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ツェルトを張っている様子

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ツェルトのおすすめ19選!人気モデルや軽量タイプを紹介

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「ツェルト」は緊急時の野宿(ビバーク)の際に使う軽量テントのこと。いつも使うとは限らないため、負担が少ないようにコンパクトなのが特徴です。持ち運びやすさのため普段使いにしている人も。今回はツェルトを使う上で抑えておきたいポイントや使い方、おすすめ商品を紹介します!

ツェルトとは|登山の緊急時に活躍する簡易テント

ツェルトとは、登山の緊急時に使用する簡易テントのこと。別名「ビバークテント」とも呼ばれ、天気の悪化や体調不良のせいで野宿(ビバーク)をする際、寒さや雨風から身を守るのに役立ちます。 ツェルトにはポールがないものやポンチョなどのようにかぶって使うものもあります。非常時に使うことを想定されているため、コンパクトで軽量なのが特徴。収納すると350mL缶ほどしかないものも多く、持ち運びの負担にもなりません。 また、休憩時の雨よけ・風よけ、着替えるための目隠しなど、ツェルトはさまざまな用途で使えます。

通常のテントとツェルトの違い

山に設営しているツェルト

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ツェルトと通常のテントはどちらも宿泊ができるものですが、以下のような違いがあります。
  • ツェルト:緊急用の簡易テントなので耐久性はテントに劣る。超軽量タイプが多い。
  • テント:宿泊を想定ているため、耐久性や居住性に優れている。軽量~重量までさまざまなタイプがある。
キャンプや宿泊登山の場合は、テントを持参するのがおすすめです。一方、ツェルトは緊急時に備えるためのアイテムなので、日帰り登山の場合でも持参しておくと安心です。

ツェルト泊は可能?

ツェルト泊

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緊急時に使用するツェルトは、宿泊にも利用できます。ツェルトはテントよりも軽量であり、登山時の荷物を軽減したい方にとっては、ツェルト泊はメリットとなります。 しかし、初心者の場合はいきなり登山泊にツェルトを使うのは注意が必要です。使い方に慣れていなかったり、山の天候に対応できなかったりなどの原因で、低体温症になるリスクもあります。 もしツェルト泊をする場合は、防水性を高めるシーム処理を行うのがおすすめ。ツェルトの縫い目に専用のテープや防水剤を貼ることで、水漏れを防げます。テント泊に慣れた人はツェルト泊に挑戦してみてもよいでしょう。

ツェルトの種類

ツェルトは組み立て方によって、「非自立式」「自立式」「ポンチョ式」の3種類に分かれています。どのような使い方が自分に合っているのかチェックしておきましょう!

軽量でコンパクトな「非自立式」

非自立式は、ツェルトの主流スタイル。トレッキングポールや落ちている木の枝などを使ってたてるため、軽量でコンパクトになるのが特徴です。 ツェルト内はそれほど広くはないものの、狭いスペースでも設営しやすいのがメリットです。ただ、設営にはコツがいるので登山前に練習しておく必要があります。

居住性の高い「自立式」

自立式はテントのようにポールが付属しているタイプ。設営がしやすく、居住空間も広いのが魅力です。またポールがあることにより耐風性も高いため、風が強い日でも安心。 一方で、重量が重くなるため、ほかのタイプと比べると持ち運ぶ負担が大きくなります。快適性を重視したい方は自立式がおすすめです。

設営の手間を軽減できる「ポンチョ式」

ポンチョを着ている人

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ポンチョ式は、防寒着やレインコートのように頭からかぶるだけのタイプです。着て使うものなので、設営する手間はかかりません。ザックごとかぶれるので、荷物を守れるのもメリットです。 一方居住スペースとしては非常に狭く、テントのように居住空間は確保できません。宿泊には向いていないので、あくまで緊急時の備えとして持参するとよいでしょう。

ツェルトの選び方

緊急時の備えなら迷わず軽量タイプ

緊急時の備えとして持参する場合は、重さが負担にならないよう、なるべく軽いものを選びましょう。緊急用のツェルトは軽いものが一般的です。しかし中には、快適性を求めた重いツェルトもあります。アイテムによっては150gほどの超軽量のものもあるので、備えとして持っておきたい方にはおすすめです。

防水性・透湿性があれば快適に使える

撥水加工

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ツェルトは、雨や雪を凌ぐアイテムなので、防水性や透湿性のあるものを選びましょう。防水性の高いものを選べば、水の侵入を防げるためツェルト内でも安心して過ごせます。 透湿性とは、内側から湿気を排出する性質のことです。透湿性があれば、ツェルト内も湿気で蒸れず、結露の発生も軽減できます。また、ベンチレーションがあるツェルトであれば、換気ができるためさらに快適に過ごせるでしょう。

快適性を求めるならグランドシートも一緒に使う

さらに快適にツェルトを使用したい方は、グランドシートも一緒に使いましょう。ツェルトはタープやシェルター、雪洞のふたなどさまざまな使い方ができるように、底面が開いています。そのため、底面の隙間から水が染み込みやすく、そのまま使うとツェルト内が濡れてしまいます。 グランドシートは底面を覆ってくれるので、荷物を置いたり寝転んだりしても濡れにくくなります。ただ、予備用として持ち運ぶ場合は負担になるので、状況に応じて持っていくかどうか判断しましょう。

非自立式ツェルトの張り方の手順

非自立式のツェルトの設営は、見た目よりも大変です。正しい設営方法を知らないと、風で飛ばされたり、思ったよりも時間がかかったりする可能性もあります。購入前に、自身で組み立てられるか確認しておきましょう。

【ステップ1】ツェルトの四隅をペグ打ち

ツェルトを地面に広げ、四隅をペグ打ちします。その上から、ピンっとテンションを張ってペグを打つと、シワになりにくく室内を広く使えます。ペグがない緊急事態の時には、石などを使って固定するといいでしょう。

【ステップ2】ポールを立てる

ツェルトに細引きを通し、トレッキングポールや木の枝に巻きつけていきます。張り網を固定し、片方を自立させてペグ打ちします。

【ステップ3】反対側も固定

ステップ2と同じ要領で反対側も行います。木などの結べる場所があれば、ポールを使わなくてもOK。反対側と同じ高さになるように調節しましょう。シワができてしまったら、反対側のロープの長さを調節するときれいに張れます。

ツェルトを使いこなすためのポイント

ツェルトを使いこなすために押さえておきたいポイントを紹介します!ツェルトをテント代わりとして使う人も必見です。

設営練習・準備をしておこう

登山に行く前に、ツェルトを張る練習をしておきましょう。ツェルトが必要になる場面は、急な天候の悪化や体調不良、仲間とはぐれたまま夜になってしまったときなどの緊急時です。ツェルトの設営に慣れていないと時間がかかってしまい、ますます天候が悪化したり体力が奪われたりする可能性も。いざというときにも慌てないよう、少なくとも一度はツェルトの設営練習をしておきましょう。

ツェルト本体だけでは難しい!細引きも一緒に持っていく

細引きを枝にかける

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いざというときのアイテム、細引きも準備しておきましょう。細引きとは2~7mm程度のロープのことで、ツェルトの張り綱として使うことができます。目安として、5m程度の長さを2〜4本持っていれば対応できるでしょう。また、自在金具をセットしておけば、長さを調節するのにも役立ちます。 自在金具がなくても、結び方によっては調節できる方法もあります。ロープの結び方を知っておくと何かと便利なので一緒にチェックしておきましょう。

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ツェルトは緊急時以外にも使える万能アイテム!他の使い方もチェック!

ツェルトは緊急用テントとしてだけでなく、ほかにもさまざまな使い方ができます。テントとしては使わなくても、ほかの用途で使える可能性もあるので一緒にチェックしておきましょう。

木にくくりつければタープ代わり

ツェルトをタープにする

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長いロープを持っていれば、木と木の間にロープを渡してタープをつくれます。ツェルトはもともと、タープやシェルターとしても使えるように、底面が開いた形状になっているため広げて使うことが可能です。急な雨や雪、強い日差しなどに対応できます。

着替える場所の確保にも

ツェルトと靴

出典:PIXTA

緊急時ではなくても、ツェルトを張ることで外からの視線を遮断できます。汗をかいたときや雨に濡れたときなど、中で着替えられて便利です。 また、携帯トイレなどを使用する際にも、簡易的な目隠しがつくれます。このようにツェルトは人目が気になるシーンでも便利に使えます。

シュラフカバーの代用として

テントの中で結露が発生すると、テントに接しているシュラフが濡れることも。シュラフにツェルトをかぶせれば、シュラフを水濡れから守れます。高機能なシュラフは濡れると機能が低下するものもあるので、濡れるのは避けた方が良いです。 とはいえ、ツェルトは予備用になるため、ずっと使うことを考えるとシュラフカバーを使う方が無難です。また、ツェルト泊する時にもシュラフカバーがあると結露対策になり便利です。

ツェルトでアウトドアでの選択肢を広げよう

ツェルトがあれば、急にビバークをすることになっても安心です。ただ、ツェルトはあくまで緊急用のものです。宿泊登山を予定していない方は、使わないに越したことはありません。安全な登山計画を立てて、楽しい登山をしましょう!

今回紹介したアイテム

商品画像スーパーライト・ツェルト2ロングビバークツェルト1 ロングライズ2ライペン ビバークツェルト・ソロマルチシェルターツェルト2ロングツェルト1チューブツエルトピコシェルタークロスオーバードーム 2トレイルシェルター2UL透湿防水タフツェルト/ロングタフ ツェルトポンチョEmシェルターツェルト・プラスキャプテンスタッグ ソロツェルトUVライフシステムズ サバイバルシェルター2ブラックダイヤモンド ディスタンスシェルターラブ グループシェルター
商品名スーパーライト・ツェルト2ロングビバークツェルト1 ロングライズ2ライペン ビバークツェルト・ソロマルチシェルターツェルト2ロングツェルト1チューブツエルトピコシェルタークロスオーバードーム 2トレイルシェルター2UL透湿防水タフツェルト/ロングタフ ツェルトポンチョEmシェルターツェルト・プラスキャプテンスタッグ ソロツェルトUVライフシステムズ サバイバルシェルター2ブラックダイヤモンド ディスタンスシェルターラブ グループシェルター
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