これで初心者も安心!正しい冬山登山の装備を揃えて安全な登山を!
冬山の登山は想像以上に危険です。毎年雪山に挑戦していた方が事故に遭うケースがあとを絶ちません。冬山登山に挑戦するのならきちんとした服装・装備で臨みましょう。今回は冬山登山で失敗しないために準備しておきたい、服装や準備について紹介します!
雪山の装備【服装編】
雪山ときくと暖かい時期とは違い、厚い生地のインナーを多く着て、ハードで動きづそうなアウターを着るイメージがあると思います。しかし、雪山とはいえ、山は山ですから、基本的な服装は暖かい時期とそれほど変わりません。基本的には上半身はアンダーウェアを2枚、フリース1枚、ダウンジャケット1枚、アウターを1枚という風になります。下半身はアンダーウェア、アウターの重ね着がマストです。その日の天候、体の状態によって中に着ているウェアを調整しましょう。この重ね着のことを(レイヤリング)といいます。このレイヤリングが天候の変わりやすい雪山では重要になってきます。ここで一通りの一例を紹介します。
アンダーウェアは速乾で保温性の高いポリエステルのものを!
一番下に着るアンダーウェアはポリエステルで通気性の良い、速乾のものにしましょう。保温性の高いものでも、ポリエステルの比率が低いものですと、乾きが遅いので内側から体が冷えてしまう恐れがあるので注意が必要。
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最後に着るアウターは、超重要!!できれば店員さんの案内のもと、専門店の店舗にて試着をしていただくと一番いいのですが、できない方は通信販売で購入するのが良いと思います。その際、選ぶべきポイントとしてまず、アウターには三種類あることを覚えておいてください。ハードシェル、ソフトシェル、レインウェアの三種類。
ハードウェアは防水・防風・耐久・通気・透湿性(汗や、水などの内側からの水分を外に逃がす性質)が最高レベルのものになります。そのためこちらを一番おすすめします!しかし、三種類の中でも非常に高価なものになってしまいますから、初心者の入門としては値段もリーズナブルなレインウェアが一番適切です。
ソフトシェルはストレッチ性能に優れていますが、完全防水ではないのでレインウェアの方が初心者には扱いやすいです。下半身も同様にレインウェアのアウターを選んでください!
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服装に関して一通り着方を提案させていただきました。上記の服装を揃えることができれば、初心者向け、入門編の雪山には困らないでしょう。ぜひご参考ください!
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冬山の装備【アイゼン・ピッケル編】
雪山を登るとなると避けて通れないものがアイゼンとピッケル。アイゼンとは靴の底に付ける金属製の爪が付いた道具です。この道具の意味は主に滑り止めとして活躍してくれます。冬に氷の張ったところを歩こうとするととても危ないし怖いですよね。雪山では雪が凍ってしまって滑って転倒、滑落してしまうことが起きます!その危険性を防ぎ、心の安心感をもたらしてくれる雪山では不可欠な道具です。
ピッケルとは、雪山登山の際に使うつるはしのような形の道具です。どのような場面で使うかといいますと、主に雪山は非常に足場が悪いので、こけてしまう危険性があります。そのため常に支点としてピッケルがあることで転倒の危険性が軽減されますね!また雪山の尾根を登る際、斜面が急なところも多くあります。
雪が凍ってしまっていたら、足場が悪く滑ってしまうので、ピッケルの突起の部分で雪を掻き出し、足場を作るという面でも活躍します。特に下山の斜面では滑ってしまってそのまま滑落の恐れもあります。万が一滑って滑落の危険性があったとき、とっさにピッケルを地面に突き刺すことでブレーキの役割を果たしてくれるという重要な役目もあるのです。
アイゼンとピッケルは雪山には絶対に必要な理由を理解いただいた上で、初心者の方におすすめのアイゼン、ピッケルをご紹介します!
アイゼンと言っても様々な種類があります。爪の数が1本から12本までありますが、それぞれの用途に沿ったものを選ぶべきですね。ただこれから始めようとする人には何がいいのかわかりません。そんな方は、オールマイティーにこなせる爪の数が12本のものが一番いいです。
なぜかといいますと、爪の数が少ないということは、靴が直接雪に触れる面積が大きいということですから、それだけ安定感がなく転倒する危険性が高いということになるからです!ですから、初心者の方には爪が12本のものがいいでしょう!
ピッケル選びで重要になることは、ピッケル自体の長さとつるはしの先の部分がギザギザしているかどうか、重さになります。長さは50~55cmが適切だといわれています。
鶴橋の先のギザギザがなぜ重要かというと、ギザギザしていれば雪に食いつきやすいので、抜けてしまう心配が少なくなります。また重さですが、登山ですから極力軽量のものが望ましいです。アルミや、カーボン製のものが望ましいですね!
以上服装、装備の説明をしました。登山はお金がかかるものですが、できる限りコンパクト性やウェアの機能性、軽量性を考慮して慎重に選ぶようにしましょう。
今回紹介した装備を整えた後は、実際に雪山に登ってみましょう。おすすめの雪山を紹介しているので詳しくはこちらの記事をチェック▼
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まとめ
いかがでしたか?雪山に挑戦してみたい方はすこしでも不安要素がなくなればと思います。装備、知識の確認などアウトドアショップで店員さんに聞いてみるのも一つの手ですね。雪山は初心者にも気軽に登ってもらえるように、様々なサービスがあります。ちょっとでも行ってみたいと思った方は是非日帰りツアーに参加してみてください!