「まるごと焼きナス」のレシピ。ホットサンドメーカーで超簡単!
2024.06.14キャンプ料理
料理研究家の植松良枝さんに「旬食材でつくるキャンプおつまみ」を教わる連載の第10回のレシピは、ナスのおいしさをぎゅっととじこめた「焼きナス」。キャンプらしく、ホットサンドメーカーで豪快に丸ごと1本焼きあげます。きりりと冷やした日本酒と一緒にいかがですか?
監修者
料理教室「日々の飯事」を主宰。季節を取り入れながら暮らすスタイルが人気。野菜づくりは今やライフワークとなっていて、野菜を多く使ったシンプルな料理が得意。週末は自宅のテラスでおうちキャンプを楽しむ。著書に「バスクバルレシピブック」(誠文堂新光社)、「一度は使ってみたい野菜で、何度でもつくりたいレシピ」(プレジデント社)など
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制作者
鎌上織愛
自然をこよなく愛する道産子ライター。春は釣り、夏はダイビング、秋は登山、冬はスキーと、年中アウトドアを楽しむ。最も思い出深いアウトドア経験は、あらゆるライフラインが断絶された山奥での1ヶ月キャンプ。出版社や新聞社での勤務を経て、現在はフリーライターとして農業メディアや食と暮らしのメディアなど多方面で執筆活動中。特においしいものに目がなく、持ち前のフッカルさで日本全国のご当地グルメを食べ歩いている。
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ただ焼くだけ!失敗しない「焼きナス」
前回は煮くずれしにくい夏ナスで、スペイン料理「フラメンカエッグ」を紹介しました。今回は夏ナスの旬の味を生かした、キャンプならではのレシピ、「まるごと焼きナス」を紹介します。
焼きナスは作り方そのものは超シンプルですが、そのおいしさは主役級。身のつまった夏ナスのうまみを存分に味わえます。
今回のレシピはホットサンドメーカーで焼くことでナス自体の水分で蒸し焼きされるため、うまみが凝縮。1本まるまる調理するので、栄養も逃しません。焼き網やフライパンでは難しい火加減も、ホットサンドメーカーならひっくり返すだけなので失敗知らず。簡単においしい「焼きナス」ができあがります。
材料(2人分)
- ナス(ヘタを切り落とす) 2個
- ミョウガ(ザク切り) 1個
- シソ(ザク切り) 1枚
- カツオ節 適量
- しょうゆ 適量
- ゴマ油 適量
作り方(調理時間10分)
1. ホットサンドメーカーを熱し、ゴマ油をひく
ホットサンドメーカーを中火で熱し、ゴマ油をたっぷりひきます。
2. ナスをのせ、片側を2〜3分焼く
ナスをのせ、その上からもゴマ油をまわしかけます。フタを閉じて、2〜3分強火にかけます。
3. ひっくり返し、反対側を2〜3分焼く
ホットサンドメーカーをひっくり返し、反対側も2〜3分強火にかけます。
両面にしっかり焼き色がついたら焼きあがりです。
4. 切り分けて、薬味を散らす
包丁やキッチンバサミなどで食べやすい大きさにカットし、ミョウガやシソ、カツオ節を散らします。しょうゆをまわしかけたら完成です。
焼きナスの優しい甘みが冷酒と相性抜群
できたてあつあつの焼きナスには、キリッと辛口の冷酒がおすすめです。お好みの薬味をたっぷりのせ、しょうゆをさっと回しかければ、とろりとしたナスの甘みを楽しめます。
ホットサンドメーカーなら簡単に短時間でつくれるのもポイント。おつまみが足りなくなっても、「もう1本!」とささっと追加できます。今回はカットしましたが、豪快に1本そのままかじりつくのもオツでしょう。
今回のキーアイテム
「朝食には、食パン1枚使いのホットサンドがちょうどいい」というコンセプトでつくられたホットサンドメーカーです。「4w1h」という焼き目や、よりしっかり着圧させるための波型のふちがかわいらしく、返し間違い防止のためのツートンカラーも親切設計。
プレートが着脱式なので、隅々まで洗えます。片面だけをフライパンの代わりとして使えるだけでなく、上面を外してお皿にのせてひっくり返せるため、盛りつけも楽ちんです。
撮影/宮本信義 スタイリング/河野亜紀
旬を作って食って飲む
キャンプでは地元で採れる食材や、旬の幸を味わいたいですよね。「旬を作って食って飲む」では、野菜を使う料理を得意とする人気料理研究家の植松良枝さんに、旬の食材でつくるおつまみを教わります。お酒と料理のフードペアリングも必見です!