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雨キャンプ

出典:PIXTA

キャンプの雨対策!テント設営・撤収・片付けのコツを解説

2024.02.20ノウハウ

※本記事には一部プロモーションが含まれます

雨が降ってしまうと、雨天に備えて準備していたとしてもテントの設営撤収や火おこしが手間取ってしまいがちです。今回は雨天時に行うキャンプのお悩みを解決するために、テントの設営撤収やキャンプ用品を片付けるコツといった、いざという時に役に立つ情報を解説します。雨と上手く付き合うキャンプの極意や雨対策が知りたい方は、要チェック!

雨キャンプの特徴

雨の日に行うキャンプは、人が少ないのでプライベートな空間を満喫できたり、虫が少なかったりするのが魅力! その代わり、横殴りの雨が降っている中でテントやタープを設営すると想像以上に時間がかかります。突風が吹く可能性もあるので、せっかくのキャンプサイトが崩壊することも!キャンプに慣れてない方はあまりおすすめできません。 天気が悪くても設営や撤収に必要なアイテムを用意し、効率のよい段取りを考えておけば、雨のキャンプもなかなか楽しいものです!キャンプで知っておきたい雨対策について、設営・撤収・片付けの3ステップを予習しておきましょう。

【テント設営編】知って得するキャンプ場での雨対策

その1:サイト選び

キャンプ場についたら、まずはサイトの状態を確認!水が流れこんでしまうような窪地や、地面が土の場所はなるべく避けましょう。 雨が数日続く場合は河川が増水する可能性があるため、川岸のキャンプ場はしっかり安全が確認できる場所を選ぶのがポイントです。おすすめは下が芝生や砂利のサイトや木が雨をうけてくれる林間サイト。水が下に染み込みやすく、泥はねの心配も少ないです。

その2:設営の順序

設営場所が決まり、一番最初に設置した方がいいのはタープ。テントを設営する際、屋根替わりになってほかのキャンプ用品が濡れません。 タープを張れたら、次はテントの設営です。タープの下にレジャーシートを敷いておくと荷物の仮置きに便利!タープの下で、張る前にテントの向きなどを確認するとスムーズにいきます。 テントを張るときは、最初にグランドシートを敷きましょう。テントの底面と地面の間に敷くことで、水の侵入も避けられます。雨除けにキャノピーを広げる場合は、雨が中に入りこまないように、傾斜をつけてキャノピーとポールをセットするのがポイント!

その3:ペグに重しを乗せる

雨が降ると地盤が緩むので、ペグが抜けやすくなります。せっかく設営したキャンプサイトが崩れてしまう可能性が!効率的な対策は、ペグに重りを載せて動かないように固定すること。重りを持参するのもいいですが、荷物になるのでキャンプ場にある大きな石を使うのがおすすめです。

【キャンプ中】知って得するキャンプ場での雨対策

その1:足ふきマット

テントを設営できたら、テント内の入り口に足ふきマットを設置しましょう。テントを砂や泥で汚したくない時に便利です。子どもは元気に走り回ったことでついた泥を放置し、テント内に入ってしまうことも少なくありません。足ふきマットで足を拭いてからテントに入れば、汚れることなく快適に過ごせます。

その2:服装

雨のキャンプ場内の移動や散策には、レインウェアや長靴を着用するのがおすすめ!移動シーンだけでなく、テント設営や撤収の時にも使えて便利です。また、雨の場合は衣類や靴を干す場所が限られるので、濡れた衣類を乾かすのに便利なピンチハンガーも用意しましょう。

その3:天井に雨水が溜まらないようにする

テントやタープの設営方法を誤ると、雨水が溜まってしまい、重みで崩壊してしまう恐れがあります。雨水の逃げ道を作って一カ所に溜まらないようにする対策が必要です。おすすめは、一カ所に傾斜をつけて高低差をつくる方法!勝手に雨水が地面に落ちていく構造をつくることで、雨の日も安心して過ごせます。

その4:就寝時

就寝前には、雨がかかる場所に炭や電池、ライトなどが置いていないか確かめてください。炭や薪が湿ってしまうと着火しない可能性があります。専用の薪バッグを用意し、濡れないように保管しておくのがおすすめです。

【撤収編】知って得するキャンプ場での雨対策

その1:撤収の順序

雨が降っている中で行う撤収作業は、いつもよりも時間がかかるものです。朝ごはんはさっと済ませ、素早く片付けはじめましょう。 【撤収作業の手順】
  1. テント内の荷物とタープ下のテーブルや椅子などの片付け。
  2. 濡らしたくないものはビニール袋に入れて車に運ぶ。
  3. ツールーム型でインナーテントを取り外せる場合は先に外しておく。
  4. テントとタープを撤収して完了。

その2:テントの撤収

最後はいよいよテントの撤収です。まずは、テントの張り綱(ガイロープ)とペグを外すところからスタート!ペグに水分や泥がついたままにしておくと、さびや泥がこびりついて地面に刺さらなくなってしまいます。ぼろきれや新聞紙で拭き、しっかりお手入れしておきましょう。 ペグの片付けが終わったら、次はテントをたたみます。出入り口のチャックは空気を抜くために数センチ残せばきっちり締めます。タープの下や屋根がある場所でたたむのであれば、ぼろきれや新聞紙を使って外側の水滴や汚れをできるだけ拭き取りましょう。メンテナンスがぐっと楽になります。 最後にタープを撤収し、濡れたものを全てビニール袋やドライバッグへ入れれば完了です!

【片付け編】知って得する帰宅後の雨対策

その1:メンテナンス

雨に濡れたテントやタープはメンテナンスが一番大切です。特に夏場は気温が高く、カビや雑菌が繁殖しやすいので、この作業はできるだけ早いうちに行うのがポイント。密封状態のビニール袋から出して、ベランダやバスルーム、庭、ガレージなどに広げます。広げたら、ぼろきれや新聞紙などで汚れと水分を拭きとりましょう。

その2:乾燥

テントやタープの汚れや水滴を拭き取るだけでは終わりません!メンテナンスには、乾燥も欠かせません。 野外で干すとしても半日以上かかってしまいますし、何より自分の都合の良いタイミングと天候のタイミングが合わないと、なかなか乾燥できません。乾燥が不十分だと、カビてしまったりテントの機能が大幅に落ちてしまうので要注意!テントの乾燥サービスを提供している業者があるので、上手に利用するのがポイントです。 自力で乾燥させるときの方法を紹介します。楽に乾燥させたいなら、外に干すのが1番です!太陽が出ていれば数時間で、あっという間に乾きます。 天気が悪くて外に干せない場合は、室内に広げて扇風機や布団乾燥機、エアコンなどを活用しましょう。お風呂場に乾燥機能がついている場合は、それを使うのもおすすめ!テントの入り口はチャックをあけて中の湿気も追い出します。ペグやロープもさび防止のために天日干しをしておきましょう。 完全に乾いたら、次回のために補修をしておくとより安心!テントの縫い目にアイロンで貼れる防水テープやテント用の撥水剤を使って、次回のキャンプに備えましょう!

対策方法を知って雨の日のキャンプも楽しもう!

雨のテント設営・撤収・片付けのポイントや持ち物を紹介しました。家に帰ってからの片付けは少し大変ですが、雨の中のキャンプは、仲間や家族との一体感もより深まるはず!台風など危険を伴う大雨の場合には、もちろんキャンプを中止する判断も必要です。天候の変化を確認しながら、雨の日のキャンプを楽しみましょう。

今回紹介したアイテム

商品画像アイリスオーヤマ ブルーシート #3000コールマン アウトドアドライバッグキャプテンスタッグ シームレステープ
商品名アイリスオーヤマ ブルーシート #3000コールマン アウトドアドライバッグキャプテンスタッグ シームレステープ
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