- サイズ:50cm
- 重さ:470g

【初心者必見】ピッケルの失敗しない選び方を解説!女性へのおすすめも紹介
2025.08.28キャンプ用品
雪山は美しい景色を見せてくれます。一面の雪景色、雪の結晶、霧氷や樹氷など夏の登山では見れない自然の美しさを感じられるのが魅力です。素晴らしい景色を見るために雪山登山をする女性も多くなりました。 そんな雪山登山に必須のアイテムといえば「ピッケル」。しかし、ピッケルには形や長さがさまざまあり、何を選んだらいいか迷ってしまいますよね。この記事では、ピッケルの正しい選び方をわかりやすく解説。さらに、雪山初心者でも安心して使えるおすすめピッケルを厳選して紹介します。
制作者

shumpei
登山にはまっています。気を抜くと全身モンベルに。家族とのキャンプではスノーピークのアメニティドームを愛用しています。
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もくじ
ピッケルとは?雪山登山に必要なアイテム
「ピッケル」は、手に持って使うツルハシのような形の道具で、滑りやすい雪山での登山をサポートしてくれます。足に履く「アイゼン」とともに、雪山登山で活躍する代表的な装備です。使い道は1つではなく、初心者・上級者問わず、歩行サポートから滑落防止まで登頂の大切な相棒となってくれるでしょう。
ピッケルと同様に、雪山での歩行サポートをする道具に「トレッキングポール」があります。スキーのストックに似た形で、片手のみ、または両手に1本ずつ持って歩行のバランスを保ちます。
雪があまり硬くなく、滑落の恐れがない場合には、ピッケルよりもトレッキングポールの方が歩きやすく感じるはず。しかし、硬い雪質で滑落の恐れがある斜面ではピッケルを使う方が安全です。場面によってピッケルとトレッキングポールを使い分けましょう。
ピッケルの役割とは?
ピッケルの役割は、雪山で安全な登山のサポートをすることです。具体的には次の3つが挙げられます。
- 杖のように使って歩行時のバランスを取る
- 急斜面では雪に刺して手がかりにする
- 転倒した場合には雪に突き刺して滑落を防止する
トレッキングポールは登山の大切な相棒!使用シーン別の選び方&おすすめ22選
トレッキングポールは、登山をする際に欠かせないアイテム。今回は、意外と知られていないトレッキングポールの本来の役割や正しい使い方、またシチュエーション別のおすすめアイテムを紹介します!長時間の登山やハイキングには、自分に合った一本を必ず持っていきましょう。
ピッケルの部位と役目
ピッケルの各部位には名前がついています。それぞれに役目があるので覚えておきましょう。役目が分かればおのずと使い方も明確になります。
シャフト
「柄」の部分のこと。ストレートのものとカーブしているものがあります。
- ストレートのシャフト:緩やかな斜面向き
- カーブしているシャフト:急斜面向き
- ブレード(幅広のほう):雪や氷を削るときなどに使用。休憩場所をつくるために雪を掻いたり掘ったりするためにも使います。
- ピック(先の尖っているほう):雪や氷に突き刺して体を支えるのに使用。転倒時に雪や氷に突き刺して、滑落を食い止める重要な役割も。
ピッケルの種類
ピッケルは細かく分けると4つのカテゴリーがあり、ポピュラーなのは「一般縦走用」と「アイスクライミング用」です。そのほかに「ミックスルート用」「バックカントリー用」があります。それぞれの違いは以下の通りです。
一般縦走用
急斜面のないルートを歩く際に使うピッケル。主に杖の代わりとして使うため、シャフトは長くまっすぐで、持ちやすいようにヘッドが大きめに作られているのが特徴です。
アイスクライミング用
その名の通り、氷壁を登るためのピッケルです。ピックが突き刺した氷にひっかかりやすくなるようにカーブしていて、シャフトも短くなっています。
ミックスルート用
緩斜面と急斜面のどちらもあるルートを想定したピッケル。シャフトはやや短めで緩やかなカーブを描いているので、杖としても使いやすく、急斜面を登りやすいオールマイティーさが特徴です。
バックカントリー用
バックカントリースキーなどで使用するピッケルで、滑走時の邪魔にならないよう軽量設計されていることが特徴です。斜面を登る時はストックを使うため、ピッケルを使うのは滑落の危険性がある場所に限られますが、滑落防止のため必ず携帯しましょう。
ピッケルの選び方4つのポイント
雪山特有のリスクを大きく軽減してくれるピッケル。雪山登山を楽しむためには、自分に最適なものを見つけたいですよね。そこで、特に重要な4つのポイントに絞ってピッケルの選び方を解説します。
登山スタイルでピッケルのタイプを選ぶ
どのくらいの登山スキルや経験があるのかによって選ぶピッケルは変わってきます。比較的難易度の低い山に登るのか、それともアイスクライミングが必要な難易度の高い山に登るのかによっても強度面で選ぶべきピッケルは違います。
自分の身長でピッケルの長さを選ぶ
ピッケルは、同じタイプでもシャフトの長さに種類があります。例えば一般縦走用のストレートタイプのピッケルひとつとっても、お店に並んでいるアイテムの長さはさまざま。その中から自分に合った長さを見つける必要があります。
主に次の3つの方法で最適な長さのピッケルを選ぶことができるので、参考にしてみてくださいね。
①身長の35%から±5cm
自分の身長の35%の長さがほぼ腕の長さになるといわれており、それを基準に選ぶ方法です。杖代わりに使うことが多い一般縦走用なら、5cm長めのものをチョイス。急な傾斜を登るために使う場合は、反対に5cm短めのものを探しましょう。
②身長から-110cm
自分の身長から110cmを引いた長さを選ぶ方法です。数字ピッタリの長さでなくても、各メーカーが5~9cm間隔でラインナップを揃えていることが多いでの、近い長さのものを選べばOK。
③腕を下ろしてピッケルを持った時にスパイクの先がくるぶしの少し上の長さ
腕を下ろしてピッケルのヘッドを持ち、スパイクの先がくるぶしの少し上にくる程度の長さのものを選ぶ方法です。一般縦走用に杖メインで使う場合は、この測定方法でもちょうどいい長さを判断できます。急斜面を登るルートでは、少し長めに感じて持て余してしまう場合があります。実際に店舗に行って確認が必要なのもネックですが、実物を確認して買えるメリットも。
山の傾斜と自分の体力でピッケルの重さを選ぶ
ピッケルの重さも選ぶ基準として重要です。重いほうが雪や氷に突き刺さりやすい反面、初心者が操るには難しくなってしまいます。また、重いピッケルを持ち歩くのはより体力を消耗します。
比較的緩やかな傾斜を登っていくルートであれば、軽くて長時間持っていても疲れにくいピッケルを選びましょう。
使用目的でピッケルの強度を選ぶ
岩壁や氷壁を登るための道具には、安全性(耐久性)について世界的な規格があります。その規格に合格している道具は、信頼性の高い製品という証。ピッケルはCEN(欧州標準化委員会)やUIAA(交際山岳連盟)の基準に従ってテストを行うことにより、一定以上の強度が保証されています。
CENでは強度の違いによって2つに分類されます。
- テクニカル(T):クライミングで垂直な氷壁を登る時などに使用するため、強度はあるが重い
- ベーシック(B):初心者用に設計されていて軽量で、主に滑落防止などの緊急時に使用する
どれを選んでも失敗なし!女性や初心者にもおすすめのピッケル2選
ピッケルはタイプや長さなど種類が豊富で、初心者は選ぶのに苦労してしまうアイテムです。そこで、どれを選んでも間違いなしの初心者におすすめピッケルを2つに絞って紹介します!
すべてUIAA(国際山岳連盟)の規格合格品で安心。女性にも扱いやすい軽量のものを中心に厳選したので、自分にぴったりの1本を見つけてくださいね。
出典:Amazon
シャフトは少しカーブをしていて、「ミックスルート用」ピッケルといえるでしょう。ネヴァーより少し重たく、50cmで470g。その代わりヘッドはクライミングにも使える鋳造タイプで、頑丈につくられています。軽さと雪や氷に打ち込みやすい強度のバランス重視ならネヴァー、急な斜面が多い山に登るならアルピナがおすすめです。
リーシュコードとカバーは付属していないので、併せて購入しましょう。
【基本情報】
出典:楽天市場
グリベルはイタリアの登山用品メーカーで、100年以上の歴史がある老舗です。手頃な値段の一般縦走用ピッケルで、ヘッドが小ぶりなので女性でも扱いやすいのが特徴。リーシュとヘッドカバーが付属しているのも嬉しいポイント。
【基本情報】
- サイズ:66cm
- 重さ:520g
ピッケルに必要なサブアイテムも紹介
ただピッケルを持っているだけでは、快適・安全な雪山登山はできません。ピッケル購入時に、あわせて手に入れたいサブアイテムを紹介します!
ピッケルの落下を防ぐ「リーシュ」
リーシュ(leash)とは、何かが離れないように繋ぎとめる紐のことを指し、「リーシュコード」ともいいます。ピッケルを携帯する際はリーシュを付け、手を滑らせるなどして紛失するのを防止することが必要です。ピッケルにリーシュが付属していない場合は、あわせて購入しましょう。

出典:Amazon
一般縦走用ピッケルに適したシンプルなリーシュで、ピッケルを持つほうの手首をループに通して使うタイプ。金属スライダーでループの締め具合を簡単に調節できます。
【基本情報】
- サイズ:5.1×10.2×12.7cm
- 重さ:34g
出典:Yahoo!
肩に掛けて使用するリーシュです。肩かけタイプは手首を通すタイプと比べて、ピッケルの持ち替えがしやすく、使わないときは両手が空くというメリットもあります。デメリットとしては、滑落した際にピッケルが自分に向かって飛んでくる危険性があることです。
【基本情報】
- サイズ:24×11.2×2.8cm(梱包サイズ)
- 重さ:75g
ピッケルを安全に持ち運べる「ピッケルカバー(プロテクター)」
ピッケルは尖っている部分が多く、剥き出しで持っていると服や荷物、周囲の人を傷つけてしまう恐れがあります。使わないときや運搬時は「ピッケルカバー(プロテクター)」を装着しましょう。
カバーが必要なのは、ピック・ブレード・スパイクの3カ所。ピックとブレードのカバーは、2つが紐で繋がったヘッドカバーとして販売されていることが多く、その場合は別にスパイクカバーも必要です。3カ所のカバーがすべて紐で繋がったものやピッケル全体を収納できるピッケルケースもあります。

出典:Amazon
ピックとブレードの先端に取り付けるコンパクトなカバーです。カバー部分の素材はTPU(熱可塑性ポリウレタン)で、ゴムのような弾力性と硬質プラスチックのような硬さをあわせ持ちます。スパイクカバーは別途必要です。
【基本情報】
- サイズ:22.9×15.2×5.1cm
- 重さ:39g

出典:Amazon
アックスプロテクターとセットで使いたい、スパイクカバーです。カバーの素材はTPUで、市販されているほとんどのピッケルに装着可能という汎用性も魅力。
【基本情報】
- サイズ:21.8×14.2×1.5cm
- 重さ:13g
出典:楽天市場
ピックとブレードの先端をカバーするアイテムです。プラスチック製。スパイクカバーは別途必要です。
【基本情報】
- サイズ:76.2×30.5×17.8cm
- 重さ:20g

出典:Amazon
マジックマウンテンは30年以上の歴史を持つ国内の登山用品メーカー。創業者自身がトップクライマーであり、アドバイザーを日本を代表するトップクライマーの山野井泰史氏が務め、かゆいところに手が届くアイテムが揃っています。
アックスヘッドカバーは、部位の先端ではなくヘッド全体を覆うタイプ。ヘッド長27cmまでのピッケルに対応し、素材はPVCコーティングされたナイロン製です。スパイクカバーは別途必要です。
【基本情報】
- サイズ:29.1×6.2×1.7cm(梱包サイズ)
- 重さ:22g
自分に最適なピッケルで雪山だけの絶景を見よう!
夏山に慣れてきたら次は雪山に挑戦してみたいと思うもの。難易度が上がる分、雪山の頂上に辿り着いて見下ろす景色は格別です。ピッケルはそんな雪山登山に必須のアイテム。ぜひこの記事を参考に、自分に最適なピッケルを見つけてください。
これで初心者も安心!正しい冬山登山の装備を揃えて安全な登山を!
冬山の登山は想像以上に危険です。毎年雪山に挑戦していた方が事故に遭うケースがあとを絶ちません。冬山登山に挑戦するのならきちんとした服装・装備で臨みましょう。今回は冬山登山で失敗しないために準備しておきたい、服装や準備について紹介します!
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今回紹介したアイテム
| 商品画像 | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 商品名 | CAMP(カンプ) アルピナ | GRIVEL(グリベル) モンテローザ プラス | ブラックダイヤモンド スライダーリーシュ | グリベル ショルダーリーシュ | ブラックダイヤモンド アックスプロテクター | ブラックダイヤモンド(Black Diamond) スパイクプロテクター | グリベル(GRIVEL) アックスガード | マジックマウンテン アックスヘッドカバー |
| 商品リンク | Amazon で見るYahoo! で見る | 楽天市場 で見るYahoo! で見る | Amazon で見る | Yahoo! で見る | Amazon で見る楽天市場 で見るYahoo! で見る | Amazon で見る楽天市場 で見るYahoo! で見る | 楽天市場 で見るYahoo! で見る | Amazon で見る楽天市場 で見るYahoo! で見る |


















