ビールの定番相棒を台湾風にアレンジ「さやつき枝豆の黒コショウナムル」
2024.08.02キャンプ料理
料理研究家の植松良枝さんに「旬食材でつくるキャンプおつまみ」を教わる連載の第17回は、「さやつき枝豆の黒コショウナムル」です。定番の枝豆のおつまみを台湾風にアレンジしました。黒コショウをピリッと効かせた、ビールが進むレシピです。
監修者
料理教室「日々の飯事」を主宰。季節を取り入れながら暮らすスタイルが人気。野菜づくりは今やライフワークとなっていて、野菜を多く使ったシンプルな料理が得意。週末は自宅のテラスでおうちキャンプを楽しむ。著書に「バスクバルレシピブック」(誠文堂新光社)、「一度は使ってみたい野菜で、何度でもつくりたいレシピ」(プレジデント社)など
公式HPもっと見る
制作者
鎌上織愛
自然をこよなく愛する道産子ライター。春は釣り、夏はダイビング、秋は登山、冬はスキーと、年中アウトドアを楽しむ。最も思い出深いアウトドア経験は、あらゆるライフラインが断絶された山奥での1ヶ月キャンプ。出版社や新聞社での勤務を経て、現在はフリーライターとして農業メディアや食と暮らしのメディアなど多方面で執筆活動中。特においしいものに目がなく、持ち前のフッカルさで日本全国のご当地グルメを食べ歩いている。
もっと見る
8月の旬食材は「枝豆」
枝豆の旬は、7〜8月の夏真っ盛り。品種によっては10月ごろのものもありますが、やはり夏を代表する野菜といえるでしょう。冷凍で通年手に入りますが、やはり採れたてのものはおいしさが違います。特に枝がついたものは鮮度が保たれているので、よりおいしいものを食べるなら枝つきの枝豆を選ぶのがおすすめです。
枝豆は野菜の中でも栄養価が高く、夏バテ防止も期待できます。またアルコールを分解する成分も含まれており、お酒の良い相棒です。おいしい枝豆で夏を元気にのりきりましょう!
あえるだけで完成!「さやつき枝豆の黒コショウナムル」
今回、植松さんに教わるのは「さやつき枝豆の黒コショウナムル」。台湾のお惣菜売り場によく売られているおつまみで、本場では量り売りで買うのが定番だそう。枝豆を油で炒めるのがポピュラーな作り方ですが、今回はゆでてヘルシーに仕上げます。
枝豆はキャンプ先でゆでても、ゆでたものを持っていってもOK。食欲がわくニンニクの香りに黒コショウがアクセントになり、食べ始めるとつい手が止まらなくなります。
材料(2人分)
- 枝豆 200g
- ニンニク 2片
- 粗挽き黒コショウ 適量
- 塩 小さじ2/3
- ゴマ油 大さじ1.5
作り方(調理時間10分)
1. 枝豆のさやを切り落とす
枝豆のさやの上部をキッチンバサミで切り落とします。
2. 枝豆をゆでる
メスティンに湯をわかし、1の枝豆を6分ほどゆでます。
3. 調味料を混ぜる
ボウルにすりおろしたニンニクとゴマ油、塩を入れ、よく混ぜ合わせます。
4. 材料を全て混ぜ合わせる
3に2の枝豆を加えてよく混ぜたら、黒コショウを振って混ぜ合わせます。
スパイシーなおつまみでビールがゴクゴク進む!
黒コショウがピリリときいた枝豆には、苦味の少ないさっぱりしたのど越しのエール系ビールが抜群に合います。台湾や中国、タイなどのアジア系ビールと一緒にどうぞ!
また黒コショウは、たっぷり効かせるのが台湾流。粗めにひいて、たくさん振りかけましょう。スパイスの効いたおつまみがあれば、夏のビールがさらにおいしく味わえます。
今回のキーアイテム
高品質なヨーロッパ製のアルミを使用した「トランギア」のメスティンです。高い熱伝導率で熱が全体に回りやすく、さまざまな調理に使えるクッカーとしても活躍します。約1.8合までの炊飯が可能なサイズで、調理だけでなく小物入れやお皿、お弁当箱と、さまざまな使い方ができる優秀なアイテムです。
撮影/宮本信義 スタイリング/河野亜紀
旬を作って食って飲む
キャンプでは地元で採れる食材や、旬の幸を味わいたいですよね。「旬を作って食って飲む」では、野菜を使う料理を得意とする人気料理研究家の植松良枝さんに、旬の食材でつくるおつまみを教わります。お酒と料理のフードペアリングも必見です!