アイゼン&軽アイゼンおすすめ11選!雪山登山初心者にもわかりやすい選び方
雪山の魅力を知りたい!初心者でも登れる雪山ってあるの?
2017.10.31ライフスタイル
雪山に行ってみたいけど、初心者にはきっと無理…と最初から諦めていませんか?もちろん難易度が高い雪山もあることは確か。でも、時期や山を選べば、登山初心者でも登ることはできるのです。それでは、雪山の魅力や登山のポイント、注意点についてご紹介しますね。
制作者
阿部裕子
南アルプスと北アルプスLOVE♡
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雪山の魅力って?
初めて雪山に登ったときは、きっと誰もが感動する銀世界。どこまでも青い空と、眩しいほど真っ白い雪のコントラストは必見です。街中に降り積もる雪と自然の中に降り積もる雪って、こんなに違うの?と感動しちゃうほど。
そして、雪がしんしんと積もる冬は、とても静か。この季節ならではの味わいがあります。一歩一歩真っ白い雪を踏みしめて歩くと、サクサクととってもいい音がして気持ちいい!無心になって登っているとき、ふと足を止めてまわりを見渡すとき、どれも最高なのです。
そして、冬の朝の気温は、氷点下になることも。そんな中、山小屋の薪ストーブの前で寛ぐひとときはこの上なく幸せに感じるはず。
初心者でも雪山って登れるの?
初心者に適しているのは、雪が積もった低山です。雪が降った時だけ白くなる山で、年明け~3月がおすすめ。具体的には、奥多摩や奥武蔵、丹沢あたりですね。ただし、低気圧が通過するときは降雪があるので、十分な注意が必要です。天気予報でしっかりチェックしてから、出かけるように。危険かもと思ったら無理をせず、雪山登山を諦めること。
低山は、高山よりもリスクは低く、道がわからなくなるほど雪が積もることも少ないでしょう。さらに稜線歩きをすることもほとんどないので、強風にさらされるリスクも低いのです。冬山の風の強さや寒さは、街とは大きく異なるもの。
天気の急変を感覚でわかるようになれば、よりリスク回避もしやすくなるでしょう。その感覚は、経験によって身に付くものです。
低山では物足りないという方もいるかもしれません。でも、登山は「焦らず、ゆっくりと」が鉄則です。冬山なので、より慎重に。雪山に慣れて、その魅力を味わうのには、低山が最適なのです。まずは、「日帰り」「短時間」「低山」をポイントに、挑戦してみてください。
雪山登山のポイント
雪山登山には、もちろんリスクもあります。雪崩や凍傷、低体温症などは、命に関わることも。雪山に行くならば、いくつかのポイントを押さえておきましょう。
どんなに低山であっても、100%安全・安心とは言い切れないのが山です。さっきまでは歩きやすかったのに、突然歩きにくくなることも。日が当たりやすいところはすぐに雪が解けますが、日が当たらないところはなかなか解けないものです。日陰や北の斜面、朝早くだと雪が凍っていることもあり、万が一足を滑らせてしまったら大変。
チェーンやアイゼンを忘れずに
出典:yanik88 / ゲッティイメージズ
「ちょっとくらい大丈夫」。一瞬の油断が事故につながることもあるのです。滑り止めのチェーンや軽アイゼンは、雪山の必須アイテム。でも、どうやって使い分けたらいいのかよくわからないという方もいるのではないでしょうか?まずは、チェーンとアイゼンそれぞれの特徴をおさえておくのがポイント。
チェーンは、凍っている場所でも凍っていない場所でも歩きやすいのが特徴です。一方アイゼンは、爪が雪面にしっかりと刺さるくらい、たくさん積もっているところに最適です。低山の場合、6本爪がいいでしょう。どちらがいいかわからない場合、登山用品店で相談してみるのもおすすめですよ。
冬山に最適なアイテム選びを
冬山の寒さは、きっと経験して初めてわかるもの。ウェアや帽子、グローブなどの防寒アイテムは、しっかりと準備しましょう。軽くてあったかく、しかも超軽量でコンパクトになるダウンも、便利ですよ。低山でも雪山ならば、しっかりと防寒対策をしていないことが原因で凍傷や低体温症になることもあるのです。
出典:Mika - DG Photo / ゲッティイメージズ
そしてもう一つ、忘れてはいけないのが、サングラスです。サングラスというと夏のイメージかもしれません。でも、雪山にも必須アイテムなのです。雪に反射した日光は目を傷めるし、真っ白な雪山は、かなり眩しいもの。サングラスを忘れないようにしましょう。
交通機関の確認
冬季はバスの本数が少ないところもあります。また車で行く場合でも、道路が閉鎖されることもあるそう。公共交通機関や車での移動時間が大きくずれてしまうと、必然的に雪山での行動スケジュールも大きくずれてしまいます。余裕を持ったスケジュールにするためにも、出かける前に交通機関の確認はしっかりと。
おわりに
雪山には、もちろんリスクはあります。そして慣れないうちは、想像以上に疲れるかもしれません。でも、きちんと対策をすることで、初心者でも登ることができるのだったら、雪山に挑戦してみませんか?この時期に登山した人しか見ることのできない、素晴らしい銀世界がきっとお出迎えしてくれます。静寂に包まれた雪山をぜひ体験してみて下さい。