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【アウトドアおやじが100回使ったギアvol.3】調理に欠かせない「クッカー」はスクエア型一択!

スクエアクッカーセット

キャンプや登山など、アウトドアでの調理に欠かせないクッカー。今回紹介するのは、おやじライター丹羽孝之愛用のスクエアクッカーです。はっきり覚えていないけど、かれこれ34年は使い続けている歴戦のギア。購入当時は森田製作所が発売しており、現在はユニフレームによって同様の製品が再販されています。丸型が主流と思われるクッカーですが、筆者の推しは圧倒的にスクエア型。長年愛用し続けているワケを解説します。

連載企画「アウトドアおやじが100回使ったギア」

キャンプの相棒となる道具選びで意外と大事なのが、自分のキャンプスタイルに応じた「妥協と割り切り」。どんなシーン、どんなスタイルにも合う万能ギアはそうそう見つかるものではありません。 登山やバイクツーリングでのテント泊を入り口に、キャンプ歴は40年ほどになる筆者。ファミリーキャンプや夫婦キャンプを経て、現在はもっぱらソロキャンプに勤しむ、自他ともに認める「アウトドアおやじ」です。その時々のキャンプスタイルに合わせ、今までさまざまなキャンプ用品を使ってきました。 いろいろな失敗も経験してたどり着いた「完成形」とも言える現在の装備は、「使いまわしやすさ」を追求した精鋭ぞろい。自信を持っておすすめできるアイテムを紹介します!!
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アウトドアおやじ/ライター

丹羽孝之(にわ たかし)

キャンプ歴40年。登山(クライミング、沢登り、縦走)、ヒマラヤ山域や北インドでのトレッキングとバイクツーリングなどなど、アウトドア全般を愛する。 年間のキャンプ泊数は約20泊。2021年はバイクでの北海道一周と九州一周のソロキャンプツーリングに繰り出し、50泊を達成。

スクエアクッカーを使い続けているワケ

とにかく使い勝手が良くて手放せない

スクエアクッカー
百戦錬磨の凹み具合
アウトドアで調理をする際の必需品といえばクッカー。家庭用の鍋と同じ丸型が主流ですが、筆者が愛用しているのは、どちらかというと少数派なスクエア型。長年使い続けている理由は、一言で言うと "丸型より使い勝手が良いから" です! 筆者の愛用品はモリタの「スクエア クッカー」。残念ながら製造元の「森田製作所」は10年以上前に廃業し、現在新品で入手可能なものはおそらくユニフレームの「山クッカー角型」とモンベルの「アルパインクッカー スクエア」ぐらいです。中古品はオークションやメルカリでは現在もかなり取引きされている様子です。

かゆい所に手が届く、スクエア型ならではのメリット

スクエアクッカー
角があるので液体を注ぎやすい
具体的にスクエア型クッカーのどんな点が使い勝手の良さにつながっているか、羅列してみます。
  • パッキングしやすい。ザックやバイクのパニアケースなどに詰める際にデッドスペースができず、収まりが良い
  • 注ぎやすい。角を使って注げるので、テント内にうっかりこぼす心配がない
  • 高さが低いので、安定感がある。焚き火に突っ込んだ際に倒す心配が無い
スクエアクッカー
袋麺がスッポリ
袋麺がきっちりクッカーに収まるのも、荷物をなるべく減らしたいバイクキャンプや登山の際にはありがたいポイントです。調理の際も折らずに投入できるので、麺をいきおいよくすする気持ちよさも健在。
スクエアクッカー大
大鍋のフタの取っ手が出っ張らない
筆者の手持ちのクッカーは、以下の点においても優秀です。
  • アルミが肉厚で丈夫な作り。つまづいて歪ませてしまったり、源流での使用で岩で凹ませたりしても、都度ハンマーで板金修正して使い続けられる
  • 肉厚なので少量の炊飯でも米がおいしく炊ける
  • 大鍋のふたの取手が出っ張らないので、重ねて置ける(省スペース)。収納時も突起部分が無くなる
  • 取手が長く、まっすぐなので掴みやすい

ちょこっとだけデメリットも

ほぼ100点満点のスクエアクッカーですが、いくつか難点もあります。
  • 洗う際に四隅が洗いづらい。ただし、底面の立ち上がりは斜めになっているので、それほど気にする必要なし
  • 取手が熱くなるので素手で持てないことがある
  • 肉厚なので見た目より重量がある。とはいえステンレスよりは当然軽いし、登山以外だったら気にする必要は無い
とまぁ、挙げてはみたものの、何十年も使っていても悪い点はほとんど無いレベルと言っても良いと思います。

現在の入手方法

・モリタ製 ヤフオク、メルカリなどで探せば入手できます。製品名は "スクエアクッカー" 。とても丈夫なので、中古品でも全く問題無いと思います。筆者は大中小のクッカーとフライパンのセットにしていますが、製品としてはこのセットでの販売はありません。個別に購入してそろえました。一生使うので安いもんです。 ・ユニフレーム製 製品名は "山クッカー角型"。森田製のものとほぼ同じです。生産ロットの周期の谷間だと、Amazonでの価格がつり上がります。待っていれば定価で購入できるタイミングがあるので、ユニフレームのホームページで定価を確認しておきましょう!ただし残念ながら現在は、大鍋とそのサイズのフライパンは生産されてません。中、小のサイズがセットになっています。 ・モンベル製 製品名は "アルパインクッカー スクエア"。特徴的なのは取手が角の部分に取り付けられていることです。自然に傾けるだけでクッカーのコーナーが下になるので、こちらの方が注ぎやすいかもしれません。 ・スノーピーク製 廃盤製品です。製品名 "ランダー" で販売されていました。ふたと鍋底が丸みを帯びているため、クッカー同士で重ね置きができないことと、パッキングした際に微妙に収まりが悪くなります。この差はバイクでのキャンプツーリングなどでは気になる部分でしたが、洗いやすいのは利点。 中古品を購入するならば、個人的には モリタ製の物をおすすめします。

クッカーのメンテナンスのコツ

クッカーを洗う際は、ついでに下記ポイントをチェックしましょう。
  • クッカー自体の取手のリベット留めや、スポット溶接の外れ (板金屋さんで修理してもらえます)
  • ふたの取手の緩み
  • ひどい焦げつきは重曹で煮て除去。金属タワシ系は避けた方が良い
  • 歪みはゆっくり少しずつ修正
テフロンなど、焦げつきにくい「ノンスティック加工」のされている製品は、スタッキングして運搬すると擦れてしまい、すぐにダメになってしまいます。バイクツーリングだと一発でやられます…。筆者はYシャツの古着を切って、間に挟んでいます。この方法でモリタのフライパンはいまだに使えています(見た目は良くありませんが…)。 ピカピカの状態を維持したい方もいると思いますが、クッカーの傷やスス汚れを気にしていたらアウトドアではストレスになります。ガンガン使い込むのが正しい使い方。

おまけのマメ知識 【チタンクッカー】

チタンクッカー
筆者のチタンクッカーセット
スクエアクッカーの話とはそれるのですが、せっかくの機会なので。クッカーを選定する際にチタン製の物も候補に上がってくると思います。筆者もクッカー、シェラカップ、カトラリーなどさまざまなチタン製品を愛用しています。チタン製クッカーは炊飯には向かないなど、いくつか注意点があります。でも、長年使用しているユーザー目線で大きなメリットがあるんです。 それは放熱性。調理後に冷めやすいと言うデメリットにもなるのですが、実は撤収スピードの速さにつながります。バイクツーリングの休憩でお湯を沸かす際などは、ステンレスやアルミのクッカーに比べると遥かに冷めるのが早いんです。山では撤収時間の短縮につながります。 ということで筆者がチタンクッカーを使う場面は、登山とバイクツーリングでの湯沸しです。超軽量だし、サッと片付けられるので行動が早い!! 個人的には、車で行くキャンプにはチタン製品はそんなに意味は無いかな…。ここまでくると趣味の世界になってきます。

クッカーひとつでも、アウトドアの大切な相棒。長く愛用できるお気に入りを見つけよう

キャンプサイト
クッカーの使用頻度は高い
クッカーはアウトドアギアの中でも長期に渡り使う相棒になると思います。現在ファミリーキャンプ中心となっている方は、お子さんたちの成長とともに、ソロキャンプの道に足を踏み入れる可能性が大きいのでは?その際に選択するクッカーの材質は、アルミかチタンがおすすめです。 アウトドアおやじの丹羽としては、登山に重いステンレスのクッカーを背負っていくくらいなら、チタン製にして缶ビールを一本追加だな!酒好きの思考回路はそういう事なんですよ(笑)。 使い込んでいくうちに、クッカーの凹みなどは自分史になってきます。凹みやキズがどこでついた物か記憶に残っていきます。食を支えてくれるクッカー選びは意外と奥が深いんです。あなたも自分に合った相棒を探してみましょう! さて次回は、おやじ愛用のテントをご紹介する予定です。お楽しみに!!

今回紹介したアイテム

商品画像山クッカー角型3モンベル mont-bell アルパインクッカー スクエア 12+13セット
商品名山クッカー角型3モンベル mont-bell アルパインクッカー スクエア 12+13セット
商品リンク
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キャンプ歴40年。登山に渓流釣り、バイクでのアドベンチャーツーリングと、国内外でさまざまなアウトドア経験を積んできたライター丹羽孝之。数々のキャンプギアとの出会いと別れを繰り返してきた"アウトド...

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