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懐中電灯のアイキャッチ

【2024年】プロが選んだ最強の懐中電灯を紹介!防災に必須の機能とは?

※本記事には一部プロモーションが含まれます

アウトドアはもちろん、防災グッズとしても必需品の「懐中電灯」。今回は社団法人日本ケイビング連盟会長で探検家の吉田勝次さんに、使い勝手や汎用性の観点で「最強」とおすすめできる懐中電灯を紹介してもらいました。30年以上ライトと生活を共にしてきた吉田さんが教える間違いないアイテムの選び方も徹底解説。

吉田勝次

監修者

洞窟探検家

吉田勝次

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未知未踏の洞窟を探検する洞窟探検家であり洞窟写真家。世界30か国~1,000以上の未踏洞窟を探検。2023年~洞窟創作家となり「クレイジーマイン」という移動できる人口の洞窟を製作中。情熱大陸、クレイジージャーニーなど多数のメディアに出演。著書も、洞窟ばか(扶桑社)、オレはどうくつ探検家(ポプラ社)、洞窟探検家(風濤社)と多数出版している。 公式HP

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懐中電灯はさまざまなシーンで役立つ

懐中電灯とは、乾電池などによって豆電球をつけるようにした携帯用の小さな電灯のことです。本来は、文字通り「懐の中に入るぐらい」の小さな電灯を指す言葉ですが、昨今はサイズに関わらず、携帯用の電灯を「懐中電灯」と総称するほうが一般的。
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吉田さん

懐中電灯は災害時やアウトドアシーンで、とても役に立つアイテムです。アウトドアでは山でのナイトハイクやトレイルラン、キャンプでは夜にトイレに行くときなどにも必要。災害時は倒壊した家屋の中や停電した屋内、天候が良くないときは日中でも使うシーンが出てきます。 いずれにしても万が一に備えて、一人ひとつは自宅に常備しておきたいアイテムです。

懐中電灯の選び方

懐中電灯には、手持ちするものや頭につけるものなどさまざまなタイプがあります。そのため、「災害時に便利な懐中電灯は?」「アウトドアで懐中電灯は使える?」など、疑問を抱く人も多いのではないでしょうか。 ここではそんな疑問を解消すべく、日常生活にライトが必要不可欠な吉田さんに、懐中電灯の選び方について徹底解説してもらいました。

【種類】どこを照らすかと使用場所で選ぶ

懐中電灯には、大きく分けて「ペンライト型」「ヘッドライト型」の2タイプがあります。
タイプペンライトヘッドライト
画像
メリット一方向を強く照らせる両手を空けて作業ができる
  • ペンライト型
  • 一定方向を照らす能力は非常に高いです。頑丈なものが多いため、災害時に窓を割るのにも使えます。ただ、片手が埋まってしまうため、動きに制限が出てしまうのがデメリット。両手を使いたい場合は口にくわえたり、ストラップで手首に固定したりする必要があります。
    • ヘッドライト型
    頭やヘルメットにつけるため両手が使えて便利。ただ、バッテリー容量の大きなものは重さが比重して伴うため、首が疲れてしまうことも。外すときに勢い余って落としてしまうこともあるので、紐などをつけて対策すると良いでしょう。
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吉田さん

両手を空けようと、手持ちの懐中電灯を地面に置いて使おうとすると角度調整が難しかったり、転がったりと融通が効かない場合が多いです。なので僕としては「ヘッドライト型」が防災グッズにもアウトドアにもおすすめです。

プロがおすすめする最強タイプはヘッドライト型!

ヘッドライト

出典:PIXTA

懐中電灯の中で使いやすいのは「ヘッドライト型」。両手が自由になるため、足場の悪い場所で転んだときも、手をついて危険を回避できます。また、暗がりで作業をしたいときにもぴったりです。
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吉田さん

僕みたいに洞窟など岩場や崖のある場所で使用すると、落とした際に拾えない場合も。ヘルメットに紐をつけたり、ガムテープで補強するなど工夫して使うのが良いでしょう。

【明るさ】2〜3m先を照らすのであれば300ルーメンで十分

懐中電灯

出典:PIXTA

懐中電灯の明るさは、「ルーメン」という単位で表され、1ルーメン=ろうそく1本分の明るさと言われています。 数値が大きいほど明るくなりますが、懐中電灯は「明るければ明るいほどいい」というわけではありません。強力なライトは遠くまで照らせる反面、手元など近くのものはぼやけて見づらくなり、照らされた相手はまぶしいと感じてします。歩く2〜3m先を照らしたいのであれば、明るさは200~300ルーメンほどで十分です。 また、用途により照らす範囲を選ぶことも大切。目の前を明るくしたい場合は広い範囲を、遠くを見たいときは狭い範囲を明るくできるものがおすすめ。最近の懐中電灯は照射範囲の切り替えができるものもあるので、シーンに応じて使い分けしましょう。
ルーメン明るさの目安おすすめのシーン
500ルーメン・室内の照明くらいの明るさ・夜の散歩 ・停電時の屋内
1,000ルーメン・動物や崖など歩いている先の危険がわかる・夜のトレイルラン
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吉田さん

洞窟内は太陽の光が届かないので、最大で15,000ルーメンのものを持って行ったりすることも。ただし、持つ部分が熱くなりすぎるので、僕らは土を懐中電灯を覆って持つという工夫をしています。ルーメンが高くなるにつれて、高温になるのでやけどに気をつけましょう。

【機能性】ラジオ機能つきや充電できるタイプは災害時に頼れる

ラジオつき懐中電灯

出典:PIXTA

主に防災用とアウトドア用の2つの用途で使われる懐中電灯。シーンによってはライト以外の機能が搭載されていると、さらに活躍の幅が広がります。
  • 防水機能
  • アウトドアにも災害時にも役に立つのが防水機能。災害時は豪雨、浸水、アウトドアでも雨に降られる、川に入るなどが想定されるため、水に強いタイプが安心です。
  • 点滅機能
  • 遭難した際に役立つ機能。中には、音が鳴るなどのSOSモードが搭載されているものもあり、人に助けを求めるとき役立ちます。また、点滅する懐中電灯は連続点灯するものよりも、電池が長持ちするというメリットも。
  • ラジオ機能
  • 災害時にさらに欲しい機能を挙げるならばラジオ。電気が止まってしまい、自宅のテレビが見られないときも、ラジオがあれば情報収集をすることができます。
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吉田さん

いずれにしても電源が入らないと意味がないので、普段から充電や予備電池の準備をしておくようにしましょう。

【電源】充電池式は繰り返し使える

充電池

出典:PIXTA

懐中電灯の主な電力源は、「乾電池」と「充電池」の2種類です。
  • 乾電池
いちばんのメリットは、充電が必要ないところ。電源が切れてしまっても、替えの電池があれば連続して使うことができます。ただ、充電池式に比べると明るさが弱く、電池の買い替えコストがかかるのデメリット。電池交換で本体を開閉するため、水に弱いという弱点もあります。
  • 充電池
パワーがあっても、軽いものが多いです。また、繰り返し使えるためコストパフォーマンスの良さが特徴。デメリットは充電が途中で切れてしまうと、使えなくなってしまうこと。充電しておいたつもりでも少しずつ放電され、いざというときに電源が入らないことも想定されます。予備バッテリーを準備するなどの対策が求められます。 最近では手回しやソーラーパネルで充電できる懐中電灯も。時間はかかりますがいざというときのために、ひとつ持っておくと安心です。
電力源メリットデメリット
乾電池・充電の必要がない・明るさが弱い ・コスパが悪い
充電池・明るい ・軽い ・コスパが良い・連続使用できない
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吉田さん

充電池式と乾電池式で切り替えて使えるタイプなら、どちらかが切れても連続使用できるので安心でおすすめです。 また、電池が直列と並列の懐中電灯がありますが、並列つなぎのもののほうが電池は長く持ちます。並列つなぎは電池の数で明るさは変わりませんが、直列つなぎの懐中電灯は電池1個よりも2個のときのほうが明るいです。

専門家が選ぶ最強の懐中電灯はこれだ!

30年以上ライトと共に生活している吉田さんが「これが最強!」と太鼓判を押すヘッドライト型の懐中電灯を紹介。
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吉田さん

とにかく明るいのに、無駄な電池消費なく長時間照射することが可能です。暗さに徐々に慣れるよう、明るさをジワジワ落としてくれるのも洞窟探検家の僕にとっては魅力的。さらに、モバイルバッテリーとしても使用できるため、緊急時に電子機器を充電できたりと非常に優秀です。

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懐中電灯に関するQ&A

さまざまなシーンで役立つ懐中電灯に関して、吉田さんに気になるあれこれを質問!30年以上数多くのライトを使ってきた経験を元に、詳しく答えてもらいました!災害時に役立つ情報もあるので、ぜひ参考にしてください。

停電時に室内灯として使えるのは?

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吉田さん

強いて言うなら、ヘッドライト型です。災害時の場合、最悪自分の背面は見えていないので照らす必要はないじゃないですか。最低限目線の先を照らすだけで事足ります。だからある意味、僕にとって部屋のライトはもったいないんですよね(笑)。 ペンライト型の懐中電灯やスマホのライトで水の入ったペットボトルを照らす方法もありますが、停電時は充電ができないので一時的な利用以外あまりおすすめできません。その方法しかできないような状況、つまり、災害が起きてから慌てるのは遅いです。日頃から災害を想定し、リスクマネジメントをしっかりしておくことが何よりも大切

ランタンと懐中電灯はどう使い分ける?

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吉田さん

使用する状況によりますが、もし複数人が集まる場所で使うならランタンのほうがおすすめ。一定方向にしか光を照らせない懐中電灯に比べて、ランタンは高いところからつるせば360°明るく照らすことができます。そのため停電時などに部屋全体を照らしたいときは、ランタンを使うのがいいでしょう。 ただ、ランタンは懐中電灯に比べて明るさは弱いものが多いです。ひとつだけではそれほどは明るくならないため、いくつかあると安心。部屋から移動したい場合は懐中電灯が必要なので、組み合わせて使うとグッド

懐中電灯があればもしもの時も安心!

いくらたくさんの懐中電灯があっても使えなければ、電池を入れ替えたり、ほかの懐中電灯を探すこともできません。いざというときのためにしっかりと準備をしつつ、より安心できる機能がついたものなどを選びましょう。

今回紹介したアイテム

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