テント泊向けのおすすめザック17選!選び方や人気ブランドも紹介
テント泊用のザックを購入したいけど、どれを選んだら良いのか困っていませんか?テント泊に最適なザックの選び方やパッキング方法、定番のザックを紹介します。人気ブランドのおすすめザックもありますので、ぜひ参考にしてください。
快適なテント泊に必要なザック
テント泊は朝日や夕日、時間によって変化する山々の景色を寝床から直接見ることができ、自然をダイレクトに体感できるのが醍醐味。そんなテント泊で必要なのが大型ザック。小屋泊や日帰り登山に比べて圧倒的に荷物が多くなるので、自分の体格に合うものや必要な機能が付いていてるもの、アイテムをしっかり収納できるものを選ぶことが重要です。
テント泊用ザックの選び方
テント泊用のザック選びで重要なのは、ずばり、容量・機能性・素材・フィット感です!これらを抑えれば身体への負担を減らせテント泊をより楽しめるようになります。ここでは選び方のポイントをそれぞれ解説!
1、容量は50L以上で安心!
テント泊はテント、シュラフ、料理器具など荷物が多くなるので最低でも50Lあるものを選びましょう!50L以下はUL(ウルトラライト)でコンパクトギアでないと入りにくいです。1泊では50L〜、2泊以上は60L〜のものがおすすめ!また冬は、防寒着や燃料の量が増えるので、標準の容量からプラスで拡張できる機能がついているものがおすすめです。
2、長時間背負うことを考えた機能を確認する
テント泊ではバックパックを長時間背負うことが多いのでヒップベルトが付いているものやショルダーのパットに厚みがあるもの、重心がずれにくい構造のものを選びましょう!しっかりとしたヒップベルトであれば重量を腰にも分散できるので肩が疲れにくいです。
またショルダーパットに厚みがあることで肩への負担を減らします。販売店には重りが置いてあるので実際に背負って、負担がかからないかを確認するのもおすすめです。
3、アウトドア向けの素材にすればより快適に
山は天気の変化が激しいので、雨に濡れても水が中まで浸透するのを防ぐ、撥水、防水素材を使用したものや、擦れても破れないように厚い生地を使用したものを選びましょう!また登山は常に歩いているので冬でも汗をかきやすく、ザックの背面やショルダーに汗が染み込みやすいので、通気性が良く蒸れにくいメッシュになっているものがおすすめ!
4、男性と女性で選ぶものは変わってくる?
ザックには男性用、男女兼用、女性用のものがあります。それぞれでフィット感が異なるので、ショルダーとヒップベルトが自分に合うか確認することが重要です。女性用のザックは女性の骨格や体型に合わせて、小さく作られていたり、ショルダーハーネスが胸部を圧迫しないような作りになっているので、同じザックの中でもどのタイプがフィットするか確認しましょう!
5、初心者にULを扱うのは難しい?
山に行けばUL(ウルトラライト)系のザックを持っている方もいますが、初心者にはおすすめしません。ザックが軽くてもギアが重いと結果的に疲労が蓄積してしまいます。ギアをULで揃えていれば軽量ザックでも問題ないですが、揃えられていない方はザックの重量をそこまで気にしなくても大丈夫です。
有名ブランドのおすすめ商品
テント泊用のザックはさまざまなブランドから発売されています。その中でも特に有名なのがグレゴリー、オスプレー、マムート。それぞれ特徴が異なるのでここでは各ブランドの特徴を紹介します!
グレゴリー
フィット感にこだわり抜いたのがグレゴリーのザック。背骨から腰骨のサイズに合わせて、フレームのサイズが分かれているので自分に合ったザックを選べるのが特徴。フィット感があると、ザックと体の間に隙間がなくなり長時間背負っても疲れにくくなります。
オスプレー
オスプレーはバックパック専門のメーカーなのでテント泊用のザックの種類も豊富。特に背面やショルダーベルトの通気性が良いので夏場や長期縦走など汗をかきやすい時でも快適に使えます!
マムート
マムートの特徴はメンズ、レディース、キッズ用としっかり区分が分かれて商品が作られていること。そのためより自分に合った形状のアイテムを見つけられます。また容量が大きくなるにつれて縦長になり、体と触れ合う面積が大きくなるので安定感があり背負いやすいです。
テント泊におすすめのザック17選
トップの高さを伸ばせるので、荷物が多くなる長期縦走などで使いやすいザック。10Lプラスできるので下山時に荷物が多くなってもしっかり収納できます。フロントが大きく開きアイテムを取り出しやすいのが魅力です。
【基本情報】
- サイズ:79×32×27cm
- 重量:2.1kg
- 容量:55+10L
雨蓋のバックルを伸ばせば5L分容量を増やせるザック。背面の長さを2cmごとに3段階変えられ、フィットしやすいです。また高強度のポリエチレンを使用しているので破れにくく丈夫なのもポイント。
【基本情報】
- サイズ:76×28×25cm
- 容量:50+5L
- 重量1.2kg
上部やサイドから荷物を入れられるザック。フロントパネルはアタックザックにもなるので長期縦走で使いやすいです。また左右に配備されたスタビライザーは歩行中にも調整でき、ザックを置く動作をしなくて良いのもポイント!
【基本情報】
- サイズ:61×39×28cm(S/M)、67×39×28cm(L/XL)
- 容量:67L(S/M)、70L(L/XL)
- 重量:2.2kg(S/M)、2.3kg(L/X)
テント泊でのザックの詰め方
テント泊では荷物が多くなり、歩くうちに疲れやすくなってきます。少しでも体への負担を無くすためにはアイテムの詰め方が重要です。またアイテムを取り出しやすいようにパッキングすることで、時間をかけずにテントの設営を終えられたり、休憩時に行動食を取りやすくなります。
縦走なら「軽いものを下、重いものは上」
長時間歩行する場合は寝袋などの軽量ギアはザックの下にしまいましょう。バーナーや燃料などの重いアイテムはなるべく上部の背中側に入れるのがおすすめです!この配置にすることでザック内の重心がずれにくく体への負担が減ります。
取り出しやすいパッキングを意識する
アイテムを取り出しやすいようにパッキングするのも重要。例えば行動食や雨具を上部の取り出しやすい位置に入れたり、下部からザックを開けられる場合は下部にグランドシートやテントを入れ、設営時にすぐに出せるようにするなど、意識するだけでストレスなくテント泊を楽しめます。
テント泊を快適にするために自分に合ったザックを選びましょう!
テント泊のザック選びで重要なのが、デザインよりも自分の体格に合ったショルダー・ヒップベルトの形状やサイズのものを選ぶこと。しっかりフィットしたものを使えば体への負担が軽減され、より登山を快適に楽しめるようになります!是非自分に合ったザックを選んでみてください。
【入門編】テント泊登山の準備リストを紹介!装備を軽量化するコツとは?
テント泊登山は、荷物は何を用意すればいい?ザックの大きさは?装備を揃える費用は?といった疑問が多いです。今回は、これから始める方に向けて、テント泊登山の持ち物と各アイテムの選ぶ時のポイントを解説!この機会に、道具の準備を万全に整えておきましょう。装備を軽量化するコツも理解すれば、テント泊が快適になること間違いなし!