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ご当地ひなたごはん

飲み明かした朝もシャキッと動ける!「彩り根菜とチキンのオープンサンド」「自然派パワーサラダ」【ご当地ひなたごはん/千葉県芝山町】

キャンプで訪れた地域のご当地食材を使い、おいしい料理を作る「ご当地ひなたごはん」。前回は千葉県芝山町で無農薬のカラフル野菜を収穫し、ビールがすすむ根菜の「野営うま煮」を作り、畑でペロリといただきました。今回は、栄養たっぷり、朝から元気の出るオープンサンドとサラダのレシピを公開。春野菜が並ぶと食卓が華やぎ、ウキウキした気分に。屋外でも自宅でも簡単に作れるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

「ご当地食材」を使ったキャンプ飯の連載、千葉県芝山町編

うま煮
ご当地食材を使い、キャンプ場で誰でも簡単においしく料理できるレシピを紹介する連載「ご当地ひなたごはん」。“煮込みスト”ダイちゃんとともに、食材の調達先から、調理方法、地域の魅力も合わせて紹介します。今回訪問したのは、千葉県芝山町。年間50〜60種類の無農薬野菜を育てる自然農園Tomで野菜を収穫し、絶品料理3品を作ります。
▼ビールがグイグイ進む、畑で作る煮込み料理「トム根菜の野営うま煮」レシピはこちら

ご当地食材を使って絶品キャンプ飯を作るのはこの人!

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キャンプ料理研究家/煮込みスト

ダイちゃん

料理研究家、料理で人生を楽しくする人。2017年、会社勤めの激務やストレスで体調を崩したことをきっかけに、自炊経験0から料理を始める。食の改善で心身が回復し、料理にのめり込む。2019年より煮込み料理研究家(煮込みスト)として活動開始。2021年には料理研究家として企業レシピ開発や連載、フジテレビ「林修のニッポンドリル」「Kinki Kidsのブンブブーン」出演など、活躍の幅を広げる。2022年2月、料理で人生を善くする人を増やしたい思いから、全国各地で料理教室「Cooking For Life」を開催。うまい飯と酒マニア、音楽好き、大分県出身、都内在住。

キャンプの朝は、撤収前にパワーをつける!「彩り根菜とチキンのオープンサンド」

撤収のある朝は手軽にしっかり系をがぶり

ご当地ひなたごはん
焚き火を囲みながら家族や仲間と飲み明かしても、自然の中でおいしい空気をいっぱいに吸い込み、意外と早く目が覚めるキャンプ泊の朝。「さぁ、撤収!」と動く前に、フレッシュでしっかりとお腹にたまる、朝ごはんで腹ごしらえしたいところです。 そんな朝にピッタリなのが、このオープンサンド。前日に肉を漬けておき、朝は焼くだけなので楽ちん。味噌×オリーブオイルを染み込ませた濃厚なチキンは、少しクセのある菜の花などの葉物と一緒に炒め、甘みの強い根菜やピクルスをトッピングしていただきます。思い切り口を開けてかぶりつくと、小麦の香りとジューシーなチキン、野菜の甘みが溶け合い、いつまでも食べていたくなるおいしさ。見た目以上にボリューミーな一品です。

材料(4人分)

ご当地ひなたごはん
【サンドイッチ用具材】
  • 食パン 4枚
  • お好みの根菜(紅芯大根1、ハーモニーニンジン2本)
  • バター 40g
  • ピクルス、オリーブ 適量
  • スライスチーズ 各4枚
【肉の味噌炒め】
  • 鶏もも肉 400g
  • お好みの葉菜(菜の花、中国小菜、こぶ高菜) 適量
  • 味噌 大さじ1
  • オリーブオイル 大さじ1
  • チューブにんにく 小さじ1
  • アーモンド 2-3粒

作り方

ご当地ひなたごはん
①前日のうちに、鶏もも肉を食べやすいサイズに切り分け、荒く刻んだアーモンド、調味料とともにビニール袋に入れて揉み、クーラーボックスで保存しておく ②野菜を軽く洗い、葉物は3cm程度に刻み、根菜は薄切りにする。ピクルスは薄切り、オリーブは半分に切っておく
ご当地ひなたごはん
③フライパンにバターを熱し、溶けたら、昨晩漬けておいた鶏もも肉を漬け込み汁ごと入れて焼く
ご当地ひなたごはん
④肉の色が変わってきたら、葉野菜を投入。肉に火が通るまで、一緒によく炒める
ご当地ひなたごはん
⑤別のフライパンでバターを熱し、食パンの両面に焼き目をつける程度に焼く
ご当地ひなたごはん
⑥焼いた食パンにチーズを敷き、肉炒め、ピクルス、根菜、オリーブを順にのせて完成! ※チーズをバーナーであぶって溶かしてもおいしい。

野菜の生命力をダイレクトに味わう「自然派パワーサラダ」

採れたて野菜のフレッシュさを存分に味わう!

ご当地ひなたごはん
朝食に野菜を食べることを推奨する「朝ベジ」という言葉が注目されているように、朝に新鮮な野菜を食べることは体にとっていいことばかり。豊富な栄養素の吸収率が高いので、体の調子が整い、脳もスッキリ。テキパキ動けます。 無農薬の採れたて野菜をダイレクトに味わう自然派サラダは、茹でたり炒めたりすることが多い根菜や、苦味のある葉菜類も、火を入れずにいただきます。よく噛んで食べるため、ローカロリーなのに満腹感が高いのも魅力。歯ごたえのあるアーモンドと、濃厚なチーズがほどよいアクセントに。オイルとアウトドアスパイスだけのシンプルなドレッシングで、生野菜のうまみがさらに引き立ちます。

材料(4人分)

ご当地ひなたごはん
  • お好きな根菜(紅芯大根1個、聖護院カブ1個、ハーモニーニンジン2~3本)
  • お好きな葉菜(からし菜、菜の花、こぶ高菜、コーラルリーフフェザー)
  • オリーブオイル 大さじ2
  • お好みのアウトドアスパイス 小さじ1
  • チェダーチーズ 1ピース
  • アーモンド 適量

作り方

ご当地ひなたごはん
①野菜を軽く洗う。ニンジンは細切り、大根とカブは輪切りに、葉菜類は食べやすい大きさに切る
ご当地ひなたごはん
②お皿に野菜を盛り付け、荒く刻んだアーモンドと、砕いたチーズをトッピング
ご当地ひなたごはん
③オリーブオイルとアウトドアスパイスをよくかき混ぜ、サラダ全体に回しかけたら完成

楽しく料理するキャンプ飯のコツ

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ダイちゃん

切る作業が多いので結構大変だなあ、というイメージをもたれるかもしれません。でも実際、葉物は手でちぎるし、アーモンドはげんこつで砕いたりします(笑)。せっかくの非日常を楽しむキャンプ。「しなきゃいけない」をなるべく脱いで、「こうしたほうがラク」を優先しましょう!

野菜たっぷりの朝食で、キャンプの2日目も元気にスタート!

ご当地ひなた
オープンサンドは、「肉を焼いてのせるだけ」、サラダは「盛りつけるだけ」。忙しい朝、家族全員分用意しても20分程度で調理できます。パンとサラダのシンプルな朝ごはんですが、濃厚な味付けのチキンと、根菜のコリコリとした食感でお腹いっぱいに。
ご当地ひなたごはん
「朝食はごはん(米)派」の方は、ごはんのお供に漬物や納豆、卵などを摂ることが多く、野菜が不足しがちに。オープンサンドや自然派サラダは、手軽に野菜がたっぷり摂れ、腹持ちもいいのでおすすめ。朝からパワフルに動けるメニューは、日常にも取り入れやすいです!

ご当地ひなたごはん、次回は小田原に行きます!

ご当地ひなた
3回にわたってお届けした、「ご当地ひなたごはん」千葉県芝山町編。畑で収穫するのはもちろん、直売所やスーパーで手に入れた野菜でもおいしく調理できるレシピなので、ぜひ春のキャンプ飯の参考にしてください。最近は、敷地内でキャンプができる農園も増えているので、探してみるのもおすすめです。 次回は、神奈川県小田原市に行きます!かまぼこや魚の干物、梅など特産物が豊富な小田原で、ダイちゃんがひらめくキャンプ料理は…!?お楽しみに! ※自然農園Tomは、一般の方の訪問は受け付けていません。野菜の購入は青山ファーマーズマーケット、もしくは公式通販にて

ご当地ひなたごはん

キャンプを何倍にも楽しく思い出深いものにしてくれるのは、なんといってもおいしいごはん。訪れた土地ならではの食材で料理し、キャンプ場で味わえたら最高です。「ご当地ひなたごはん」は、全国各地のご当地食材を使い、プロの料理家が誰でも簡単に作れるレシピを紹介。食材や地域の魅力、料理のワンポイントアドバイスもあり、食を求めてキャンプする旅がしたくなるコンテンツが満載です。


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