初心者にありがちなキャンプの失敗談【料理・その他編】
慣れないキャンプにおいて、失敗はつきもの!色々な失敗を経て、キャンプに慣れていきます。でも、できるだけ失敗は少ない方がいいですよね?今回はキャンプ中の料理や火の扱いなどについて、私の過去の失敗談をいくつかご紹介します。ぜひ、参考にしてみてくださいね♪
料理編
炭で火を起こすことの難しさ
炭にすぐ火が着かないことは、初心者の方もなんとなく分かると思います。その為、バーベキューをする際には炭の他に着火剤も用意している方も多いのではないでしょうか。
ただし、着火剤を使ったからといって必ず火が着くとは限りません。
着火剤だけが燃え尽きて、炭はなかなか赤くならないこともあります。いつまでたってもバーベキューが始められず、同行者からはブーイングが。必死にうちわで扇いでも火は着かず、時間だけが過ぎていく、なんてこともありがちです。
火おこし器を使う
初心者の方でも簡単に火を起こせる「火おこし器」は実に便利!テクニックは一切必要ありません。
円筒状になった容器に炭と着火剤を入れて、火を着ければOK◎。これだけで、10分〜20分も待てば、炭が赤々と燃えてくれるんです。
筒内部の温度が高くなることで上昇気流が発生し、下部の空気穴から空気を自動で取り込む「煙突効果」を利用しているので、うちわで扇ぐことも、ガスバーナーで長時間炭を熱する必要もありません。各メーカーから様々な特徴をもつ商品が販売されているので、ぜひチェックしてみてください。
飯ごうでの炊飯に失敗する
キャンプといえば、かまどで飯ごう炊さんというイメージがありますよね。しかし昔ながらの飯ごうでの炊飯は、なかなかテクニックが必要です。
鍋底に当たる炎にムラがあり、焦げるところが必ずと言っていいほどできてしまいます。少しのおこげぐらいであれば、香ばしくて味になるんですが、真っ黒だと食べられません。
ライスクッカーとガスコンロを使えば失敗知らず!
お米を炊くための鍋、ライスクッカーを使うことをおすすめします。肉厚の鍋の内側にフッ素コートがされていて、重めのフタが特徴です。
お米と水を分量通りに入れたら、火にかけて沸騰させます。フタが蒸気でカタカタと音を立てて動きだしたら、カタカタという動きが止まらない程度に火を弱めます。その後、蒸気が止まったら火を止め、数分蒸らしてできあがり。
炭火や焚き火は火加減の調節は難しいので、ガスコンロでやると簡単です。我が家ではこれを使うようになってから、炊飯に失敗したことは一度もありません。
焚き火での調理が安定しない
焚き火はキャンプの醍醐味の一つです。冬は暖かい暖房になりますし、焚き火を使った炙り料理なども普段はできない事ですから、できればチャレンジしたいもの。しかし一定の火力を保つのは、なかなか大変です。薪を入れても火がつかなかったり、逆に火が強くなりすぎたり、風で灰が舞って食材が灰まみれになることもあります。
焚き火で調理すること自体、上級者のやることですが、初心者でもチャレンジしたい場合はかまどがおすすめ!火力が安定しない多くの原因は風の影響ですので、かまどで風を遮ってあげましょう。
組み立て式のステンレスかまど、薪グリル
焚き火をしながら調理するなら、薪グリルという商品がおすすめ!風の影響を最小限にしながら、薪を使っての調理が可能になります。
我が家の愛用品はユニフレームの薪グリル。ステンレス製なのでお手入れも簡単です♪
その他
テント内での火器使用で酸欠寸前
学生の頃、友達とまだ寒い春先にキャンプをした時です。安いテントに5~6人すし詰めで、外が寒いのでテントの中で七輪を使って暖を取っていました。
タバコを吸う人間がおりまして、テントの中でも普通に吸っていたのですが、急にライターの火が着かなくなりました。七輪の火もいつの間にか小さく弱くなっています。
これ酸素が無いんだ!と気付いて慌てて換気をしました。一応テント天井のベンチレーターを開けていましたが、なにしろ寒かったので、ほんの少ししか開けていなかったのです。
酸素が無くなった後の火器は不完全燃焼、その後すぐ一酸化炭素が発生します。まだ人体に影響が出る前でしたが、危ない所でした。
テント内での火器使用は原則禁止!
冬キャンプでは、テント内でストーブを使っている方もいますが、十分な装備と換気、そして知識が必要になります。例えば薪ストーブを使用する際は、煙突をテントの外に出さなければなりません。また、テントと煙突が触れる部分に火が燃え移らないよう、不燃材で断熱する必要があります。
なのでキャンプに慣れていないうちは、暖かい時期に行くか、寒い時期であれば暖房付きのコテージに泊まるのもおすすめです♪
冬キャンプデビューをする時は、くれぐれも暖房器具の取り扱いに注意してください。テント内で使用する際は十分な換気をしながら、一酸化炭素の濃度を測る警報機を使用します。
我が家ではドッペルギャンガーの一酸化炭素チェッカーを使用しています。冬キャンプは何度も経験していますが、人間のカンや経験に頼らず、機械で安全性を確認しています!
テントをカビさせてしまう
雨でテントを撤収した場合、干さなければテントにカビが生えます。これは想像が付くと思いますが、雨の日に使っていないのにカビてしまう場合もあります。特にコットン製のテントなどですと、ナイロンやポリエステルよりカビやすいです。
私も窓際にしまっていたテントが、久しぶりに広げてみたら黒いカビが生えていたことがありました。一度カビが生えてしまうと、除去することは難しいです。
湿気はテントの大敵。乾燥を心がけて!
雨に当たった時は、できるだけ早く乾かすことが大切です。特に梅雨の時期は濡れた後に放置すると、3日もかからないうちにカビが生えてしまうこともあるので注意しましょう。また雨だけでなく、テント内と外気の気温差によって発生する結露もカビの原因になるので、都度ふき取ってよく乾燥させてください。
テントの収納場所は、乾燥して風通しの良いところがベスト。屋外の物置などより、室内が良いです。自宅でスペースが取れなければ、トランクルームなどの保管サービスで空調管理されているところなども考えてみましょう。
テント以外にもタープやチェア、シュラフなど、布を使っている道具は屋内保管がおすすめです。
テントの保管は「場所」と「メンテ」で決まる!そのポイントをご紹介!
キャンプって楽しいですよね。みんなで集まって屋外でテント設営やバーベキュー、いつもと違う場所で遊んで、お泊まりするのはワクワクします。でも、困ってしまうのがキャンプのとき以外のテントの扱い。何よりテントのメンテナンスには手間がかかり、保管には場所が取られてしまいます。そもそもメンテナンスをどうすればいいかも分からない。どうすればいいのと悩んでるそこのあなた!方法、教えます。
まとめ
きちんと準備をしても、うまくいかないこともあります。もし当日困ったことがあったら、管理人さんや周りのキャンパーさんを頼ってみてください。きっといいアドバイスをもらえるはず。
ちなみに、いくらキャンプに慣れても、思い通りにいかないことはたくさんあります。そういったところを楽しむのも、またキャンプの醍醐味です。試行錯誤しながら、ぜひ楽しんでくださいね!
初心者にありがちなキャンプの失敗談【準備・設営編】
初心者キャンプにおいて、失敗はつきものです!誰しも初めは初心者で、数々の失敗を経て一人前になれます。どういった失敗をしやすいかを把握しておくことで、回避することは可能です。私の過去の失敗談をいくつかご紹介します。