えるので、すぐに使用したい人にぴったりです。
反射機能はライトなどをあてると光ることで、夕方以降の暗いときでもロープを認識しやすくなるのがメリット。蓄光機能は、日中の光を吸収して夜間にうっすら明るくなる性質を持っています。
どちらもロープに足を引っかけるリスクを避けられるので、子ども連れの人や夜目がきかない人におすすめです。
ポリエステル製のガイロープのおすすめ6選
信頼性の高いアウトドアブランドのアイテムを厳選しました!テントやタープに使うロープを探している人は、ぜひ参考にしてください。
1901年に創業した世界的アウトドアブランド「コールマン」が販売するガイロープ。長さ3mのガイロープが4本セットになっており、さまざまなシーンで活用できます。
ホワイトカラーのロープに映える、コールマンらしさのあるレッドの自在金具が付属しているのも魅力。
アウトドアブランドのしっかりとしたガイロープを探している人におすすめです。
【基本情報】
- 素材:ポリエステル
- 長さ(約):3m×4
- 太さ(約):4mm
- 付属品・機能:自在金具付き
- カラー展開:ホワイト
1985年に誕生した国産アウトドアメーカー「ユニフレーム」のスペアタープロープ。表面が
なめらかな手ざわりに仕上げられているのが特徴です。
4mのロープが4本セットになっており、使い勝手が良いのもポイント。武骨な雰囲気のあるカラーを探している人にもぴったりです。
【基本情報】
- 素材:ポリエステル
- 長さ(約):4m×4
- 太さ(約):5mm
- 付属品・機能:自在金具付き
- カラー展開:レッド、ブラック
鹿のマークが特徴的な「キャプテンスタッグ」から販売されている、自在金具付きのロープ。予備用のロープとして購入するのにちょうど良い2本セットです。
ホワイトカラーを採用したシンプルなロープなので、どんなキャンプサイトにもなじみます。Amazonのショップでも
評価の高い人気のアイテムです。
【基本情報】
- 素材:ポリエステル
- 長さ(約):3.5m×2
- 太さ(約):5mm
- 付属品・機能:自在金具付き
- カラー展開:ホワイト
コストパフォーマンスに優れた製品が魅力の「スームルーム」から販売されている、
視認性の高いロープ。反射材が編み込まれており、暗いときにも安心して使えます。
太さは2~5mmと幅広くカラーバリエーションも豊富にあるので、シーンに応じて選べるのが魅力です。
【基本情報】
- 素材:ポリエステル
- 長さ(約):50m
- 太さ(約):2mm、3mm、4mm、5mm
- 付属品・機能:反射機能
- カラー展開:レッド、イエロー、グリーン、オレンジ、ホワイトほか1色 ※長さにより異なる
1971年創立のテントブランド「ヒルバーグ」から販売されているガイライン。吸水性が低く水などで濡れても扱いやすいのが特徴です。
強度にこだわってつくられており、
紫外線耐性も優れているのでアウトドアにおすすめ。赤と白の配色がおしゃれな、視認性の高いデザインも魅力です。
【基本情報】
- 素材:ポリエステル
- 長さ(約):25m
- 太さ(約):3mm
- 付属品・機能:-
- カラー展開:レッド
1901年にデンマークで創業されたアウトドアブランド「ノルディスク」が販売するガイロープ。
シートベルトの技術が使われており優れた強度が特徴です。
自然になじむナチュラルカラーを採用しており、どんなキャンプサイトにも合うデザインが魅力。コットンでつくられたテントやタープと相性が良いアイテムです。
【基本情報】
- 素材:ポリエステル
- 長さ(約):20m
- 太さ(約):5mm
- 付属品・機能:-
- カラー展開:ホワイト
ポリプロピレン製のガイロープのおすすめ4選
反射機能がついたロープや、耐久性に優れたロープなどを厳選しました!リーズナブルなものも多く、購入しやすいのでぜひチェックしてください。
アウトドアショップWILD-1のオリジナルブランド「テンマクデザイン」のタープ用ガイロープ。テントとタープの設営用につくられているので、キャンプで安心して使えます。
カラーは見た目のかっこいいブラックと、視認性の高いレッドを採用。
反射機能もついており使い勝手抜群のアイテムです。
【基本情報】
- 素材:ポリプロピレン
- 長さ(約):20m
- 太さ(約):4.5mm
- 付属品・機能:反射機能
- カラー展開:ブラック、レッド
1958年創業のアウトドアブランド「スノーピーク」が販売するロープ。機能性に優れたテントに付属しているロープなので、品質も折り紙付きです。
軽量性を重視しポリプロピレンを採用。
グレーカラーにレッドの映える洗練されたデザインは、キャンプサイトの雰囲気をカッコよく決めてくれます。
【基本情報】
- 素材:ポリプロピレン
- 長さ(約):10m
- 太さ(約):4mm
- 付属品・機能:-
- カラー展開:グレー
16芯で編まれ、耐久性に優れたロープ。反射材のワイヤーが2本入っており、
より視認性に優れているのが特徴です。
軽量ながら4mmの太さをそなえているので、キャンプでも安心して使用できます。落ち着いた深みのあるカラーや発色のよいカラーを展開しており、ロープで個性を出したい人にもおすすめです。
【基本情報】
- 素材:ポリプロピレン
- 長さ(約):4m×6
- 太さ(約):4mm
- 付属品・機能:自在金具付き、反射機能
- カラー展開:グレー、カーキ、グリーン、ブラック、ホワイトほか1色
耐摩耗性や耐久性に優れた「Brotree」のロープ。光沢のある表地ながら、自在金具がゆるみにくいよう改良されています。
カラーバリエーションが豊富なのもうれしいポイント。自在金具がついていたり反射糸が編み込まれていたりと、
使い勝手にもこだわった逸品です。
【基本情報】
- 素材:ポリプロピレン
- 長さ(約):4m×6
- 太さ(約):5mm
- 付属品・機能:自在金具付き、反射機能
- カラー展開:グリーン、ブラック、イエロー、ブルー、レッドほか1色
ナイロン製のガイロープのおすすめ4選
人気のある信頼性の高いロープや、蓄光機能がついた機能性に優れたロープを厳選しました!製品の紹介文もあわせて、参考にしてください。
鮮やかなオレンジが特徴的なカラーロープ。コスパの良い製品が多いと定評のある、キャプテンスタッグより販売されている人気のアイテムです。
自在金具がついており使い勝手も抜群。
太さ5mmと強度が高いので、キャンプなどのアウトドアに適しています。
【基本情報】
- 素材:ナイロン
- 長さ(約):4.5m
- 太さ(約):5mm
- 付属品・機能:自在金具付き
- カラー展開:ホワイト
1985年にアメリカで誕生した
ロープ専門ブランド「アトウッドロープ」が販売する、ナイロン製のロープ。靴ひもからテント設営用のロープまで、幅広く活躍します。
カラーバリエーションが豊富なので、好みのデザインを選びやすいのもポイント。さまざまなシーンに活用できる、実用性の高いロープを探している人におすすめです。
【基本情報】
- 素材:ナイロン
- 長さ(約):30m
- 太さ(約):2.4mm
- 付属品・機能:-
- カラー展開:グレー、ブラック、ブラウン、ベージュ、グリーンほか2色
蓄光と反射の機能を兼ねそなえたガイロープ。ライトなどの明かりがなくても自然光を蓄えて暗闇で光るので、
安全面を重視したい人にぴったりです。
太さ5mmと耐久性も高くアウトドアに適しています。機能性に優れたロープを探している人にもおすすめです。
【基本情報】
- 素材:ナイロン
- 長さ(約):20m
- 太さ(約):5mm
- 付属品・機能:蓄光機能、反射機能
- カラー展開:イエロー
WORKMAN(ワークマン) パラメイトロープ
「ワークマン」から販売されているナイロン製のパラコード。カラーは迷彩柄なども含め豊富に用意されており選択肢が多いのもうれしいポイント。
テント設営以外にもバッグなどのストラップやオノのすべり止めなど、
アレンジして使いやすいアイテムです。
【基本情報】
- 素材:ナイロン
- 長さ(約):15m
- 太さ(約):4mm
- 付属品・機能:-
- カラー展開:ブラック、迷彩、ピンク、グリーン、レッド×ブラックほか1色
複数の素材を使用したガイロープのおすすめ6選
付属品や機能がそなわったロープや、リーズナブルながら評価の高いロープなどを厳選しました!使い勝手の良いロープを探している人は、ぜひ参考にしてください。
反射と蓄光の機能がついた、視認性を重視したテントロープ。ライトなどの明かりがなくても蓄光機能により発光するので、ロープを足に引っ掛けてしまうリスクを避けられます。
ボビンでまとめられており、管理が簡単なのもポイント。
子どものいるファミリーにイチ押しのロープです。
【基本情報】
- 素材:ポリエステル・ナイロン・ポリプロピレン
- 長さ(約):50m
- 太さ(約):5mm
- 付属品・機能:自在金具付き、蓄光機能、反射機能
- カラー展開:グリーン
内芯はナイロン、表地はポリエステルでつくられた「HIMIMI」のロープ。
紫外線耐性・退色耐性・防カビ性・防腐性を持っており耐久性が強いので、ハードな環境で使用するのに適しています。
耐荷重350kg以上と頑丈につくられているのも魅力。機能性に優れたロープを探している人におすすめです。
【基本情報】
- 素材:外側/ポリエステル、内側/ナイロン
- 長さ(約):30m
- 太さ(約):3mm、4mm、5mm
- 付属品・機能:自在金具付き、反射機能
- カラー展開:アイボリー、グリーン、カーキ、ブラック
風が強いときでも安心感のあるロープ。太さ5mmと強度が高く、安全面を重視したい人に適しています。
しっかりとしたアルミ製の自在金具がついているのもうれしいポイント。10本もついていながらリーズナブルなので、
価格を抑えたい人にもおすすめです。
【基本情報】
- 素材:外側/ポリプロピレン、内側/ポリエステル
- 長さ(約):4m×10
- 太さ(約):5mm
- 付属品・機能:自在金具付き
- カラー展開:ホワイト、レッド
耐久性を重視し太さ5mmでつくられたロープ。粗めに編まれているので、
自在金具やロープワークに適した摩擦を実現しています。
反射材も編み込まれており、夜間の視認性が高いのも魅力です。長さは3種類あるので、使いたい量に応じて選べます。
【基本情報】
- 素材:外側/ポリエステル、内側/ポリプロピレン
- 長さ(約):20m、30m、50m
- 太さ(約):5mm
- 付属品・機能:自在金具付き、反射機能
- カラー展開:イエロー、オレンジ、カーキ、グリーン、ブルーほか5色 ※長さにより異なります
ポリプロピレンとポリエステルの異なる素材でつくられたテントロープ。反射材の入ったワイヤが編み込まれており、高い視認性が魅力の1つです。
防水性や耐久性に優れているのでテント設営時はもちろん、ハンモックで使用したり荷物を縛ったりするのにも適しています。
【基本情報】
- 素材:外側/ポリエステル、内側/ポリプロピレン
- 長さ(約):4m×6
- 太さ(約):4mm
- 付属品・機能:自在金具付き、反射機能
- カラー展開:イエロー、カーキ、ブラック、ホワイト、グリーンほか2色
太さ3mmなら210kg、4mmなら300kgと高い耐荷重を実現したやや硬めにつくられたロープ。反射材が入っており、夜間でも視認性が高く安全に使用できるのが特徴です。
優れた耐湿性・紫外線耐性・耐摩耗性・耐久性を有しており、シーンを選ばず重宝します。太さにより長さが異なるので購入する際は注意しましょう。
【基本情報】
- 素材:外側/ナイロン、内側/ポリエステル
- 長さ(約):3mm/50m、4mm/40m
- 太さ(約):3mm、4mm
- 付属品・機能:反射機能
- カラー展開:レッド、ブラック、イエロー、グリーン
ガイロープの知っておきたいポイント
ここからは、ガイロープを使うときに知っておきたいポイントを紹介します。
- ガイロープとパラコードとの違い
- ガイロープの結び方
- ガイロープとあわせて使うアイテム
より快適に使用できるよう、それぞれ確認していきましょう。
ガイロープとパラコードとの違い
ガイロープは用途の総称で、パラコードはロープの種類です。
パラコードの正式名称はパラシュートコードといい、パラシュートと身体をつなぐのに使われるロープを指します。安価で手にはいり、汎用性も高いのでガイロープの代用として使われることも。
しかし、通常のガイロープより細く自在金具が抜けやすいなどの難点を持っています。そのため、パラコードはランタンをつるしたり、簡易の物干しロープにしたりするのがおすすめです。
パラコード使いこなせてる?おすすめ14選と活用方法を紹介
パラコードを持っているだけで使いこなせていない人は必見!本記事では、パラコードの選び方から今からできるパラコードの編み方、おすすめのパラコードまでわかりやすく紹介します。日常でもパラコードを使いこなしてアウトドアをより充実させましょう。
ガイロープの結び方
ガイロープにはいろいろな結び方があり、シーンに応じて使いわけることでより安全にロープを張れます。ここからはキャンプなどでよく使われる結び方を紹介するので、参考にしてください。
ロープの端に輪っかをつくる結び方で、船を港に係留するのによく使われるほど高い強度を持ちながら、簡単に解きやすいのが特徴です。
キャンプでは鍋やランタンをつるしたり、ペグを引っ掛けたりするときなどに使えます。汎用性が高く役立つシーンも多いので、まずはじめに覚えておきたいロープワークです。
ロープの端にサイズの調整ができる輪っかをつくる結び方です。もやい結びと同様に解きやすいのが特徴で、簡単に結べるので仮止めなどにも使われます。
自在金具のようにロープの張り具合を調節できる結び方です。テントなどを設営するときに適しており、結びめをスライドさせて張り具合を変えられます。
結んだり解いたりするのも簡単なので使い勝手が良く、キャンプする人は覚えておくと重宝するロープワークです。
ガイロープとあわせて使うアイテム
ガイロープは組み合わせることで、より快適に過ごせるアイテムもあります。ここからはキャンプでよく使われる、3つのアイテムを紹介するので参考にしてください。
開閉できるパーツがついたリング状のアイテム。もともとは登山道具でハーネスと呼ばれる安全帯と命綱を、簡単かつ安全につなげるためのアイテムです。
使い勝手が良く、現在は工業用からアクセサリー用まで幅広く販売されています。キャンプではランタンや調理器具をつるすときなどにも使われており、快適性を高める便利なアイテムの1つです。
【今日のキャンプ用語辞典】今さら聞けない「カラビナ」とは?
「今さら聞けない!」そんなキャンプにまつわるモノ・コトを毎朝解説していく【今日のキャンプ用語辞典】。今日は、登山などのアクティビティはもちろん、キャンプでも活用している人が多い「カラビナ」です。さまざまな形状のものがありますが、どのような違いがあるのでしょうか?
ロープの位置を夜間でも把握できるよう開発された小型のライト。道具を使わずロープに装着できるので、手軽に扱えるのが特徴です。
寿命の長いLED電池を内蔵しているモデルが多く、長く使えるのもポイント。簡単に安全性を高められるので、子どものいるファミリーにもおすすめのアイテムです。
ロープの長さを簡単に調整できるアイテム。自在金具をつけることで、スライドさせるだけでロープの長さを簡単に変えられるのが特徴です。
ロープとの摩擦により長さを固定でき、風などでズレてもすぐに調整できます。テントなどの設営がスムーズにできる優れたアイテムです。
次からはキャンプで利用頻度の高い、自在金具の使い方を紹介します。正しい方法を理解しておくと、よりスムーズに設営できるので参考にしてください。
ガイロープと自在金具の使い方
自在金具は穴が2つのタイプと3つのタイプが主流です。効果的に使えるよう、それぞれの使い方と交換方法を確認しておきましょう。
2つ穴の自在金具の使い方
2つ穴の自在金具は、テントやタープを購入したときに付属していることが多いタイプです。
使い方はまず、「く」の字の山なり側にあるガイロープの輪っかをペグなどにかけ、一方の手で自在金具を持ちます。自在金具を「く」の字が横になるよう傾けるとガイロープがゆるむので、もう一方の手で長さの調整が可能です。
長さを調整し終えたら、自在金具を「く」の字になるように戻して固定します。
2つ穴の自在金具の交換方法
2つ穴の自在金具は、金具の向きに注意すれば簡単に交換できます。
【交換方法】
- 手持ちの自在金具からガイロープを外す
- 新しい自在金具を「く」の字になるように持つ
- 上部の穴に右からガイロープをとおす
- 下部の穴に左からガイロープをとおす
- ガイロープの先端を結ぶ
3つ穴の自在金具の使い方
3つ穴の自在金具は穴が多く摩擦が増えるので、2つ穴の自在金具よりゆるみにくいのが特徴です。金具の形状は三角形や丸形などがあります。
ここでは、三角形のタイプを例に使い方を説明するので参考にしてください。
まず三角形下部のガイロープの輪っかをペグなどにかけ、一方の手で自在金具を持ちます。三角形の頂点と次にガイロープがとおっている2つの穴を垂直にするとゆるむので、もう一方の手でガイロープの長さを調整してください。
長さを調整したら、自在金具が三角形になるように戻せば固定できます。
3つ穴の自在金具の交換方法
3つ穴の自在金具の交換は、自在金具の頂点が上にくるよう注意すれば簡単です。
【交換方法】
- 手持ちの自在金具からガイロープを外す
- 新しい自在金具の頂点が上にくるよう三角形にして持つ
- 上部の穴の後ろからガイロープをとおす
- 右下の穴に前からガイロープをとおす
- 左下の穴に後ろからガイロープをとおす
- ガイロープの先端を結ぶ
ガイロープを活用してキャンプをより快適に
本記事ではガイロープの選び方や、おすすめのアイテムなどを紹介しました。テントなどに付属しているガイロープは細いものが多く、使用頻度が増えてくると劣化が気になります。
より使いやすく安全に張るために、市販のガイロープの購入を検討してみてはいかがでしょうか。ガイロープを活用してキャンプをより快適に過ごしましょう!
ロープワーク10選!最短10秒、アウトドアやキャンプで使える
ロープワークは、キャンプのテントやタープ設営や登山といったアウトドアシーンに役立つ技術です。今回は、アウトドアでよく使われるロープワークを紹介します!ロープの結び方は何百通りもあるので、どの結び方をすればいいか迷ってしまう方が多いです。今回紹介するロープワークを覚えたら、シーンに応じて適切に活用してみましょう。