キャンプ・アウトドア情報メディア | hinata〜もっとそとが好きになる〜
保冷剤とタオルの画像

保冷剤の再利用方法5選!注意点も解説

2020.10.27ノウハウ

夏のアウトドアシーンやお弁当、買い物の際に活躍する保冷剤。暑い季節は大活躍ですが、寒い季節になると冷蔵庫の奥にしまっておくことが大半だと思います。しかし、保冷剤は暑い季節以外にも生活を支えてくれる便利なアイテム。保冷剤は再利用でき、虫除けや消臭剤などさまざまな生活用品として使えます。この記事では保冷剤の再利用方法について紹介します。

保冷剤は再利用できるのか、特徴を解説

水分を蓄えて、においを吸収する成分

一般的な保冷剤は高吸水性ポリマーという成分が含まれています。高吸水性ポリマーは自重の100〜1,000倍の水を吸収でき、においを吸着する性質があるため、さまざま生活用品に再利用可能です。高吸水性ポリマーは市販の紙おむつや消臭ビーズにも使われており、使わなくなった保冷剤は消臭剤やアロマ、虫除けとして手作りで再利用できます。

再利用に適していない保冷剤もある?

再利用に適していない保冷剤もあるため、注意が必要。エチレングリコールという成分が主成分になっている保冷剤は凍らせても固まらないため、再利用して生活用品として使うのは難しいです。また、水だけでできている保冷剤もあります。水だけでできている保冷剤も、においを吸収する性質がないため、消臭剤や虫除けとして再利用するのは難しいです。

保冷剤と香水を使ってアロマ芳香剤を作る再利用方法

使わなくなった保冷剤と余っている香水を利用して、アロマ芳香剤を作れます。アロマ芳香剤として再利用する保冷剤はジェル状のものがおすすめ。ジェル状の保冷剤がおすすめな理由は、ジェルの表面の凹凸がにおいをしっかり吸着して、アロマ芳香剤としていいにおい放ってくれるからです。 作り方は非常に簡単でジェル状の保冷剤を袋の中から出し、保冷剤に香水を数滴入れて、混ぜたら完成。保冷剤に色をつけておしゃれなインテリアとして使いたいという方は、絵の具や水性ペンを使うと保冷剤に色が付くため、おすすめです。

保冷剤で虫除けを作る再利用方法

保冷剤を再利用して虫除けを作ることが可能です。作り方はアロマ芳香剤と同じで、袋から保冷剤を出し、出した保冷剤にアロマオイルを数滴滴らして混ぜるだけ。吸着性の高い保冷剤は虫の嫌いなにおいを吸収し、アロマ成分が蒸発する共に虫除け効果を発揮します。 虫の嫌いなにおいは、レモングラスなど柑橘系のにおい、ハッカといったにおいです。ぜひ、使わなくなった保冷剤を再利用して虫除けを作ってみてください。

保冷剤でトイレの消臭剤を作る再利用方法

消臭剤として再利用することも可能です。消臭剤として再利用できる保冷剤は消臭成分が含まれているものや、植物抽出物が含まれている保冷剤。消臭成分が含まれている保冷剤はパッケージに使用後は消臭剤として使えますとの表記がある場合もあります。これらが含まれていない保冷剤は消臭剤として再利用できないため、注意してください。 また、消臭剤としての使い方は簡単でパッケージから保冷剤を取り出すだけです。取り出した保冷剤を小さなトレイや空き瓶に入れて、トイレなどにおいの気になる所に置くだけで消臭剤として活用できます。

保冷剤を使って洗面台を掃除をする再利用方法

保冷剤は洗面台やお風呂の掃除にも再利用できます。保冷剤に含まれている高吸水性ポリマーはジェル状で表面が凹凸になっているため、汚れをキャッチしやすいく、洗面台やお風呂のシャワーヘッドなどの掃除に最適です。洗面台の鏡についた水アカなども保冷剤を使って掃除するときれいになります。掃除し終わったら、蒸れた布で保冷剤を拭き取ってください。 保冷剤を掃除で使用する際に注意点があります。洗面台やお風呂の掃除で保冷剤を使った後、そのまま水で保冷剤を流すのは厳禁です。高吸水性ポリマーの性質で排水溝が詰まってしまう可能性があるため、水で流さず、しっかり布で拭き取るようにしてください。

保冷剤で植木に水分補給する再利用方法

保冷剤は植木の水やりにも再利用できます。高吸水性ポリマーは自重の100倍〜1,000倍以上の水分を吸収でき、長時間維持していられます。旅行などで植木の水やりをできない時には植木に水を含ませた保冷剤を置いておくと、保冷剤が乾いてきた際に水分を土に染み出してくれるため、植木が水分補給することが可能です。約2〜3日なら保冷剤で水分補給可能なため、数日間、家を開ける際にはぜひ試してみてください。

保冷剤を扱う時の注意点

子どもやペットの届かない所に置いておく

保冷剤を扱う際には子どもやペットの手が届かない場所に置いておきましょう。子どもやペットは保冷剤を誤って食べてしまう可能性があります。もし保冷剤を食べてしまうと高吸水性ポリマーが含まれているため、体内の水分が吸収されてしまいます。そうならないように、保冷剤は子どもやペットの手が届かない場所で使うようにしてください。

捨て方に注意!水道には流さないように

保冷剤の捨て方にも注意が必要です。一般的には可燃ゴミとして、保冷剤を袋に入れて捨てられます。しかし、地域によっては不燃ゴミとして扱われることもあるため、自分が住んでいる地域がどちらなのか確認してから捨てるようにしましょう。 また、水道に流して捨てるのは厳禁。高吸水性ポリマーが含まれているため、水道に流してしまうと水分を吸収し排水管の詰まりの原因となってしまいます。そのため、保冷剤は絶対水道に流さないようにしてください。

保冷剤を再利用して生活用品を作ろう!

夏など暑い季節に冷やして使用する保冷剤。涼しくなると中々使う機会がありません。しかし、保冷剤には保冷する以外にもさまざまな使い道があり、便利に使えるアイテムという紹介しました。ぜひ、この記事を参考にして使っていない保冷剤を再利用してみてください。
▼アウトドアで使える保冷剤について詳しく知りたい方はこちらをチェック!

特集・連載


あわせて読みたい記事