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ナスのフラメンカエッグ

彩り野菜がおいしい!「ナスのフラメンカエッグ」のレシピ

※本記事には一部プロモーションが含まれます

旬食材でつくる「キャンプおつまみ」を紹介する連載の6月の食材は、紫色があざやかなナス!初回は赤いトマトソースと半熟卵が食欲をそそる、スペイン料理「フラメンカエッグ」のレシピを紹介します。スキレットから熱々のまま、赤ワインと一緒にめしあがれ!

植松良枝

監修者

料理研究家

植松良枝

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料理教室「日々の飯事」を主宰。季節を取り入れながら暮らすスタイルが人気。野菜づくりは今やライフワークとなっていて、野菜を多く使ったシンプルな料理が得意。週末は自宅のテラスでおうちキャンプを楽しむ。著書に「バスクバルレシピブック」(誠文堂新光社)、「一度は使ってみたい野菜で、何度でもつくりたいレシピ」(プレジデント社)など公式HP

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6月の旬食材は「ナス」

ホーロー皿にのせたナス
ナスの旬は、初夏から秋にかけて。6月から9月に採れるものを夏ナス、9月以降に採れるものを秋ナスと呼びます。8月が出荷量のピークなので、「ナス=夏野菜」と認識している人も多いでしょう。 夏ナスは日光をたくさん浴びるため、身がしっかり詰まって皮も少し厚め。そのため、煮込み料理やスープなどに適しています。よく炒めても形が崩れにくく、しっかりとした食感を楽しめるのも特徴です。

半熟卵を絡めて食べたい「フラメンカエッグ」

「フラメンカエッグ」の半熟卵を崩す様子
「フラメンカエッグ」は、スペイン・アンダルシア地方の郷土料理です。赤いトマトソースと色とりどりの野菜がまるでフラメンコダンサーの衣装のように色あざやかなことから「フラメンカ」と命名されたそう。フランス料理のラタトゥイユにも似ていますが、ラタトゥイユは煮込み料理。一方、フラメンカは炒め料理で、とろとろの半熟卵と混ぜて食べます。 今回はナスとタマネギを使いますが、ズッキーニやパプリカなど、これから旬を迎える夏野菜でつくってもおいしく仕上がります。

材料(2人分)

ナス、タマネギ、トマトソース、卵など
  • ナス 小2個
  • タマネギ 小1個(80g)
  • ツナ(ノンオイル) 1缶
  • 卵 1個
  • トマトソース 1カップ(210g)
  • 塩 小さじ1/3
  • オリーブオイル 大さじ2〜

作り方(調理時間15分)

1. ナスとタマネギを1.5cmの角切りにする

角切りしたナス
ナスとタマネギをそれぞれ1.5cmほどの角切りにします。
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植松さん

ナスは火を通すと縮むので、少し大きいかなというサイズに切りましょう

2. ナスを炒める

ナスを炒める様子
中火で熱したスキレットにオリーブオイルをひき、ナスを揚げ焼きするように水分が抜けるまでじっくり炒めます。
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植松さん

ナスが油を吸うので、オイルは多めに使いましょう。油を吸っていないナスがあれば、途中でオイルを足してください

3. タマネギを加えて炒める

ナスとタマネギを炒めている様子
ナスに火が通ったらタマネギを加えて、さらに炒めます。

4. 塩を加えて炒める

ナスとタマネギを炒め、塩を加えた様子
1分ほど炒めて野菜に焼色がついたら、塩をひとつまみ加えてさらに2分ほど炒めます。
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植松さん

塩を加えることで野菜の水分が抜け、後から加えるトマトソースのうまみが野菜にしっかり浸透します。早く入れると水っぽくなってしまうので、タイミングに気をつけましょう

5. ツナとトマトソースを入れ、混ぜ合わせる

炒めたナスとタマネギにトマトソースを加えた様子
弱火にした(4)にツナとトマトソースを入れたら全体を混ぜ合わせ、塩を加えて5分ほど水分を飛ばしながら煮詰めます。塩は、トマトソースの塩分に応じて量を調整してください。

6. 卵を割り入れ、半熟に仕上げる

卵を割り入れたフラメンカエッグ
スキレットの真ん中を開けて卵を割り入れたら、アルミホイルなどでフタをします。1分半〜2分ほど弱火で蒸し焼きにして、卵を半熟に仕上げます。 最後にお好みでオリーブオイル(分量外)を全体にまわしかけたら完成です。

赤いフラメンカエッグには赤ワインを!

「ナスのフラメンカエッグ」と赤ワイン
トマトのうまみをたっぷり吸ったナスが最高においしいフラメンカエッグ。半熟卵を崩しながら食べれば、酸味のあるトマトソースもまろやかに。バゲットにのせて、一緒に食べるのもおすすめです。 赤いトマトの料理に合わせたいのは、同じ色みの赤ワイン。フラメンカエッグはフレッシュな味わいなので、濃い赤ワインよりも軽めのものが相性が良さそうです。

今回のキーアイテム

食卓に出すのにも、ちょうどいいサイズの南部鉄器のフライパン。「岩鋳」の製品は職人が伝統を守りながらていねいにつくり上げており、その品質の高さが人気です。 厚みのある鉄器は熱が効率よく食材に伝わるので、素材の味をじっくり引き出します。細かな凸凹のある焼き面は油なじみがよく、焦げつきにくいのもポイント。焼き物や炒め物に使いやすい浅型で、IHコンロにも対応しています。
撮影/宮本信義 スタイリング/河野亜紀

旬を作って食って飲む

キャンプでは地元で採れる食材や、旬の幸を味わいたいですよね。「旬を作って食って飲む」では、野菜を使う料理を得意とする人気料理研究家の植松良枝さんに、旬の食材でつくるおつまみを教わります。お酒と料理のフードペアリングも必見です!



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