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保冷剤

出典:PIXTA

保冷剤は何年も使えば衰える!寿命を迎えた後の捨て方・再利用方法を紹介

食材や飲み物を冷やすのに欠かせない保冷剤は使用期限が決められていませんが、何年も使い続ければ機能が衰えます。凍るまでの時間が遅くなったり、冷凍時に破裂して中身が漏れた場合は分別して処分しましょう。今回は、寿命を迎えた保冷剤の捨て方・再利用方法を紹介!経年劣化した保冷剤を有効的に使うチャンスです。

保冷剤って経年劣化するの?

保冷剤は寿命(使用期限)が決まっているわけではないので10年使い続けている方もいますが、使い続けると経年劣化によって保冷力が衰えたり、冷凍時に破裂して中身が漏れてしまいます。保冷剤が凍らない原因は経年劣化の可能性大!

経年劣化を見極めるポイント

経年劣化を見極めるには、保冷剤の容器を振れって粘度が落ちているか判断するのがポイント!保冷剤が常温の場合、見た目や感触で粘度が低下しているかを判断するのは少し難しいです。一度、保冷剤の形を平にしてから冷凍室で凍らせて寿命を判断しましょう。 ゲル剤の粘度が低下していると、保冷剤は均等に凍りません。いびつな形で凍っているものがあれば、ゲル剤が寿命を迎えたサインです!

保管方法が雑だと寿命も縮む

ペットボトルと保冷剤とタオルの画像

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保冷剤の保管方法には注意が必要です。直射日光が当たる場所に放置したり、袋が破れたものをそのまま使い続けると、ゲル剤が入っている容器やビニールが劣化しやすくなります。冷凍庫や冷蔵庫で保管する際は問題ありませんが、常温で保管する際は高温の場所を避けましょう。

保冷剤の捨て方

保冷剤にはゲル剤が入っているので、そのままの状態で捨てられません。ここでは保冷剤をどのように捨てればいいのかを解説します。

「ソフト」「ハード」の2タイプ

保冷剤のソフトタイプとハードタイプが並んでいる様子
  • ソフトタイプ…袋状なので、基本的には可燃物として捨てられます。地域によってはゲル剤が不燃物に該当する地域もあるので、捨てる前に確認しておきましょう。
  • ハードタイプ…プラスチック容器なので、ゲル剤は入ったままでは可燃物として捨てられません。処分をする際は、中身と容器を分別しましょう。

中身は袋に入れて可燃ゴミとして捨てよう

ゲル剤を捨てる時は、流しやトイレにそのまま流さないようにしましょう。保冷剤の中身に使用されている高吸収性ポリマーは水を含むと固まる性質があります。水道管が詰まってしまう可能性があるので、誤って流さないように!

保冷剤の再利用・活用方法

保冷剤の再利用(リサイクル)方法を紹介します。冷やすだけじゃない、別の用途で保冷剤を活用してみましょう。

トイレの芳香剤

芳香剤

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保冷剤にひと手間加えれば、カラフルで映えて気分も上がる芳香剤が作れます。誰でも簡単に作れるので、夏休みの自由研究にもおすすめ! 【材料】
  • ジェル状の保冷剤
  • 容器
  • 絵の具
  • アロマオイル
【作り方】
  1. 保冷剤を容器に入れる
  2. 絵の具で色づけする
  3. 容器に着色したジェルを入れて完成

虫除け

捨てる保冷剤に虫除け効果のあるアロマオイルを使うことで、虫除け消臭芳香剤を作れます。ハッカ油をかけると虫除け効果に清涼感がプラスされて、夏にぴったり! 【材料】
  • 保冷剤
  • 容器
  • 水性ペン
  • アロマオイル
  • 飾り付けに使いたい小物
【作り方】
  1. 色付けしたい場合は、最初に容器の内側を水性ペンで着色
  2. 保冷剤の中身を容器に注ぐ
  3. 香りを付けたい場合はお好みのアロマオイルを適量振りかける
  4. 飾り付けて完成

植木の水やり

植木の水やり

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植木の土の上に保冷剤の中身を乗せると、水を含んだ高吸収ポリマーから徐々に水が土の中に溶けていき、植木が乾燥するのを防げます。 帰省や旅行などで水やりができないような2〜3日程度の水やりにおすすめです。

気になるポイント

保冷剤を使う上で気になるポイントを紹介します。保管場所や収納方法について知りたい方、必見です。

保管場所で寿命は変化する?

保冷剤

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保冷剤の保管場所として挙げられるのが、
  • 冷凍庫
  • 冷蔵庫
  • 常温
の3カ所がありますが、保管場所で寿命は変化することはほとんどありません。 保冷剤に含まれているゲル剤は使えば使うほど粘度が弱くなるので、保管場所よりも冷凍した回数が重要です。

100均グッズを使った保冷剤の収納方法

保冷剤は無料でも手に入りやすいので冷凍庫の中にストックが増え過ぎてしまいがちです。新しい保冷剤が手に入ったら、必要な個数を上回った場合、寿命が近いものから順に処分していきましょう。そんな保冷剤の管理に便利なのが、100均一ショップの収納ケース!増え過ぎを防げて、冷蔵庫もスッキリします。

新品の保冷剤は早く凍らせられる!食材を新鮮に持ち運ぼう!

今回は、寿命を迎えた保冷剤の捨て方・再利用方法を紹介しました。保冷剤は何年も使い続けられますが、定期的に買い換えましょう。新品であれば素早く凍るので、食材を新鮮な状態で持ち運びやすくなります。なかなか捨てられない方は、再利用して別の用途に利用するのがおすすめ! ▼保冷剤を詳しく知りたい方はこちらもチェック!


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