ちょっとした工夫で差をつけたい、自作ギアでキャンプを楽しんでみませんか?【3つの機能を備えたテーブル】
出典: LittleElefant / ゲッティーイメージズ
ちょっとした工夫で差をつけたい、自作ギアでキャンプを楽しんでみませんか?【万能サイドテーブル】
2019.09.25ノウハウ
10月に入り、まだまだこれからキャンプシーズンという方もおられると思いますが、夏場を中心にキャンプを楽しみ、来シーズンに備えるという方もおられると思います。そこで今回は、「キャンプは家でも楽しめる」ということで、「自作ギアでキャンプを楽しんでみませんか?」の第4弾「万能サイドテーブル」をご紹介します。
制作者
びあ・ぷりーず
子供たちにアウトドアを体験させてあげたいと思い2008年に始めたキャンプ。インスタグラム「 https://www.instagram.com/toriaezu_beerplease/ 」、ブログ「 http://beerplease.naturum.ne.jp/ 」にてキャンプ、自作ギアの記録を綴っています。みなさんとともにアウトドアを楽しんでいきたいと思います。
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万能サイドテーブルを作るキッカケ
1.自分のスタイルを定める
☆キャンプ3年目まで(ハイスタイル)
キャンプを始めた頃は、自分の高さなど考えもしませんでしたが、キャンプをするうちに自分たちの過ごしやすいスタイルが決まってきました。ちなみに我が家は、キャンプ3年目までは写真のようなハイスタイル(テーブル高66cm)でキャンプをしていました。
☆キャンプ4年目以降(ロースタイル)
キャンプ4年目を迎え、我が家のキャンプスタイルは変わり、特に高さを大きく変更しました。いわゆるロースタイルに変更しましたが、当時のロースタイルの高さは、26cm位で私の感覚では低く感じました。
2.自分の高さを決める
我が家は、ロースタイルの高さより、少し高いテーブルを作成しようと考えました。最終的に決定した高さは37cm。この高さはユニフレームの焚き火台と同じ高さで、我が家の標準高となりました。
万能サイドテーブルの特長
1.テーブル、サイドテーブルとしてちょうどよい高さ
この高さ37cmは、テーブルとして使いやすい高さであると同時に焚き火テーブルとともに使えるので、熱いものは焚き火テーブル、通常のものは万能サイドテーブルと使用できるので便利です。
2.テント内での使用にも適したコンパクトサイズ
使用時
使用時のサイズは、35×53×37(h)cmとテント内での使用に適したコンパクトサイズとなっています。
収納時
持ち運びに便利なズ(45×53×5(h)cm)なのでテント内での使用にも適しています。
構造
収納の際は、天板を両サイドに開き、下向きに折りたたむとコンパクトになります。
3.ジャグ台にも適したサイズ、高さ
実際にジャグ台としても使用しますが、天面のサイズ、高さがジャグ台としてピッタリです。
このサイズは、何にでも使えるまさに万能テーブルといえます。
万能テーブルの仕様
サイズ
収納時 45×53×5(h)cm
使用時 35×53×37(h)cm
作製手順1.木材のカット
3×45×1.5(厚さ)cm 4本(脚)
3×32×1.5(厚さ)cm 4本(天板骨部分)
4×37×1(厚さ)cm 2本(脚固定)
4×53×1(厚さ)cm 8本(天板)
作製手順2.カットした木材の面取り
カットした木材は、面取りをするとキレイに仕上がります。私は、かんなを使用していますが、電動工具のトリマーを使用すると簡単に面取りができます。
作成手順3.ボルト接続用の穴を開ける
この万能サイドテーブルの可動部分は、ボルトを使用していますが、ボルト用の穴をドライバーで開けます。
注意点:ナットで固定する側は、ナットが木材よりはみ出ないように大きめの穴をあけるようにします。
作成手順4.塗装(本品はニス使用)
ちなみに私は、和信ペイントの油性ニス(透明クリアー)を使用しました。
詳しくはこちら→和信ペイント(油性ニス)
この万能サイドテーブルは、油性のニスを使用していますが、完全に乾燥するまで1日程度かかるので、以前、ご紹介したようなBRIWAXなどでも結構です。
注意点:ニスで塗装する際は、複数回(2から3回)の塗装、さらにその間、目の細かいやすりがけをするときれいに仕上がります。
作成手順5.天板用木材ビス打ち
天板用の骨となる部分に天板用の板をドライバーで固定しましょう。
注意点:ねじ釘の頭部分が出過ぎないように、ねじ釘の穴とは別に頭部分より少し大きめにドライバーで掘るときれいな仕上がりとなります。天板となる木材を天板骨にビス打ちします。
作成手順6.クロスする脚をナットで接続(2か所)
クロスする脚の部分にボルトを通し、ナットで固定します。
注意点:ナットでしっかり固定しないと緩んできますのでしっかりと固定するようにしましょう。
作成手順7.脚と天板骨の接続(4か所)
脚と天板骨とは、稼働できる状態で留める必要があるので、ボルトとナットで接続します。
注意点:設営、撤収の際、可動域を天板が邪魔しないように、脚は角を落とすようにしましょう。
作製手順8.脚固定
脚の安定感を増すために木材で固定しましょう。