棚用のボックスの作り方を解説!ちょっとした自作で差をつけよう!
これまで自作ギアを始めたキッカケをお伝えさせていただき、市販品では購入できないギアを作成する喜びなどについてお伝えしてきました。今回は、さらに食器類を整理するための「市販BOXを活用した棚用のBOX」についてご紹介したいと思います。
ちょっとした工夫で差をつけたい、自作ギアでキャンプを楽しんでみませんか?-調味料BOX編-
キャンプを始めた頃は、キャンプ場やギアなどわからないことがいっぱいあって、キャンプをするのが精一杯という方も多くいらっしゃると思います。私もキャンプを始めた頃は、友人から教わりながら、見よう見まねで毎回、悪戦苦闘のキャンプをしてきました。一方、キャンプを始めて少し慣れてくると、「隣の方のサイトが気になる」など、気持ちに余裕が出てきて、キャンプギアに対する関心も高まってきました。そこで今回は、ちょっとした工夫でさらにキャンプを楽しむことができる自作ギアについてご紹介したいと思います。
ラック用BOXを作成した理由
まず、このラック用のBOXを作成した理由についてお伝えしたいと思います。このBOXは、キャンパーに愛用されている通称:コーナンラック用のBOXとなります。そのラック用に使いやすいBOXを作ろうと考えたのがこのBOXです。BOXを作成するにあたり2つの機能を持たせました。
機能1. 上段の開閉を可能にする
ラックの最上段にBOXを設置する際は、上段、もしくは上段&前面を開けることにより食器類の取り出しがしやすくしています。
機能2.前面の開閉を可能にする
ラックの中段にBOXを設置する際は、上段の蓋を使用するのではなく、前面を開閉することで食器類の出し入れをできるようにしました。
この2機能を持つBOXを作成するために市販BOXをベースにラック用のBOXを作成しました。このラック用BOXの作製手順をお伝えしたいと思います。
ランク用BOX作成の手順
今回作成したランク用BOXの仕様
作成手順1. 市販木製BOXの準備
ラックに収まるBOXをベースに作成をします。ラックに収まる上記サイズのBOXを使用すると良いと思います。ちなみに私は、ホームセンター、コーナンのウッドボックスMを使用しました。
作成手順2. 木材のカット
28×35cm 1枚(上部)
22×35cm 1枚(前面)
15×32cm 1枚(棚)
角材1.3cm×15cm 2本(棚受け)
角材1.3cm×30cm 2本(ストッパー)
作成手順3. BOX前面をカット
前面の蓋を開けた時に食器類が出し入れできるように、前面をジグソーでカットします。
注意点:ジグソーで直角にカットするのは難しいので、角にあらかじめドリルでジグソーの歯が入る程度の穴をあけておくとカットしやすいです。
作成手順4. ワックス塗装
BRIWAX(ジャコビアン)を布で木材に塗り込みます(15分間隔2から3回)
注意点:ムラなく塗装するためにカットした木材にヤスリがけをしておきましょう。
作成手順5. 棚の受け部分をBOXにビス打ち
棚の受け部分を下から10cmのところに内側からビス打ちをします。
作成手順6. 蓋の開閉部分に金具装着
ホームセンターで販売されている金具:ステーニッケル
上部の蓋の部分、前面部分に金具を装着する。
注意点:蓋、前面の開閉する際に金具が引っかからないようにビス打ちをしましょう。
作成手順7. 前面の開閉部分にマグネット装着
BOX部分の両サイドにドリルで深さ5mm程度の穴を開けます。100円ショップで購入した超強力マグネットを穴にボンドで装着する。前面の内側部分に金具をボンドで装着する。
作成手順8. 前面に取っ手&パッチン錠を装着
前面の外側に開閉用の取っ手を装着し、上部の蓋を閉めるためのパッチン錠を装着します。
作成手順9. 上部の蓋の内側にフックを装着
調理器具のサイズに合わせてフックを装着場所します。
まとめ
今回、市販されているBOXからラック用BOX作成についてお伝えさせていただきました。このタイプのラックを使用している方は多いと思いますが、前面と上部の開閉を可能にすることで使い方の幅が増えてきます。また、市販のBOXから作成していますので、簡単な作業で作成できるのも魅力だと思います。
これまで、調味料BOX、調理器具BOX、そして今回の食器入れをご紹介してきました。
キャンプサイトでは、機能的に料理、食事を楽しむとともに、持ち運び、収納にも便利なギアとなりますので、一度、自作ギアにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
必ず楽しいアウトドアライフが待っていると思いますよ。