出典:アラジン
アラジンストーブ人気7選!失敗ない使い方&ブルーフレームの評判も
ストーブの老舗「アラジン」。同ブランドのストーブは、90年の長い歴史とおしゃれなルックスでキャンプに愛用する人も多い逸品です。そこで今回は2022年モデルを中心に、人気のアラジンストーブを徹底解説。ブルーフレームなどの石油ストーブをはじめ、遠赤グラファイトヒーターも評判とともに丸ごと紹介します。失敗しない使用方法やメンテナンスのしかたもお届けです!
アランジンストーブが「キャンプでも人気」の理由
長い歴史を誇るアラジンストーブは、今なお世界中の人々から愛されています。中でも1930年代に誕生した
代表作「ブルーフレーム」は超ロングセラー。原形をとどめながら少しずつ改良を重ねながら進化してきました。
円筒形のレトロな佇まいと、丸窓から見える青い炎の揺らぎで、ほかにない存在感を放ちます。
元々はイギリス発祥のアラジンですが、現在、日本では株式会社「千石」(兵庫県加西市)がOEMで製造・販売を担っています。さまざまなタイプのストーブやキッチン家電など、幅広い製品をラインナップしています。
そんなアラジンストーブは実はキャンパーにも大人気。
洗練されたデザインや豊富なカラーリングは見栄えを意識したキャンプにもなじみやすく、
持ち運びしやすいサイズ感なのもうれしいポイント。石油やカセットボンベなどを燃料とするモデルであれば
電源のない場所でも気軽に楽しめます。
【アラジンの人気の理由】
- 洗練されたデザイン
- 持ち運びやすいサイズ感
- 電源のない屋外で楽しめるモデルも
アラジンストーブの「種類」
アラジンのストーブは大きく3種類に分けられます。灯油を燃料とする最もスタンダードな「ブルーフレームヒーター」。ガス(カセットボンベ)を燃料とするコンパクトな「ポータブル ガス ストーブ/シルバークイーン」。電気で使う「遠赤グラファイトヒーター」です。ここからそれぞれの特徴を解説していきます。
【灯油】ブルーフレームヒーター
アラジンの代名詞ともいえるのが「ブルーフレームヒーター」。
90年前から変わらない昔懐かしいデザインが魅力的です。熱した空気を上昇させる
対流方式なので、空間全体をくまなく暖められ、キャンプでも快適に過ごすことができます。
丸窓にゆらめく青い炎は効率がいい燃焼状態である証拠。タンクには燃料となる灯油が4.1L入り、
満量の状態から15時間続けて燃焼可能。燃焼時の
嫌なにおいの発生を抑える設計というのもうれしいポイントです。
燃焼中には
水蒸気が発生するため空気が乾燥しにくいのも特徴。
地震の際は一定の揺れを感知して自動で消火される仕組みなので安心して使用できます。
【ブルーフレームヒーターの特徴】
- 90年前から変わらない完成されたデザイン
- 対流方式で空間全体を暖める
- 満量の状態で15時間燃焼
- 燃焼時のにおいを抑える設計
- 水蒸気で空気を加湿
- 地震時の自動消火
ブルーフレームヒーターの「評判」とは?
なんといってもこのデザインが好きです。
色はグリーン、ホワイト、デザインが少し違うブラックがあります。
前後の丸い窓から中の炎が見えるグリーン、ホワイトに対して、ブラックは全方向からこのストーブの1番の特徴である青い炎を見ることができます。
我が家は、私と夫がアラジン独特のグリーンの色合いが好きなのでグリーンを購入しました。
大好きな空間にお洒落なアラジンストーブがあるってすごく幸せです。
セバ夫さんの一言で、渋々←(笑)アラジンを使ってみたのですが、これが予想に反する暖かさで、今ではもう手放せません(^ ^)
輻射熱の、ほっこりと芯から暖まる感じは、エアコンのスースーする暖かさとは全く違うものでした。
【ガス(カセットボンベ)】ポータブル ガス ストーブ/シルバークイーン
かわいらしい見た目でカラーも豊富な「ポータブル ガス ストーブ」。ブルーフレームをモチーフにしており、
レトロなデザインが引き継がれています。
コンパクト設計で持ち運びにも便利。
燃料は手に入れやすいカセットボンベなので、気軽にアウトドアシーンで活用できます。
2kWの高火力で燃焼するので高い暖房性能も期待できます。
危険を察知すると自動でガスを遮断する
4つの安全装置も特徴的。ボンベが異常に熱せられると「圧力感知安全装置」、室内の酸素濃度が低くなると「不完全燃焼防止装置」、店頭や強い衝撃が加わると「転倒時消火装置」、風などで火が消えると「立消え安全装置」がそれぞれ作動。もしもの時にも安心して使用できます。
「シルバークイーン」は1970年代のアラジンの反射型石油ストーブを復刻したもの。カセットボンベ式ですが高い暖房能力を備えています。「ポータブル ガス ストーブ」よりもさらにコンパクトで、本体の重量も4.2kgと比較的軽量なので持ち運びにも適しています。
【ポータブル ガス ストーブの特徴】
- レトロでかわいらしい見た目
- コンパクトで持ち運びに便利
- カセットボンベ式で2kWの高火力
- 4つの安全装置で安心
【電気】遠赤グラファイトヒーター
「遠赤グラファイトヒーター」には、
「1灯管」、「2灯管」、「トリカゴ」の3種類がラインナップ。いずれもアラジン独自の技術「遠赤グラファイト」が使用されています。
寒い環境でも0.2秒で立ち上がり、遠赤外線効果で暖かさが長く持続します。
「1灯管」は重さ約3.5kgと軽く、スリムなので置き場所を選びません。
「2灯管」は放熱部分が縦横にローテーションするなど利便性の高さが特徴。両モデルともに、障害物を察知して自動で電源をオフにするシャットオフセンサーを備えています。
鳥かごのようなフォルムの
「トリカゴ」は、重さ約1.6gと軽量で、2.3mと長めのコードを採用した取り回しの良さも魅力。大型のガードを備え安全性も高めています。防滴仕様とされているので、水を扱う場所でも使いやすいのもポイントです。
【遠赤グラファイトヒーターの特徴】
- わずか0.2秒で起動
- 遠赤外線効果で暖かさ長持ち
- 安全を考慮した設計
アラジンストーブの「価格」
アラジンのストーブには、「石油タイプ」54,780円(税込)〜、「ガスタイプ」34,100円(税込)〜、「遠赤ヒータータイプ」12,100円(税込)~の3タイプが販売されています。
石油タイプは他メーカーと比べるとやや高い価格設定となっています。とはいえ、積み重ねた歴史による品質やデザイン性の高さは唯一無二!一方、ガスタイプや遠赤ヒータータイプは、初めての人でも比較的手にしやすい価格帯とされています。
ブルーフレームヒーターの「失敗しない使い方」
ブルーフレームヒーターは燃料に灯油を利用します。安全に使用するためには灯油を正しく扱い、こまめにメンテナンスする必要があります。注意すべきポイントを押さえたうえでキャンプに持ち出しましょう。
空焚きをしない
ストーブ内に燃料を入れずに加熱する空焚きは避けなければなりません。灯油切れに気づかず空焚きしてしまうと、芯の部分が燃えて消耗が激しくなり、大量のすすが発生する恐れがあります。油量計の表示を確認して灯油がなくなる前に消火、給油するよう心がけましょう。
古い灯油を使用しない
古い灯油を使用すると芯にタールがたまり、火の回りが遅くなったり、炎にムラができたりと異常をきたす可能性があります。他にも、汚れた油や水が混ざった油も類似のリスクがあります。専用のポリ容器で正しく保管した灯油を用いれば問題ないので注意しておきましょう。
使用後に燃焼部を清掃する
日常的なメンテナンスとして燃焼部の清掃は肝心です。燃焼部にごみやほこりが付着すると、燃焼のための空気不足や空気の流れの妨げになります。そのまま使用するとすすの発生や火災の原因になることも。日頃から燃焼部をブラシで手入れしてきれいに保ち、正常に燃焼しているかをよく観察しておきましょう
使い方とメンテナンス方法を「動画」でチェック!
美しさを保つには「ピカール」もおすすめ
金属部分の清掃・メンテナンスには金属磨き「ピカール液」を活用するのもおすすめです。簡単に汚れやくすみが落ちるので、綺麗な状態で長く愛用できるようになるはずです。
ピカールは、家庭用の金属研磨剤。古くからある商品で、ホームセンターなどでも安価に入手できます。
中のススに汚れ霞んだパーツはピカールとワイヤーブラシにより磨き同じく金属剥き出しの部分もピカールで磨き光沢を復活させます。小型のパーツ、ネジなどは超音波洗浄機に洗剤を入れて洗浄すればびっくりするほど綺麗になります。タンクは水洗いして乾燥させました。
レトロでかわいい!アラジンストーブ7選
ここからは、アラジンのストーブ7種類を詳しく紹介します。石油(灯油)ストーブのブルーフレームヒーターや、カセットボンベ(ガス)を使うポータブル ガス ストーブはキャンプでも大人気!それぞれの特徴を把握してお気に入りを見つけてください。
ブルーフレームヒーター BF3911
90年前から姿を変えずに愛され続けるブルーフレームヒーター。その名の通り、青い炎が丸窓に揺らめき、対流式なので暖かい空気で空間を包み込みます。燃焼中や点火・消化の時、
嫌なにおいが出にくい構造となっているので、キャンプ中も快適に過ごせるはずです。
【基本情報】
- サイズ:388×405×551mm
- カラー:グリーン、ホワイト、ブラック
- 使用燃料:灯油
- 発熱量・暖房出力:2.68kW/h(2,500kcal/h)
- 本体重量:
[タンク空時]8.5kg
[タンク満時]11.8kg
- タンク容量:4.1L
- 安全装置:対震自動消火
- 連続燃焼時間:15時間
ブルーフレームヒーター BF3912
サイズや基本的な機能は上のBF3911と同じとしつつ、炎の見える中心部分の作りが異なるモデルです。
360度ガラス面なので、どこからでも美しい青い炎を楽しめるのが特徴です。
【基本情報】
- サイズ:388×405×551mm
- カラー:ブラック
- 使用燃料:灯油
- 発熱量・暖房出力:2.68kW/h(2500kcal/h)
- 本体重量:
[タンク空時]8.8kg
[タンク満時]12.1kg
- タンク容量:4.1L
- 安全装置:対震自動消火
- 連続燃焼時間:15時間
ポータブル ガス ストーブ
コンパクトで扱いやすく、持ち運びにも適したストーブ。燃料はカセットボンベなので手に入りやすくて便利。転倒時に自動でガスの供給を停止する機能など、
4つの安全装置を備えています。
【基本情報】
- サイズ:330×335×386mm
- カラー:レッド、イエロー、グリーン(販路限定色)、ホワイト(販路限定色)、ブラック(アラジンダイレクトショップ限定色)
- 使用燃料:カセットボンベ
- 発熱量・暖房出力:2.0kW(1,700kcal/h)〜0.8k(690kcal/h)
- 本体重量:約5.7kg
- 安全装置:圧力感知安全装置、不完全燃焼防止装置、転倒時消火装置、立消え安全装置
- 連続燃焼時間:弱260分、強100分
ポータブル ガス ストーブ シルバークイーン
非常に軽量でコンパクトなカセットボンベ式のストーブ。背面上部に取っ手が付いており持ち運びも楽々。反射板が熱を前面に放射することで素早く広範囲に暖かさが広がり、しっかりと暖房能力を発揮します。
【基本情報】
- サイズ:370×296×335mm
- カラー:ブラック
- 使用燃料:カセットボンベ
- 発熱量・暖房出力:1.4kW(1204kcal/h)〜0.5kW(430kcal/h)
- 本体重量:約4.2kg
- 安全装置:圧力感知安全装置、不完全燃焼防止装置、転倒時消火装置、立消え安全装置
- 連続燃焼時間:弱420分、強150分
グラファイトヒーター 1灯菅
軽くてスマートなデザインで設置場所を選ばないモデルです。起動から0.2秒で暖まり、遠赤効果で体の芯まで暖かさが持続。電気を使用するタイプなので、自宅はもちろん電源付きのキャンプサイトでも使用可能です。
【基本情報】
- サイズ:300×300×884mm
- カラー:グリーン、ホワイト
- 消費電力(電源):900W(AC100V)
- パワー切替:900W/700~250W
- 本体重量:約3.5kg
- 安全装置:自動オフタイマー、転倒オフスイッチ、チャイルドロック
グラファイトヒーター 2灯菅
暖かくなる部分が2つ搭載されており、ワンタッチで暖房範囲の切り替えも可能。
暖かさがより広い範囲にムラなく広がります。1灯管と同じく起動の早さや遠赤効果も優れています。
【基本情報】
- サイズ:320(588)×350(350)×703(695)mm
- カラー:グリーン、ホワイト
- 消費電力(電源):1,000W(AC100V)
- パワー切替:1,000W/700~300W
- 本体重量:約6.7kg
- 安全装置:シャットオフセンサー、自動オフタイマー、転倒オフスイッチ、チャイルドロック
遠赤グラファイトヒーター(トリカゴ)
小型軽量なのでさまざまなシーンで扱いやすいモデルです。
防滴仕様なので、水回りでも使いやすいのもポイント。鳥かごのような大型のガードも搭載し、快適性と安全性を両立しています。
【基本情報】
- サイズ:190×190×548mm
- カラー:グリーン、ホワイト
- 消費電力(電源):400W(AC100V)
- パワー切替:400W/200W
- 本体重量:約1.6kg
- 安全装置:転倒オフスイッチ、過度過昇防止装置、大型ガード
アラジンのストーブでキャンプを楽しもう!
90年前から世界中の人々を暖めてきたアラジンのストーブ。デザイン性の高さ、優れた暖房機能、安全への配慮など、人気を集め続けることにうなずける特徴が満載です。
定番のブルーフレームヒーターをはじめ、さまざまなモデルがラインナップされているので、用途やシーンにマッチするものが見つかるはず。記事を参考に購入を検討してみてはいかがでしょうか。きっとみなさんのアウトドアライフを彩り、暖かく包み込んでくれますよ。
冬キャンプ必見!アウトドア用ストーブおすすめ33選!
ストーブは冬キャンプを快適に過ごすための必須の暖房アイテム。使用する燃料は石油、薪、ガス、電気と4種類です。ストーブは基本的にテント内での使用は推奨していませんが、しっかりルールを守って安全に使用すれば大丈夫です。注意点をしっかり把握して、使用しましょう。今回は、各4種類のストーブそれぞれのメリットから選び方や使い方、注意点まで幅広くお届けします。