ちょっとした工夫で差をつけたい!自作ギアでキャンプを楽しんでみませんか?【キッチンテーブル】
今年は、まだ10月というのに寒い日が続きますね。これから冬キャンプを楽しもうという方、今シーズンはもう終わりという方、皆さん、それぞれの季節を過ごされると思いますが、これからの季節、自作ギア作成をしてみるのもよいかもしれません。
この自作ギアシリーズ、これまで調味料BOX、調理器具BOX、市販BOXを活用したラック用BOX、万能サイドテーブル、3つの機能を備えたテーブルをご紹介してきました。
今回は、キッチンに欠かせないキッチンテーブルをご紹介したいと思います。
キッチンテーブルを作成したキッカケ
以前、
自作ギアを始めたい方必見!私が自作ギアを始めたキッカケでご紹介をさせていただきましたが、雑誌から自作をしている方を知り、キャンプスタイルの変化、欲しいものがなければ作っちゃえ、という考えから自作を始めました。このキッチンテーブルも、欲しいものがなければ作っちゃえと思い、作り始めました。
ギアの統一感
自作ギアを作り出すと「ギアの質感」が気になりだしました。まずは、椅子、テーブルを木製で作りましたが、当時、我が家のキッチンテーブルは、ユニフレームのキッチンテーブルを使っており、木製と金属製で統一感がとれなくなってきました。
やはりギアの材質が統一されているとサイトもスッキリすると考え、作成することになりました。
3つのあったらいいなを実現したキッチンテーブル
あったらいいな1.コンパクトに収納できる
このキッチンテーブルの一番の特長は、収納時に厚さ5cmのサイズに収納できることにあります。天板部分を両側に開き、折りたたむことでコンパクトになり、車での運搬や家でかさばらずに収納することが出来ます。
あったらいいな2.棚をビルトインできる一体収納
キッチンテーブルの下には2段の棚を設置できるようになっています。すのこ状の棚は2枚を重ねて、天板と脚の間に収納することで厚さ5cmにサイズ内でビルトインできます。
あったらいいな3.キッチン周りに便利なフック
使用時には、ホームセンターで購入した戸棚用の取っ手とフックを装着しています。この取っ手やフックに使用頻度の高い調理器具をセッティングして使用することができます。
キッチンテーブル作成の手順
今回作成したキッチンテーブルの仕様
使用時:102×43×84(h)cm
収納時:102×43×5(h)cm
作成手順1.木材のカット
天板:8.5×42cm 12枚
天板受:3×77cm 4本
脚:3×100cm 4本
脚固定:8.5×42cm 2枚
丸棒①:直径1.5×37cm 1本
丸棒②:直径1.5×41cm 1本
棚天板:4×75cm 10本
棚骨:4×25cm 8本
作成手順2.木材の面取り
カットした木材は、面取りを行なうとキレイに仕上がります。私は、かんなを使用していますが、電動工具のトリマーを使用すると簡単に面取りができます。
作成手順3.脚の摩擦緩和のためのカット(4か所)
脚とテーブル本体と接合した際、脚の折りたたみがスムーズに行われるように脚の片側を丸くカットします。
作成手順4.棚受けの丸棒を通す穴作成
丸棒が棚受けとなりますので、丸棒を通す穴をドライバーで開けます。
作成手順5.木材の塗装
ちなみに私は、和信ペイントの油性ニス(透明クリアー)を使用しました。
詳しくはこちら→
和信ペイント(油性ニス)
このキッチンテーブルは、油性のニスを使用していますが、完全に乾燥するまで1日程度かかりますので、以前、ご紹介したようなBRIWAXなどでも結構です。
作成手順6.天板作成(ドライバーでビス打ち)
天板骨に天板用の木材をビスで打ち込みます。
注意点:ねじ釘の頭部分が出過ぎないように、ねじ釘の穴とは別に頭部分より少し大きめにドライバーで掘るときれいな仕上がりとなります。
作成手順7.クロスする脚をナットで接続(2か所)
クロスする脚の部分にボルトを通し、ナットで固定します。
注意点:ナットでしっかり固定しないと緩んできますのでしっかりと固定するようにしましょう。
作成手順8.脚と天板骨の接続(4か所)
脚と天板骨とは、稼働できる状態で留める必要があるので、ボルトとナットで接続します。
作製手順9.脚固定
作成手順10.すのこ状の棚を作成
下の棚は脚を固定した板にはさまるように棚骨の場所を決めて棚を作ります。
作成手順11.棚受けに取っ手、フックを装着
まとめ
このキッチンテーブルは、ソロキャンプをする時は使用してませんでしたが、最近はマストギアとなっています。理由は料理をソロキャンプでもちゃんと作るようになったからです。裏返すとこのキッチンテーブルは、使いやすい高さ、適度な天板の大きさがありますので、これからキッチンテーブルを作ろうかなと考えている方の参考になれば幸いです。