最強のアブ対策は?5つの方法とおすすめのアイテム14選を紹介
夏のアウトドアシーンでも快適に楽しむために、最強のアブ対策を知りたい人も多いのではないでしょうか。本記事では5つのアブ対策とおすすめのアイテム14選を紹介します。万が一かまれた際の対処法も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
最強の対策はアブの特徴を知ることから
キャンプやバーベキューなどの屋外での活動でアブによる被害を受けないためには、まずはアブの特徴を理解することが重要です。ここではアブの4つの特徴を詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。
1
ハエや蚊の仲間で吸血するタイプがいる
2
6~9月に多く発生する
3
川や森林などの湿地に生息している
4
天敵はオニヤンマ
ハエや蚊の仲間で吸血するタイプがいる
アブはハエ目に分類される昆虫でハエや蚊の仲間です。日本には約100種類のアブが生息しており、ハエに似ているものやハチに似ているものなどさまざまな見た目をしています。その中でもアウトドアシーンで注意すべきは、吸血性がある10種類ほどのアブです。
吸血性のアブは鋭い口で皮膚をかみきり血を吸います。かみ口が大きいため初めは強い痛みを感じ、その後、腫れやかゆみが2~3週間続くことが特徴です。また、アブは二酸化炭素や高い温度に反応する性質を持っており、人や車に寄ってきやすいとされています。アブにかまれないためには、まずはアブが発生しやすい時期や場所を把握しましょう。
6~9月に多く発生する
アブは気温が18~30℃のときに活発になり、6~9月にかけて多く発生します。7~8月に活動のピークを迎えるため、夏休み期間中は特にアブと遭遇しやすい時期です。
基本的にはアブは昼行性であるものの、種類によっては早朝や日中、夕方など活発になる時間帯が異なります。なお、晴れた日は強風時や雨天時より活動が活発になるので、一段と気をつけましょう。
川や森林などの湿地に生息している
アブは湿度の高い場所を好むため、川や森林などの湿地に多く生息していることが特徴です。巣を持たず適した環境であれば繁殖でき、自然が豊かな場所でよく見かけられます。そのため、キャンプやバーベキューなどで川沿いや湖畔に行くときは特に注意が必要です。
天敵はオニヤンマ
アブの天敵は大型のトンボであるオニヤンマです。成虫のオニヤンマは肉食性のためアブやハチ、蚊などを捕食します。攻撃性の高いスズメバチが捕食対象になるほど強く、多くの虫からおそれられている存在です。なお、近年はオニヤンマを模した虫除けアイテムが販売されており、つるしたり身につけたりするだけで効果が期待できるとキャンパーにも人気があります。
アブにかまれないための5つの対策
ここからは、アブにかまれないための5つの対策を紹介します。アウトドアシーンでも快適に過ごすために、ぜひ参考にしてみてください。
1
肌の露出を抑える
2
黒や赤の服装を避ける
3
車のエンジンを止める
4
虫除けスプレーや防虫香を使って遠ざける
5
駆除スプレーを使って退治する
肌の露出を抑える
まずは、長袖や長ズボンを着用して肌の露出を抑えることが大切です。とはいえ、暑い時期は熱がこもることで熱中症のリスクが高まります。そのため、上着は着脱可能な羽織るタイプのものが良いでしょう。ただし、生地が薄いと服の上からかまれる可能性もあるため、厚手の素材を選ぶことをおすすめします。
黒や赤の服装を避ける
アブは黒や赤に寄ってきやすいため、これらの色の服装は避けましょう。また、頭髪の黒さにも反応する可能性があるので、帽子をかぶることも効果的です。キャンプやハイキングなど長時間外で過ごす際は、白や薄いベージュの服装を選ぶなど、色にも注意してみてください。
車のエンジンを止める
車を使わないときはエンジンを止めることもアブ対策として有効です。アブは熱や二酸化炭素に反応するため、車のエンジンがかかっていると寄ってきます。そのため、目的地に着いたら速やかに車のエンジンを停止しましょう。
虫除けスプレーや防虫香を使って遠ざける
アブ対策には市販の虫除けスプレーや防虫香を使用することも効果的です。虫除けスプレーには肌に直接塗るリキッドタイプもあり、好みや状況に応じて使いわけられます。なお、虫除け効果の高いディートやイカリジンが有効成分に含まれている製品は特におすすめです。肌の弱い人はハッカ油を使った天然成分でつくられている製品を検討してみてください。
虫除けスプレーよりも広範囲に虫除け効果を期待したい人は防虫香の使用を検討しましょう。防虫香は煙の量が多いため屋外での使用に最適です。特にキャンプやバーベキューなど、同じ場所に長時間いるシチュエーションでは重宝します。さらにアブ対策を徹底したい場合には、虫除けスプレーと防虫香を併用することも良いでしょう。
駆除スプレーを使って退治する
アブを直接退治するなら駆除スプレーを使いましょう。駆除スプレーは殺虫や行動停止などの成分が配合された薬剤を、強いガスの力を使って噴射します。数mほど離れたところからアブを狙えるため、安全に駆除できることが魅力です。アブに効く駆除スプレーはハチにも効果のある製品が多く、家に1本あるといざというときに助かります。
虫除けスプレー | アブ対策におすすめのアイテム7選
虫除け効果を実感できたというレビューが多い製品を紹介します。乳幼児から使える製品や天然成分を使用した製品などを厳選したので、ぜひチェックしてみてください。
防虫香 | アブ対策におすすめのアイテム3選
煙の量が多く広範囲に虫除け効果が期待できる防虫香を紹介します。防虫器や線香皿が付いた製品や大容量の製品を厳選したので、ぜひ参考にしてみてください。
駆除スプレー | アブ対策におすすめのアイテム3選
アブから数m離れた場所から使用できる駆除スプレーを紹介します。行動停止成分を含む製品やスライドロック機能が付いた製品などを厳選したので、安全に使用できる駆除スプレーを探している人にうってつけです。
そのほか | アブ対策におすすめのアイテム1選
つるしたり身につけたりするだけでアブ対策が期待できる、オニヤンマを模した虫除けアイテムを紹介します。手軽に何度でも使用できるため、ほかのアブ対策アイテムとあわせて購入することもおすすめです。
アブにかまれたときの症状や対処法
アブにかまれたら適切な対処が必要なため、ここでは症状とあわせて対処法を紹介します。事前にアブ対策をしていても不意にかまれる可能性はあるので、しっかり理解しておきましょう。
症状 | 痛みをはじめ腫れやかゆみが強く出る
アブにかまれるとまず痛みを感じ、その後に腫れやかゆみの症状が2~3週間ほど続きます。これはアブの唾液に含まれている有毒成分が吸血する際に体内に入るためです。患部をかくと細菌感染により症状が悪化する可能性が高く、症状が長引くおそれもあるのでなるべく刺激しないようにしましょう。
対処法 | 流水洗浄してステロイド配合の抗ヒスタミン薬を塗る
アブにかまれたら、まずは体内に入った有毒成分を排出するように流水で洗い流します。その後、抗ヒスタミン剤が配合されたステロイド薬を患部に塗ってください。
なお、市販の薬は医療用のものより症状を抑える成分が少ないため、症状が重い場合やしっかり直したい場合はできるだけ早めに皮膚科を受診しましょう。
アブ対策を徹底して安全にキャンプを楽しもう
本記事では、5つのアブ対策とおすすめのアイテムを紹介しました。暖かい時期にアウトドアに行く際は、アブに遭遇することを想定して事前に適切な対策をおこなうことが大切です。アブの特性を理解して、必要なアイテムを持参し、万が一かまれてしまった場合の対処法を知っておけば安心して出かけられます。この記事を参考にしっかりとアブ対策をして、安全で楽しいキャンプを楽しみましょう。