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キャンプで寝る前や夜間にしておくと良い7つのこと
2021.07.16ノウハウ
キャンプの夜は日中の疲れやお酒も入り、片付けもせずそのまま寝たくなりますよね。でも、そうすると翌朝後悔するようなトラブルに見まわれるかもしれません。ここでは、通算270泊以上のキャンプ経験を持つ私が、キャンプの夜、寝る前にしておくと良い7つのことをご紹介します。
もくじ
キャンプで寝る前にやっておくこと!
キャンプに慣れるまでは、テントの設営や食事の準備だけでも疲れます。バタバタしながらも何とか食事を済ませ、たき火を囲んでいると、ついウトウトしてしまうことも。眠気にまかせて、そのままテントの中へ倒れ込みたくなるところですが、そこはぐっと我慢。というのも、寝ている間に火事、雨(夜露)、風、野生動物、盗難の被害に遭うかもしれないからです。これらの被害を防ぐために、我が家が夜寝る前に行っている7つのことを流れに沿ってご紹介します。
1. たき火、バーベキューコンロの火の始末をする
寝る前に一番初めにすることは、たき火、バーベキューコンロの火の始末です。火が消えるまでに時間がかかるため、遅くとも寝る1時間前までには終わらせましょう。熾火になったことを確認し、火の粉が周りに燃え移らないようにしてから寝てください。風のある日は、火消しつぼを利用すると安心です。
2. テーブルの上や周りを片付ける
使った食器、食べ残し、空き缶、空のペットボトル、ゴミなどを、テーブルの上や地面に散らかしたまま寝ている方をキャンプ場で見かけます。その状態で寝てしまうと、翌朝起きた時にまず片付けから始めなければなりません。何かとやることが多いキャンプの朝の時間がもったいないですよね。
また、夜の間に、出しっ放しにした食べ物やゴミに虫が寄ってきたり、野生動物が漁りに来たりすることもあります。自分たちが被害に遭うだけでなく、周りのキャンパーさんにも迷惑がかかりますので、テーブルの上やテント周りは、その日のうちに必ず片付けるようにしましょう。
3. 食材・ゴミの管理はしっかり
我が家では、キャンプ場やその周辺で数えきれないほどの野生動物に遭遇してきました。リスやイタチ、タヌキのような小さな動物から、イノシシ、カモシカ、ツキノワグマ(子グマでしたが)など大きな動物まで。どのキャンプ場にも必ずいると言っていいほど、カラスと野良猫はよく見かけますが、最近はサルやシカの出没も多いと感じています。
我が家も、何度かこのような野生動物の被害に遭ったことがあります。テントの前室に置いておいたゴミ袋を、夜中に何者かがものすごい勢いで持ち去りました。その音で飛び起きて慌てて外に出てみると、その正体はキツネでした。真っ暗の中、1人で散乱したゴミを拾い集めるのは、とても怖かったです。
また、ある時はシェルター内に野良猫が入ってきました。私が寝ているコットの下に置いてあった、食材の入った袋を物色していたのです。体の下から聞こえる物音で目が覚め、野良猫をシェルターの外へ追い払いました。ちなみに、一緒に寝ていた愛犬2匹は、キツネの時も野良猫の時も全く起きず、番犬の素質はないことがよくわかりました(笑)。
食材はクーラーボックスにしまうか、車の中で保管しておきましょう。ゴミも同様に、寝る前にキャンプ場のゴミ捨て場へ持っていくか、夜間は車の中で保管しておくようにしましょう。
4. 濡れて困るものはタープの下、テントの中へ移動させる
特に山は天気が変わりやすく、昼間晴れていても寝ている間に雨が降ったり、夜露が降りたりすることがあります。せっかく干しておいた洗濯物が濡れてしまったら悲しいですよね。座面が湿ったイスには座る気にもなれませんし、翌朝は立ったまま食事をすることになるかもしれません。イスやテーブル、バーベキューコンロ、洗濯物など、濡れて困るものはタープの下やテントの中などへ移動させておきましょう。
5. テント、タープのペグの浮きやガイロープのゆるみをチェックする
濡れて困るものをタープの下に移動させたら、次はテントやタープのペグが浮いていないか、ガイロープ(張り綱)がゆるんでいないかを確認してください。ペグが浮いていたり、ガイロープがゆるんでいたりすると、夜間に強い風が吹いた場合、タープが崩壊したり、テントのフレームがゆがんだりする原因となります。
6. 貴重品の管理、車の施錠をする
そろそろ寝る準備も終盤です。財布、携帯電話、カメラなどの貴重品は、テントの中に入れるか、車の中で保管してください。貴重品などを車にしまったら、車の施錠を忘れないようにしましょう。
また、最近は転売目的などの窃盗事件がキャンプ場で起きているそうです。高く売れそうなキャンプ道具や簡単に持ち運べる小物は、狙われやすいといわれています。ちなみに、我が家は今まで盗難被害は一度もありません。貴重品の管理だけでなく、2の「テーブルの上や周りを片付ける」をしっかり行っているからだと思っています。片づいたサイトでは、盗みも働きにくくなります。キャンプでも、防犯意識をしっかり持つようにしてください。
7. ランタンの消灯、吊り下げてあるランタンは地面に下ろす
最後は、吊り下げてあるランタンを地面に下ろします。ランタンを吊り下げたままにすると、風や何かの拍子にランタンポールが倒れることがあり危険です。また、ランタンは盗まれやすいアイテムの1つですので、盗難対策として外から見えにくい場所へ片付けておくと良いでしょう。
夜間の間にしっかり対策しておこう
キャンプの夜、寝る前にしておくとよい7つのことに共通しているのは、気持ちのよい朝を迎えるためのものであるということ。これらをしっかり対処しておくことで、様々な被害に遭う可能性が低くなります。ぜひ、寝る前の7つのことをキャンプの習慣にしてくださいね。