アブに刺された時の対処法や刺されない対策方法を解説
夏のアウトドアに欠かせないのが、虫除け・虫刺され対策。アブに刺されると腫れて痛みが出るので、刺されないように予防するのが一般的です。今回は、そんな厄介なアブの生息地や刺されてしまったときの対処法、刺されないための予防法などを解説します。夏のレジャーに備えて知っておきましょう!
アブとは
アブとは夏頃に動きが活発になる昆虫で、主に森や川の近くに生息しています。ハエの仲間に属し、ハエを大きくしたような姿で体長8~30mm程度あり、腹部には縞模様があるのが見分けるポイントです。
アウトドアを頻繁にする方ならアブに刺された経験がある方は少なくないでしょう。アブは攻撃するためではなく栄養を蓄える目的で動物や人を吸血します。もしアブに刺されると皮膚が炎症を起こして赤く腫れたり痛みや痒みを感じることがあります。
アブが生息する場所
アブが生息する場所を解説。普段は昆虫の幼虫などの体液を餌としていますが、家畜や人間のいる場所まで飛んでくることがあります。自然の中で釣りなどのアウトドアレジャーを楽しむ際は十分注意しましょう。
森や林の近く
アブは水の近くに生息することが多く、梅雨の時期や雨が多い夏には森や林の近くにいます。普段は昆虫の幼虫やミミズなどの体液を餌にしますが、種類によっては家畜や人間などを狙う場合もあるため、森や林から少し距離があっても飛んで来る場合があります。
そのため、6月〜9月の間に水辺が近い森や林でキャンプなどアウトドア活動をする方はアブに注意が必要です。
川など水の近く
アブは水辺の近くで卵を産んで孵った幼虫は湿った場所で過ごし、春に幼虫からさなぎになります。7~9月に成虫として活動しますが、生まれた場所の近くに生息する特徴があるため、川や湖、沼地などの水辺の近くでアウトドアをするときには特にアブに対して注意を払う必要があります。
そのため、夏にアウトドアをするときには水辺から距離のある場所でテントを張り、できるだけ湿り気がある場所には近づかないなどの対策をすることがおすすめです。
アブに刺されたときの対処法
アブに刺された時の対処法を解説します。刺されたら放っておかずに傷口を洗って対処しておけば、傷跡は残らず、治りも早くなります。
毒を吸い出す
アブに刺されてもアナフィラキシーショックの危険性はほぼありませんが、強烈な痛みや痒みの症状が起き、血がにじみ出てきたり、刺された所が赤く腫れて硬くなるのが特徴です。
アブは吸血するときに体に流血を促す成分を入れるため、放っておくと血が止まらない場合があります。刺されたら、すぐに手で絞って出したり、ポイズンリムーバーを使用しましょう。
傷口を洗う
患部を絞ったり、ポイズンリムーバーで処置したら刺された場所を水で洗い流しましょう。もし、水がない場合は応急処置としてお茶などでも代用できます。そして保冷剤や氷を持っている場合は刺された場所を冷やしておきましょう。
虫刺され用の薬を塗る
アブに刺されてだんだんと痛くなったり痒くなるのは体のヒスタミンという成分が過剰に働くためです。そのため、できるだけ痛みや痒みを抑えるためには、抗ヒスタミン薬を患部に塗るのが効果的です。基本的に市販の虫刺され用の薬には抗ヒスタミン成分が含まれているため、市販の薬でも十分効果があります。
応急処置をしても治らない場合は専門の病院へ
アブに刺されてしまった方はこちらのサイトで専門医の方が治療方法を詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
ほとんどの場合は刺されてから数日で痒みや痛みが治り完治するのですが、体質や体調によって治りが遅い場合もあります。人によっては発熱などの症状が出たり、重症化した場合は、腫れが数カ月間治らないことや別の病気になってしまう危険性もあります。そのため、アブに刺された場合には病院に行きましょう。
▼ブヨに刺された場合を解説しています。もし症状が違う場合にはブヨの記事を参考にしてみてください。
アブに刺されないようにするには
有効なのは、アブ対応の虫除けスプレーと蚊取り線香です。刺されないための予防法だけでなく、おすすめの虫除けアイテムを紹介します。
虫が嫌う香りを撒く
虫が嫌がる匂いとして有名なのがハッカ油と蚊取り線香です。ハッカ油は人間に対してはリラックス効果などがある香りを出しますが、虫はこの匂いが嫌いなためハッカ油を撒くと虫が寄り付きづらくなります。
また蚊取り線香の煙には虫を殺してしまう成分が入っているため、この匂いがする場所には虫が近ずきません。このように虫が嫌いな匂いを撒いておくことでアブが近ずく可能性を減らせます。
ハッカの匂いはアブに限らず虫全般に効くので、持ち物や服に軽くかけるだけでも十分!持ち運びやすい10mlのスプレータイプになので、アウトドアのときはもちろん、散歩などの日常使いにも便利です。
【hinataのおすすめポイント】
【基本情報】
- サイズ:2.4×2.4×9.8cm
- 内容量 : 10ml
▼ハッカ油について詳しく知りたい方はこちらをチェック!
違い他の虫にも効果が高い線香型虫除けアイテム!使い方は簡単で火をつけて置いておくだけで虫除け効果があります。携帯防虫器セットがついてくるため、持ち運びやすいです。虫が少ない快適なアウトドアができるおすすめ!
【hinataのおすすめポイント】
- 蚊以外にも効果ある
- 火をつけて置いておくだけと簡単
虫除けスプレーを使う
ハッカの匂いが嫌いな方や蚊取り線香の煙が苦手な方には虫除けスプレーがおすすめです。虫除けスプレーには虫が嫌がる植物エッセンシャルオイルが含まれているため、虫除けスプレーをかけた場所にはアブなどの虫が寄り付きづらくなります。現在は肌への刺激をできるだけ抑える商品も発売しているので、肌が弱い方でも安心!
肌に優しい虫除け成分を使っているため、子供や肌が敏感な方でも使いやすい虫除けスプレー。効果持続時間は約8時間と長く、ピクニックやキャンプの途中で効果が切れにくいです。エアゾール、ミスト、ジェルと好みのタイプが選べます。
【hinataのおすすめポイント】
- 肌に優しい虫除け成分を使っている
- 効果持続時間は約8時間
【基本情報】
- サイズ:7.3cm×3.7cm×22cm
- 内容量:200ml
露出の少ない格好をする
夏は半袖や半ズボンで活動する方が多いですが、露出が多い格好だと虫に刺されたりする危険性が上がります。夏のアウトドアではできるだけ肌の露出を抑えて、長袖や長ズボンを着るのがおすすめ!暑い時には虫除けに持って行ったハッカ油を服にかけるとメンソール効果で涼しくなるので、ヒンヤリ快適に過ごせます。
また、アブは黒や茶色、熱を発するものに集まる習性があるので、白っぽい色の長そで長ズボンなどを着用し、素肌が露出している部分を重点的に虫よけスプレーを吹きかけましょう。
夏のアウトドア、アブに刺されないようにしっかり対策をしよう!
今回は、そんな厄介なアブの生息地や刺されてしまったときの対処法、刺されないための予防法まで解説しました。夏のアウトドアは虫対策をしっかり行っておけば、アウトドアが一層楽しめます。アブなどは痒みや痛みがあるので、しっかりとアブや他の虫対策をして楽しいアウトドアを過ごしましょう。
▼夏の虫対策について詳しく知りたい方はこちらをチェック!
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