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斧を使いこなそう!薪をさばいて焚火の達人になる。

斧を使いこなそう!薪をさばいて焚火の達人になる。

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並べられた4本の斧

キャンプに行ったら焚火は楽しみの1つですね。ゆらゆらと揺れる炎を囲みながらの食事や、ゆっくりと時間が過ぎて行く感覚は心を癒してくれます。でも薪をこの焚火にするまでが苦手という方も多いのでは?そこで薪をさばいて(プロセッシングといいます)焚火を上手に作り上げるための道具と、効果的な薪の利用法を紹介します。


 目次


薪の調達について

積み上げられた薪    

焚火用の薪を手に入れる方法は、キャンプ場で購入する、キャンプ場の近隣で購入する、ホームセンターなどであらかじめ買って行くなどのほかに、現地の森で拾い集めるなどがあります。このうち現地での調達は、まず薪になりそうな木を見つける目が必要です。

木の種類や枯れ具合、湿り気の程度を判別する知識のほか、切り分けるプロセッシングの技術が要求されますので、少し上級者向けな調達方法です。ですからここでは販売されている薪を利用するシーンを中心に解説します。

販売されている薪の種類

束にまとめれらている薪    

焚火の薪はナラやブナ、樫などの木目の詰まった堅い広葉樹が理想的ですが、杉や松、ヒバなどの木目が荒く柔らかい針葉樹を薪として販売していることもあります。これはその地域での林業作業時に出る間伐材を利用しているためで、その時々で木の種類が変わっていることがあります。

また、建築廃材を利用しているところもあり、この場合多くは針葉樹ですが、時折多種類の木が混ざっていることもあります。もう1つ薪の種類で注目したいのは薪の長さです。1本の長さが30cm程度の物から50cm程度のものまでさまざまで、長さによってプロセッシングの方法が変わってきます。

薪のプロセッシング

薪を割っている様子    

販売されている薪の太さは、細いものでおよそ6~8cmぐらい、太いものでは10~15cmぐらいのものまであります。これに直接マッチやライターで火を点けることは困難ですし、着火剤を使っても焚火として炎が安定するまでにはとても時間がかかるのです。

そこで焚火を手早く上手に作り上げるためには、薪を火の点きやすい状態から炎が安定して得られるまでの段階的な素材にすることが必要になります。以下に焚火起こしに必要な素材を紹介しますが、順番はプロセッシングしていく順で、使っていく順は逆になります。

フュエル

割った後の薪    

フュエルとは燃料のことで、焚火を長く燃やしておくために必要な薪です。これには太い木が適していますので、購入した薪をそのまま使うことになります。

薪の太さや木の種類によって燃焼時間は違ってきますが、良く乾燥したナラなど目の詰まった広葉樹で、10cm程度の太さがあればおよそ30分程度は燃え続けてくれます。

トゥイグ

トゥイグ作りにされた薪    

トゥイグとは比較的細い枝のことで、親指程度の太さが理想的です。細めの薪からであれば1/4から1/6程度、太めの薪からであれば1/10程度に割り割いて作ります。1束の薪から3本ほどをトゥイグ作りに利用します。

この段階から道具が必要になります。丈夫なフィックスブレードナイフでも作業は可能ですが、できれば斧が理想的です。また薪が長い場合はノコギリがあるととても作業が楽になります。

ティンダー

ティンダーを作っている様子    

ティンダーは鉛筆程度の細い小枝を指します。ティンダーは良く乾燥したもので、両手で2掴みほどあると効果的です。森にはいたるところにこの程度の小枝はありますが、初めのうちは足元にあっても目につかないものです。ですからこれも購入した薪から作ります。ティンダーは前述で作ったトゥイグを5本ほど利用し、さらに細く割り割いていきます。

この時にあると便利なのは、手0斧か丈夫でよく研いであるフィックスブレードナイフです。

ファインティンダー

ファインティンダーを作っている様子    

焚火の最初に使う最も火の点きやすい素材です。森の中には天然の着火剤のようなものがあります。松脂を多く含んだファットウッド、白樺の樹皮、針葉樹の幹に滲み出た樹液、木の幹に生えたキノコ類などです。でもこれらは実際にどういうものかを知らなければ探せませんね。そこで薪からファインティンダーを作ります。

もっとも一般的なのはフェザースティックやシェービングカールという木を薄く削ったもので、これを薪から作っていきましょう。フェザースティックはティンダーと同じように、前に作ったトゥイグから2本程度を利用して作ります。これに必要なのはフィックスブレードナイフですが、良く研がれたハチェットでも作ることができます。

薪のプロセッシングに必要な道具

アックスとハチェット

アックスとハチェット    

アックスもハチェットも大まかには斧と呼ばれていますが、アックスは柄が長く、木の繊維を横に切断するためにも使える斧で、日本では鉞(まさかり)というものがあります。一方ハチェットは柄が短く、主に木の繊維に沿って縦に割り割くためと、小枝を払ったり切断するために使う手斧と呼ばれるものです。日本の鉈(なた)もこのハチェットと同じようなものですね。

アックスとハチェットの刃の部分    

アックスやハチェットはもちろん鋭く研いである方が良いのですが、機能としては刃が付いている金属の頭部の重みを利用し、大きな力を1点に加えることで仕事をさせます。ですから作業を進めるにしたがって多少鋭さが鈍っても、薪を割る程度の仕事は継続して行えます。

フォールディングソー

フォールディングソーと薪    

フォールディングソーは携帯に便利な折り畳み式のノコギリです。販売されている薪は火持ちの関係からある程度の長さがあります。これを前述のようにプロセッシングする際、実は斧だけでは上手くできないことがあります。特にナラ材のような堅い木の場合、女性の力ではほとんど不可能でしょう。

でも薪を半分の長さにすることで、女性が使うハチェットでも割り割くことが可能になります。ハチェットで薪を半分の長さにすることもできますが、これは時間もかかるしロスも大きいので、ノコギリが必要になってくるのです。

フィックスブレードナイフ

フィックスブレードナイフを使っている様子    

フィックスブレードナイフは薪のプロセッシングでトゥイグからティンダーやフェザースティックを作る時に必要になり、そのためには切れ味が良く丈夫なフルタングのナイフが理想的です。

アックスやハチェットの種類とおすすめアイテム

斧の形状の図    

斧はプロセッシング作業の種類によって長さや頭部の形状が違います。大別すると、チョッピング用、スプリッティング用、クラフト用、武器用に分けられます。

またこれらの作業のうちいくつかの機能を併せ持ったものもあり、キャンプにはオールパーパス用やキャンプアックスと呼ばれるものが良いでしょう。軽量でコンパクトなものが理想的ですが、丈夫な柄と作業のしやすい頭部を持ったものをおすすめします。

フォールディングソーの選び方とおすすめアイテム

フォールディングソーの刃の部分    

フォールディングソーはホームセンターなどでも販売していますが、購入の際は刃の形状に注意してください。折り畳み式のノコギリは園芸用、農作業用などのほか建築作業用もあり、使用目的によって刃の形状が違います。

ホームセンターでは園芸や農作業用品売り場にある、雑木用または剪定(せんてい)用といった目の粗い刃が付いているものを選びましょう。ブレードの長さは170mm~210mmの物が使いやすいでしょう。

フィックスブレードナイフの選び方とおすすめアイテム

フィックスブレードナイフを使っている様子    

薪を割り裂くためには刃厚のある方が有利ですが、フィックスブレードナイフは薪のプロセッシングだけではなく、料理やロープの切断など多目的に使うことが多い道具です。そこでおすすめするのは刃厚が3~4mm以内で、刃渡りが10cm前後のものです。ブレードの形状にもこだわりたい点はありますが、初めのうちは刃の厚みに注意しておきましょう。

アックスやハチェットを安全に使う

常にシースをかける

アックスにシースをかけた様子    

アックス類は刃の付いているヘッドが重く、わずかな力では動きません。少し手や指が触れても、ナイフのように刃が簡単に移動しませんので怪我をしやすいのです。ですから作業を終えた時、またはちょっとした合間にもシース(ケース)をかける癖をつけましょう。

安全なポジショニングを取る

アックスで薪を割っている様子    

薪を割る際に立ったままや中腰だったり、簡単にしゃがんだ姿勢で作業をするのは大変危険です。アックス類は振り下ろして刃の付いたヘッドの重さで仕事をしますから、万が一刃がそれた時に大けがをする危険性があります。ですからもし刃がそれた場合でも危険を回避できる姿勢を取ります。

柄の短いハチェットの場合、膝立ちに座り、カッティングポイントから離れるようにします。どうしても立ち位置で作業をしなければならない時は、両足を大きく広げて、万が一ハチェットを空振りしても股の間に逃げるようにします。いずれの場合も、刃の動く先に手や体の一部が無いようにします。

作業台を使う

薪を割っている手元    

勢いよく振り下ろして使うことの多い斧は、薪を割り割いた後に惰性で刃が薪の下まで達します。この時斧の刃を傷めないために、必ず作業台に薪を乗せて割るようにしましょう。

作業台になるのは木の切り株などが理想的ですが、太い倒木なども利用できます。切る薪が安定しない場合は補助用の道具を利用するか、薪を寝かせて割るようにします。

メンテナンスをする

刃を研いでいる様子    

アックス類は重いヘッドに遠心力を与えて、より大きな仕事をさせるので、刃へのダメージが大きくなります。しかし勢いをつけて振り下ろすので、切れ味が落ちていてもわかりにくいものです。切れ味の落ちたアックス類は切れ味の悪いナイフと同じく大変危険です。キャンプから帰ったら必ず研ぐようにしましょう。

ハチェット(手斧)の安全な使い方の動画はこちら

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まとめ

2本の斧と薪    

薪を割り割いて火の点きやすい素材にしてあれば、マッチ1本で簡単に焚火が出来上がります。刃物の扱いに慣れてくるとナイフ1本だけでも薪のプロセッシングは可能です。でも少ない力で効率よく作業をするためには、その作業に適した道具が必要です。斧があれば買ってきた薪の束も怖くはありませんね。皆さんも斧の使い方を覚えて、手早くスマートに焚火を起こす焚火名人になりませんか。


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