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自在金具

「自在金具」とは?テント設営に便利な使い方から種類まで徹底解説!

2024.02.20ノウハウ

※本記事には一部プロモーションが含まれます

「テントやタープの張り綱がたるんでうまく張れない」「きつく結びすぎて撤収時に大変…」そんなときに役立つのが自在金具です。今回は自在金具の種類や簡単なつけ方、おすすめを紹介します。

ロープを緩まないように張れる「自在金具」

自在金具はキャンプでテントやタープを張るときに使う便利グッズの一つ。ペグなどの支点に結び付ける張り綱、アウトドア用品ではガイロープと呼ばれています。ガイロープでテントを張るとき、結び方に慣れていないと風で自然にたるんでしまったり、固く結びすぎてほどけなくなったり、微妙な調整がしづらかったり、撤収時に苦労します。 自在金具を上手に使えると、ガイロープのテンション調整がしやすく設営、撤収が簡単になり、快適なアウトドアライフにつながります。

【自在金具の選び方】穴の大きさ、形状や素材をチェック!

自在金具にはさまざまな種類がありますが、適当に選んでいいわけではありません。例えば、大型ツールームテントと山岳テントでは、推奨されているガイロープの太さが違います。自在金具の穴の大きさも共通ではないので、よく考えずに選ぶと自在金具にガイロープが通らないことも。 使用するガイロープの太さと自在金具の穴径で、ガイロープ固定の効き具合に差が生まれます。穴径に対しガイロープが太すぎると、摩擦が大きくなりロープを痛めてしまったり、細すぎると固定機能が弱く十分な性能を発揮できません。 一般的なガイロープの太さは2~5ミリ径で、大まかな目安として2~3ミリは小~中型の軽量さを重視した用品に使われ、4~5ミリ以上の太いガイロープは大型、強度の高いしっかりした用品で使用されます。 自在金具はそれぞれ適正ロープ径が設定されており、購入前は自分の使用するガイロープの直径を図り、適する穴径がマッチする自在金具を選びましょう。 付属の自在金具が合わなくて、自分で変えるキャンパーも多いです。形状や素材で違いがあるため、自分に合った自在金具を探しましょう。

自在金具の形状は?

自在金具は3つの形状に分けられます。
  • 二つ穴のプレート型
  • 三角型
  • リング型
それぞれ特徴が違うので順番に解説します!

二つ穴のプレート型

最もポピュラーな二つ穴のプレート型です。ロープを通す穴が2つしかついていないので、ロープの通し方もシンプルです。ベテランはもちろん、初心者でロープワークに自信がない方におすすめです。 プレート型は穴が大きいタイプが多いので、ツールームテントやタープで使う太めのガイロープによく使われています。テントに最初から付属している自在金具も二つ穴のプレート型が多いです。

三角型

三角型は穴が3つあるタイプです。3つの穴にロープを通すので、ガイロープにかかる摩擦が強くなり、時間が経過してもロープが緩みにくいです。しっかり3つの穴にロープを通すので、細引きのガイロープとも相性がよく、山岳テントやソロタープには三角型がよく使われています。

リング型

リング型は三角型と同じく、細引きのガイロープに対応した自在金具が多いです。見た目もおしゃれな商品が多く、三角型からリング型に変える人もよくいます。

自在金具の素材は?

自在金具は大きく分けて2つの素材があります。
  • アルミ
  • プラスチック
素材にはメリットとデメリットがあるので、こちらも確認しておきましょう。

アルミ

アルミは耐久性が高く軽量。踏んで壊れる心配がなく、ロープがスムーズに通過するので、自在金具に向いた素材です。デメリットは価格が高いことですが、そうそう壊れるものではないので、迷ったらアルミを選んでおけば失敗は少ないです。

プラスチック

低価格で手にでき、コストを抑えたい人におすすめですが、耐久性はアルミよりも低くなる点に注意が必要です。

おすすめ自在金具4選

自在金具の使い方・付け方

2つ穴タイプの使い方

2つ穴タイプの自在金具はテントやタープに付属することも多く、形状としては長方形型やピーナッツタイプで使い方もシンプル。標準的な自在金具といえます。使い方には金具の穴に直接ガイロープを結ぶ方法と、結び目を作って調整する方法があります。 自在金具を横から見て「く」の字の内側上部の穴にガイロープを通し、下部の穴に外側から内側に向けて通しロープ先端を結びます。「く」の字の外側に出たガイロープをペグなどにかけた後に長さを調整しましょう。 調整する時には一方の手で自在金具を持ち、もう一方の手でゆっくりガイロープを操作します。自在金具やガイロープだけを動かそうとすると一気に負荷が抜けてロープが跳ねたり、摩擦で手を焼いたりしてしまうため、テンションを維持しながら少しずつ調整しましょう。

3つ穴タイプの使い方

3つ穴タイプの自在金具は三角形型や丸型に多く見られます。2つ穴の自在金具と比べるとガイロープにかかる摩擦が増える分、ゆるみにくくストッパーとして強力になりますが、その分結び方はやや複雑です。 三角形型の使用を例とすると、まず三角形の頂点の裏側から表側に向けてガイロープを通し、続いて溝のもう一方、底辺側の穴から裏側に向けてガイロープ先端を出します。最後に残った3つ目の穴に通し、ロープ先端を固定すれば完成です。

【裏技】自在金具を地面側とテント側につける

多くのアウトドア用品は自在金具はペグに近い地面側に装着するように設定されていますが、裏技としてテント側につける方法もあります。 両方に着けることでよりロープの長さやテンション操作がしやすくなりますが、その分張り綱を多くスライドすることになるため、ロープはもちろんテント側の固定部分(ループ)で摩耗が激しく、消耗しやすくなるため、一長一短です。

100均等のカラビナが自在金具代わりに!?

自在金具はサイズや特性上、紛失したりゆがんで効きが悪くなることも。そこで役立つのが100均などで売られているカラビナです。自在金具を忘れてしまったり、破損して予備がない場合の代用品として使えるため、覚えておくと役立ちます。

自在金具の種類や違い、使い方を理解しよう!

消耗品の自在金具はつい価格の安いものを選びがちですが、あまり安いものだと加工後のバリが残ってロープを傷つけることもあるので注意しましょう。もし残っていてもちょっとヤスリがけで調整すればロープへの負担を減らせます。他にロープにフック代わりとして利用できる自在金具などもありますので、お気に入りの自在金具を探してみるのも面白いです。

今回紹介したアイテム

商品画像プレートタイプ三角形タイプカタツムリタイプキャプテンスタッグ プラスチック製自在 10個組 M-8735
商品名プレートタイプ三角形タイプカタツムリタイプキャプテンスタッグ プラスチック製自在 10個組 M-8735
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