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アルプス山脈

北アルプスと南アルプスそれぞれの魅力を解説!登山情報を見逃すな!

北アルプスと南アルプスどちらも気になるけど、それぞれの魅力がいまいちわからないという方もいるかと思います。北アルプスと南アルプスそれぞれどんなところか、魅力、注意点について登山経験者の筆者がお伝えします。これを読めば、北アルプス・南アルプスのイメージが明確になるはず!

北アルプスってどんなところ?

登山初心者からベテランまで、さまざまな人に人気の北アルプス。ベテランの人はひとりで縦走する人も多いですが、初心者の方は北アルプス登山の経験者と共に行くか、登山ガイドと行くツアーがオススメです。具体的に、北アルプスってどんな山が連なっているのか、おさらいしてみますね。

北アルプスの魅力!

北アルプスといえば、白馬岳、立山、穂高岳、槍ヶ岳を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?このほかにも、薬師岳・五竜岳・剱岳・黒部五郎岳・水晶岳・常念岳・笠ヶ岳・乗鞍岳・焼岳・鷲羽岳・鹿島槍ヶ岳・燕岳と数多くの山が連なっています。本格的な登山をしたい人も登山デビューしたい人も、憧れる人気のエリアです。 北アルプスの魅力は、やはりダイナミックな岩山を楽しめることではないでしょうか。そびえ立った槍ヶ岳は、北アルプスのトレードマーク。登山中に振り返ると、雄大な景色が楽しめるのは北アルプスならでは。 そして、交通アクセスがいいことも、北アルプスの魅力です。マイカーで登山口のすぐ近くまで行ける所も多いので、比較的気軽に行きやすいといえるでしょう。

北アルプスに登山したい!と思ったら

北アルプスに行ってみよう!と思った方には、いくつか気を付けてほしい点があります。まず、行く時期です。10月~6月までは雪が積もっているので、初心者は春~夏がオススメ。 ただお盆の時期は、かなり混むことが予想されるので、ゆったりと登山を楽しみたい方は、お盆を外していくほうがいいでしょう。せっかくの北アルプスデビューなのに、人・人・人…で疲れたということになったら、もったいないですから。特に車で行く場合は、渋滞に巻き込まれることのないように。
そして北アルプスは交通アクセスがいいからといって、スケジュールを詰め込みすぎないようにしてください。余裕を持ったスケジュールにすることで、気持ちにもゆとりが生まれ、事故防止にもつながります。晴れで体調がいい場合、雨天時や体調が悪い場合と2パターンのスケジュールを考えておくと、より安心です。
北アルプス初めての方にオススメの山を、いくつかご紹介します。まず、白馬岳です。白馬岳は、高山植物がきれいなことで有名ですよ。そして、白馬岳頂上のすぐ下にある白馬山荘は、日本最大級のスケール。山小屋デビューにも、もってこいの山小屋です。
二つめは、燕岳です。花崗岩を楽しめる燕岳を満喫した後は、中房温泉に下山し、温泉をゆっくり楽しんでみては?下山後の温泉は、格別ですよ。燕岳は筆者も登山経験ありますが、ここは危険個所がほとんどないので初心者にもオススメです。登りは少しハードなので、体力はしっかりと付けておいてくださいね。
三つめにオススメするのは、立山です。立山黒部アルペンルートでおなじみの立山は、北アルプスらしい山々の風景を満喫することができますよ。
四つめは、唐松岳です。ほかの山と比べると知名度は低いですが、実は一番北アルプス入門にふさわしいかもしれません。というのは、ゴンドラなどを乗り継げばわずか3時間半で山頂に到着するのです。あまりハードなのはちょっと…。だけど北アルプスを味わってみたいという欲張りな方にもぴったりの唐松岳、いかがでしょう?

南アルプスってどんなところ?

一方、南アルプスはどんなところでしょうか?北アルプスと比べると、あまりテレビでも観ることのない南アルプスですが、北アルプスのような華やかさはないものの、一度登山するとハマってしまう人が多いのです。かくいう私も、その一人で、南アルプスにすっかり魅せられてしまいました。

南アルプスとは?

南アルプスは、甲斐駒岳・仙丈ケ岳・鳳凰山・北岳・間ノ岳・塩見岳・赤石岳・聖岳・光岳・悪沢岳などを指し、それらの総称を連峰と呼びます。八ヶ岳も南アルプスのうちの一つになります。南アルプス国立公園に指定されている山が多く、北アルプスと同じく日本の山々を代表するエリアです。

南アルプスの魅力とは?

樹林帯の中をひたすら登山することが多い南アルプスですが、その分、展望がひらけたときは、感動です!南アルプスは富士山がとにかくキレイに見えるので、絶好のビューポイントも多いですよ。高山植物も豊富なので、登山客の目を楽しませ疲労を和らげてくれるはず。 そして、交通が不便な分、北アルプスのように混雑することもほとんどありません。静かに登山を楽しみたい方には、ぴったりです。わざわざ南アルプスに行く人は、山が本当に好きな人が多いので、ゴミをポイ捨てするような人も少ないし、マナーを守る人がほとんど。不便ではあっても気持ちよく快適な山行になること間違いなし。

南アルプスに登山したい!と思ったら

南アルプスに登山に行くなら余裕のある計画を!

南アルプスに行ってみたい!と思ったら、まずはゆったりとしたスケジュールを組みましょう。交通が不便なので、1泊や2泊だとかえって疲れてしまうかも。3泊以上だと余裕を持って登山を楽しめるでしょう。 そして、北アルプスより登山客が少ない分、できるだけ人が多く通るルートを選ぶこと。南アルプスは人が少ない分、万が一のときを想定して、あえてほかの登山客の目につくようにすることも大事なのです。人気が少ないところは、ツキノワグマなど動物も出没することがあります。

初心者の方はツアーも!

まずはツアーでゆったりと登山をするのもありですね。もし登山ツアーをするなら専用のサイトを確認してみましょう。 詳しくはこちらをチェック▼ クラブツーリズム

南アルプスのおすすめの山

鳳凰山

南アルプス初めての方にオススメ1つ目は、鳳凰三山(地蔵岳・観音岳・薬師岳)です。ちなみに私が初めて単独登山したのが、この鳳凰三山でした。危険箇所もなく体力さえあれば、ほぼ問題ありません。

仙丈ヶ岳

2つ目は、仙丈ケ岳です。北沢峠をベースにすると、甲斐駒・仙丈ケ岳を両方登るのもいいし、まずは仙丈ケ岳だけを楽しむのも、オススメ。

白根山

そして3つ目は、白根三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)です。樹林帯の中の登山をある程度頑張れば、3000メートル級の山々の風景を楽しめるのも、南アルプスの特徴かもしれません。北岳でしか見られない植物・キタダケソウもお楽しみに。

まとめ

北アルプス、南アルプスそれぞれ魅力があります。実際に足を運ぶことで、よりその魅力を感じることでしょう。自分のレベルに合った山、日程にすれば、憧れのアルプスに行くことも夢じゃないのです。まずは、お目当ての山を見つけてみてください。


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