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キャンプ向けの人気車種おすすめ14選!選び方も徹底解説

キャンプ向けの車選び。大きな買い物だから「しっかり吟味してから選びたい!」という人も多いはず。そこで今回は、キャンプ用の車の選び方と、トヨタ、日産からジープまで人気の車種を紹介します。購入のポイントや、おすすめのボディタイプ、人気ランキングやキャンプでの車の活用法まで詳しく解説します。

キャンプ用に車を購入する際のポイントは2つ

車を買う時に見るポイントはいくつかありますが、特にキャンプ用で車を買う時に見ておきたいポイントは大きく2つあります!ぜひ必ずチェックしておきましょう。

1. 荷物が詰められる車載量

ラゲッジルーム
まず第一に重要なのは、どのくらいの人数が座れるのか、どのくらいの荷物が載せられるのかという点。車の車種によって、乗車できる人数が変わるので、普段どのメンバーでキャンプへ行くのか想像しておきましょう!一時的に人数が増える場合であれば、レンタカーを利用するのも1つの手です。 ▼きれいにうまく車に荷物を積載したいという方は、こちらの記事をチェック!

2. 4WD(4輪駆動)と車高の高さ

4WD(4輪駆動)であることもとても重要!4WDとは、走行中に4つのタイヤすべてにエンジンからの動力が伝わっているもののことです。雨の後のキャンプ場はぬかるみが多く、動けなくなっている車をよく見ます。アウトドアへ出かけることが多い人は、4WDの機能を必須で付けておきたいですね。 また、悪路を走ることが多いならば、最低地上高は200mm以上をおすすめします。最低地上高が十分にないと、未舗装の道路を走行中に車のボディが地面に擦ってしまうことがあるためです。

キャンプ向きの車のタイプ紹介

キャンプ場でレーシングカーを見かけることはなかなかありません。車のタイプでもキャンプに向いているものと向いていないものがあります。ここではキャンプに向いている車のタイプを紹介します。

オフロード走行ならSUV

SUV(Sport Utility Vehicle)は、1番アウトドアに適したタイプの車種。タイヤが大きく4WDが基本なので、オフロードでも問題なく走行できます。また、最近はクロスオーバーSUVといって、未舗装だけでなく舗装されている道でも快適に走れる車も登場しているので要チェック!

荷物がたくさん積める!ピックアップトラック

荷台が特徴でより自由度高くキャンプ用品を積載できるピックアップトラック。アメリカで人気があり、西海岸風の見た目!移動の際は荷物をしっかり固定するなど、一般的なトランクのある車よりも注意が必要です。

車中泊もできるミニバン

コストパフォーマンスの高いハイエース
家族での利用におすすめなのがミニバンタイプ。最大乗車人数が6〜8人でキャンプに行くことが多い場合、1台で行くならばこのタイプになります。また、座席がフルフラットになる車種も多く、車中泊キャンプにもおすすめです!

コンパクトに楽しむなら軽自動車

コンパクトに済ませたいけど、キャンプもしっかり楽しみたいという方におすすめなのがアウトドア向け軽自動車。最近では、4WDを採用している車種や、積載性の高いモデルも増えており、機能性が充実している上に一般のSUVよりもリーズナブルなのが特徴です。また、丸っこくてかわいい見た目もポイントです。

アウトドアに人気の車種ランキング【SUV】

SUVの中でもキャンパーに人気の車種ランキングを紹介します。車だけでもキャンパー感が漂う車種ばかりです!
車種トヨタ ランドクルーザージープ ラングラーアンリミテッド日産 エクストレイル三菱 アウトランダートヨタ FJクルーザー
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乗車人数8名5名5名5名5名
スペック4WD4WD4WD4WD4WD

1. トヨタ ランドクルーザー

SUVの代表格、トヨタのランドクルーザー!8名分のシートがありますが、後部座席はすべて折りたたむことができるので、大型のラゲージスペースを確保できます。また、オフロードを走るとき、SUVのような図体の大きい車だと、死角が多くて不安な方も多いのでは?ランドクルーザーなら車の4方向に設置されたカメラから路面状況を判断できるので死角もしっかりカバーします。
【参考情報】
  • 参考購入価格:約510万円〜
  • 最大乗車人数:8名
  • スペック:4WD、ターンアシスト機能
  • 最低地上高:225mm

2. 【外車】ジープ ラングラーアンリミテッド

「どこへでも行ける。何でもできる。」がコンセプトのジープ。ジープのラングラーアンリミテッドはその名のとおり、走る道を選ばない強靭な性能が特徴です。軍用に研究された本格的な機能性にくわえて、かわいらしい見た目がテントサイトとの相性も良く、自慢のテントの横にジープがある光景もおしゃれ。
【参考価格】
  • 参考購入価格:約390万円〜
  • 最大乗車人数:5名
  • スペック:4WD
  • 最低地上高:200mm

3. 日産 エクストレイル

日産のエクストレイルは、カスタム要素の多いSUV。2WDか4WD、2列か3列かなどのグレード選択も豊富ですし、その他にもホイールやエアロパーツなどのカスタムも可能です。SUVでありながらミニバンの要素もバランスよく取り入れており、家族向けになっています。
【参考情報】
  • 参考購入価格:約240万円〜
  • 最大乗車人数:5名
  • スペック:4WD
  • 最低地上高:ハイブリッドタイプで200mm、ガソリンタイプで205mm

4. 三菱 アウトランダー

三菱 アウトランダーPHEVは、さまざまな機能を兼ね備えたハイスペック車。キャンパーにとってこの車を選ぶ最大の魅力は、大容量のバッテリーがついていること!車内2か所にAC電源があり、いつでも家庭用家電が使えます。四季を選ばず、快適なキャンプを楽しめること間違いなし!
【参考情報】
  • 参考購入価格:約470万円〜
  • 最大乗車人数:7名
  • スペック:S-AWC、PHEVシステム、蓄電・給電
  • 最低地上高:195mm

5. トヨタ FJクルーザー

ポップな見た目と本格的なオフロード性能を持ち合わせた、キャンプに最適なトヨタ FJクルーザー。2018年1月末で生産中止となった今も、キャンパーに愛される人気車です。FJクルーザーはラゲッジのフロアやシートは撥水素材、左右のドアが観音開き構造で荷下ろしがラクなど、アウトドアの際に使いやすい設計となっています。
【参考情報】
  • 参考購入価格:約350万円
  • 最大乗車人数:5名
  • スペック:4WD
  • 最低地上高:230mm

アウトドアに人気の車種ランキング【ピックアップトラック】

ここではピックアップトラックの人気ランキングを紹介します。無骨な見た目は、ワイルドなキャンプスタイルにぴったりです。
車種フォルクスワーゲン アマロックランドクルーザー70 ピックアップハイラックスAT35
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乗車人数5名5名5名
スペック4WD4WD4WD

1. 【外車】フォルクスワーゲン アマロック

ピックアップトラックの中でも高い人気を誇るのが、フォルクスワーゲンのアマロック。アマロックは、日本では正規で販売されていないので並行輸入が必要ですが、キャンプサイトでも目立つこと間違いなし!12km/Lと、他のSUVと引けを取らない程度の燃費があります。
【参考情報】
  • 参考購入価格:約650万円〜
  • 最大乗車人数:5名
  • スペック:4WD
  • 最低地上高:192mm

2. ランドクルーザー70 ピックアップ

過去日本では発売されていなかったランドクルーザー70のピックアップタイプですが、2014年に復刻し限定発売されていたことで、日本でもちらほら見かけるようになりました。「ザ・アウトドア!」という面持ちがかっこよく、車好きな上にアウトドア好きの方には大人気になっています。
【参考情報】
  • 参考購入価格:約350万円〜
  • 最大乗車人数:5名
  • スペック:4WD
  • 最低地上高:225mm

3. ハイラックスAT35

日本では長年後継車なく生産終了状態となっていたハイラックスピックアップシリーズですが、タイでは進化を続けており、英国のアークティックトラック社と共同開発した車が発売されました!南極北極の雪道用の車のスペシャリストであるアークティック社だけあって、アウトドアのオフロードに必須のサスペンションやハンドリングなど、あらゆる機能がアップグレードされています。375mmの最低地上高は大注目です。
【参考情報】
  • 参考購入価格:約276万円〜
  • 最大乗車人数:5名
  • スペック:4WD
  • 最低地上高:375mm

アウトドアに人気の車種ランキング【ミニバン】

ファミリーには定番のミニバンの人気ランキングも、キャンプ要素が入ると一般的なランキングとは違う結果に?ここではミニバンの人気車種を紹介します。
名称三菱 デリカD5日産 セレナトヨタ ハイエースワゴン
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乗車人数8名8名10名
スペック2WD、4DW2WD プロパイロット(4WDに変更可能)2DW、4WD

1. 三菱 デリカD5

優れたサスペンション性能などで、オフロードの走行も得意な三菱のデリカD5。ラゲッジスペースも四角くなっており、荷物が入れやすいのもうれしいところ。アウトドアに出かける頻度の高い家族におすすめの車です!
【参考情報】
  • 参考購入価格:約390万円〜
  • 最大乗車人数:8名
  • スペック:2WD、4DWオート、4DWロック
  • 最低地上高:210mm

2. 日産 セレナ

家族向けミニバンの定番、日産のセレナ。前方の車に追従する運転支援システム「プロパイロット」が搭載されているので、渋滞での疲労も大幅軽減が期待できます。ラゲージスペースだけでなく、小物の収納スペースもたくさんあります。アウトドアだけでなく、街乗りも多い家族におすすめの車です!
【参考情報】
  • 参考購入価格:約230万円〜
  • 最大乗車人数:8名
  • スペック:2WD、プロパイロット(4WDに変更可能)
  • 最低地上高:160mm

3. トヨタ ハイエースワゴン

抜群の積載量を誇る、トヨタ ハイエースワゴン。用途に合わせて、3タイプから選ぶことができます。キャンパーから人気の理由は、積載量ももちろんですが、自分好みにカスタムできるパーツが多いこと!広い車内を車中泊用にカスタムするのも楽しめます。
【参考情報】
  • 新車の参考購入価格:約290万円〜
  • 最大乗車人数:10名
  • スペック:4DW(2DW)、ドア自動開閉、自動ブレーキ
  • 最低地上高:185mm

アウトドアに人気の車種ランキング【軽自動車】

ソロキャンプなどで軽自動車は今最も注目を集める車種の一つ。ここではキャンプにぴったりの軽自動車を紹介します。
名称スズキ ジムニーホンダ N-VANスズキ エブリィワゴン
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乗車人数4名4名4名
スペック4WD2DW、4WD2DW、4WD

1. スズキ ジムニー

世界中で長年愛されるスズキのジムニー!他の車と比べても、手頃な値段で購入可能なアウトドア向けの車です。最低地上高が一般の車よりも高く設定されているので、軽でありながらもオフロードでもガンガン走行できるのが特徴!丸っこいシルエットがかわいく、根強いファンが多い人気車種です。
【参考情報】
  • 参考購入価格:約130万円〜
  • 最大乗車人数:4名
  • スペック:4WD
  • 最低地上高:205mm

2. ホンダ N-VAN

運転席以外の空間すべてに荷物が積めるようになっている、ホンダ N-VAN。軽でありながら、この広さがあるのはキャンパーにとってかなり魅力的なポイントです。また、広い空間を活用した車中泊仕様にできる純正アクセサリーもあり、初心者でも気軽に車中泊が可能。オプションの「マルチボード」を使えば、しっかりと足を伸ばせる寝床もでき、さらに床下にも荷物が収納できるので、効率的な室内空間の活用ができます。
【基本情報】
  • 新車の参考購入価格:約129万円〜
  • 最大乗車人数:4名
  • スペック:2WD (4WDにも変更可能)
  • 最低地上高:155mm

3. スズキ エブリィワゴン

キャンパーに人気の軽バン、スズキ エブリィワゴン。軽バンの魅力は、購入価格を抑えながらも広々とした空間があること。エブリィワゴンの車内は、広さと高さがあるので、4人乗車していてもしっかりとした積載量を確保できます。また、純正オプションには「2段ベッドセット」があり、4人が横になり足を伸ばして眠れます。アウトドアレジャーや旅行で車中泊を楽しむのはもちろん、災害時などの緊急時にも役立ちます
【基本情報】
  • 新車の参考購入価格:約177万円〜
  • 最大乗車人数:4名
  • スペック:2DW(4WDにも変更可能)、セーフティサポート搭載
  • 最低地上高:145mm

車をキャンプの中心にしよう

車に寝泊まり「車中泊」

最近注目されている車中泊。先ほど紹介したタイプの中だと、特にミニバンや軽自動車で車中泊を楽しむという方は増えています。テントやタープは必ずしも設営する必要はなく、簡単でコスト削減もできるため気軽に楽しめるのが流行っている理由。普通とは違うキャンプがしたい!キャンプ初心者だけど道具をそろえるのが大変...。という方にはおすすめです! ▼車中泊について詳しくはこちらの記事をチェック!

車の上で寝る!?「ルーフテント」

かっこいい車をキャンプのメインに!とは言っても、せっかくキャンプにきているのだからテントで泊まりたいという方も多いはず。そんな方におすすめなのがこの「ルーフテント」です。スペースのない場所やぬかるみが激しい場所でも、車の上なので気にせずキャンプ気分を味わいながら寝泊りできます。 ▼ルーフテントについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェック!

車の横にリビングを!「カーサイドタープ」

寝る場所は車の中やルーフテントにするとして、のんびりくつろげるサイトを作りたいですよね!よくテントとタープを連結しているのを見ますが、その要領で、車専用のタープ「カーサイドタープ」というものがあります。車のすぐ横に自分の作りたいようにテントサイトを作ることができ、サイトのコーディネートによってより車が映えるようになります。 ▼カーサイドタープが気になる方はこちらの記事をチェック!

おしゃれな車でキャンプをもっと楽しく

ここまで紹介してきた車は、実用性が高くかっこいい車がその大半でしたが、「テントサイトの一部として可愛くおしゃれな車を選びたい!」という方も多いのではないでしょうか?そんな方は以下の記事をチェック!キャンプ向きのおしゃれな車の代表であるフォルクスワーゲンをはじめとした、おしゃれな車を紹介しています。

車に乗ってキャンプ場へ行こう!

自分に合ったアウトドア向きの車は見つかりましたか?積載に関しては、プラスアルファでルーフキャリアを利用すれば解決できることも多いので、合わせてチェックしておきましょう!


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