キャンプの〆はこれ!「アスパラガスとシラスの塩焼きそば」のレシピ
2024.05.24キャンプ料理
料理研究家の植松良枝さんに「旬食材でつくるキャンプおつまみ」を教わる連載の第7回目は、「アスパラガスとシラスの塩焼きそば」です。定番のソース味も良いですが、シラスの塩気を活かしたさっぱりと味付けに。メインにもシメにもばっちりのひと皿です。
監修者
料理教室「日々の飯事」を主宰。季節を取り入れながら暮らすスタイルが人気。野菜づくりは今やライフワークとなっていて、野菜を多く使ったシンプルな料理が得意。週末は自宅のテラスでおうちキャンプを楽しむ。著書に「バスクバルレシピブック」(誠文堂新光社)、「一度は使ってみたい野菜で、何度でもつくりたいレシピ」(プレジデント社)など
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制作者
鎌上織愛
自然をこよなく愛する道産子ライター。春は釣り、夏はダイビング、秋は登山、冬はスキーと、年中アウトドアを楽しむ。最も思い出深いアウトドア経験は、あらゆるライフラインが断絶された山奥での1ヶ月キャンプ。出版社や新聞社での勤務を経て、現在はフリーライターとして農業メディアや食と暮らしのメディアなど多方面で執筆活動中。特においしいものに目がなく、持ち前のフッカルさで日本全国のご当地グルメを食べ歩いている。
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5月の旬食材は「アスパラガス」
簡単で満足感のある「アスパラガスの焼き春巻き」を紹介した前回に引き続き、今回も旬のアスパラガスのおいしさが楽しめるレシピを紹介します。
アスパラガスは通常、4〜6月頃の限られた期間でしか採れない季節ものの野菜です。輸入やハウス栽培の普及で通年スーパーで見ることも増えましたが、やはり旬のアスパラガスは甘みが格別。今回はそんなアスパラガスを麺料理でいただきましょう!
レモンでさっぱり!「アスパラガスとシラスの塩焼きそば」
焼きそばといえばソース味が定番ですが、今回のレシピのポイントはソースではなく、塩で味を付けること。レモンを加えることでアスパラガスの甘みが際立ちます。また火の通りが早い食材ばかりなので、短時間でささっとつくれるのもキャンプではうれしいポイント。メイン料理にはもちろん、シメにもぴったりなレシピです。
材料(2人分)
- 焼きそば麺 2袋(約300g)
- アスパラガス 2〜3本
- シラス 60g
- 塩 小さじ1/3〜
- 水 約60ml
- オリーブオイル 小さじ2
- 小ネギ(小口切り) 1/2カップ
- レモン(くし切り) 2切れ
作り方(調理時間10分)
1. アスパラガスを斜め薄切りに切る
アスパラの硬い部分を切り落とし、根本に近いところは皮を剥いて5mmほどの斜め薄切りにします。
2. 鉄板を温め、水を加えて麺を炒める
熱した鉄板にオリーブオイルをひきます。麺を入れたら水をかけ、箸でほぐしながら炒めます。
3. アスパラガスを加えて炒める
鉄板に水分がなくなったら、アスパラガスを加えます。軽く混ぜ合わせ、アスパラガスを麺に潜り込ませるように炒めます。
4. 塩で味付けし、さらに炒める
塩を加えたら、アスパラガスの色が鮮やかになるまで炒めます。
5. ネギを加える
ネギを加えて軽く混ぜ合わせたら火を止めます。
6. 器に盛り、シラスとレモンをのせる
皿に等分に盛り、シラスを散らしてレモンを添えます。
やみつき塩焼きそばとハイボールで至福の時間を!
アスパラガスの甘みとシラスの塩味に、レモンのさわやかな酸味がおいしい塩焼きそばです。薄く切ったアスパラガスのシャキッとした歯ごたえも、良いアクセントに。
シラスの塩気が、ハイボールによく合います。もちろんビールでもOK。シラスをたっぷりかけ、キュッとレモンを絞った塩焼きそばをハイボールで流し込む。想像しただけでも、至福ですよね。
ささっと短時間でつくれるレシピなので、シメ料理のレパートリーに加えてみては?
今回のキーアイテム
従来のフラットタイプより中心部が約4cmくぼんだ「鉄板マルチグリドル ディープタイプ」。食材と約1Lの水分が入るため汁気の多いレシピの調理も可能で、「焼く・炒める・煮る・揚げる」が全て1台で完結します。軽くて耐久性に優れているだけでなく、調理してそのままテーブルへ出せる画期的なアイテムです。
撮影/宮本信義 スタイリング/河野亜紀
旬を作って食って飲む
キャンプでは地元で採れる食材や、旬の幸を味わいたいですよね。「旬を作って食って飲む」では、野菜を使う料理を得意とする人気料理研究家の植松良枝さんに、旬の食材でつくるおつまみを教わります。お酒と料理のフードペアリングも必見です!