野菜たっぷり!「アスパラガスと新タマネギのスープ」のレシピ
2024.05.31キャンプ料理
料理研究家の植松良枝さんに「旬食材でつくるキャンプおつまみ」を教わる連載の第8回目。5月最後のレシピは、キャンプの夜にぴったりな「アスパラガスと新タマネギのスープ」です。ショートパスタ入りで、食べごたえも抜群です!
監修者
料理教室「日々の飯事」を主宰。季節を取り入れながら暮らすスタイルが人気。野菜づくりは今やライフワークとなっていて、野菜を多く使ったシンプルな料理が得意。週末は自宅のテラスでおうちキャンプを楽しむ。著書に「バスクバルレシピブック」(誠文堂新光社)、「一度は使ってみたい野菜で、何度でもつくりたいレシピ」(プレジデント社)など
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制作者
鎌上織愛
自然をこよなく愛する道産子ライター。春は釣り、夏はダイビング、秋は登山、冬はスキーと、年中アウトドアを楽しむ。最も思い出深いアウトドア経験は、あらゆるライフラインが断絶された山奥での1ヶ月キャンプ。出版社や新聞社での勤務を経て、現在はフリーライターとして農業メディアや食と暮らしのメディアなど多方面で執筆活動中。特においしいものに目がなく、持ち前のフッカルさで日本全国のご当地グルメを食べ歩いている。
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5月の旬食材は「アスパラガス」
前回は、キャンプのシメ料理にぴったりの「アスパラガスとシラスの塩焼きそば」を紹介しました。今回は5月の旬食材、アスパラガスの最後のレシピです。アスパラガスも、そろそろ旬の名残に差し掛かる頃ですが、正しく保存してできるだけ長く楽しみたいですね。
アスパラガスは乾燥に弱いので、濡らしたキッチンペーパーなどで切り口を包むと鮮度が長持ちします。ほんの少しの手間で良い状態をキープできるので、アスパラガスをキャンプに持って行く際もぜひやってみてください。
具だくさん!シメにうれしいアスパラガスのスープ
このレシピのポイントは、火の通りが早いアスパラガスと新タマネギを使うこと。長時間煮込まずできるので、ささっとつくりたいキャンプ飯にぴったりです。
調味料は塩のみですが、アスパラガスやハムからしっかり出汁が出るので充分においしく仕上がります。ショートパスタ入りで食べごたえもあり、シメの料理としてもおすすめです。
野菜の甘みや塩のみで仕上げるシンプルな味なので、そのときのキャンプのメニューに合わせてバターや粉チーズなどを入れてもOK。調理時間に余裕があるときは、同じく今が旬のジャガイモやキャベツなどを入れてもおいしくなります。
材料(2人分)
- アスパラガス 大2本(小なら3本)
- 新タマネギ 80g
- ハム 40g
- ショートパスタ(フジッリ・マカロニなど) 適量
- 塩 小さじ1/2
- 水 500mL
- オリーブオイル 大さじ1〜
作り方(調理時間15分)
1. アスパラガス、新タマネギ、ハムを切る
アスパラガスは1.5cmほどの長さ、新タマネギとハムは1cm角に切ります。
2. 鍋で新タマネギ、ハムを炒める
鍋を熱してオリーブオイルをひき、新タマネギとハムを炒めます。
3. 水を加えて煮立たせ、ショートパスタを加える
新タマネギが透き通ってきたら、水を加えてひと煮立ちさせ、ショートパスタを加えて表示通りの時間ゆでます。
4. アスパラガスを加えて味付けする
ショートパスタがゆで上がる1分前にアスパラガスを加え、さっと火を通します。
塩を加えて味を調えます。お好みでバターや粉チーズを入れてもおいしく食べられます。
あっさり塩味スープに辛口の白ワインで乾杯!
気温が下がるキャンプの夜には、ほかほかの温かいスープがぴったり。さっぱりした塩味が、アスパラガスの甘みを引き立てます。
ハムやパスタと煮込めば、大人も子どもも大好きなホッとする優しい味に。あっさりしたスープにはスッキリとした辛口の白ワインがよく合います。朝食メニューとしてもおすすめです。
今回のキーアイテム
大・小のポット、フライパン、トレイ、マグの5点が入ったクッカーセット。さまざまな調理に対応、重ねて収納できるので非常にコンパクトに持ち運べます。素材はアルミ製より強度がある、ステンレス製。ツーリングやソロ・デュオキャンプの調理に大活躍するサイズ感のアイテムです。
撮影/宮本信義 スタイリング/河野亜紀
旬を作って食って飲む
キャンプでは地元で採れる食材や、旬の幸を味わいたいですよね。「旬を作って食って飲む」では、野菜を使う料理を得意とする人気料理研究家の植松良枝さんに、旬の食材でつくるおつまみを教わります。お酒と料理のフードペアリングも必見です!