ナンガなら20年選手も夢じゃない!今、買うべき一生モノのダウンシュラフ2選
ダウンシュラフの価格が気になって、未だ手を出せていないという方もいるのでは?そんな方に選んで欲しいブランド・ナンガ。必携の理由から長持ちの秘訣まで、疑問を全てエルブレススタッフが解決してくれます!
あなたが買うべき一生モノのダウンシュラフ
キャンプをしているうちに気付くのは、睡眠の重要性。やはり自宅と比べてテントの中は寝にくいものです。睡眠の質が上がるだけで、キャンプの快適さが一気に向上します。そこで寝具を整えたくなりますが、睡眠の質を最も左右するシュラフに迷っている方も多いのではないでしょうか。
特に、ダウンシュラフは化繊のものと比べて価格の高さが気になるところ。他にも、「お手入れが大変そう」「寿命が短そうな気がする」「夏は暑すぎていらないのでは?」など、疑問は尽きません。
でももし「一生モノ」のダウンシュラフがあるとしたら?
今回、一生モノのダウンシュラフの秘密を、アウトドア専門店「エルブレス 新宿店」のスタッフ・谷中祐介さんが教えてくれます。
選ばれたのは、ナンガ。その理由とは?
谷中さんが持ってきたのは、シュラフやジャケットを手掛けるダウンメーカー「ナンガ」の商品。3シーズン使える「オーロラライト 450DX」と、サマーシーズンにぴったりな「200 STD」です。
「ナンガといえば、モンベル、イスカと並ぶダウンシュラフの御三家のような存在。ただ、初心者だと知らない方も多いです」。谷中さんはこう指摘します。三者には一体どのような違いがあるのでしょうか?
三大シュラフメーカーの違いを探る
モンベルやイスカではだめ?
シュラフに限らず登山用品・アウトドア用品を広く扱う有名ブランド・モンベル。谷中さんによると、キャンプ初心者でも名前を知っている方は多く、名指しでモンベルのシュラフを探しに来ることも。
モンベルの特徴は、吸い付くようなフィット感。スパイラルストレッチ、もしくはスーパースパイラルストレッチという独自のシステムを採用しており、体に合わせて伸縮してくれます。
一方、ナンガは人の体に合わせて3Dの立体構造を採用しており、効率的に保温してくれます。
もうひとつ、有名なシュラフのメーカーといえばイスカ。登山家などハードなアウトドアを楽しむ方の間では特に一目置かれているブランドです。
イスカは、ナンガと同じく体の形に合わせた3D構造を採用しており、快適さはしっかり備えています。
水濡れのトラウマを払拭してくれるナンガのシュラフ
「ただし、モンベルやイスカには少し気になる弱点があります」と谷中さん。
テント内外で気温差があったり、人の呼気などの湿気によって、水分が結露し、シュラフが濡れてしまう場合があります。特にダウンシュラフは水に濡れると、羽毛同士がくっついて固まり、保温性を著しく損ないます。
結露を防ぐためにはシュラフカバーが必要となりますが、問題はそのお値段。例えば、シュラフに加え、シュラフカバーもモンベルでそろえるとなると、5,000円から20,000円程度の追加出費が必要になります。
ナンガのダウンシュラフには、高い防水機能が搭載されており、シュラフカバーを使わなくても結露におびえずに眠れます。
夏にシュラフは必要?
「暑い夏の時期にしかキャンプに行かないのであれば、シュラフは不要なのではないか?」。そんな疑問を持っている初心者の方もいるのではないでしょうか。谷中さんに伺ってみると、きっぱり首を振られました。
ただし「対応温度がマイナス15度まであるような、ハイスペックなものは必要ありません」と谷中さん。春・夏・秋の3シーズン対応可能なものを選ぶか、本当に暑いシーズンにしかキャンプに行かないなら、夏用シュラフをおすすめしてくれました。
「他にも、暖かさをアップさせてくれるシュラフシーツを仕込んだり、コットを使用したりすれば、一つのシュラフでオールシーズン過ごせる」と谷中さん。工夫次第でより快適な使い方ができそうです。
シュラフを「一生モノ」にするための3ステップ
①丁寧な乾燥
ダウンシュラフにとっては湿気が命取り。使用の前後は基本的にきちんと陰干ししておくのが重要です。可能であれば、キャンプ場で撤収時にシュラフを乾かしておけるとベストです。
②汚れはきちんと落とす
泥や汗などでシュラフが汚れてしまった場合、自宅で洗濯することができます。洗濯ネットに入れた上で洗濯機で洗います。ナンガの公式HPに詳細が載っているので、ぜひチェックしてみてください。
公式はこちら:
羽毛は自宅で洗える! “正しいダウンの洗い方”③保管方法を徹底
シュラフは、自宅ではなるべく広げた状態で保管するのがベスト。通常の収納袋に入れておくのではなく、通気性が良くゆとりのある袋にしまっておきましょう。そうすることで、中のダウンが一部分に偏り、保温力が低下してしまうのを防ぎます。
破損してしまったらどうする?
使っていて穴が空いてしまったり、ダウンがへたって保温力が落ちたりした場合、個人で修復するのはちょっと難しいですよね。ナンガ、モンベル、イスカなら、郵送や店頭持ち込みで修復のサポートが受けられます。
結論!一生モノのダウンシュラフ2選はこれ
ナンガのシュラフの良さや、使用する際のポイントは十分に伝えてもらいました。ですが、結局選ぶべきシュラフは具体的にどれなのでしょうか?
①LB 200 STD
【基本情報】
使用サイズ:最大長210×幅80cm(身長175cm)
収納サイズ:直径14×24cm
重量:約620g
ダウン量:200g
フィルパワー:650FP
②LBオーロラライト450DX
【基本情報】
使用サイズ:最大長210cm×幅80cm(身長178cmまで)
収納サイズ:直径14×30cm
重量:865g
ダウン量:450g
フィルパワー:760FP
シュラフは一生モノがいい!
シュラフを長く使っていれば、愛着も湧いてくるというもの。一生モノのシュラフを選んで、キャンプの相棒にしてみてはいかがでしょうか?