無水調理ができる鍋おすすめ16選!鍋の選び方やおすすめレシピも紹介
水を使わずに調理ができる「無水調理」をご存知でしょうか?手軽でおいしい料理ができる無水調理はキャンプの味方です!今回紹介する鍋は、国産メーカーや海外メーカー、IH対応やオーブンに使用できるものまで。アウトドアや家庭でも大活躍な無水調理ができる鍋をおすすめレシピと一緒に紹介します。
無水調理とは?
「無水調理」はその名の通り、水を使わずに調理することです。野菜などの素材に元々含まれている水分を最大限に活かし、調理できます。素材のエキスをそのままに、水で薄めることなく調理をするので、とても濃厚で風味も豊か!
今回紹介する鍋は、強火での調理方法ではなく、弱火または中火でじっくりと熱を加えてつくる料理が適しています。火を止めたあとも、余熱で調理ができます。さまざまな調理に使えるので、家庭で使用する方も多いです。
無水調理できる鍋の特徴
キャンプで無水調理を行う際に使用する鍋は、どんな特徴があるのか詳しく紹介します。一般的な鍋に比べ、便利な面も多いのでおすすめです。
IHにも対応している
アウトドア用に購入した鍋でも、使い勝手の良さから家庭で利用する方も多いと思います。基本的に火にかけて使うことを前提としてつくられていますが、中にはIH対応している製品もあります!家庭のキッチンがIHの方は、対応する製品を選びましょう。アウトドア、家庭のキッチンと両対応の鍋が便利です。
使い方無限大!?8種類の調理に対応
今回紹介する鍋は多彩な調理法に対応しているため、使い方は無限大です。炊く、蒸す、煮る、茹でる、焼く、炒める、揚げる、オーブン調理と、1つの鍋で8つの調理法に対応できます。蒸し料理に関しては、対応している蒸し板の使用がおすすめです。鍋の種類やメーカーによってそれぞれ異なるので、確認をしてから調理しましょう。オーブンでの調理は空焚きしてしまう可能性があるので、注意が必要です。
無水調理できる鍋の種類と使い方
無水調理できる鍋にはいくつかの種類があり、ホーロー製、ステンレス製、アルミ製の3種類です。それぞれの特徴を活かした使い方ができます。用途に合わせて、自分にぴったりな鍋を選びましょう。鍋の種類、使い方、特徴、それぞれのメリット、デメリットについて紹介!
料理が冷めにくい「ステンレス製」
メリットは、保湿性や保温性に優れているところです。余熱調理をする際には、やはり保温性が大事ですよね。しっかりと余熱調理ができるので、野菜などの素材に味がしみ込みます。デメリットとして、焦げ付きやすいことが挙げられます。アウトドアでの調整は火加減が難しく、強火で熱してしまうと、焦げ付きが発生するので注意です。
丈夫で軽いつくり「アルミ製」
メリットは、とにかく軽いこと。ホーロー製やステンレス製に比べてとても軽いので、持ち運びが非常に楽です。手荷物を少しでも軽くしたい場合はアルミ製がおすすめ。デメリットとしては、強度があまりないという点が挙げられます。また、アルミは柔らかいのでキズが付きやすく、落としたり、ぶつけたりすると凹んだり割れたりしてしまいます。軽いからといって雑に扱うことはできないので注意しましょう。
温度調節が簡単な「ホーロー製」
メリットは、熱伝導が非常に良いところです。熱が均等に広がり、全体をしっかりと温めてくれるため、煮込み料理などに最適です。アウトドアでの使用時は火加減に注意しましょう。デメリットとして、重くなってしまうことが挙げられます。なるべく重い荷物を減らしたいアウトドアでは、少々負担になってしまうかもしれません。金属製とは違い、落とすと割れてしまいます。取り扱いにも注意が必要です。
無水調理できる鍋の選び方
無水調理できる鍋の選び方を紹介します。無水鍋の種類はわかったけど、まだどの鍋を選べばいいか悩むという方はチェックしてみましょう。
本体とふたの機密性の高さ
無水鍋は鍋本体とふたの機密性を重視して選ぶことが大切です。密封性の高さをチェックしたい場合、ふたの重さがポイント。ふたが軽いと鍋を火にかける時にカタカタと音が鳴ってしまいます。無水鍋は水蒸気を閉じ込めて調理するので、鍋の密閉性が高いほど質が良いです。ふたが重いと鍋本体との密閉製が高く、隙間がないことで蒸気を逃がさない空間を作り出せるのでおすすめ!
20cm以下のサイズはコンパクトでアウトドア向き
18cm〜20cmの小さめの無水鍋は、使い勝手がよく1〜2人用のコンパクトなサイズなので、キャンプでも持ち運びやすくておすすめです。炊飯する場合は2〜3合程度のお米を炊けます。揚げ物をする際は、油が200mL〜300mLほど必要です。
鍋底が厚い方が焦げにくいので初心者向き
鍋底が厚い鍋は、火がゆっくり伝わるので焦げにくいです。キャンプ初心者の方やつくり慣れていないレシピにチャレンジしてみたい方にはピッタリ!鍋底が薄くて軽い鍋は火の伝わり方が早い分、火加減調整が難しいので焦げやすく初心者は難しいので気をつけて選びましょう。
【日本製】人気メーカーおすすめ鍋8つを比較
日本製の人気メーカーが販売しているおすすめ無水鍋を8つ紹介します。どれも調理しやすく、キャンプに持ち運びやすいのでおすすめです。
おすすめメーカー①HALムスイのKING(キング)とHAL【アルミ製】
無水調理できる鍋の代表である、HALムスイ社の「無水鍋(R)」は、台所の熱源がかまどからガスへと移り変わりつつあった1953年、広島で誕生しました。羽釜で炊くごはんのようなおいしいごはんが炊けたら、という思いから開発され、以来ロングセラーを誇っています。丹念につくられているため、
丈夫で長持ちすることも大きな魅力です。
詳しくはこちら:
HALムスイ
※「無水鍋」は株式会社HALムスイの登録商標です。
おすすめメーカー②愛知ドビー VERMICULAR(バーミキュラ) 【ホーロー】
VERMICULAR(バーミキュラ)を生み出したのは、1936年創業の下請けの町工場、愛知ドビー。元々は、調理器具とは関連のない事業を行う会社でした。もっと浮き沈みなく会社を成長させたいと考え、既存の技術を応用して何ができるのかを模索した際に行き着いたのが鍋の製造だったのです。
詳しくはこちら:
VERMICULAR おすすめメーカー③宮崎製作所【ステンレス製】
宮崎製作所の鍋は
ステンレスとアルミを使った全面7層構造の高品質なもの。IHヒーター、オーブンにも対応しており、料理の幅が広がります。製品に自信があるため、保証期間はなんと15年!万が一調理中でのトラブルがあっても保証があるのは安心です。
詳しくはこちら:
宮崎製作所【海外製】人気メーカーおすすめ鍋8つを比較
海外製品の鍋も国産に負けていません。ここからはアウトドアでも人気の6メーカーの鍋を合計8つ紹介します。それぞれ比べて自分に合うものを見つけましょう。
おすすめメーカー④ビタクラフト【アルミ・ステンレス】
アメリカ製の無水調理可能な鍋です。ビタクラフト伝統のデザインや熱伝導率がとても魅力的な製品です。チタン入りのステンレスを採用しているので、鍋自体が軽く、丈夫。アウトドアではトラブルなどありますので、丈夫なのはうれしいです。
おすすめメーカー⑤Le Creuset(ル・クルーゼ)【ホーロー】
フランス生まれの老舗キッチンウェアブランドLe Creuset(ル・クルーゼ)の鍋は、しっかりとした機能はもちろん、カラフルな色使いが魅力的です。定番のオレンジ色から淡い青、淡い緑などラインナップが豊富です。90周年記念カラーなどもあり、好みに合わせて色を選べるのは楽しくなりますね。
おすすめメーカー⑥staub(ストウブ)
ヨーロッパを中心に日本でも大人気のstaub(ストウブ)も、Le Creuset(ル・クルーゼ)同様にフランス生まれの老舗ブランド。創業から今に至るまで徹底してフランスの伝統的な製法でつくられており、有名料理家などにもファンがたくさんいます。そんなstaub(ストウブ)のお鍋は、オーブンやIHヒーターにも対応したホーロー鍋。フタに付いた突起が特徴的で鍋の内部の蒸気が水滴となり、中の食材にまんべんなく広がります。
また、品質だけでなく、サイズやカラーの選択肢の多さも大きなポイント。さらにデザインも、オーソドックスな形のものからトマトやロマネスコの形をしたものまでさまざま。機能だけでなく、テーブルでの写真映えを求めたい人におすすめです。
無水調理で作る!レシピランキングベスト3
無水調理で簡単にできるレシピを紹介しますので、ぜひ参考にしてください!
水なし野菜カレー
出典:GreenArtPhotography / ゲッティイメージズ
無水調理で作るカレーは素材の旨味がよく出ます。野菜や果実の甘味が良く出るので、カレールウは辛口がおすすめです。肉が入っていないヘルシーなカレーですが、コクがありますよ。
【材料】4人分
- 玉ねぎ…3個
- ニンジン…1本
- なす…2本
- しめじ…1パック
- トマト…2個
- りんご…1/2個
- バナナ…1本
- 牛乳…200cc
- プレーンヨーグルト…90g
- カレールウ…1箱(220g)
- ローリエ…2枚
【レシピ】
- 玉ねぎ、なす、しめじ、トマトを切る。なすは水にさらす。
- ニンジン、りんご、バナナは皮をむいて、すりおろす。
- 鍋を熱してサラダ油を入れて、玉ねぎを透き通るぐらいまで炒める。
- なす、しめじ、トマト、ニンジン、すりおろした果実、ローリエを鍋に入れ中火で加熱する。
- 沸騰したらカレールウ、牛乳、ヨーグルトを鍋に入れて弱火で10分加熱する。
- 全体を混ぜて火を止める。余熱で10分ほど蒸らして完成。
レシピの詳細はこちら:
水なし野菜カレー白菜の重ね蒸し
無水でつくる白菜と豚バラ肉のミルフィーユ鍋です。白菜からたっぷりと水分、旨味が出ます。シンプルでとても簡単、そして無水調理の特徴を活かした料理です。タレを好みで選べるので、さまざまな楽しみ方ができます。
【材料】2人分
- 白菜…1/2玉
- 豚バラ肉…200g
- しょうが…1片(千切り)
- ポン酢しょうゆなど…お好みで
【レシピ】
- 白菜を洗って、葉と葉の間に豚バラ肉をはさむ。
- 鍋の高さに合わせて切って、鍋に入れる。
- しょうがを散らし、フタをして弱火にかけ、全体的に火が通ったら完成。
レシピの詳細はこちら:
白菜の重ね蒸し炊飯もできる!白ごはん
炊飯器とはひと味違う無水での炊飯。短時間で炊ける利点に加え、モチモチでふっくらとしたご飯が炊きあがります。おこげや炊き込みご飯もつくれます。アウトドアでご飯を炊く際にはぜひ活用した方がおすすめです。
【材料】4人分
- 米…3カップ
- 水…720cc(米の分量の1.2倍)
【レシピ】
- 米は洗って、30分~1時間ほど水につけておく。
- 水気をよく切って、鍋に入れる。水を加えて、中火強で加熱する。
- 沸騰したらごく弱火で10分加熱する。火を止めて10分蒸らしたら完成。
レシピの詳細はこちら:
白ごはんアウトドアでも大活躍!無水調理の口コミをチェック
見た目より軽いので扱い易いです。
圧力鍋より簡単です。
短時間で 大根も鶏肉も柔らかです。
焼く煮る蒸す揚げる…この鍋一つでオッケーです。
小さいサイズも欲しいです!
今回紹介するものは、圧力鍋より扱いが簡単。調理時間の時短にもつながり、ひとつで焼く、煮るなど多数の用途に対応しています。
物凄く熱伝導が早く、出来上がりにも満足ですが、蒸気火傷に注意が必要です。何度かやってしまい、痛い思いをしました。扱いに慣れれば防げると思うので、火傷に注意すれば良い商品だと思います。
調理の際、蒸気で火傷してしまわないよう使い方をしっかりと守り、ケガの無いように扱いたいです。
ただ想像以上に重かったようで洗うのに四苦八苦していました
作ったカレーを食べましたが野菜の水分だけのカレーだけあって味に奥行きがあって本当に美味しかったです
他 鳥の丸焼きもこの鍋で作ったのですが、 奥の深い味でまるでお店の味のようでした 。
洗うのも少し大変なようですが、焦げ付きを 取るのも難しいようです
無水調理でつくる料理は、野菜などの素材の味が濃厚でおいしくなります。また、手軽にできる無水調理はとても便利、という声が多いです。ただ、使い終わってからの洗浄が少々大変なようで、注意が必要です。
無水調理で簡単においしいアウトドア料理を!
アウトドアでも家庭でも、とても便利な無水調理できる鍋。ひとつあればさまざまな料理が楽しめます。無水調理をしたことがない方は、ぜひこの機会に鍋を使って挑戦してみてください。