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キャンプサイトと駆け回る犬

【我が家のキャンプテクニック】連泊&移動のロングキャンプがうまくいく8つのコツ

2017.10.31ノウハウ

今まで最長で何泊のキャンプをしたことがありますか? 連休を利用して2~4泊という人が多いのではないでしょうか。これ以上宿泊数が多くなると、大変そうと感じる人もいますよね。でも、コツをつかんでしまえば、ロングキャンプは全然大変じゃないんです! 時間にゆとりがあるロングキャンプは、普段より遠くのキャンプ場へ行くことができ、旅行のように色んな場所へ出かけたり、アクティビティーをたくさん楽しんだりできるのが大きな魅力。もちろん、期間が長い分、天候に左右されることがあり、持っていくテントや洋服、計画の立て方やキャンプ場の予約など、ショートキャンプとは勝手が違います。この記事では、通算250泊以上、最長9泊10日のキャンプ経験を持つ私が、連泊&移動のロングキャンプがうまくいく8つのコツをご紹介します。

はじめに

広大な海とキャンピングカー
我が家は、毎年1週間ほどのキャンプ旅行へ出かけるのが夏の恒例行事となっています。ロングキャンプの最大のメリットは、何といっても、時間にゆとりがあることです。しかし、滞在中に雨が降ったからといってキャンプを中止にはできません。トラブルが発生して予定通りにいかないこともあります。 ここでは、キャンプ経験で得た、連泊&移動のロングキャンプがうまくいく8つのコツをご紹介します。これからロングキャンプに挑戦してみたい方だけでなく、3~4泊の少し長めのキャンプを予定している方も、ぜひ参考にしてください。

ロングキャンプのコツ〜準備編〜

1. 気温・雨に対応できる服装選び

コンパクトに畳まれたダウン
ロングキャンプだからといって、たくさんの服を持っていく必要はありません。それよりも、気温と雨に対応できる服装選びが大切です。夏でも、標高が高い場所での朝晩は冷えます。緯度の高い北海道や北東北では、標高が低くても、天気が悪いと日中でさえ肌寒く感じることがあります。例えば、気温17度、湿度70%、風速2mの場合、体感温度は約11度です。 風が吹くと想像以上に寒く感じるものです。8月に行った青森県のキャンプ場(標高400m)では、朝晩が寒く、ダウンジャケットを着用したことがあります。周りのキャパ―さんも、みなさん暖かい服装をしていました。夏でも油断せず、ダウンジャケットやフリースなど防寒着を持っていくようにしてください。また、レインウェア、長靴、傘など雨対策も忘れないようにしましょう。

2. コインランドリーを利用する

コインランドリーの洗濯機と部屋干し洗剤
前述に、たくさんの服を持っていく必要はないとお伝えしましたが、その代わり、キャンプ中に洗濯をして洋服を着まわします。高規格のキャンプ場であれば、場内にコインランドリーがあることが多いです。なければスーパーへ食材を買い出しに行くついでなどに、町のコインランドリーを利用すると良いでしょう。 洗濯用洗剤は、自宅から1回分を袋等に小分けして持っていくか、コンビニなどで売られている旅行・出張用の持ち運びに便利なワンパック洗剤を用意してください。液体洗剤やジェルボールは、中身がこぼれたり、破裂したりする可能性がありますので、粉タイプをおすすめします。また、洗濯機と乾燥機の両方を使う場合、100円玉を多めに用意しておきましょう。
キャンプサイトに干された洗濯物
乾燥機を使わない場合は、写真のように、サイト内にポールとロープを使って、物干しを作っておくと便利です。

3. テントとタープは2つずつ持っていく

緑豊かな自然の中に張られたテントとタープ
ロングキャンプの途中で、テントやタープが破損した場合、予備がないと困ってしまいますよね。そのために、我が家はそれぞれ2つずつ持っていくようにしています。もし可能であれば、サイズの異なるものを用意してください。キャンプ場によっては区画が狭いところもありますので、状況に応じて、テントやタープを選べるようにしておくためでもあります。

4. キャンプ場は予約しない

たくさんのメモが貼られたマップ
綿密に計画を立てても、ロングキャンプでは天気やトラブルで思うように進まないことがあります。我が家は、普段からキャンプ場は予約しない派です。ハイシーズンの海の日やお盆はもちろん、ロングキャンプでも予約はしません。特にロングキャンプの場合は、キャンプ場を予約しないことで、次の予定に対してフレキシブルに動けるようにしておきます。滞在したキャンプ場やその周辺が気に入れば、延泊をすることもありますし、天気に合わせて早めに次のキャンプ場へ移動することもあります。 ロングキャンプでは、キャンプ場の利用料のお支払いにもコツがあります。途中で減泊しても、利用料は返金されないことがあります。キャンプ場の空き状況にもよりますが、我が家は数泊したいと考えている時は、毎日1泊ずつ延泊の手続きを行うようにしています。事前に管理人さんに相談しておくと、手続きがスムーズになります。

ロングキャンプのコツ〜キャンプ中編〜

5. 1泊だけの日はシンプルなキャンプスタイルにする

キャンピングカーとテント
ロングキャンプでは、連泊することもあれば、1泊でキャンプ場をチェックアウトすることもあります。我が家は、夕方にキャンプ場へチェックインして、翌朝にはチェックアウトをしてしまうような場合、天気にも寄りますが、タープは張りません。シンプル装備で、設営と撤収の時間を短縮し、スマートキャンプを心がけています。

6. 車で外出する時は必ずクーラーボックスを持っていく

クーラーボックスとクーラーバッグ
クーラーボックス(ソフトクーラーバッグ)用の氷を入れ替えたり、スーパーで食材を買ってすぐに冷やしたりするために、キャンプ場を離れて車で外出する時は、必ずクーラーボックスを持っていくようにしましょう。スーパーへ行く予定がない時でも、ふらっと立ち寄った道の駅やお土産屋さんで冷蔵品を買った際に、すぐにクーラーボックスにしまえると安心です。外出する際はどんな時でもクーラーボックスを持って出かけましょう。

7. 食材管理に気をつける

アウトドア料理の様子
必要な分だけの食材を持っていくショートキャンプとは違い、ロングキャンプでは途中で何回か買い足します。どうしても中途半端に余ってしまうことがあります。特に日持ちのしない肉類と傷みやすい野菜は注意が必要です。我が家はロングキャンプの終盤では食材を買い過ぎず、余ったものをうまく組み合わせて料理を作っています。せっかく買った食材は無駄にしないよう、使い切るようにしたいものですよね。

8. 雨の日は外出する、または次のキャンプ場へ移動する

お風呂に入る犬
ロングキャンプでは、必ず1~2回は雨の日があるかと思います。そんな日は、我が家はあえて外出をして、観光をしたり、グルメや温泉を楽しんだりしています。または、次のキャンプ場へ移動する日に充てています。車の中であれば、憂鬱な雨も気になりません。ロングキャンプでは、雨の日も楽しく過ごしましょう!

おわりに

森の中に設営されたキャンプサイト
我が家のロングキャンプは、キャンプが目的のキャンプではなく、キャンプを手段として、普段行けない遠くのエリアへ出かけ、カヤック・SUPや山歩き、観光、温泉、グルメを楽しむスタイルです。自由きままなキャンプが送れるのも、ロングキャンプのおかげです! おさらいとして、ロングキャンプがうまくいくコツをまとめておきます。 ・洋服の枚数より、気温と雨に対応した服装選び ・コインランドリーを利用する(洗剤・100円玉の用意、物干しを作る) ・テントとタープは、サイズ違いで、それぞれ2つずつ持っていく ・1泊だけの日はシンプル装備でスマートキャンプを心がける ・車で外出する時は必ずクーラーボックスを持っていく ・食材管理(肉類と野菜)に気をつける ・雨の日は外出する、次のキャンプ場へ移動する ・キャンプ場は予約しない ・キャンプ場は1泊ずつ延泊手続きを行う 次の長いお休みでは、ロングキャンプに挑戦してみてはいかがでしょうか。


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