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一酸化炭素チェッカー

冬キャンプで要注意!一酸化炭素チェッカーの選び方と気をつけるポイントを紹介

※本記事には一部プロモーションが含まれます

寒い時期のキャンプではストーブの使用は必須。換気対策が甘いと身体に支障をきたし、非常に危険な事態に陥る可能性があります。今回は、一酸化炭素チェッカーの選び方から注意点まで解説します。テント中や車中泊で起こった一酸化炭素中毒の事例と予防方法、ストーブや焚き火をする際に一緒に使って欲しい精度の高い一酸化炭素チェッカーを、この機会にチェックしましょう。

ストーブの使用で起こりやすい一酸化炭素中毒とは

酸素が不十分な状態で、ものが不完全燃焼を起こしたときに発生する「一酸化炭素」。ストーブが不完全燃焼すると発生する一酸化炭素を吸い続けると、頭痛やめまい、はき気などの中毒症状が起こります。一酸化炭素中毒が重症すると意識がなくなり、最悪の場合、死に至る恐ろしい症状です。

一酸化炭素チェッカーの選び方

一酸化炭素チェッカー

出典:PIXTA

一酸化炭素チェッカーを選ぶうえで押さえておきたいポイントを紹介します。

警報音を鳴らす基準

一酸化炭素チェッカーは機種ごとに警報音を鳴らす基準が異なります。人は一酸化炭素濃度200ppmある場所に2~3時間いると軽い頭痛を起こすため、200ppm以前で警報音をならしてくれるモデルを選ぶのが重要です。 厚生労働省の基準では、一酸化炭素濃度(単位:ppm)が50ppm以下を保つこととされているので、一酸化炭素チェッカーを選ぶ際は最低でも50ppm以上で警報音を鳴らすものを選びましょう。

日本製のものを選ぶ

海外製のものは取扱説明書が日本語に対応していない場合があるので、英語を理解していなければ取扱説明書の内容を正しく読み取れません。動作しているかも不明なため、最低限日本語表記のマニュアルが付属したものを購入しましょう。 日本は海外と比べて湿度が高く、海外製のものは日本の気候に対応していないことがあるため、慎重に選んでください。

一酸化炭素チェッカーを使用する際のポイント

一酸化炭素チェッカーを使用する上で気をつけるべきポイントを解説します。正しく使用して、安全で快適な冬キャンプを過ごしましょう。

事前の動作チェック

一酸化炭素チェッカーは日本製、海外製問わず、使用前には必ず下記のポイントを頭に入れておきましょう。
  • 電池切れしていないか、故障していないかを確認
  • できればしっかり動作するか事前にチェック
事前に2つ以上動作チェックをしておくことで、故障や動作不具合のリスク分散できます。

なるべく高い位置に設置する

一酸化炭素は比重が軽いため、屋内では上から充満してくる性質があります。そのため、テントの天井に吊るして人の頭より高い位置に設置するのが一般的です。製品によっては設置条件が難しいものもあるので、取扱説明書で必ず確認しましょう。

動作保証環境の確認

製品ごとに温度や湿度など、正常な動作保証の範囲は異なります。特に海外製品の場合、湿度が高い日本の気候に対応していないケースがあるので、上手く使いこなせないことも!取扱説明書で動作温度だけでなく湿度もしっかりチェックし、動作保証環境が実際に使用する環境に合うかどうかを把握しましょう。

精度が高いおすすめの一酸化炭素チェッカーを紹介

精度が高い一酸化炭素チェッカーを紹介します。おすすめの一酸化炭素チェッカーの中から、気になるものを購入しましょう!
商品名PTTech キャンプアラームテストー CO警報器 TESTO-317コスモス電機 SC-735Cam.G Mini ポータブル 一酸化炭素警報Lamb 一酸化炭素チェッカー
画像テストー CO警報器 TESTO-317Cam.G Mini ポータブル 一酸化炭素警報Lamb 一酸化炭素チェッカー
動作基準30〜500ppm1ppm以上(自分で設定)100ppm0ppm0ppm
サイズ4×9.5×9.5cm13×1.5×3cm7.5×7.5×5.2cm6.5×9.2×2.9cm10x10x3.5 cm
重さ150g90g145g50g81g

一酸化炭素中毒の事例を紹介

冬キャンプのテントの中だけでなく、車中泊でも一酸化炭素中毒になる危険性が潜んでいます!ここでは一酸化炭素中毒の事例を紹介します。

テントの中で暖房器具を使うなら密閉は厳禁

ストーブ

出典:PIXTA

一酸化炭素中毒による事故は、毎年冬に発生しています。山林のテントの中で一酸化炭素中毒で倒れている人が数人発見されたり、大雪で動けなくなった車の中から意識不明の人が発見されたり、一酸化炭素中毒による事故は動けなくなることが脅威です。 冬キャンプを安全に過ごすため、テントの中でストーブを使うなら密閉状態は特に気をつけましょう

少し換気をしていても危ない

換気

出典:PIXTA

テントでストーブを使用し、換気をしていたにもかかわらず、一酸化炭素中毒の事故が発生したケースもあります。換気をしていたとしても、テント内の空気をしっかりと入れ替えなければ、冬キャンプの火器の使用は危険を伴います

一酸化炭素中毒を防ぐために必要なこと

冬キャンプで一酸化炭素中毒を防ぐためには、事前の知識と適切な対策が必要です!一酸化炭素中毒を避けるために必要なことを解説します。

密閉したテントに火器を持ち込まない

冬キャンプは寒さをしのぐためにテントの中に暖房器具が必要ですが、ストーブやコンロといった火器を持ち込まないという選択肢も大切です。電源サイトを利用して、ホットカーペットなどの電気暖房を使えば、テント内での一酸化炭素中毒の危険性は確実に下がります

暖房器具を使うならしっかり換気をする

テント内で石油ストーブやコンロなどを使う場合は、閉め切ったままにしないことが大事です。先に記した事例を踏まえて、テントの中をこまめにしっかりと換気しましょう。裾から風が出入りしないスカート付きのテントは、換気に注意が必要です

一酸化炭素チェッカーを使うようにする

安全性をさらに高めたいなら、テント内の一酸化炭素の濃度を感知して、アラームで危険を知らせてくれる「一酸化炭素チェッカー」を用意しましょう。アウトドアショップやホームセンターで購入可能です。 室内でストーブを使用する際、酸素不足にならないように一酸化炭素チェッカーを併用すると、換気をしながら一酸化炭素中毒を避けられます。

冬キャンプを楽しむために一酸化炭素の対策は確実にしよう!

冬キャンプには、雪や寒さを肌で感じる特別な味わいがあり、ストーブや焚き火の暖かさが身体と心に染みわたります。テントの中で暖を取る際は、しっかりと換気をして一酸化炭素チェッカーを併用し、万全の対策で冬キャンプを楽しみましょう。

今回紹介したアイテム

商品画像PTTech キャンプアラームテストー CO警報器新コスモス電機 SC-735Cam.G Mini ポータブル 一酸化炭素警報 Lamb 一酸化炭素チェッカー
商品名PTTech キャンプアラームテストー CO警報器新コスモス電機 SC-735Cam.G Mini ポータブル 一酸化炭素警報 Lamb 一酸化炭素チェッカー
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