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2つのガイロープ

出典:PIXTA

ガイロープのおすすめ20選!パラコードとの違いや選び方などを徹底紹介

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テントやタープを設営するのに活躍するガイロープ。バリエーションが豊富なので、どれにすべきか迷ってしまいますよね。本記事ではガイロープの選び方や、おすすめのアイテムなどを紹介します!パラコードとの違いも解説するので、ぜひ参考にしてください。

ガイロープとは?

解いたガイロープ

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ガイロープは張綱(はりづな)の総称で、キャンプでは主にテントやタープを設営するのに使います。テントなどを購入したときに一緒についていることも多く、キャンプには欠かせないアイテムです。 ガイロープには設営以外にもいくつかの付随した役割があるので、次から細かく紹介していきます。

キャンプでのガイロープの役割

キャンプでのガイロープの役割を4つ紹介します。
  • 風に対する強度が上がる
  • 雨による内部への浸水を防ぐ
  • 結露を軽減するすき間をつくる
  • きれいに設営できる
きちんと効果を得られるよう、何のために使うのかを理解しておきましょう。
■風に対する強度が上がる
海際で風を受けているタープ

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テントなどの設営時にガイロープをピンと張ることで、風に対する強度が上がります。しっかり固定されることで風を受けても動きにくくなるので、倒壊するリスクを避けられるのが特徴です。 逆にガイロープの張りがゆるいと、風の揺れによりペグがズレて抜けてしまったり、ポールが風に耐えられず折れてしまったりするなど倒壊する危険もあります。 安全かつ快適にキャンプを楽しめるよう、ガイロープはしっかり張ることが重要です。
■雨による内部への浸水を防ぐ
ロープをしっかり張ったタープ

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ガイロープをしっかり張るとカバー範囲を広く保てるので、テントやタープへの浸水を防ぐのに効果的です。張りがゆるいとカバー範囲が狭くなり、結果的に浸水範囲が広がります。 特にグランドシートがカバー範囲からはみでてしまうと、雨を受けてすぐに浸水するので注意が必要です。ガイロープをしっかり張ることで、雨が吹きこんでくるのを抑えて快適なキャンプを楽しめます。
■結露を軽減するすき間をつくる
ダブルウォール構造のテントを設営する際、ガイロープをしっかり張ることで結露が軽減されます。これはフライシートとインナーテントの間に空間ができることで、温度差が緩和されるためです。 ガイロープの張りがゆるいと、すき間ができず効果が発揮されません。そのためダブルウォール構造のテントを使用する際は、空間ができるようガイロープをしっかり張りましょう。
■きれいに設営できる
きれいに張られたテントとタープ

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テントなどの設営時にガイロープをしっかり張ると、生地にたるみがなくなり見た目がきれいになります。一方で張りがゆるいとたるみで見た目が不格好に見え、風や雨の影響を受けやすくなるデメリットも。 ガイロープはただ使うのではなく、しっかり張ることを意識するのが大切です。

ガイロープの選び方

キャンプしながら悩む女性

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ここからはガイロープの選び方を紹介します。
  1. 素材で選ぶ
  2. 長さで選ぶ
  3. 太さで選ぶ
  4. 編み方で選ぶ
  5. 機能性で選ぶ
使い勝手にかかわるので、どのように選べばいいか迷っている人はぜひ参考にしてください。

1.素材で選ぶ

ガイロープの素材には主に「ポリエステル」「ポリプロピレン」「ナイロン」の3つが使われています。素材により特徴が異なるので、重要視するポイントにあわせて選んでください。
■ポリエステル
ポリエステル

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高い機能性を持ちながらも比較的安価なので、はじめてガイロープを購入する人におすすめ。耐水性に優れており急な雨にも耐えられます。 摩擦や紫外線にも強くアウトドアに適した素材です。
■ポリプロピレン
ポリプロピレンベルト

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水や摩擦に強い特徴を持っており、ポリエステルよりも安価なため費用を抑えたい人におすすめです。 しかし、ほかの素材にくらべて強度や耐久性が低く紫外線にも弱いので、使用前に劣化具合をチェックしましょう。
■ナイロン
ナイロンライン

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伸縮性と耐久性に優れているので、丈夫なガイロープを探している人におすすめです。デメリットとして、水を含むと伸縮性が失われ固くなる点が挙げられます。 雨などでぬれてしまうとロープが解きにくくなるので、天候が不安定なときはあまり向いていません。

2.長さで選ぶ

メジャー

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ガイロープの長さは用途に応じて選びましょう。 一般的なテントなら3m高さ2mのタープなら4mあればよいといわれています。なお、タープの高さが2mを超えるときは5mあると安心でしょう。 慣れないうちは手持ちのテントに付属しているロープの長さを参考にすると、簡単に確認できます。

3.太さで選ぶ

太めのガイロープ

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太さはガイロープの強度に直結する重要なポイントです。 強度や重量などのバランスがよく、扱いやすい4~5mmの太さが推奨されています。これ以上太くなると強度が増す一方、結びにくくなったり重くなったりするなど扱いづらくなるデメリットも。 ロープは細いほど軽くなるので、4mm未満のものは持ち運びやすさを重視する人に向いています。しかし、細すぎると使用中に切れてしまい、テントなどが倒壊するおそれがあるので注意が必要です。

4.編み方で選ぶ

ガイロープは編む糸の本数に比例して耐久性が高くなります。しかし、ガイロープは明確に糸の本数が記載されていないので、表記されている編み方を参考にして選ぶのも良いでしょう。 編み方は主に「3打ち」や「5芯」などがあり、これはロープがどのような構成になっているかを表します。3打ちはポピュラーなロープの編み方で、複数の糸を束ねて1つの芯とし、3つの芯でつくられたロープです。 5芯は束ねられた糸が、5本で構成されたロープのことです。テント用のガイロープとして販売されていれば耐久性はそなわっているので、そこまで気にしなくても問題ないでしょう。

5.機能性で選ぶ

自在金具

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使い勝手のよさを重視するなら、付属品や機能性をチェックしましょう。自在金具付きは新たに道具を購入せずに使えるので、すぐに使用したい人にぴったりです。 反射機能はライトなどをあてると光ることで、夕方以降の暗いときでもロープを認識しやすくなるのがメリット。蓄光機能は、日中の光を吸収して夜間にうっすら明るくなる性質を持っています。 どちらもロープに足を引っかけるリスクを避けられるので、子ども連れの人や夜目がきかない人におすすです。

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WORKMAN(ワークマン) パラメイトロープ

「ワークマン」から販売されているナイロン製のパラコード。カラーは迷彩柄なども含め豊富に用意されており選択肢が多いのもうれしいポイント。 テント設営以外にもバッグなどのストラップやオノのすべり止めなど、アレンジして使いやすいアイテムです。
【基本情報】
  • 素材:ナイロン
  • 長さ(約):15m
  • 太さ(約):4mm
  • 付属品・機能:-
  • カラー展開:ブラック、迷彩、ピンク、グリーン、レッド×ブラックほか1色
ワークマン

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ガイロープの知っておきたいポイント

ここからは、ガイロープを使うときに知っておきたいポイントを紹介します。
  • ガイロープとパラコードとの違い
  • ガイロープの結び方
  • ガイロープとあわせて使うアイテム
より快適に使用できるよう、それぞれ確認していきましょう。

ガイロープとパラコードとの違い

3つの色が異なるパラコード

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ガイロープは用途の総称で、パラコードはロープの種類です。 パラコードの正式名称はパラシュートコードといい、パラシュートと身体をつなぐのに使われるロープを指します。安価で手にはいり、汎用性も高いのでガイロープの代用として使われることも。 しかし、通常のガイロープより細く自在金具が抜けやすいなどの難点を持っています。そのため、パラコードはランタンをつるしたり、簡易の物干しロープにしたりするのがおすすめです。

ガイロープの結び方

ガイロープにはいろいろな結び方があり、シーンに応じて使いわけることでより安全にロープを張れます。ここからはキャンプなどでよく使われる結び方を紹介するので、参考にしてください。
■もやい結び
結んであるガイロープのアップ

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ロープの端に輪っかをつくる結び方で、船を港に係留するのによく使われるほど高い強度を持ちながら、簡単に解きやすいのが特徴です。 キャンプでは鍋やランタンをつるしたり、ペグを引っ掛けたりするときなどに使えます。汎用性が高く役立つシーンも多いので、まずはじめに覚えておきたいロープワークです。
■ふた結び
ふた結び

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ロープの端にサイズの調整ができる輪っかをつくる結び方です。もやい結びと同様に解きやすいのが特徴で、簡単に結べるので仮止めなどにも使われます。
■自在結び
自在結び

出典:PIXTA

自在金具のようにロープの張り具合を調節できる結び方です。テントなどを設営するときに適しており、結びめをスライドさせて張り具合を変えられます。 結んだり解いたりするのも簡単なので使い勝手が良く、キャンプする人は覚えておくと重宝するロープワークです。

ガイロープとあわせて使うアイテム

ガイロープは組み合わせることで、より快適に過ごせるアイテムもあります。ここからはキャンプでよく使われる、3つのアイテムを紹介するので参考にしてください。
■カラビナ
開閉できるパーツがついたリング状のアイテム。もともとは登山道具でハーネスと呼ばれる安全帯と命綱を、簡単かつ安全につなげるためのアイテムです。 使い勝手が良く、現在は工業用からアクセサリー用まで幅広く販売されています。キャンプではランタンや調理器具をつるすときなどにも使われており、快適性を高める便利なアイテムの1つです。
■ロープライト
ロープの位置を夜間でも把握できるよう開発された小型のライト。道具を使わずロープに装着できるので、手軽に扱えるのが特徴です。 寿命の長いLED電池を内蔵しているモデルが多く、長く使えるのもポイント。簡単に安全性を高められるので、子どものいるファミリーにもおすすめのアイテムです。
■自在金具
ロープの長さを簡単に調整できるアイテム。自在金具をつけることで、スライドさせるだけでロープの長さを簡単に変えられるのが特徴です。 ロープとの摩擦により長さを固定でき、風などでズレてもすぐに調整できます。テントなどの設営がスムーズにできる優れたアイテムです。
次からはキャンプで利用頻度の高い、自在金具の使い方を紹介します。正しい方法を理解しておくと、よりスムーズに設営できるので参考にしてください。

ガイロープと自在金具の使い方

自在金具を調整している男性

出典:PIXTA

自在金具は穴が2つのタイプと3つのタイプが主流です。効果的に使えるよう、それぞれの使い方と交換方法を確認しておきましょう。

2つ穴の自在金具の使い方

2つ穴の自在金具のアップ

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2つ穴の自在金具は、テントやタープを購入したときに付属していることが多いタイプです。 使い方はまず、「く」の字の山なり側にあるガイロープの輪っかをペグなどにかけ、一方の手で自在金具を持ちます。自在金具を「く」の字が横になるよう傾けるとガイロープがゆるむので、もう一方の手で長さの調整が可能です。 長さを調整し終えたら、自在金具を「く」の字になるように戻して固定します。

2つ穴の自在金具の交換方法

2つ穴の自在金具は、金具の向きに注意すれば簡単に交換できます。 【交換方法】
  1. 手持ちの自在金具からガイロープを外す
  2. 新しい自在金具を「く」の字になるように持つ
  3. 上部の穴に右からガイロープをとおす
  4. 下部の穴に左からガイロープをとおす
  5. ガイロープの先端を結ぶ

3つ穴の自在金具の使い方

3つの穴がある三角形をした自在金具のアップ

出典:PIXTA

3つ穴の自在金具は穴が多く摩擦が増えるので、2つ穴の自在金具よりゆるみにくいのが特徴です。金具の形状は三角形や丸形などがあります。 ここでは、三角形のタイプを例に使い方を説明するので参考にしてください。 まず三角形下部のガイロープの輪っかをペグなどにかけ、一方の手で自在金具を持ちます。三角形の頂点と次にガイロープがとおっている2つの穴を垂直にするとゆるむので、もう一方の手でガイロープの長さを調整してください。 長さを調整したら、自在金具が三角形になるように戻せば固定できます。

3つ穴の自在金具の交換方法

3つ穴の自在金具の交換は、自在金具の頂点が上にくるよう注意すれば簡単です。 【交換方法】
  1. 手持ちの自在金具からガイロープを外す
  2. 新しい自在金具の頂点が上にくるよう三角形にして持つ
  3. 上部の穴の後ろからガイロープをとおす
  4. 右下の穴に前からガイロープをとおす
  5. 左下の穴に後ろからガイロープをとおす
  6. ガイロープの先端を結ぶ

ガイロープを活用してキャンプをより快適に

ガイロープがしっかり張られたタープとテント

出典:PIXTA

本記事ではガイロープの選び方や、おすすめのアイテムなどを紹介しました。テントなどに付属しているガイロープは細いものが多く、使用頻度が増えてくると劣化が気になります。 より使いやすく安全に張るために、市販のガイロープの購入を検討してみてはいかがでしょうか。ガイロープを活用してキャンプをより快適に過ごしましょう!

今回紹介したアイテム

商品画像Coleman(コールマン) ガイロープUNIFLAME(ユニフレーム) REVOタープロープIICAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) テント用自在付ロープSOOMLOOM(スームルーム) 反射材付きロープHilleberg(ヒルバーグ) ガイラインNORDISK(ノルディスク) ガイロープtent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン) リフレクティブタープ用張綱Snow Peak(スノーピーク) グレーロープPro.Geer Top(ギアトップ) ロープBrotree ロープキャプテンスタッグ 自在付カラーロープAtwood Rope(アトウッドロープ) ロープELLISSE(エリッゼ) 蓄光+反射ガイロープCheerly テントロープHIMIMI ロープFLYFLYGO(フライフライゴー) テントロープAbma Cord ロープYFFSFDC テントロープSutekus ロープ
商品名Coleman(コールマン) ガイロープUNIFLAME(ユニフレーム) REVOタープロープIICAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) テント用自在付ロープSOOMLOOM(スームルーム) 反射材付きロープHilleberg(ヒルバーグ) ガイラインNORDISK(ノルディスク) ガイロープtent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン) リフレクティブタープ用張綱Snow Peak(スノーピーク) グレーロープPro.Geer Top(ギアトップ) ロープBrotree ロープキャプテンスタッグ 自在付カラーロープAtwood Rope(アトウッドロープ) ロープELLISSE(エリッゼ) 蓄光+反射ガイロープCheerly テントロープHIMIMI ロープFLYFLYGO(フライフライゴー) テントロープAbma Cord ロープYFFSFDC テントロープSutekus ロープ
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