サーマレストのマットを徹底比較!種類・選び方・おすすめアイテムを紹介
キャンプマットの代表格といえる「THERMAREST(サーマレスト)」のマット。優れた断熱性で地面からの冷気を遮断し、身体の熱を蓄えて快適な眠りを提供します。本記事では、サーマレストマットの種類を徹底比較!選び方やおすすめ商品も解説します。
過酷なヒマラヤでも活躍!アメリカ発の「THERMAREST(サーマレスト)」
サーマレストのマットは、「より軽量で、使い心地が良く耐久性のある、自分たちが夢見るマットレス」として開発されました。多くのキャンパーが愛用する「自動膨張式マット(インフレーター式マット)」を世界で初めて販売したブランドとしても有名です。
ヒマラヤのような極寒で過酷な環境にも対応する高い保温性で、登山家やアウトドア愛好家に欠かせない装備へと成長。その後も、数えきれないテストを繰り返し、強度や使いやすさを追求し続けています。
サーマレストの4種類のシリーズとその選び方
サーマレストは、以下の4シリーズがあります。
- 「クローズドセル」
- 「ファスト&ライト」
- 「トレック&トラベル」
- 「キャンプ&コンフォート」
それぞれが独自の特徴を持っています。自分のキャンプスタイルに合うシリーズはどのように選べばよいのでしょうか。
携帯性・快適性によって選ぶ
上記の表のように、こだわりたいポイントによって選ぶマットが変わります。
- クローズドセル:手頃な価格、幅広い用途で使用したい
- ファスト&ライト:携帯性を重視したい
- トレック&トラベル:携行性と寝心地どちらも重視したい
- キャンプ&コンフォート:寝心地を重視したい
キャンプスタイルやこだわりたいポイントを明確にして、自分に合うシリーズを選びましょう。
「クローズドセル」「エアー」「自動膨張式」から選ぶ
サーマレストのマットの収納・展開システムは以下の3種類。
- 折りたたみ式で簡単に使える「クローズドセル」
- ポンプなどを使って自分で空気を入れる「エアー」
- 半自動で膨らむ「自動膨張式」
自分のキャンプスタイルにはどれが合うのでしょうか。それぞれの
メリット・
デメリットを紹介します。
- クローズドセル:手軽さと丈夫さが魅力の定番アイテム
- エアー:設営やメンテナンスに少々手間がかかっても、携行性と寝心地を両立したい
- 自動膨張式:設営の簡単さや、すぐれた寝心地を追求したい
というように、メリットとデメリットを踏まえながら自分のスタイルに合ったマットを選んでみてください。
断熱性を「R値」から選ぶ
「R値」とは、Thermal Resistance Value=熱抵抗値という意味で、断熱材の性能をあらわす数値です。R値が高いほど、断熱性が高くなります。シーズンごとの目安となるR値は以下の通り。
- R値1~2:夏
- R値2~4:春・夏・秋
- R値4~6:春・夏・秋・冬
- R値6~:厳冬
キャンプに出かけるシーズンに適したR値のものを選んでみてください。
R値が高いほど価格も高くなるので、厳冬のキャンプを視野に入れていない場合は、R値2〜4のスリーシーズン対応型を使用してみて、必要に応じて高いR値のマットを買い足すというのもおすすめです。
体格からサイズを選ぶ
サーマレストのマットはシリーズによってさまざまなサイズが展開されています。自分の体格やキャンプスタイル、好みによって適したサイズを選ぶのがポイントです。
自分の体格に加え、テントのサイズや形状、ソロかグループかファミリーか、オートキャンプかといったキャンプスタイルも考慮しながら適切なサイズを選んでみてください。
「クローズドセル」シリーズのラインナップ
サーマレストデビューにおすすめの定番シリーズ・クローズドセルシリーズは、仕様の異なる3種類があります。折りたたみ式のシンプルなつくりなので、簡単に設営・撤収が可能。就寝時以外でも手軽な敷き物として使える人気アイテムです。
多少傷が付いても問題なく使用でき、高い耐久性も人気のポイント。比較的低価格で、手軽にサーマレストの性能を味わってみたい人におすすめです。
表面に
アルミが蒸着された、スリーシーズン対応のマットです。アルミが蒸着されていないZライトと比べて断熱性が20%高く、
手軽さとスペックを両立したアイテムです。
【基本情報】
- 使用サイズ(約):S/幅51×奥行き130×厚み2cm、R/幅51×奥行き183×厚み2cm
- 収納サイズ(約):S/幅51×奥行き10×厚み14cm、R/幅51×奥行き13×厚み14cm
- 重さ(約):S/290g、R/410g
- R値:2
アルミ蒸着がないシンプルなタイプ。設置・収納が簡単なので、少しの休憩などでもすぐに敷いて使えます。厚みが2cmで凹凸の影響を軽減し、
耐久性にもすぐれています。
【基本情報】
- 使用サイズ(約):幅51×奥行き183×厚み2cm
- 収納サイズ(約):幅51×奥行き13×厚み14cm
- 重さ(約):410g
- R値:1.7
サーマレストの「Zライト」は、軽くて寝心地の良さも抜群!
キャンプなどで野外泊をする際に、寝具選びはとても重要です。選ぶ寝具によっては、体が痛くなったり体調を崩してしまうことも。ここでは、アウトドで快適な眠りを実現してくれる、サーマレストのマット「Zライト」の魅力を解説していきます。
アルミ蒸着なしの
スタンダードモデル。Zライトシリーズより5mm薄く、手軽さと
リーズナブルさが魅力です。キャンプや登山にはもちろん災害時の備えとしても持っておきたいアイテム。
【基本情報】
- 使用サイズ(約):R/幅51×奥行き183×厚み1.5cm、L/幅64×奥行き196×厚み1.5cm
- 収納サイズ(約):R/幅51×奥行き20cm、L/幅64×奥行き22cm
- 重さ(約):R/400g、L/540g
- R値:2
「ファスト&ライト」シリーズのラインナップ
軽さとコンパクトさにすぐれた携行性の高いシリーズ。登山や徒歩でのキャンプなど、バックパックでの持ち運びならファスト&ライトがおすすめです。
エアータイプが4種類、自動膨張式が3種類、サイズも豊富です。目的やシーズンを考慮しつつ、重量や収納サイズに注目して選んでみてください。
エアーマット
エアーマットの中で
最軽量!ネオエアーシリーズの中で最も
コンパクトに収納でき、軽さとコンパクトさを追求するならこのモデル。
空気の層を2段にして断熱・保温効果を高めるトライアンギュラーコアマトリックスを採用し、寝心地も快適です。
【基本情報】
- 使用サイズ(約):S/幅51×奥行き119×厚み6.4cm、R/幅51×奥行き183×厚み6.4cm、RW/幅64×奥行き183×厚み6.4cm、L/幅64×奥行き196×厚み6.4cm
- 収納サイズ(約):S/幅15×奥行き8cm、R/幅15×奥行き9cm、RW/幅19×奥行き10cm、L/幅19×奥行き10cm
- 重さ(約):S/170g、R/250g、RW/310g、L/340g
- R値:2.3
- 付属品:スタッフサック、ポンプサック、リペアキット
ネオエアーシリーズの中でも汎用性の高いモデル。表面は
触り心地のいいやわらかな素材を採用。すべりにくく、寝返りの際にも生地の音が少ないため
快適に眠れるのがポイントです。
【基本情報】
- 使用サイズ(約):RS/幅51×奥行き168×厚み7.6cm、R/幅51×奥行き183×厚み7.6cm、RW/幅64×奥行き183×厚み7.6cm、L/幅64×奥行き196×厚み7.6cm
- 収納サイズ(約):RS=幅23×奥行き10cm、R/幅23×奥行き10cm、RW/幅28×奥行き12cm、L/幅28×奥行き12cm
- 重さ(約):RS/326g、R/370g、RW/442g、L/473g
- R値:4.5
- 付属品:スタッフサック、ポンプサック、リペアキット
XライトNXTの長方形モデル。重さや収納サイズはやや大きくなりますが、
ゆとりのある睡眠スペースが確保でき、並べて使うのにも適した形状です。R値4.5で寒い季節も利用できます。
【基本情報】
- 使用サイズ(約):RW/幅64×奥行き183×厚み7.6cm、L/幅64×奥行き196×厚み7.6cm
- 収納サイズ(約):RW/幅28×奥行き12cm、L/幅28×奥行き12cm
- 重さ(約):RW/540g、L/553g
- R値:4.5
- 付属品:スタッフサック、ポンプサック、リペアキット
軽量さやコンパクトさはそのままに、
従来品より断熱性がアップしたネオエアーXサーモNXT。
R値7.3の高水準モデルで、冬山の登山や雪のキャンプはもちろん、寒がりな女性や快適な睡眠を重視したい人にもおすすめです。
【基本情報】
- 使用サイズ(約):R/幅51×奥行き183×厚み7.6cm、RW/幅64×奥行き183×厚み7.6cm、L/幅64×奥行き196×厚み7.6cm
- 収納サイズ(約):R/23×11cm、RW/28×13cm、L/28×13cm
- 重さ(約):R/439g、RW/540g、L/567g
- R値:7.3
- 付属品:スタッフサック、ポンプサック、リペアキット
寝返りが打ちやすい広さと、高い保温性を兼ねそなえたハイスペックモデル。Lサイズでも700g以下の軽量さも魅力です。7.6cmの厚みがあり、冷気の遮断はもちろん、
おうとつのある地面でもフラットな状態が確保できます。
【基本情報】
- 使用サイズ(約):RW/幅64×奥行き183×厚み7.3cm、L/幅64×奥行き196×厚み7.3cm
- 収納サイズ(約):RW/幅28×奥行き13cm、L/幅28×奥行き13cm
- 重さ(約):RW/652g、L/680g
- R値:7.3
- 付属品:スタッフサック、ポンプサック、リペアキット
自動膨張式マット
自動膨張式マットレスの中で
最も軽量・コンパクトなモデル。女性向けのWRは、ほかのサイズより背中や足元の厚みがあり、
保温性が高い仕様です。
【基本情報】
- 使用サイズ(約):S/幅51×奥行き119×厚み2.5cm、WR/幅51×奥行き168×厚み2.5cm、R/幅51×奥行き183×厚み2.5cm、L/幅64×奥行き196×厚み2.5cm
- 収納サイズ(約):S/幅28×奥行き8cm、WR/幅28×奥行き10cm、R/幅28×奥行き10cm、L/幅33×奥行き11cm
- 重さ(約):S/350g、RW/510g、R/510g、L/690g
- R値:2.4(WR/2.7)
- 付属品:スタッフサック
自動膨張式マットレスの中で
最も断熱性の高いモデル。中にはスポンジが入っているので、万が一破けても小さい穴なら最低限の断熱性とクッション性を確保でき、
トラブルにも強いところが魅力です。
【基本情報】
- 使用サイズ(約):S/幅51×奥行き119×厚み3.8cm、WR/幅51×奥行き168×厚み3.8cm、R/幅51×奥行き183×厚み3.8cm、L/幅64×奥行き196×厚み3.8cm
- 収納サイズ(約):S/幅28×奥行き10cm、WR/幅28×奥行き12cm、R/幅28×奥行き12cm、L/幅33×奥行き13cm
- 重さ(約):S/450g、WR/650g、R/650g、L/880g
- R値:3.2(WR/3.9)
- 付属品:スタッフサック
高い断熱性を誇りながらも
快適性を重視した自動膨張式マットレス。
おうとつのあるストラタコアフォームを採用し、より多くの空気を含んで保温性がアップし、地面からの冷気を防ぎます。
【基本情報】
- 使用サイズ(約):R/幅51×奥行き183×厚み5cm、L/幅64×奥行き196×厚み5cm
- 収納サイズ(約):R/幅28×奥行き12cm、L/幅33×奥行き13cm
- 重さ(約):R/630g、L/850g
- R値:3.8
- 付属品:スタッフサック
「トレック&トラベル」シリーズのラインナップ
キャンプに登山、旅行など、さまざまなアクティビティーを楽しみたい人におすすめのトレック&トラベルシリーズ。エアーマットと自動膨張式マットがそれぞれ3種類あります。
トレック&トラベルは性能のバランスがよく、汎用性が高いのがポイント。価格も比較的手頃なものが多く、エアーマットや自動膨張式マットのデビューにもぴったりなシリーズです。
エアーマット
3シーズン対応のエアーマットです。使用時の厚みは5cm。マットレスの内部を波状に区切る技術、ウェーブコアを採用し、熱の放出を抑えて
断熱性を維持します。
【基本情報】
- 使用サイズ(約):R/幅51×奥行き183×厚み5cm、L/幅64×奥行き196×厚み5cm
- 収納サイズ(約):R/幅23×奥行き11.5cm、L/幅28×奥行き11.5cm
- 重さ(約):R/560g、L/770g
- R値:2.2
- 付属品:スタッフサック、ポンプサック、リペアキット
厚み7.6cmの快適なエアーマット。内部の波型の仕切りにより、高い断熱性と強度を発揮します。薄すぎず厚すぎない適度な厚みで、
どれがいいか迷っている人におすすめの中間的なスペックです。
【基本情報】
- 使用サイズ(約):R/幅51×奥行き183×厚み7.6cm、L/幅64×奥行き196×厚み7.6cm
- 収納サイズ(約):R/幅23×奥行き14cm、L/幅28×奥行き15cm
- 重さ(約):R/650g、L/880g
- R値:2.3
- 付属品:スタッフサック、ポンプサック、リペアキット
マットの厚さはなんと
10cm、快適な寝心地を追求したマットです。バルブを2つにすることで、
素早い設営・撤収が可能。特許取得技術による安定した暖かさが特徴です。
【基本情報】
- 使用サイズ(約):R/幅51×奥行き183×厚み10cm、RW/幅64×奥行き183×厚み10cm、L/幅64×奥行き196×厚み10cm、XL/幅76×奥行き196×厚み10cm
- 収納サイズ(約):R/幅23×奥行き14cm、RW/幅28×奥行き15cm、L/幅28×奥行き15cm、XL/幅33×奥行き15cm
- 重さ(約):R/650g、RW/800g、L/850g、XL/1.02kg
- R値:3.7
自動膨張式マット
キャンプ初心者にもおすすめの、
手頃で手軽さが魅力のマット。準備の手間が少なく、扱いやすい自動膨張式マットであることに加え、
手に取りやすい価格もポイントです。
【基本情報】
- 使用サイズ(約):S/幅51×奥行き119×厚み2.5cm、R/幅64×奥行き183×厚み2.5cm、L/幅64×奥行き196×厚み2.5cm
- 収納サイズ(約):S/幅28×奥行き18cm、R/幅28×奥行き20cm、L/幅33×奥行き20cm
- 重さ(約):S/460g、R/680g、L/940g
- R値:3.1
- 付属品:スタッフサック
3.8cmのほどよい厚みを持ちながら、肉抜きされた
ダイカットフォームで軽さと断熱性の両立を実現。自動膨張式の中でも
軽さと寝心地のバランスにこだわりたい人におすすめです。
【基本情報】
- 使用サイズ(約):R/幅51×奥行き183×厚み3.8cm、L/幅64×奥行き196×厚み3.8cm
- 収納サイズ(約):R/幅28×奥行き15×厚み3.8cm、L/幅33×奥行き16×厚み3.8cm
- 重さ(約):R/740g、L/1.05kg
- R値:3.2
- 付属品:スタッフサック
R値4.4と断熱性にすぐれた
4シーズン対応モデル。地面からの冷気を中央のフォームが遮断し、表面の凹凸で身体から出る熱をキャッチします。表面は
ストレッチニットで肌触りも快適です。
【基本情報】
- 使用サイズ(約):R/幅51×奥行き183×厚み7.6cm、RW/幅64×奥行き183×厚み7.6cm、L/幅64×奥行き196×厚み7.6cm
- 収納サイズ(約):R/幅28×奥行き17cm、RW/幅33×奥行き23cm、L/幅33×奥行き18cm
- 重さ(約):R/820g、RW/1.04kg、L/1.11kg
- R値:4.4
- 付属品:スタッフサック
「キャンプ&コンフォート」シリーズのラインナップ
たっぷりとした厚み、高い断熱性、肌触りのよい表面素材、とにかく寝心地のよさを追求したのがキャンプ&コンフォートシリーズ。重くてかさばるため、車で行くキャンプがメインの人や車中泊・ベースキャンプで使用する人におすすめです。
キャンプ&コンフォートシリーズは3種類全てが自動膨張式。重さが2kgを超えるモデルもありますが、設営と撤収はスムーズ。まるで家のベッドのような寝心地を求める人に利用してほしいシリーズです。
自動膨張式マット
圧力がかかる部分のフォーム密度を高め、身体を適切にサポートする、
プレッシャーマッピング技術を採用したマットです。表地はソフトで肌触りのいい
ストレッチニットを採用しています。
【基本情報】
- 使用サイズ(約):R/幅51×奥行き183×厚み7.6cm、L/幅64×奥行き196×厚み7.6cm、XL/76×196×厚み7.6cm
- 収納サイズ(約):R/幅53×奥行き24、L/幅66×奥行き24、XL/幅79×奥行き25cm
- 重さ(約):R/1.48kg、L/1.9kg、XL/2.33kg
- R値:6
- 付属品:スタッフサック
R値6の高い断熱性を誇り、厚み5cmで4シーズン対応というスペックを持ちながらも
コストパフォーマンスの高いモデル。
寝心地・扱いやすさ・価格の全てに満足したいならこれ!
【基本情報】
- 使用サイズ(約):R/幅51×奥行き183×厚み5cm、L/幅64×奥行き196×厚み5cm、XL/幅76×奥行き196×厚み5cm
- 収納サイズ(約):R/幅54×奥行き22cm、L/幅66×奥行き23cm、XL/幅79×奥行き23cm
- 重さ(約):R/1.14kg、L/1.53kg、XL/1.82kg
- R値:6
- 付属品:スタッフサック
サーマレストのマットの使い方・注意点
サーマレストのマットの機能性を十分に実感するために、正しい使い方や注意点を把握しておきましょう。
Zライトソルの裏表を使い分けよう
手軽さと高い断熱性が魅力のZライトソルは、銀色の面にアルミの膜を張る加工が施されています。このアルミが熱を逃がさず、冷気を遮断する効果を発揮しますが、季節に合わせて銀色のアルミ面と黄色い面を使いわけることでより快適に過ごせます。
より効果的な使い方は以下の通り。一年を通して手軽で快適に過ごせるのが、Zライトソルの大きな魅力です。
エアーマットの空気の入れすぎには注意
エアーマットは、空気の量で好みの硬さにできるのが魅力。基本的に自分が快適だと思う硬さでOKですが、空気を入れすぎると破損の原因になるので注意が必要です。特に石や枝などの鋭利なものが多い場所では、8割程度の空気量にとどめましょう。
空気を出し入れできる専用ポンプがあると、設営・撤収が楽になります。短時間で空気を入れられ、電動タイプは空気が抜けるので、コンパクトに収納できるのもメリット。サーマレストから電動タイプとサックタイプが販売されており、一部のエアーマット、自動膨張式マットにはポンフサックが付属されています。
単4アルカリ電池2本で稼働する電動ポンプ。コンパクトなサイズですが、
レギュラーサイズのマットを約3分で満タンにできるパワーがあります。厚手のマットや複数のマットを準備するときにあると便利!自動膨張マットには使用不可です。
電源なしで使える手軽さや汎用性の高さが魅力のポンプサック。マットの空気入れはもちろん、荷物の収納にも使えます。
自動膨張タイプにも使用可能。
【基本情報】
- サイズ(約):幅14×奥行き26.5×高さ48cm
- 重さ(約):75g
コンパクトに収納して持ち運ぼう
クローズドセルシリーズのようなマットは、バックパックに入らないことがあるため、持ち運ぶ際はバックパックの側面や底、雨ふたの上などに固定しましょう。ややかさばりますが、軽量なので持ち運びの負担は大きくありません。
コンパクトに収納できる専用スタッフサックの利用もおすすめ。雨でもぬれるのを防いだり、家で保管したりするのにも役立ちます。
Zライトソル、Zライト専用のスタッフサックです。
専用品なのでサイズはぴったり。シンプルな見た目ですが、底面には
サーマレストのロゴ入りなのもうれしいポイントです。
リッジレストクラシックが収まるスタッフサックです。無理なく収納できる余裕のあるサイズ感。マットを使っているときは、衣類を入れて枕としても利用できます。
より快適に!サーマレストのマットと併用したい快眠アイテム
睡眠にとって重要なマットのほかにも、サーマレストからはさまざまな快眠グッズが出ています。より良い睡眠を得るためにも、マットと合わせて使いたいアイテムを紹介します。
ポケットに入るほど小さく収納できるエアー式の枕です。空気の入れ具合で
好みの硬さに調節可能。寝袋のフードにすっぽり収まるデザイン、形も魅力です。
【基本情報】
- サイズ(約):R/幅28×奥行き39×高さ10cm、L/幅32×奥行き46×高さ10cm
- 重さ(約):R/68g、L/94g
不測の事態に備えてリペアキットの準備も!
出先でマットに穴が空いてしまった!そのような不測の事態に備えるため、サーマレストからはリペアキットも販売されています。連泊や過酷な環境でのキャンプでも慌てないように準備しておきたいですね。
現地での応急処置用キットと、家でしっかり修理するためのキットがあるので、まずは応急処置用を持っておくのがおすすめです。
マットレスを修理するためのリペアキットです。
エアーマット、自動膨張式マットどちらにも使用可能。ホームリペア用のため、
接着剤が乾くまでに24時間かかるので応急処置用と間違えないよう注意してください。
【基本情報】
- 内容:洗浄アルコールワイパー、透明パッチ、リペアパッチ×4、接着剤、木製アプリケーター
アウトドア中のトラブルは
早めの応急処置でカバーしましょう。破損カ所にグルードットを押し当てて接着し、透明のカバーパッチで覆います。
エアーマット、自動膨張式マットどちらにも使用可能。帰宅後はホームリペアや修理依頼するのを忘れずに!
【基本情報】
- 内容:洗浄アルコールワイパー×3、透明パッチ×3、グルードット×6
サーマレストマットの破損した
バルブを自分で修理するためのリペアキット。替えバルブを
シリコングリスで固定し修理します。
モデルによりリペアキットが付属されている場合もあるためチェックをお忘れなく。また、日本正規品はアフターサービスが受けられるので、保証や修理についても確認しておきましょう。
世界最高峰のサーマレストのマットを使おう!
過酷な環境にも耐えられる断熱性や耐久性に加え、寝心地の快適さを追求し続けるサーマレストのマット。最高のクオリティと、睡眠に向き合うホスピタリティの高さがサーマレストの大きな魅力です。サーマレストのマットでゆっくり休んで、翌日もたっぷりアクティビティを楽しみましょう。
サーマレストのコットで質の良い眠りを!魅力的な性能を一挙解説
キャンプや登山で快適な睡眠を得るには、シュラフ以外にマットレスやシート、そしてコットが必要です。アウトドアだからこそゆっくりと快適な眠りが必要という方に向けて、サーマレストのコットを紹介!サーマレストは「アウトドアの睡眠」というテーマのアイテム中心のブランドで、キャンパーや登山家にも使い勝手が良いと定評があります。魅力的な性能をチェックしてみましょう。
サーマレストのテントの全てを徹底解説!優秀なのはマットレスだけじゃない!
マットレスの種類が豊富で品質も高いことから、人気のサーマレスト。一見、普通の完全自立式テントですが、組み立て方法やテント内部のつくり、さらにはスタッフバッグに至るまで、細やかな気遣いが散りばめられています。今回は、サーマレストのテントの特徴を徹底解説!マットレスや、珍しいコットテントなども紹介します。