大型テントおすすめ30選！選び方や注意点も紹介

大型テントは、大人数でのキャンプでもゆったりと過ごせるスペースが確保できます。これに加え、天井が高く出入り口が大きいため、開放感があることも魅力です。 スペースが広ければ、ストーブを使ってみたり、雨のキャンプでもテント内でゆったりくつろげたり、キャンプの幅を広げることもできます。ただ寝るだけでなく、自分の部屋のように楽しんでくつろげる大型テントでキャンプを満喫しましょう。

さまざまな種類の大型テントがありますが、ここでは特に人気の種類を紹介します。どのようなタイプがいいか迷っている人は参考にしてください。

テントの中で最もスタンダードなドーム型テント。ポールの数が少なく、設営しやすいことが魅力です。リビングスペースが広くはないため、タープとの併用がおすすめ。 名前の通り丸いドームのような形状をしており、風を受け流したり雨水が溜まりにくかったりと、天候に左右されず使いやすいこともメリットです。

2ルーム型テントは、寝室とリビングスペースが一体になったテントです。タープとは異なり横からの雨や風を防げる形状のため、雨を気にせず過ごせたり、周囲からの視線をシャットアウトできたりします。幅6m以上とかなり大きいものもあるため、区画サイトを使用するときは注意しましょう。

とがった屋根が特徴のワンポールテントは、おしゃれな見た目が大きな魅力。その名の通り1本のポールで建てられることが特徴です。ポールが少ない分比較的軽いものが多く、荷物を軽くしたい人にもおすすめ。リビングスペースはないものが多いため、日影をつくったり、雨をしのいだりするならタープは必須です。

ワンタッチ型テントはポールやシートが一体になっており、広げるだけで簡単に張れるのが大きな特徴です。複雑な組み立てが心配な人や、さっと準備してゆっくりしたい人におすすめ。デイキャンプやピクニックなど時間に制限があるときに役立ちます。見た目は一般的なドーム型テントとほとんど変わりません。

家族や友人と一緒に過ごせる大型テントの選び方を紹介します。大型テントは高額なものも多く、簡単に買い替えにくいこともあるため、以下のポイントをチェックして自分にぴったりのアイテムを見つけましょう。

テントは、使用シーンに合った形状を選ぶことが大切です。キャンプで使用するのか公園でバーベキューをするのかなど、使うシーンに適したテントを選びましょう。

テントを選ぶときは使用する人数に合わせて選びましょう。多くのテントには「定員数・使用人数」が記載されています。この人数は「最大〇人寝られる」という意味です。テントで寝るときは荷物もあるため、使用する人数より1～2人分大きなものを選ぶのが良いでしょう。 また、使用サイズだけではなく、寝室となる「インナーテント」のサイズをチェックすることも重要なポイントです。完成サイズに対してインナーテントは小さいため、実際に寝られる広さもしっかり確認しましょう。

テントにはさまざまな素材が用いられています。素材により適したシーンや機能性などが異なるため、それぞれの特徴を確認して、自分のキャンプスタイルに合ったものを選びましょう。

ポリエステルはテントで使用されている最もスタンダードな素材です。雨に濡れても乾きやすいため管理が楽な点も特徴です。また紫外線による劣化もしにくいため、耐久性にも優れています。比較的リーズナブルな価格のアイテムが多いため、コストを抑えたい人やキャンプ初心者にもおすすめです。 しかし熱には弱く、火の粉が少し触れただけでもすぐに穴が開いてしまうため、近くで焚き火やバーベキューをするときは注意しましょう。

ナイロン素材は、薄く軽量でしなやかな質感が特徴です。ポリエステルと同様に速乾性に優れており、紫外線による劣化もしにくい素材です。薄くてしなやかですが強度は高いため、耐久性も期待できます。 主に登山用のテントや超軽量をコンセプトにしているテントに使用されており、価格はやや高め。ナイロン素材が使用されている大型テントも高額アイテムが中心です。

天然素材のコットンは、ポリエステルやナイロンにはない、やわらかで優しい風合いが魅力です。また通気性が良いので夏は涼しく、水分を吸収する性質があるため冬は結露ができにくいなど、1年を通して快適に過ごせます。 ただし吸水性に優れている分、しっかり乾かさないとカビが発生しやすいため注意が必要です。またコットンはほかの素材に比べて重さがあり、大型になると20kgほどになるものもあります。コットン素材の大型テントがほしい場合は、重さもチェックして選びましょう。

ポリコットンは、ポリエステルとコットンを混ぜた素材です。「TC」と記載されていることもあります。それぞれの素材の良い部分をいかし、欠点を補っているのが特徴です。コットンの重さをポリエステルを加えることで軽量化し、ポリエステルの熱に弱い性質をコットンの難燃性がカバーしています。 また見た目はコットンのようなマットな質感で、自然になじむ風合いも魅力。ポリコットンは機能性も見た目もこだわりたい人におすすめです。

テントを選ぶときは耐水圧も重要なポイントです。耐水圧とはその素材がどの程度水の浸入を防げるかを表しています。一般的には、耐水圧が1,500mmあれば強い雨にも耐えられるといわれています。 ほとんどのテントには耐水圧が記載されているため、必ずチェックしましょう。 ただし、耐水圧が高いほど、生地が重くなったり通気性が低下したりすることがあるため、耐水圧は高ければ高いほど良いわけではないことを頭に入れておきましょう。

テントは購入するだけでなく、レンタルもできます。「買う前にまずは試してみたい」という人や「高価格・高機能なモデルを使ってみたい」という人など、レンタルならその時々に応じたテントを選べます。またテントだけでなく、キャンプに必要なあらゆる道具をレンタルできるため、まだ道具がそろっていないキャンプ初心者にもおすすめ。気軽にキャンプをしたい人は、ぜひ利用してみてください。

大人数のキャンプにぴったりの大型テントを紹介します。スタンダードなドーム型テントやおしゃれなワンポールテントなど、人気のアイテムを厳選しました。

公園や自宅の庭でバーベキューをするときに最適な大型テントを紹介します。デイキャンプにもおすすめです。簡単に設置でき、日差しや雨を防げます。

企業のイベントや行事向けの業務用大型テントを紹介します。アウトドア用と比べて、耐久性や防水性が高いことが特徴です。

テントを使用するときの基本的な注意点から、大型テント特有のポイントを詳しく解説します。購入前にしっかりと把握しておきましょう。

大型テントは風の影響を受けやすいため、しっかりと固定できる長いペグを使いましょう。30cm以上で曲がりにくく頑丈な鍛造ペグがおすすめです。しっかりと固定できないとテントが倒れて、ケガをする可能性もあるため注意が必要です。タープテントであれば専用の重りも販売されています。

テントは濡れたまま保管すると、カビや嫌なにおいが発生する場合があります。そのため、完全に乾かしてから保管しましょう。自宅や公園など、広げて乾かせるスペースがあるかも重要なポイント。 大型テントのシートは大きいため、狭い場所では広げられず十分に乾かせないことがあります。次のキャンプでも気持ち良く使用できるように、完全に乾かせる場所があるかも確認しておきましょう。

テントは、風通しが良い場所に保管しましょう。高温多湿な場所を避けるのがベターです。しっかりと乾かしてから保管しても、湿度が高い場所ではカビが発生したり、素材によっては加水分解が起きて表面がベタベタになってしまったりします。そのため風通しの良い車のガレージや、換気ができる倉庫での保管がおすすめです。難しい場合は、保管場所に乾燥剤や除湿剤を置いておくと良いでしょう。

大型テントであれば、大人数のキャンプでもゆったりと過ごせます。屋外であるにもかかわらず部屋のような広々とした空間を味わえることもメリットです。購入するときは、メーカーが推奨する定員数より1～2人分大きいものを選ぶと余裕のある広さを確保できます。素材の特徴を理解して扱いやすいアイテムを選ぶことも重要です。家族や友人と快適に過ごせる大型テントでキャンプを満喫しましょう。