富士五湖それぞれの特徴とキャンプ場の傾向
富士五湖とは、「本栖湖(もとすこ)」「精進湖(しょうじこ)」「西湖(さいこ)」「河口湖(かわぐちこ)」「山中湖(やまなかこ)」の5つの湖のこと。いずれも富士山の山梨県側の裾野にあり、富士山の噴火によって自然に作られた湖です。
富士五湖は箱根伊豆国立公園に指定されており、2013年には“富士山”が世界文化遺産として認定されると同時に、富士五湖全てが世界文化遺産として登録されました。
5つの湖はそれぞれ特徴があり、湖の透明度の高さやアクティビティの豊富さなどお好みのスポットを見つけてみましょう!
本栖湖(もとすこ)【富士河口湖町、身延町】
本栖湖は富士五湖の中で最西端に位置しています。五湖の中で最も水深が深く(121.6メートル)、水が澄んでいるのが特徴です。なんと湖でダイビングも可能なスポット!千円札の裏側を見てみると、湖に富士山が写っている“逆さ富士”が描かれていますが、この絵のモデルとなったのが本栖湖からの眺めです。
本栖湖の湖畔から登ることができる竜ヶ岳は「ダイヤモンド富士」が見られるスポットとしても有名です。周辺は酪農地帯が広がっていて、牧歌的な風景の中でキャンプを楽しめます。
精進湖(しょうじこ)【富士河口湖町】
精進湖は本栖湖の隣に位置する湖で、精進湖の北側から富士山を眺めると手前に大室山が見えます。大きな富士山が大室山を抱くように見えることから「子抱き富士」と呼ばれることも。
熔岩流でできた湖の形は複雑で、周りの山と湖、富士山との絶妙なコントラストが味わえるスポット。手前には、青木ヶ原樹海が広がっており、樹海の中を走る国道139号からは、樹海の緑と富士山の雄大な姿を目の当たりにできます。多くは観光地化していない場所なので、人混みが苦手な方や、静かに楽しみたい方におすすめです。
西湖 (さいこ)【富士河口湖町】
富士五湖の真ん中に位置する西湖。ここでは、青木ヶ原樹海の他に洞窟散策ができる「富岳風穴」や、絶滅危惧種のクニマスを展示している「西湖ネイチャーセンター」などがあります。西湖は透明度が高く、水の色が青く澄んでいて、“乙女の湖”とも呼ばれる美しい湖です。
観光地化があまりされていないので、手つかずの自然が数多くあり、自然の中で静かにキャンプを楽しみたいというキャンパーに人気のスポットです。ウィンドサーフィンやヒメマス釣りが可能なことでも有名です。また、「西湖のいやしの里根場」では、かやぶきの民家が見られます。長らく大切にされてきた日本の文化も楽しみたい人にもおすすめのスポットといえるでしょう。
河口湖 (かわぐちこ)【富士河口湖町】
河口湖は富士五湖の中で山中湖に次ぐ、二番目に大きな湖です。標高は831mと、富士五湖の中で最も低い位置にあります。湖は特徴的な横に長い形をしていて、湖岸線の長さは五湖の中で最も長く、遊覧船やボート、レイクスポーツなどが楽しめます。
河口湖東岸エリアの湖畔には「オルゴールの森」や「河口湖美術館」などの観光スポットや飲食店、土産物店、ホテルなどが並び、コテージを併設したキャンプ場もたくさん!平成に入ってから発掘された新しい温泉もあり、富士河口湖温泉郷として親しまれています。キャンプと温泉、両方を楽しみたい人におすすめのエリア。
北岸は、湖を挟んで向こう側に富士山を望む眺望が楽しめるため、カメラ好きが集まる好撮影スポットとしても人気です。河口湖の全貌を見たい人は「富士山パノラマロープウェイ」で、昔話「カチカチ山」の舞台として有名な天上山に登るのがおすすめ!
山中湖 (やまなかこ)【山中湖村】
相模川の源流である山中湖は、富士五湖の中で最も面積が大きい湖で、面積は6.57㎢あります。富士五湖でいちばん標高に位置しており、日本国内の湖の中でも第3位の高さ。高原なので夏場でも涼しく、避暑地としても人気。
ブラックバスが放流されるため、釣り人からも大人気。富士五湖で一番水深が浅く、冬には結氷することもあり、凍った山中湖ではワカサギの穴釣りが楽しめます。湖岸にはカフェやレストランも多く、スワンボートやサイクリングなどを楽しむのもおすすめです。また、山中湖には珍しい水陸両用の「KABA」というバスが走っており、湖の上から富士山を一望できます。
富士五湖周辺のおすすめのキャンプ場ランキングTOP5
ここからはhinata編集部のおすすめキャンプ場を紹介します。お気に入りのキャンプ場を見つけて、富士五湖でのキャンプを楽しみましょう!
1位 雄大な西湖を一望できる「PICA 富士西湖」
【hinata評価】
最寄りICからのアクセス:★★☆
レンタル品の充実度 :★★★
アクティビティの充実度:★★★
付近の買い出しスポット:★★☆
お風呂・シャワー、温泉;★★☆
総合評価 12/15点
窓から湖を見渡せるコテージが魅力のおすすめのPICA富士西湖。お風呂や売店、テラスにはバーベキューセットが備え付けられており、初心者でも安心の充実した設備がポイント!
キャンプをはじめてみたいけどアイテムを持っていない方にぴったりな、手ぶらでソロキャンプをスタートできるプランもおすすめ!11月にはワインで有名な山梨ならではの、焚き火を見ながら「山梨ヌーボー」を楽しめるプランも用意!
室内にプロジェクターを完備したコテージもあり、西湖で楽しんだレイクアクティビティの動画を観たり、映画を観てゆっくりくつろげます。
【基本情報】
2位 湖畔から富士山が臨める「小田急山中湖フォレストコテージ」
【hinata評価】
最寄りICからのアクセス:★★★
レンタル品の充実度 :★★☆
アクティビティの充実度:★★★
付近の買い出しスポット:★★☆
お風呂・シャワー、温泉;★☆☆
総合評価 11/15点
森の中の静かなテントサイト、富士山が一望できる湖畔のテントサイト、ワンちゃんが自由に走り回れるドッグランサイト、のように、3つのロケーションから選べます。他にも種類豊富なコテージやバンガローなど。宿泊タイプが様々なので、ご自身に合ったプランを選びましょう。
さらに、小田急山中湖フォレストコテージは、花や木々が季節ごとに見せる顔に癒されながら、アクティビティなども楽しめるスポットです。愛犬家や小さな子ども連れのファミリーにおすすめのキャンプ場。
【基本情報】
3位 ボートクルーズや屋形船もある「夢見る河口湖 コテージ戸沢センター」
【hinata評価】
最寄りICからのアクセス:★★☆
レンタル品の充実度 :★☆☆
アクティビティの充実度:★★★
付近の買い出しスポット:★★☆
お風呂・シャワー、温泉;★★★
総合評価 11/15点
富士の裾野から頂上までを一望できる河口湖の中でも屈指のキャンプ場。河口湖の湖畔にあり、水辺のすぐそばにテントを張ることが可能です。敷地内にある桟橋から魚釣りをして、釣った魚をバーベキューで焼いて食べるなど、抜群のロケーションのなかでキャンプを楽しめます。
また予約をすれば、屋形船・快速モーターボートクルーズの使用や、花火・焚火で楽しむことも可能です。
【基本情報】
4位 昭和23年創業の老舗「本栖湖キャンプ場」
【hinata評価】
最寄りICからのアクセス:★☆☆
レンタル品の充実度 :★☆☆
アクティビティの充実度:★★★
付近の買い出しスポット:★★★
お風呂・シャワー、温泉;★★☆
総合評価 10/15点
「本栖湖キャンプ場」は昭和23年より営業を続けている歴史あるキャンプ場。本栖湖観光協会が運営しているため、低コストで長い時間キャンプを楽しめるスポット。本栖湖との距離は非常に近く、道路を1本挟んですぐという立地。広大な松林の中にあり、バンガローやコテージでの宿泊も可能です!
広大な敷地内には子どもが遊べる遊具や、水遊びができる浅瀬の湖畔もあるので、子ども連れキャンプにもぴったり。
【基本情報】
5位 予約不要でも大丈夫「浩庵キャンプ場」
【hinata評価】
最寄りICからのアクセス:★★☆
レンタル品の充実度 :★☆☆
アクティビティの充実度:★★★
付近の買い出しスポット:★★☆
お風呂・シャワー、温泉;★★☆
総合評価 10/15点
キャンプアニメ「ゆるキャン」の第1話で登場した、有名なキャンプ場です!「ゆるキャン」好きとしては一度は行ってみたい聖地としても有名。
透明度の高い本栖湖では、釣りやウィンドサーフィン、カヌーやダイビングなど実に幅広いアクティビティが楽しめます。湖畔では、今流行のSUP(スタンドアップ パドル サーフィン)、SUPヨガなども体験が可能です。
宿泊は富士山を真正面に見られる湖畔のキャンプ場か、きれいなキャンビンで過ご背ます。湖でのウォーターアクティビティに興味がある人におすすめです。
【基本情報】
本栖湖のキャンプ場おすすめ2選
6.ペットとの宿泊も可能な「本栖レークサイドキャンプ場」
三方を松林に囲まれており、静かにキャンプを楽しみたい人におすすめのキャンプ場です。愛犬が水遊びを楽しめるエリアもあるので、ペットと一緒に過ごしたい方にもぴったり。
人気のテントサウナ体験もできるので、自然を感じながら癒されたい方にもおすすめ。予約不要のフリーサイトは、好きな場所を選びたい場合には早朝にチェックインしましょう。営業時期が限られているので要チェックです!
【基本情報】
7.初心者も安心のカヌー体験!「本栖湖いこいの森」
本栖湖いこいの森の特徴は、初心者でも安心してさまざまなアクティビティが楽しめること!特にカヌーは、インストラクターがパドリングやターンなど丁寧に指導してくれるため、初心者でも楽しく安全に学べます。そのほか、カヤックやSUP、竜ヶ岳トレッキングなども体験可能です。
透明度の高い本栖湖でアクティビティを思う存分楽しみたい方におすすめなスポットです!
【基本情報】
精進湖のおすすめキャンプ場2選
8.至れり尽くせりで初心者も安心「精進湖キャンピングコテージ」
釣りやバーベキューを楽しみたい人におすすめのキャンプ場。湖畔には予約不要のフリーサイトをはじめ、希望に合わせて選べる大小さまざまなコテージやバンガローなどがあります。
コテージまたはバンガローに宿泊の場合、バーベキュー用の食材のデリバリーやケータリングサービスも充実!夜ギリギリまで遊びたい方や、キャンプ初心者でも安心です。
【基本情報】
9.穴場で混雑を避けられる「精進湖自由キャンプ場」
精進湖自由キャンプ場は精進湖観光協会が運営し、公式ホームページがないため他のキャンプ場に比べ比較的空いている穴場のキャンプ場です。利用料金が800円と安いのもうれしいポイント!湖沿いにテントを張れるので、湖でアクティビィティを楽しみたい方にもおすすめです!
【基本情報】
西湖のキャンプ場おすすめ3選
10.利用料が安価&近隣に温泉がある「キャンプビレッジ GNOME」
キャンプビレッジ GNOMEは、湖畔のフリーサイト、林間の区画サイト、からなるキャンプ場です。他にもおしゃれな丸いゲルテントや、ハンモックでくつろげるトレーラーハウスなども宿泊できます。SUPやカヤックをレンタルでき、ツアーを予約すると夕暮れ時のクルージングに出て写真を撮ってもらうことも可能です!
また、敷地から200m先に「いずみの湯」という温泉施設があり、お肌をつるんとしてくれる美白効果と共に、一日の汚れを洗い流してくれるので、翌日も思いっきり遊べます!
【基本情報】
11.湖に沈む夕日が美しい「西湖・湖畔キャンプ場」
西湖・湖畔キャンプ場の魅力は、西湖の自然と美しい湖に囲まれたロケーション!湖畔沿いにテントを張れ、条件が揃えば湖に沈む夕日が見れます。また予約不要で利用できるのもうれしいポイント!ただし夏場は混雑するので午前中にはキャンプ場に到着しましょう。
カヌーやカヤック体験が豊富で、子どもでも楽しめるプランや、ドローンなどで撮影してくれるサービスなどがたくさんあるので、多くの方が楽しめること間違いなし!
【基本情報】
12.芝生の上で湖畔キャンプを楽しめる「西湖津原キャンプ場」
湖畔側、山側など全9カ所もテントサイトがあるキャンプ場。予約がいらないキャンプ場なので、テントを張る場所は早い者勝ち!湖畔側はとても人気が高いため、すぐ埋まってしまい混み合う可能性が高いです。静かにゆっくり過ごしたい場合は、その他のサイトはそれほど混み合わずおすすめ!
また、低コストで泊まれる点も高ポイント!テント代や駐車代はなく、ゴミも無料で回収してくれるサービスがうれしいキャンプ場です。
河口湖のキャンプ場おすすめ2選
13.秋は紅葉!夏は緑を楽しめる!「河口湖オートキャンプ場」
河口湖ICを降りて車で約10分の好立地にある河口湖オートキャンプ場。敷地内は高い木に囲まれており、風の音や木陰、鳥の声などに癒されること間違いなし。受付棟には看板犬がおり、出迎えてくれるのも癒されるポイント!
シャワー室や洗剤やスポンジを備えた炊事場や、各所に灰捨て場も設置してくれているのでとても過ごしやすいです。サイトごとに焚き火用のU字溝があり、その中には焚きつけ用の小枝まで親切に設置してくれています。近くには「ふじやま温泉」や「富士急ハイランド」があるのでアクティビティにも困りません!
14.トレーラーハウスに泊まれる!Retreat camp まほろば(旧:河口湖山宮キャンプ場)
トレーラーハウスやモンゴルの遊牧民が使用するテント(パオ)などの宿泊ができるキャンプ場です。観光地として開発された河口湖から車でおよそ15分で着く便利なロケーションにありながら、開放的でワイルドな環境の中でキャンプが楽しめます。
今流行のテントサウナも利用可能!富士山を見ながらのジャグジー付きの水風呂で、心も身体もととのえましょう!登山道、三つ峠や「母の白滝」などのハイキングコースを利用するにも便利。海抜900メートルで夏でも涼しく快適です。
【基本情報】
山中湖のキャンプ場おすすめ3選
15.バンガローのバリエーションが豊かな「湖山荘キャンプ場」
標高1,000メートルの位置にあるキャンプ場。そのため、夏場でも涼しく快適に過ごせます。湖山荘キャンプ場は山中湖の目の前にあり、水上レジャーを楽しむにも抜群のロケーション。
キャンプ場からの富士山の眺めは絶景と評判です。トレーラーハウスや、人数やデッキの広さで選べるバンガローも種類がたくさんあるので、初心者や小さな子どもがいる場合でも安心!人気エリアにありながら格安に使用できるため、夏場などシーズン中は平日でも混み合うので予約はお早めに!
【基本情報】
16.今話題のハンモックカフェがある「PICA山中湖ヴィレッジ」
木の温もりを感じるきれいなコテージで、ゆっくりしたい方におすすめのPICA山中湖。ハンモックが設置されているコテージや、愛犬と一緒に過ごせるドックラン付きコテージなど、多種多様なコテージでの宿泊が可能です。
プランの種類も多く、焚き火プランや、地元の食材を楽しめるプランなど、ここでしか味わえない体験がたくさんあります。施設内にはオーガニックカフェやハンモックに座れるカフェなどもあり、ナチュラルでヘルシーな休日が過ごせること間違いなし!
【基本情報】
17.富士の天然水で料理ができる「山中湖ふじのもりオートキャンプ場」
開放的なスタンダードタイプのサイトや、木漏れ日が気持ち良い林や森のサイトがあります。木々に覆われたサイトはプライベート感満載なので、ゆっくりしたい人におすすめ。施設には小さな図書館もあるので、風の音や鳥の声を聴きながら読書を楽しみたい方にもぴったりです。
炊事場の水道水からは、富士の天然水や寒い時期はお湯が出てきます。遥かな年月をかけて濾過されたおいしいお水で、極上のキャンプ飯を堪能しましょう。
山中湖周辺のキャンプ場ランキング&おすすめ13選
山中湖周辺のキャンプ場ランキング&おすすめキャンプ場をレビュー付きで紹介します。キャンプアニメ「ゆるキャン△」に登場したキャンプ場や、コテージ・バンガロー泊が可能なキャンプ場など!山中湖周辺のキャンプ場で富士山を満喫しましょう。
富士五湖周辺の観光スポット
富士五湖周辺にはさまざまな観光スポットがあります。なかでも、最も観光スポットに恵まれているのが河口湖周辺。今回は河口湖を中心に、富士五湖周辺の観光スポットを紹介します。翌日のアクティビティとして楽しむのもおすすめです。
河口湖 富士山パノラマロープウェイ
昔話「かちかち山」の舞台として知られる天上山の頂に位置する富士見台駅と、河口湖畔駅とを約3分で結ぶロープウェイです。
展望台からは、富士山や河口湖を存分に一望が可能。周辺には「うさぎ神社」や「天上の鐘」、うさぎやタヌキのオブジェなども点在しており、フォトスポットとしても楽しめます!
詳しくはこちら:
河口湖 富士山パノラマロープウェイ西湖いやしの里根場
西湖の西北部にある、かやぶき屋根の家屋を復元した観光集落です。
どこか懐かしく重厚感のある約20棟の古民家が、富士山をバックに並ぶ姿は壮観。春には桜、夏には新緑の緑、秋には紅葉、そして冬には雪景色と共に富士山や美しい日本の風景が楽しめます。
施設の中には、
食事処や特産品などを扱う商店があるのでお土産を買う場所としてもぴったりです。さらに
匂袋作りや、絵付けなどの、ものづくり体験を楽しむこともできます!
詳しくはこちら:
西湖いやしの里根場河口湖オルゴールの森美術館
まるで小さなヨーロッパのような空間が広がるオルゴールの美術館です。所蔵品のスケールも規格外で、全長20mの世界最大級の巨大ダンスオルガンや、あの悲劇の豪華客船
「タイタニック号」に搭載される予定だった自動演奏楽器などが並びます。
実際にオルゴールの音色を聴いたり、音楽コンサートなども行っているのでデートや家族でのお出かけにおすすめのスポットです。
詳しくはこちら:
河口湖オルゴールの森美術館富士急ハイランド
世界最大級の絶叫系アトラクションを有する富士急ハイランド。中央自動車道 河口湖ICより車で約5分の場所に位置しています。
高所から富士山を眺めたい方や、スピード感そして興奮を味わいたい方はぜひ立ち寄ってみるべし!また、病院を舞台にしたホラーハウス「戦慄迷宮」も人気です。全長900mのコースを約50分間歩き続け、次から次へと襲う恐怖があなたを絶叫へと導きます!
あらかじめ行くことが確定している場合には、前売りチケットを購入しておくと、スムーズに入場できるのでおすすめです!
詳しくはこちら:
富士急ハイランド富士五湖の豆知識
最後に、富士五湖にまつわる豆知識を紹介します。知識を深めることで、見ている景色により一層深みを感じられるかもしれません。歴史やトリビアに興味のある人はぜひ!
富士五湖の歴史とは
富士五湖の歴史は非常に古いです。約500万年前は海の底にありましたが、形状の変化の要因は富士山の噴火にあります。噴火のたび、少しずつ形状や数を変化させ、今のようになったのです。
5つの湖ができたのは平安時代に遡ります。その後、今のような形になったのは江戸時代に起こった宝永大噴火が原因。正式に「富士五湖」と呼ばれるようになったのは昭和に入ってからのことです。
富士五湖、最後にできた湖は?
段階的に形成されてきた富士五湖はおおよそ数万年前、湖が形成された当初は2つの湖だったといわれています。富士山周辺の湖が5つに分かれたのは、上記に記したように平安時代のこと。それまでは「山中湖」「河口湖」「本栖湖」そして「せの海」と呼ばれる湖の計4つでした。
864年に起こった、大規模な富士山の噴火により、「せの海」は「西湖」と「精進湖」に分離。湖は5つになりました。つまり、最後にできた湖は「西湖」と「精進湖」といえるでしょう。
富士五湖は湖底でつながっている?
地図上で見ても、比較的近くに位置し合う「西湖」「精進湖」「本栖湖」。この3つの湖が、地中で地下水などを通じてつながっていると考える「湖底連結説」があります。
この説が生まれた理由には、水位がほとんど同じなことや、増水・減水がほぼ同時に起こることなどが挙げられます。なんともロマンのある話ですが、3つの湖が最初から分離していたわけではないことを踏まえると、不思議な話ではないのかもしれません。
富士山が一番きれいに見える場所は?
富士山は、季節や天気によって景観を大きく変えるもの。朝日が好き、夕暮れが好き、青空が好き……など、個人の好みもあるでしょう。正直なところ「一番きれいに見える場所」をどことするかを決めるのは非常に難しい問題です。
ですが逆さ富士(富士山が湖に映り込んでいる様子)を見たいのであれば、山中湖親水公園(長池親水公園)がおすすめ。湖面が静かな日には、富士山と公園のあいだに挟まれた山中湖のなかに、美しい富士山の姿を確認できます。
富士五湖のおすすめドライブスポット
富士五湖周辺には洞窟も数多くあります。たとえば青木ヶ原樹海の深い緑に囲まれた「富岳風穴」。国の天然記念物にも指定されているこの洞窟は、夏でもひんやりと涼しく非常に静かです。天井から染み出した水が凍ってできた氷柱が特徴的な「鳴沢氷穴」も魅力的です。
環状になっているため、ぐるっと回れる仕組みのこの洞窟。場所ごとにいろんな表情があり、好奇心が掻き立てられます。
チャレンジ富士五湖ウルトラマラソンとは
豊かな富士五湖周辺の自然の機微に触れ、富士山の絶景を楽しみながら長距離を走る大会もあります。その名も「チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン」。複数あるコースのなかでも、富士五湖全てを網羅するFUJI 5LAKEの総距離は、フルマラソンの2倍以上、118kmにおよびます。
走り慣れていないと到底太刀打ちできない距離ではありますが、ほかのウルトラマラソンのロケーションに比べると比較的難易度が低く、ウルトラマラソンの登竜門として挑戦しやすいコースです。大会は基本、春に行われますが、2019年には試験的に秋大会も行われています。
それぞれに特徴のある富士五湖で楽しもう
湖ごと、季節ごとにさまざまな特徴がある富士五湖。行くたびに違った表情を楽しめるのが大きな魅力です。今回紹介したように、周辺に位置するキャンプ場ももりだくさん。どの施設も、とっておきのアクティビティが楽しめたり、自然が堪能できたりと満足できること間違いなし!ぜひ何度も通ってみて、お気に入りの場所を見つけてみてください。