備長炭&火起こし方法&便利ツールおすすめ5選!絶品BBQを堪能!
備長炭でつくるバーベキューはとてもおいしいですが、「初心者には扱いが難しいのでは?」という声もあります。そこで、今回は備長炭の特徴とメリットとデメリットについて解説します。おすすめ備長炭と便利アイテムも紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください!
備長炭の特徴
備長炭は木炭!竹炭との違いは?
炭は主に成竹から作られる竹炭と木材から作られる木炭(白炭・黒炭)に分けられて、備長炭はその中で木炭に分類されます。竹炭はそのもとになる生竹の複雑な性質によって水分調節が困難で、上手に焼きあげるのが難しいことから不良品が多いという特徴が。木炭はそれに比べて不良品が少なく、さらに使いやすさや火持ちの長さに優れているため、普段のバーベキューなどで使用されることが多いです。
備長炭は白炭の一種!
木炭も黒炭と白炭の2種類に分けられ、その特徴に違いがあります。備長炭は白炭の一種です。白炭は火が8時間程度燃え続けるほど長持ちし、香りが良いという特徴があります。一方で黒炭は、安価で火が付きやすいのですが、火の持ちは2時間程度と短いのが特徴。
アウトドアでのバーベキューは、火起こしから調理までかなり時間がかかることが多いため、黒炭の持続時間では火が足りず、炭をつぎ足しがち。さらに黒炭からは嫌なにおいが出ることがあり、食材ににおい移りしてしまうこともあるため、バーベキューで使う際には懸念点が多いです。
しかし、白炭である備長炭ならつぎ足す必要がなく、火力も十分で最初から最後まで、香ばしいかおりが漂うおいしいバーベキューが楽しめます。炭を継ぎ足さずに済むということは、その分手間もかからず調理と食事に集中できるということ。より楽しい時間が過ごせます。
質が高い分値段が高価という特徴もありますが、再利用もできることから結果的にはコスパ良く使うことができるでしょう。燃えにくいという白炭特有の問題も、着火用のツールを用意することで解決できます。
備長炭の寿命は?
備長炭(白炭)はバーベキューのために火起こしをして3時間くらい食べたり飲んだりして過ごしても問題なく燃焼していますので、途中で炭の追加の必要がありません。安い木炭(黒炭)だと、寿命が短いため途中で炭の追加をすることが多く面倒でしたが、その心配がいらないのは大きいです。炭の追加をしなくていいと、ゆっくり食事が楽しめるので、よりバーベキューを満喫できるでしょう。
備長炭のメリット・デメリット
備長炭のメリット
・燃焼時間が長く、途中で炭を継ぎ足す必要がない
・火力が強く、おいしく焼ける
・炭の継ぎ足しのときに出てしまう、いやなにおいが食材についてしまうこともない
・同じ炭を再利用もでき、結果的にコスパが良い
備長炭のデメリット
・黒炭より高価
・なかなか火が付きにくく着火が大変なため初心者には扱いにくい
長持ちする分、経済的なのでホームセンターで売っている安い黒炭は必要ないかもしれません。ただ、初心者の場合は、着火しやすい黒炭と備長炭を一緒に購入し、「黒炭に火をつけて備長炭を一緒に入れる」ということもできます。
備長炭の火の起こし方
次に、備長炭の使い方について、火起こしと火消し両方の手順を順番に紹介します。準備する炭の量は、一般的に「1時間に1kg または 1人1kg」といわれていますので参考にしてください。
初心者は、火起こし器を使うと着火しやすいため、火起こし器を使った方法を見ていきましょう。
火起こしの手順
- 備長炭を使うコンロの上に、着火剤を敷き詰める
- 着火剤の上に火起こし器を置く
- 火起こし器の中に備長炭を入れる
- 火起こし器の下から着火剤に着火用ライターなどで火をつける(下部に2カ所穴があるので両方から)
- 備長炭に火が付いたらやけどに注意しながら火起こし器をそっと取り除き完了
備長炭は長持ちする炭なので、1回だけの利用ではもったいないです。再利用するために、「火消しツボ」というアイテムを使い、次に回すようにしましょう。火消しツボを使った火消しの手順です。
火消しの手順
1.火のついた備長炭を、火消しツボの中に入れて自然に火が消えるのを待つ
これだけです。
備長炭でステーキを焼く3つのコツ!
火起こしのコツを掴んだら、ついでにステーキの焼き方も学んでおきましょう。炭でステーキを焼くときはこの3つに気をつけることで美味しくジューシーに仕上がります。
肉を常温に戻しておく
焼きはじめる30分前にクーラーボックスから取り出しておきましょう。こうすることによって肉を焼く際、中側と外側が均一に火が通り、生焼け状態を防ぐことができます。
炭火の保温ゾーンでじっくり焼く
2つ目のコツは、保温ゾーン(下に炭火がないところ)に肉を置いてじっくり焼くこと。高温な炭火の真下に置くと、中側が生焼けのまま表面だけが急速に熱されて焦げてしまう可能性があるので注意が必要です。
肉をいじりすぎない
焼き上がりはトングや指で表面を押して確認するのがポイントで、押した際に肉の厚みの4分の1程度凹むような弾力になったら加熱をやめます。押しすぎるとその度に肉汁が流れ出てしまうので、確認を極力最小限にすることでおいしい肉ができ上がります。
絶品バーベキューを成功させる備長炭&便利アイテム5選
火の起こし方や肉の焼き方を学んだところで、次は備長炭や関連する便利アイテムを紹介していきます。
火起こし器についてもっと詳しく知りたい方は、こちらもチェック!
大きめの火消しツボ。使わない備長炭を、火のついたままこの中に入れておくと、自然と火が消えます。水をかけずに済むため、消し炭として再利用も可能です。消し炭は着火しやすいので、次回の着火時に使うといいですよ。炭を無駄にしないためにも、ぜひ手に入れたいアイテムです。
火起こしツボについてもっと詳しく知りたい方は、こちらもチェック!
火消し壺のおすすめ16選!間違えない使い方と選び方も紹介
「火消し壺」は炭を安全に消火して持ち帰ったり、また再利用できる便利なアイテム。キャンプで燃えカスを残さないようにすることにもつながります。ここでは、おすすめの火消し壺を紹介!また、火消しバッグやホームセンターや100均にあるもので代用する方法もわかります。この機会に、使い方や選び方もチェックして、用途に合った製品を見つけましょう。
料理だけじゃない!備長炭の使い方
消臭効果あり!
炭はバーベキューなどの熱として以外にもさまざまな使い方があります。その一つが消臭です。冷蔵庫に置けば食品の臭い消しに、トイレに置くとアンモニア臭を消してくれます。気になる臭いがするところに置いてみましょう。
おいしい水も作れる!
なんと備長炭を使っておいしい水をつくることもできます。作り方はたわしでよく水洗いして、煮沸消毒した備長炭を水道水に入れるだけ。昼夜置くと炭の中にあるミネラル成分が溶け出して、自家製のミネラルウォーターの完成です。
炭は防虫と湿気を防止する用途でも使えます。よく洗って煮沸と乾燥を済ませたのちに、和紙などに包んで米びつの中に入れるだけ。使用した炭は3カ月ごとに交換することをおすすめします。
備長炭を活用してバーベキューを楽しもう!
備長炭は、バーベキューをおいしくしてくれます。初心者でも扱いやすいように、火起こし器や火消しツボもセットでそろえると楽ですよ。これで、火起こしから火消しまでスムーズに進められるでしょう。備長炭でじっくり焼いたバーベキューを堪能してください。