電車で行ける漁港の駅でおつまみゲット!酒まみれキャンプに必須のご当地食材とは…!?【ご当地ひなたごはん/小田原編】
2022.04.13キャンプ料理
訪れた土地特有の食材を使い、キャンプ飯レシピを考案する連載「ご当地ひなたごはん」。今回の行き先は神奈川県小田原市 !海や山の幸を求め、日本初の"漁港の駅"、「TOTOCO小田原」で、ご飯やお酒が何杯でもおかわりできる小田原のうまいもんを、予算内でどれだけ買えるでしょうか!?店員さんのおすすめや、キャンプ料理研究家ダイちゃんひらめきレシピのもと、買ったものぜんぶお見せします!
制作者
hinata編集部 朝倉奈緒
ファッション誌の広告営業、音楽業界であれこれと経験し、出産を機にフリーランスへ転身。フェス取材や夫が出演するキャンプインフェスへの同行を重ねてキャンプの経験値を上げ、hinata編集部へ。気づけば夫婦でのキャンプ歴12年目。主にファミリー、料理系の記事を担当。
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もくじ
ご当地食材を使ったキャンプ飯連載
地場食材でうまいレシピを作る「ご当地ひなたごはん」
四季折々の自然に触れ、さまざまな土地でその地域の特産物に出会えるのも、キャンプの楽しみのひとつ。せっかくなら、訪れた土地でしか手に入らない食材でキャンプ飯を作り、その場所で味わえたら最高です。「ご当地ひなたごはん」では、地域特有のご当地食材を使い、プロの料理家がひらめいたキャンプ飯レシピを毎月紹介していきます。
絶品ご当地キャンプ飯を作るのは、この人!
キャンプ料理研究家/煮込みスト
ダイちゃん
料理研究家、料理で人生を楽しくする人。2017年、会社勤めの激務やストレスで体調を崩したことをきっかけに、自炊経験0から料理を始める。2019年より煮込み料理研究家(煮込みスト)として活動開始。2021年には料理研究家として企業レシピ開発や連載、フジテレビ「林修のニッポンドリル」「Kinki Kidsのブンブブーン」出演など、活躍の幅を広げる。2022年2月、料理で人生を善くする人を増やしたい思いから、全国各地で料理教室「Cooking For Life」を開催。うまい飯と酒マニア、音楽好き、大分県出身、都内在住。
公式はこちら:ダイちゃん公式ブログ
2回目は、神奈川県小田原市に決定
小田原市ってこんなところ
東京から車で約1時間、新幹線で約30分と都心からアクセスのいい神奈川県の西部に位置する小田原市。ランドマークとなっている小田原城をはじめ、戦国期から近代までの歴史観光や漁港、わんぱくらんどなど、家族やグループで楽しめるスポットが盛りだくさん。古くからの城下町、宿場町、港町として栄え、今でも当時から続く祭礼などを含めて、年中多くのイベントが開催。年間500万人以上の観光客で賑わっています。
海山の自然に恵まれ特産物が豊富
相模湾と箱根や丹沢の山々に囲まれた小田原は、海と山、どちらの自然にも恵まれています。特産物はかまぼこやちくわ、さつま揚げなど魚のすり身を使った伝統的な練りもの、鮮魚や干物、柑橘類、梅など。海産物ばかりでなく、農産物や加工品など幅広い食文化が息づいています。
参考:一般社団法人 小田原市観光協会 HP
酒まみれキャンプにぴったりな食材を買い出しにGO!
漁港の駅TOTOCO小田原
東京方面からJR東海道線に乗り、小田原駅からひとつ先の早川駅から徒歩10分。魚のテーマパーク「漁港の駅TOTOCO小田原」(以下:TOTOCO)は、漁港直送の鮮魚や活魚、干物、かまぼこ、海の珍味をはじめ、地元生産者の農産物、ご飯にもお酒にも合うお惣菜、お土産に人気の調味料など、 約1,700種類の商品がラインナップ。小田原の食文化を堪能するなら、マストで訪れたいスポットです。
2階と3階は、種類豊富な海鮮が味わえる食事処とテラスで、1階は鮮魚・活魚、水産加工品、農産物などを中心とした地場物産販売コーナー。お土産やキャンプの食材を買うのにはうってつけです。さっそく、朝9時から開店している、1階フロアで買い物を始めました。
予算は8,800円。3人×2食分の食材はゲットできるか!?
店員さんにおすすめを聞いてみた!
食材の予算は、キャンプ場で作る、2~3人分の夕食と朝食合わせて8,800円。小田原駅周辺で、ビール片手にかまぼこを食べ歩きしたことはあるものの、こんなにも種類があるとは。右も左もわからぬ小田原特産品の中から、店員さんにおすすめを尋ねることにしました。
観光客のココロをくすぐる名産物が勢揃い
こちらは、TOTOCOお菓子部門の人気ランキング1位「海のペっちゃんズ」(税込み486円)。素材をそのままプレスして作ったスナックで、えび、ちりめん、えびちりめん、のりちりめん、かいばしらの5種類の味がラインナップ。旨みがギュッと凝縮されていて、おやつやつまみとしてそのまま食べたり、砕いてお茶漬けの出汁にしたり、サラダのトッピングにしたりと、フレーバーによっても使い道は無限大。
「レモンと塩麹のドレッシング」(税込み681円)は女性からの支持率が抜群。小田原産レモン使用で、サッパリながらも塩麹と玉ねぎの自然な甘みが程よく調和し、ワンランク上のドレッシングに仕上がっています。キャベツやニンジンなど、歯ごたえのある野菜にかければ立派な一品になり、ステーキや魚のムニエルにもよく合います。
柑橘類も豊富に栽培されている小田原。4月上旬の撮影日も、湘南ゴールド、ゴールデンオレンジ、きよみ、はるみ、大橘(おおたちばな)、不知火(しらぬい)、甘夏にレモンと、たくさんの種類の柑橘類が売り場を賑わせていました。糖度の高いものはもちろんそのまま、酸味や苦味の強いものは、味噌汁や漬物に香りを添える、ソーダで割るなどの使い方のおすすめです。
「調味料選手権2019総合1位」「モンドセレクション2020金賞受賞」商品で、TOTOCOの調味料部門人気ナンバーワンの「雲丹醤油」(税込み1,296円)。少量口に入れただけで芳醇なウニのコクと甘みがブワッと広がり、ウニ好きにはたまりません。言わずもがな卵かけご飯との相性抜群で、一杯食べれば一日中満足感が継続します。
ダイちゃん買い物開始!
他にも、「旨さば餃子」、「漬けしらす」、「花削り花チーズ」、「うんめえひじきちりめん」、「かます棒」など、商品名を眺めているだけでお酒を飲みたくなるものが続々と登場。鮮魚や干物も複数の種類があり、豊富すぎる食材をどう組み合わせるか。ひらめきキャンプ飯を得意とする、ダイちゃんの腕の見せどころです。
一通り売場を回ったあと、お酒売り場に向かいました。そうそう、つまみを作るには、何を飲むかを決めるのが先決。と思いきや、「さわらと煮込むならペールエールよりも、こっちかな…」とブツブツ。どうやら、飲酒用ではないようです。
メモ帳にスラスラと走り書きしながら、魚や野菜、柑橘類、店員さんにおすすめいただいた「海のぺっちゃんズ」など、どんどんカゴに入れていきます。やはり雲丹醤油は外せません。よく見ると、隣に「蒸しうに仕立て」(税込み1,620円)も並んでいて悩みましたが、やはりデビューにはオーソドックスな雲丹醤油をチョイス。
「Sakkana(サッカーナ)」という練り物コーナーでは、斬新にアレンジされたかまぼこやちくわ、さつまあげが所狭しと並べられていました。カマンベールチーズ風味のひとくちかまぼが試食できたので、迷わずパクり。かまぼことチーズの組み合わせが合わないわけがありません。これはビールやワインのつまみとして、そのままいただくのがベスト。
酒まみれキャンプ食材、総額8,666円也
TOTOCOで買い物すること約1時間。さわらの味噌漬け、キャベツ、薬膳ケールミックス、ゴールデンオレンジ、小田原さつま、海のぺっちゃんズ(えびちりめん・かいばしら)、漬けしらす、花チーズ、合わせ味噌、雲丹醤油、レモンと塩麹のドレッシング、サンクトガーレン ゴールデンエール、小田原うめチューハイ2本、湘南ゴールドサイダー、おまけで珍味スイーツシャリシャリレモンとフルーツ琥珀糖を携えてレジへ。総額は税込み8,666円。予算ギリギリの、バッチリ会計でした。
次回は、小田原の食材でのんべえおかず作ります!
次回、4月20日(水)公開の「ご当地ひなたごはん」は、小田原の海が一望できるロケーションで、酒まみれキャンプ料理をします!小田原のご当地食材を使った最高のつまみとは…!?料理&キャンプ初心者でも簡単に、手早くできるレシピをお披露目するのでお見逃しなく。
撮影協力:漁港の駅TOTOCO小田原
ご当地ひなたごはん
キャンプを何倍にも楽しく思い出深いものにしてくれるのは、なんといってもおいしいごはん。訪れた土地ならではの食材で料理し、キャンプ場で味わえたら最高です。「ご当地ひなたごはん」は、全国各地のご当地食材を使い、プロの料理家が誰でも簡単に作れるレシピを紹介。食材や地域の魅力、料理のワンポイントアドバイスもあり、食を求めてキャンプする旅がしたくなるコンテンツが満載です。