ビールが進む!「塩もみナスの香味油がけ」のレシピ
2024.06.21キャンプ料理
料理研究家の植松良枝さんに「旬食材でつくるキャンプおつまみ」を教わる連載の第11回は、「塩もみナスの香味油がけ」を紹介します。下ごしらえを自宅ですませれば、キャンプ場では香味油をつくるだけ。桜エビとゴマ油が香ばしい、初夏にぴったりのレシピです。
監修者
料理教室「日々の飯事」を主宰。季節を取り入れながら暮らすスタイルが人気。野菜づくりは今やライフワークとなっていて、野菜を多く使ったシンプルな料理が得意。週末は自宅のテラスでおうちキャンプを楽しむ。著書に「バスクバルレシピブック」(誠文堂新光社)、「一度は使ってみたい野菜で、何度でもつくりたいレシピ」(プレジデント社)など
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制作者
鎌上織愛
自然をこよなく愛する道産子ライター。春は釣り、夏はダイビング、秋は登山、冬はスキーと、年中アウトドアを楽しむ。最も思い出深いアウトドア経験は、あらゆるライフラインが断絶された山奥での1ヶ月キャンプ。出版社や新聞社での勤務を経て、現在はフリーライターとして農業メディアや食と暮らしのメディアなど多方面で執筆活動中。特においしいものに目がなく、持ち前のフッカルさで日本全国のご当地グルメを食べ歩いている。
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香りもごちそう!「塩もみナスの香味油がけ」
前回は、ホットサンドメーカーで「焼きナス」をつくりました。今回も6月の旬食材「ナス」でつくる、「塩もみナスの香味油がけ」を紹介します。ゴマ油とショウガ、桜エビの香ばしい香りが調理中から食欲をそそるので、乾杯が待ちきれない最初のおつまみにおすすめです。
今回のレシピは、ナスに火を通さない簡単&時短なものです。塩を使ってナスの水分を抜き、味を染み込ませるのがポイント。塩もみは自宅でやっておけば、キャンプ場では熱々の香味油をつくる5分ほどの工程で完成します!熱伝導率の良いシェラカップを使ってつくると、あっという間に油が沸騰するので、さらに時短でできます。
材料(2人分)
- ナス 2本
- 桜エビ 50g
- 小口ネギ 50g
- ショウガ(千切り) 1/2片
- 塩 ひとつまみ
- ゴマ油 大さじ3
作り方(調理時間15分)
1. ナスの皮をむき、斜めに切る
ナスの皮をストライプ柄にむき、縦に半分に切ったら横向きに置いて1.5cm幅ほどの厚さになるよう斜めに切ります。
2. 塩をふりかけてなじませる
1をジッパー付き保存袋に入れ、塩を小さじ2/3(分量外)ふりかけて袋の中でよく混ぜ合わせます。ジッパーを閉じたら、ナスがしんなりするまで置きます。
3. ナスの水気を絞る
10分以上経ったら2の保存袋の角をハサミで小さく切ります。そのまま水分をよく絞り出し、ナスを皿に盛りつけます。
4. 香味油をつくる
ゴマ油をシェラカップに入れ、ショウガを加えて沸騰するまで中火で熱します。
桜エビと小口ネギ、塩を加えます。よくかき混ぜたら、具材に火を通しすぎないようにさっと火を止めます。
4. 香味油をかける
ナスに熱々の香味油をまわしかけたら完成です。
ビールにぴったり!香ばしいナスのおつまみ
ビールの苦味に、桜エビのうまみと香ばしい油をまとったナスがよく合います。エビのカリカリとした食感と、ナスのしんなりした歯触りのコントラストも楽しいおつまみです。つややかなナスの色にエビの桜色とネギの緑のコントラストが鮮やか。シンプルな塩味なので、バーベキューの箸休めにもおすすめです。
今回のキーアイテム
アルファベットや数字、記号など、文字が底に刻印された、かわいいシェラカップ。全部で57種類もあり、自分や家族、推しのイニシャルが集められるコレクション性の高いアイテムです。プレゼントにはもちろん、パーティーのメッセージガーランドにも使え、「SNS映えする」と人気を集めています。
もちろん見た目だけでなく、機能性も折り紙つき。100~250mLまでの50mL刻みで計量可能で、さびにくく頑丈なステンレス製です。直火で使用でき、クッカーとしても食器としても使えるため、何個あっても困らない便利なアイテムです。
撮影/宮本信義 スタイリング/河野亜紀
旬を作って食って飲む
キャンプでは地元で採れる食材や、旬の幸を味わいたいですよね。「旬を作って食って飲む」では、野菜を使う料理を得意とする人気料理研究家の植松良枝さんに、旬の食材でつくるおつまみを教わります。お酒と料理のフードペアリングも必見です!