ライトツェルトは、モンベルから販売されているスタンダードモデルのツェルトです。通常の長方形のツェルトとは違い、くさび型であることから余分なスペースを省いています。これによってコンパクト化と軽量化に成功し、持ち運びがとても楽になっています。ここでは、ライトツェルトの特徴や機能についてご紹介します。
登山の緊急時に活躍するツェルト
ツェルトは、日帰りや小屋に泊まる予定の登山で、急な悪天候などに遭ったときなどの緊急時に活躍するものです。普段は使用しないことから、できる限り軽量性を追求しており、登山で常備していても荷物にならないように工夫されています。その代わりに本体生地は薄く、雨や風にも弱いため、通常のテントとしての使用には向いていません。
スタンダードモデルのツェルト
モンベルが販売するツェルトの中で、スタンダードのモデルとなります。さらにコンパクトで軽量なツェルトがほしい方は、居住スペースは狭くなりますがU.L.ツェルトがおすすめです。またツェルトに高い防水性を求める方にはGORE-TEX ライトツェルトを購入すると良いでしょう。
余分なスペースをはぶいた、くさび形のデザイン
側面は長方形であるのが一般的ですが、このツェルトは余分なスペースを省いた、くさび型のデザインになっています。こうすることでより軽量になり、また強風の影響を受けにくい耐風性に特化したものとなっています。
フライシートとの併用で簡易テントとして機能
別売りのフライシートとポールセットを併用することで、防風防水性を高めています。簡易テントとしても使用することができるでしょう。
急なビバークにはツェルトを被ることで対応
ビバーク(登山中、緊急避難的に野外で一夜を過ごすこと)の時には、ツェルトを被ることで対応することもできます。設営の手間が省ける分、悪天候などによる急なビバークに対応することができます。このときベンチレーターが付いていることで、中から顔を出して周囲を見渡すことができます。
難燃性生地を使用
ツェルト生地には火に当たっても自己消化し、燃え上がらないように難燃加工を施してあります。テント内またその近くで、料理などの火を使った作業をした際に、火の粉が付着しても燃え上がる心配はありません。