これさえあればいつでもアウトドアフィールドへ!インケースの高機能バックパック
大容量バックパックでロングツアーに出かけよう!選び方からパッキング術まで大容量バックパックのすべてをご紹介
2021.04.15ファッション
アウトドアで荷物を運ぶバックパックは、アクティビティの日数や荷物の種類によってサイズも変わってきます。特にスケジュールが長期になる場合は、アイテム数も増えますから大容量のバックパックが必要になります。でも種類も豊富でいろいろ迷いますよね。そこで今回は大容量モデルの選び方と、パッキングのテクニックを紹介します。
制作者
Harry The Dad
長いブランクを経て最近スローなブッシュクラフトにカムバックしました。
もろもろのストレスを森の木々に吸い取ってもらうためにアウトドアに出かけてます。
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もくじ
大容量バックパックと普通のリュックサックとの違いとは?
リュックサックは、背中に担ぐ袋という意味があります。日本では、比較的小さく日常的に使用できる商品をリュックサックと呼ぶことが多く、登山や旅行で使う大きめのバックをバックパックと呼ぶことが多いです。
バックパックは、ベルトやポケットが多かったり機能面が充実していたり、サイズが豊富であったりと充実したリュックのため人気があります。メンズ向け商品が多い印象ですが、最近はレディース向けにおしゃれでデザインが豊富なバックパックも増えてきています。
行く場所によって選ぶ
キャンプ、スルーハイク
長期のキャンプやスルーハイクでは、基本的な生活に必要な物を運ぶことが多くなります。また、移動中にすぐに必要になる、飲料水、雨具、セーターやウインドブレーカーといったものもあります。
ですから必要とされるバックパックは、使いやすいアウトポケットがあることと、拡張性がある機能的な機種になります。移動は単純な歩行が多いので、体への負荷が軽減される工夫がされていることも選ぶ基準にしたいポイントです。
大容量を少しでも負担を軽減させる工夫として、アウター、インナーを問わずフレームの入った物がおすすめです。
登山、クライミング
狭い岩場の上り下りやバランスを崩しやすい態勢での移動が多い登山では、できるだけ張り出した部分が少なく体に密着した物が良いでしょう。そこで張り出したポケット類は少なく、フレームがフレキシブルか、またはフレームの無いソフトパックがおすすめです。
長期旅行
キャンプや登山ではなく、海外旅行などでは持ち物の比率は衣類が高く、移動も交通機関が多いので、ある程度ファッション性を持たせたものも選択可能になります。ですが、公衆の中で荷物から離れることや、背負って人混みの中を歩き荷物が無防備になることもあるので、セキュリティー対策ができるものが必要になります。
大容量バックパックのチェックポイント
容量が大きくなるということは重くなるということでもあります。ですからバックパックを選ぶ時には見落とせないチェックポイントがあります。
ウエストベルト
ウエストベルトは歩行中にバッグが暴れないようにする効果もありますが、大容量バックパックの場合は、荷重を骨盤に適切に乗せるという大変重要な役割を持っています。ですからウエストベルトのパッドの性能やデザインに注目するようにしてください。パッドが極端に薄かったりベルトだけの物は、肩だけで背負いきれない重量には不向きです。
チェストストラップ
胸のあたりで左右のショルダーパッドをつなぐベルトです。これはバックパックを体に密着させるパーツのひとつですが、チェストストラップを付けるのと付けていないのではバッグの重さの感じ方が大きく変わります。
このチェストストラップが体格差によって位置が変えられるものを選びましょう。締める位置としてはおおよそ心臓の上あたりになりますが、女性の場合はデコルテの真中ぐらいになります。
ショルダーアシストベルト
ショルダーパッドとバッグを肩の上で繋いでいるベルトです。このベルトを締めることによって、バッグが体に密着し負荷を軽減してくれます。また、坂を下りる時にはこのベルトを緩めてバッグを少し体から離すことによって、前への転倒を防ぐことができるバランスになります。
このベルトが無い物はショルダーパッドで調節することになり、肩の頂点付近だけの負荷の増減になりますが、ショルダーアシストベルトがあると肩の少し前側にも負荷が分散してくれるのです。
ショルダーストラップ、パッド
大容量バックパックは縦方向に大型化してきますので、体格差によってショルダーパッドとウエストベルトの位置関係に個人差が出て来ます。ですからショルダーパッドの位置が調整できる機種がおすすめです。この機能の無い物はショルダーパッドのベルトの長さで位置調整することになりますが、より最適な位置でパッドの機能をフルに発揮させるためには、アジャスタブルなショルダーパッドが良いでしょう。
パッドは肩に当たる側がメッシュなど通気性のある物で、柔らか過ぎない物がおすすめです。スポンジだけのような柔らか過ぎる物は、芯のナイロンベルトが肩に食い込み痛くなってきます。
アウトポケット
バックパックの使用目的によってはアウトポケットが重要な要素になります。移動中にすぐに必要になる物は多く、それらをすぐに取り出すためにはアウトポケットが必要です。特にウエストベルト回りのポケットは、バックパックを背負ったままでも取り出せるので大変便利です。
小物はアウターウェアのポケットに入れておけば良いと考えがちですが、歩行中は各種ベルト類に締め付けられてウェアのポケットはほとんど役に立ちません。
登山やロッククライミングではこのアウトポケットの形に注意が必要です。横への張り出しが少なく、スリットやジッパーだけでマチの無いポケットが機能的に配置されている物が良いでしょう。
コンプレッションベルト
バックパックはその容量に対して、必ずしもちょうどいっぱいに荷物が詰まるというわけではありません。荷物が少ない時や、食料など工程に従って減ってきた時には、バッグの中に空間ができます。この空間があると荷物が暴れ、バッグのバランスが崩れて歩き難くなってしまいます。そうした時にコンプレッションベルトを締めて空間を無くすようにします。
また、このコンプレッションベルトはウォーキングスティックやピッケルの他、カメラの三脚やクッションマットなどをくくりつけるのにも役立ちます。
重量
バックパックも大型になればそれだけバッグ自体の重量も増してきます。特にフレームの入ったものや、重量分散機能など工夫の施されている物などは、ソフトパックと比べて重い傾向があります。さらに、大型化してくると荷物全体の重量も増えますので、強度や重量分散機能などは必須になってきます。
そこでおおよその目安として、容量70リットルのバックパックで2.5kg前後を基準にすると良いでしょう。
構造(アクセシビリティ)
大容量バックパックは縦方向に大型化する傾向にあります。ですからバッグの底の方の荷物へのアクセスがし辛くなります。そこで縦に長いコンパートメントのどこへでもアクセスできるようなデザインの物をおすすめします。
大容量バックパックは上下2気室に分かれているものが主流で、内部の仕切りが開閉可能な物は特に使いやすいです。また、メインコンパートメントへバッグ前面からアクセスできるものは必要な物だけ取り出せて大変便利です。
最近はバッグの中に水タンクを入れて、チューブから歩きながらでも水分補給できるハイドレーション機能もありますが、別にウォーターボトルを入れられるアウトポケットのある物がおすすめです。
その他のチェックポイント
サイズに関係なくバックパック選びには他にもいくつかチェックポイントがあります。
防水性能
急な雨や渡河、雪や雨で濡れた場所に荷物を下すなど、バックパックには防水性能が欲しくなりますね。ですが完全防水の生地はそれ自体が比較的重いので、雨対策としては軽量なレインカバーをおすすめします。
セキュリティー
バックパックはそれ自体に鍵をかけるなどの防犯対策は施されていないものがほとんどです。ですから海外旅行などでは独自に防犯対策をする必要があります。歩行中でも後ろからポケットの中の物を盗られることもあります。この対策として小さい鍵をジッパーに取り付けるのも一策ですが、パラコードなどでジッパーヘッドを固定するだけでも有効ですので、ジッパーのデザインにも注目してみましょう。
拡張性
ある程度スケジュールと自分に合ったサイズを選んだつもりでも、別の機会ではもう少し容量が欲しいということもあったりしますね。そうした時にあると便利なのがMOLLE(モール、またはモーリー)システムなどの拡張性です。
元は軍用のシステムですが、アウトドアバックパックにも使われるようになり、状況に応じてポーチなどを追加して容量を増やすことができます。
パッキングテクニック
バックパックへのパッキングは、高重低軽が基本になります。スリーピングバッグや衣類など軽い物は下に、バーナーなどの器具類やテントは上に収納します。上に重い物を持って来ることで、バックパックを体に密着させた時に歩きやすくなります。前後方向では体に近い方により重い物を持ってきます。
カメラ、レインギア、スマホ、スナックなど、すぐに使う物を厳選して、それらをアウトポケットに収納します。
それぞれをアイテムの内容別にスタッフバッグに入れて、ある程度まとめて収納することで整理しやすくなりますが、物によってはデッドスペースを埋めるために分散させて収納することも有効です。予備のソックスやTシャツなどは隙間を埋めるのにとても有効です。
背負い方
バックパックが大型になり重量も増してくると、背負う時にとても苦労することがあります。また、背負い方によってはバックパックの機能が発揮できない事もあるため気をつけましょう。
①背負う時には各ベルトを緩めてから、まずバッグを膝の上に乗せる
②片方のショルダーパッドに肩を入れて担ぎ上げる
この方法は地面から直接担ぎ上げるより楽に背負えます。
③前屈みになりウエストベルトを締め、バッグの荷重ががお尻の上に乗るようにする
④ショルダーパッドのストラップを締め付け、バッグを体に密着させる
⑤チェストストラップを付けて締める
⑥ショルダーアシストベルトを締めてさらにバッグを体に密着させる
おすすめの大容量バックパック5選
まとめ
スケジュールが長期化すれば荷物も増えて、バックパックも大型になり、コスト負担も大きくなります。ですからバックパックを選ぶ時には少しでも妥協せずに、自分に合ったものを厳選したいもの。店舗でバックパックに砂袋などを入れて、実際に身に付けて見るのがおすすめですが、ネット購入の場合はメーカーサイトなどで細部のディテールを確認し、納得してから購入することをおすすめします。
今回紹介したアイテム
商品画像 | |||||
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商品名 | ケルティー バックパックリュック Coyote 60 | ケルティー バックパック Coyote 80 | オスプレー ゼナ 85 ルビーレッド M | グレゴリー GREGORY BALTORO75 | HAWK GEAR(ホークギア) バックパック 80L モスグリーン |
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