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自在結び

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【写真つき解説】自在結びのわかりやすい結び方!ロープワークを覚えよう

2024.04.22ノウハウ

ロープの長さ調整が簡単にできる自在結び。テントの張り綱に使えるほか、トラックに荷物を積んだり、ポーチをサコッシュにしたり、さまざまな用途に使えます。本記事ではわかりやすい結び方の手順や活用方法を紹介しますので、ぜひ実践してみてください。

アウトドアで大活躍!ロープワークを学ぼう

ロープワークを知っていると、アウトドアをはじめ、日常生活や災害時にも役立ちます。簡単なロープワークから少しずつ覚えてマスターしていきましょう。

ロープワークとは

アウトドア用ロープ

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ロープワークとはロープの結び方や取り扱い方の総称です。もともとは、船をつなぎ止めておくために発展していった技法で、代々船乗りたちが伝承していったという歴史があります。一言でロープワークと言っても、用途やシーンによってさまざまな種類がありますが「簡単に結べるしっかり固定できるほどきたいときにはすぐに解ける」がベースになっています。 ロープなんて普段あまり使わない、という人も多いかもしれませんが紐やコードでも応用できるので、知っておくと日常生活でも役立つこと請け合いです。

学ぶとアウトドアで便利!

キャンプでのロープワーク
ロープワークはテントの設営や登山、ロッククライミングなど、アウトドアシーンでも役立ちます。技法を知っていると、テントを張るときにはもちろん、荷物をまとめたりギアをつるしたりするときにも使えるのでメリットがたくさん! よく使われているのは自在結びもやい結び」。どちらも丈夫で応用がきく結び方です。ロープは切り口をそのままにしておくとどんどんほつれてしまうので、ライターで炙って処理しましょう。木に直接くくりつけるときは、タオルなどを巻いて樹皮を守ることも忘れずに。

ロープの張りを調整できる「自在結び」をマスターしよう

自在結びとは、結んだあとに長さを調節できる結び方で、張り綱結びやトートラインヒッチとも呼ばれます。ここでは、自在結びの特徴やもやい結びとの違いを紹介します。

「自在結び」は金具が不要!

自在金具

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自在結びはその名の通り、自在の役割を果たしてくれる結び方です。結び目をスライドさせることで、ロープの長さを調整するのでとても便利。自在金具を忘れたり、壊れたりしたときもテントが張れるので、覚えておくと重宝します。

「自在結び」と「もやい結び」の違いと使いわけ

もやい結びでテントとロープを固定

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長さが調節できる自在結びに対して、もやい結びは結び目が全く動かない丈夫な結び方。自在結びはテントのロープや洗濯ひものような、張りを調節したいシーンによく使われますが、もやい結びは物をつるしたり、ハンモックを張ったり、しっかり固定したいシーンに適しています。
結び方自在結びもやい結び
特徴・張り具合や長さを調節できる・しっかり固定できる
使用用途 ・テント設営の張り綱の長さ調整 ・洗濯物干しロープを張る など・ロープとテントやタープをつなぐ ・重いものをつるす ・ハンモックを木にくくりつける など

わかりやすい!「自在結び」の結び方を写真つきで解説

自在結び手順
  1. 写真のように右下に紐の先端、左側に長い方の紐がくるように置く。
  2. 右側の紐を左の紐の下へ通し、輪っかをつくる。さらに先端を輪っかの中に通す。
  3. 写真のような結び目ができる。この時、右側の紐を長めにとっておくといいでしょう。
  4. 結び目から20cmほど離れた場所で、同じようにもう一度結ぶ。右側の紐を左側の紐の下へ通し、できた輪の中へ入れる。
  5. 最初につくった結び目の下に、もう1つ結び目ができる。
  6. 紐の先端を左から1周巻きつけ、結び目を2重にする。
自在結び手順
  1. 2つ目の結び目が2重になったら、紐の先端は下へ持っていく。
  2. 巻き付けた結び目の下で、最後の結び目をつくっていく。
  3. 左の紐の下を通し、できた(手前の)輪っかの中へ入れる。
  4. 形を整えたら完成!下の大きな結び目を押さえながら、下や上に引っ張って長さの調整する。

うまく結ぶポイント

  1. 実は「手順6」で2重に巻くところ以外はおなじ結び方。基本の結び方さえマスターしてしまえばとても簡単!最初の輪っかの部分に棒やペグを通すと、固定できて練習しやすいです。

  2. 2つ目の結び目が緩むと全体が緩みやすくなるので、しっかり締めるようにしましょう。

動画で見るとよりわかりやすいので、動画もチェックしてみてくださいね。 【短い動画】自在結びの結び方はこちらから

「自在結び」が活躍するシーン

自在結びは、数あるロープワークの中でも比較的簡単にマスターできる結び方です。一度覚えてしまえばアウトドアや自宅でもささっと結べるようになります。ここでは、実際に使ってみたくなる自在結びが活躍するシーンを紹介します。

キャンプ

キャンプをする男性

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自在結びはキャンプのさまざまなシーンで役立ちます。ばらつきがちな荷物をロープで固定して車に積む拾った薪をまとめる木と木の間にロープを張るなど、自在結びの活躍の場はたくさん。カラビナを使えばギアをつるすこともできます。自在結びをマスターしておけば、キャンプの楽しみ方がきっと広がるでしょう!

登山

雪山にテントを張る男性

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登山にも活かせるのが自在結び。岩がゴロゴロして、ペグが打ち込めないような硬い地面や雪山でも、石にロープを巻いて自在結びをすればテントを固定できます。風が強く、自在付きロープが足りないというときに代用できるので、安心してテントを設置することが可能です。

家庭での洗濯干し

洗濯物干し

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自在結びができれば、自宅や旅行先に簡易的な物干しロープの設置することも可能。おしゃれなロープや麻紐などを使えば、パーティーやインテリアにも活用できます。アイデア次第でさまざまな使い方ができるのも自在結びの魅力です。

ポーチをサコッシュに

ポーチとパラコードを使ってサコッシュをつくることもできます。左右にロープを通すためのループがあるポーチであれば、パラコードを通し、片側に自在結びをするだけでサコッシュのできあがり!自在結びをすれば、コードの長さが調節できるので、使う人やシーンに合わせてサイズを変えられます。あまり重い物を入れると、重さで長さが変わってしまうので注意しましょう。

トラックの荷台に固定する場合にも

荷物を積んだ軽トラック

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トラックの荷台に荷物をくくりつけるときに使うトラック結びにも、自在結びが応用できます。荷物の量に合わせて張り具合が調整できるので安定感が高いのもポイント。荷物を降ろすときは簡単にほどけます。

自在結びのやり方を覚えてアウトドアをより快適に!

キャンプサイトの様子

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自在結びを使えるようになると、テントまわりのレイアウトの幅が広がります。ロープを多めに持参すれば、洗濯干しやランタンをつるす場所に困ることも少なくなるでしょう。自在結びをマスターすればキャンプのレベルが上がること間違いなし!ぜひ次のキャンプで試してみてください。


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