冬キャンプ、快適に寝られる?ベテランキャンパーに聞く、寝床作りのコツ
冬のキャンプで重要な問題と言えば寝床作り。「行ってみたいと思ってはいても、寝るときの寒さが心配で行けない!」という方も多いのではないでしょうか。そこで、雪中や冬の高地でもキャンプを楽しむ人たちに、冬キャンプの寝床作りのコツをインタビュー。寝るときの寒さ対策を学び、今年は寒さを気にせずキャンプを楽しみましょう!
冬キャンプ、快適に寝るにはどうしたいいの?
近年人気が高まりつつある冬キャンプ。人が少ないためのんびり過ごせたり、雪景色を楽しめたりと、魅力がたくさんあります。しかし、夜の冷え込みは厳しく、凍える経験をすることも…。寝るときの寒さが心配で、冬はキャンプに行ったことがないという人も多いのではないでしょうか。
インスタでベテランキャンパーにインタビュー
冬キャンプを楽しむキャンパーさんたちは、寝床作りをどうしているのでしょうか。今回は、インスタグラムで見つけたベテランキャンパーに寝床作りの方法と寒さ対策を聞いてみました。寒さの不安を解消して、今年こそ憧れの冬キャンプに挑戦しましょう!
さまざまなロケーションでファミキャン!@tamagoanryuさん
人の少ないキャンプ場で、のんびり楽しむ!
四季の移り変わる景色の中、家族や親子でのキャンプを楽しむ@tamagoanryuさん。「空気の澄んだ冬は、景色がさらにきれいに見えるんです」。冬だからこそ見える景色を楽しんでキャンプをしています。冬はオンシーズンに比べて人が少ないため、人気の高いキャンプ場も予約が取りやすく、のんびりとキャンプができるところが魅力的と教えてくれました!
サーマレスト×ナンガでコンパクトに暖かく!
@tamagoanryuさんは、冬キャンプの寝床にサーマレストのマットとナンガのダウンシュラフを使用しています。冬は特に地面の冷たさが伝わってくるため、断熱性に優れているサーマレストのマットがあると安心です。収納性に優れているものからリーズナブルなものまで、種類が豊富なので、スタイルによって選んでみましょう。ダウンの質と安全性にこだわったナンガのシュラフとサーマレストのマットなら、寒い冬も安心です。
オールシーズン使えてコンパクトなダウンシュラフです。質の良いダウンを90%使用しており、快適温度はマイナス4度。最低気温はマイナス11度まで使用することができます。
【基本情報】
- サイズ:210×80cm
- 収納サイズ:17×31cm
- 重さ:1.1kg
小さい子どもと暖かく寝るには?
小さな子どもと一緒にキャンプに行く際は、封筒型シュラフで一緒に寝ているという@tamagoanryuさん。シュラフの中にブランケットと湯たんぽを入れておけば、雪の中、マイナス5度の状況下でも、寒さを感じず寝ることができました。湯たんぽは、電源がなくても繰り返し何度も使える防寒グッズ。シュラフの中を温めてくれるので、一つ持っておくと安心です。
【基本情報】
- サイズ:29.5×21.6×7.4cm
- 重さ:610g
思い切り「非日常」を味わう@enamiil_1122さん
満天の星と朝のダイアモンドダスト
家にこもりがちになる冬だからこそ、外に出て非日常を味わいに行くという@enamiil_1122さん。「過酷な状況でいかに快適に過ごすかがキャンプの醍醐味です」と教えてくれました。冬キャンプの寒さを乗り越えると、満天の星や朝のダイアモンドダストなど、冬の大自然でしか見られない景色を満喫できます。
コットとマットのダブル使いで地面の冷えをブロック
地面の寒さをブロックするためには、断熱性のあるマットなどを敷くか、コットで地面と距離をとる方法があります。@enamiil_1122さんは、コットの上にサーマレストのマットと夏用シュラフを置き、その上で冬用シュラフを使用。こうすることで、地面の冷えを防ぐことに加え、保温力をプラスできます。
それでも寒いときは、ナンガのシュラフ用インナー「ウォームアップライナー」をシュラフ内に入れて保温力をアップ。マイナス13度でも寒さを感じずに寝ることができました。
シュラフの中に入れて保温力をアップさせるシュラフ用インナー。ポリエステル起毛素材を使用しており、保温だけでなく、ダウンシュラフを汚さない役目も果たします。
【基本情報】
- サイズ:80×210cm
- 収納サイズ:12×18cm
- 重さ:425g
【完全版】キャンプマットおすすめ29選!厚手やコンパクトに折り畳めるタイプまで
キャンプマットとはテントで使う寝袋の下に敷くマットのことです。今回はテントマットの必要性と選び方、おすすめの商品を紹介します。寝心地抜群の厚手タイプから登山にぴったりなもの、ニトリなどのコスパ抜群のものまでそろえました。またテントの下に敷くマットも知りたいという方のために、おすすめのインナーマットも紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
寝るときの服装は?
@enamiil_1122さんは冬キャンプの際、基本的に上下ともフリースを着て寝ています。着こみすぎると体温がシュラフに伝わらず、暖かくなりにくいため、重ね着せずに、フリースやパーカーなどを着るのがベストです。また「外に置いているものは翌朝凍ってしまう危険があるため、靴は必ず幕内に入れます!」と教えてくれました。
真っ白な雪景色の中キャンプを楽しむ@akkhstyleさん
雪中キャンプで別世界のような体験
真っ白に染まった大地や雪をかぶった木々など、@akkhstyleさんは、まるで別世界のような雪中キャンプに魅力を感じています。街中では見られない幻想的な景色が目の前に広がる雪中キャンプ。「雪がない冬キャンプは物足りなく感じてしまうほど、雪が楽しみです!」と語ってくれました。
真冬は質のよい冬用ダウンシュラフが必須
やはり雪中キャンプでは、地面の冷たさをいかに防ぐかが大切。@akkhstyleさんは、エアーマット、ブランケット、封筒型シュラフ、ナンガのダウンシュラフを使用し、断熱性と保温性を高めています。さらにストーブも使用することで、マイナス13度という極寒の中でも、凍えることなく過ごせました。ナンガのシュラフは冬の登山でも活躍する高品質ダウンを使用しており、種類も豊富です。それぞれ異なる特徴を持っているので、自分にあったものを選びましょう。
寝る際のストーブ使用には要注意!
暖かく火力も強い石油ストーブは、真冬のキャンプの必需品。寝る際にもストーブを使用する@akkhstyleさんは、寝ている間に燃料が切れないように満タンにしてから寝ることを心がけています。しかし、ストーブをテント内で使用する際は注意が必要。不完全燃焼が起きていないか気に掛けることや、一酸化炭素中毒が起きないように換気をしておくことが大切です。
二重タンク構造とニオイセーブの機能をもった安全性の高いストーブ。明るさもあるため、ランタンとしても機能も持っています。
【基本情報】
- サイズ:48.5×38.8×38.8cm
- 重さ:6.2kg
- 連続燃焼時間:20.2~40.2時間
- 暖房出力:2.50kW~1.25kW
冬キャンプに必須のストーブおすすめ31選|小型・おしゃれなものまでプロ厳選【2023】
ストーブは冬キャンプを快適に過ごすために必須の暖房アイテム。使用する燃料は主に薪、石油、ガス、電気の4種類で、それぞれにメリット・デメリットがあります。また一酸化炭素中毒になる危険性があるため、ストーブの取り扱いには十分に注意する必要が。今回は、アウトドアライフアドバイザー・寒川 一さん監修の下、ストーブの選び方や使い方の注意点、おすすめ商品を解説します。
寝床作りを完璧にして、冬キャンプに行こう!
冬キャンプを楽しむ人たちは、工夫して冬の夜を過ごしていることがわかりました。特に大切なことは、外から来る冷えを防ぐことと、保温をすること。寝るときの対策をばっちり固めて、今年はぜひ、冬キャンプに挑戦しましょう!