キャンプ芸人・阿諏訪 泰義さんが伝授!正しい「焚き火」の方法と欠かせない飲み物とは
キャンプといえば焚き火!そんなふうにそと遊びの主役に焚き火をおいているキャンパーも多いはずです。そこで当記事では、焚火会に所属するキャンプ芸人「阿諏訪 泰義さん」が、正しい焚き火の方法と楽しみ方を徹底レクチャー。さらに、最大限に楽しむために不可欠な、おすすめの「焚き火のお供」も教えてもらいました。
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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もくじ
阿諏訪 泰義さんが「焚き火を愛する」理由
ヒロシさんやキャンプ芸人仲間と共に「焚火会」に所属し、メディアやSNSでキャンプの楽しみ方や料理、愛用ギアなどの紹介で人気の阿諏訪 泰義さん。YouTubeチャンネル「野あすわ」でも焚き火に関するギアやキャンプグッズを披露していることも手伝って、多くのキャンパーに愛されています。
そこで今回は、キャンプや焚き火をとことん楽しむ阿諏訪さんに、焚き火の楽しみ方や魅力について聞いてみることにしました。
阿諏訪さん:27歳くらいのとき、芸人仲間と公園でバーベキューをしたのがキャンプや焚き火にハマったきっかけです。野外で楽しむ料理とお酒のおいしさに感動したんです。
それから道具をそろえてキャンプに行くようになりましたが、静かなキャンプサイトで暗くなっていく中で焚き火の炎を見つめながらお酒を飲む時間は、それまでなかった格別な体験になりました。今もやっぱり焚き火が大好きで、火をどのように育てるのかなどを考えながら楽しんでいます。
【阿諏訪 泰義さん】
神奈川県出身のお笑い芸人。「キングオブコント 2012、2013、2015」ファイナリスト。元料理人で一度食べるとその料理を再現できる特技を生かし、「サイゲン大介」としても活躍した。2015年、ヒロシと共にソロキャンプ集団「焚火会」を結成、メディアやSNS・イベントなどで活躍中。
【阿諏訪流】正しい焚き火の楽しみ方
一歩間違えるとトラブルにつながりかねないのが焚き火です。しかし、正しい知識をもって楽しめば、これ以上にないキャンプ時間になるのも間違いありません。
そこでここからは愛用ギアを使いながら、阿諏訪さんに正しい焚き火のやり方を教えてもらいます。
阿諏訪さんはブッシュクラフトにも精通し、キャンプや焚き火に関する知識や経験がとても豊富!ギア選びにもツウな選球眼が光りますが、いずれも必要なものばかり。ぜひ参考にしてみてください。
【阿諏訪さんの愛用品】
- 焚き火台:ピコグリル
- ナイフ:ブッシュンブレード・プーッコクラシック
- 火バサミ:テオゴニア・薪ばさみ
- グローブ:グリップスワニー・G3
- 火吹き棒:モナークワークス・真鍮ファイヤーブラスター
- 着火道具:火打金、火打石、チャークロス
【ステップ1】燃料(薪)のセレクト
焚き火をする上で実は大切なのが薪選び。主に薪として販売されているものは、針葉樹と広葉樹の2種類に大別できます。
左:針葉樹 右:広葉樹
阿諏訪さん:僕はどちらも使います。針葉樹は木の密度が低くて燃えやすく、柔らかく割りやすいので、細く割って拾った小枝や落ち葉と一緒に焚き付けに使います。また、火が消えかけたときに針葉樹を足すのもおすすめです。
広葉樹は密度が高くて固いので割りにくいですが、炎が長持ちします。針葉樹で火をおこし、火力が安定したら広葉樹を投入してゆっくり燃やしていくのがセオリーです。
針葉樹と広葉樹はミックスして売られていることもあるので、購入時には「何の木の薪なのか」をチェックするといいですよ。
【ステップ2】薪割り
焚き火の準備として欠かせない薪割り。オノやナタなどの刃物を使用する際には、どのようなことに気をつけるべきなのでしょうか。
阿諏訪さん:僕はナイフでの薪割り(バトニング)が多いですね。その際に気をつけているのが、グローブの着用を忘れないこと。それから、絶対にデストライアングルの中でナイフを扱わないことです。
デストライアングルとは、座った際に開いた足の両膝と股間の間のエリアのことです。足には大動脈があるので命にかかわる怪我をしてしまうことも。必ず膝よりも外側でナイフを扱ってください。
作業時にはまず薪割り台を用意します。専用品がなければなるべく平らな薪を代わりにしてもいいですが、安定しないと危険なので慎重に選びましょう。
バトニングには節のない針葉樹を選ぶのが基本。節のある針葉樹や固い広葉樹はナイフが痛む可能性が高いからです。どうしても広葉樹をバトニングしなければいけない場合は、薪の中央にナイフを置くのではなく、角を落とすイメージで角から2〜3cmくらいの場所に合わせるのがおすすめです。
右手に握りやすい少し太めの薪を持って、左手のナイフの刃の背をトントンと叩いて割っていきます。真下へ叩くようにするのも大切。3種類くらいの太さに薪を割ると、スムーズに焚き火が楽しめるはずです。
【ステップ3】焚き付けの準備
薪割りができたら次は焚き付けの準備です。普段からブッシュクラフトを楽しんでいる阿諏訪さんに、フェザースティックの基本的なつくり方を聞いてみました。
阿諏訪さん: 柔らかい針葉樹を使いましょう。薄く削りやすく燃えやすいので焚き付けに最適です。
鉛筆を削るようなイメージで、木の角にナイフの刃を入れてください。このとき、刃の角度が立ちすぎるとうまく削れないので、木に並行に表面を削ぐように意識するのがおすすめです。最後にナイフの刃を起こすとフェザーの根元部分が立ち上がり、次のフェザーを重ねやすくなります。
ちなみに、フェザースティックは必須ではないかなとも思っています。固形や液体タイプ、マッチタイプなどの着火剤も販売されているので、使いやすいものを選ぶのもいいはずです。
【ステップ4】薪の配置
薪と焚き付けの準備ができたら、薪の配置にもこだわりたいところ。阿諏訪さんが実践する方法とはどのようなものでしょうか。
薪を並行に並べる「パラレル型」
阿諏訪さん:薪の組み方には漢字の井のように重ねる「井桁型」や、ティピーのように三角錐をつくる「合掌型(閉じ傘)」、太い枕木に3〜4本の薪を寝かせる「並列型」などがあります。
井桁型はキャンプファイヤーのようにどんどん燃えて炎も高く上がります。合掌型は中央に向かって炎が立ち上がり勢いよく燃えます。並列型は勢いこそ弱いものの、炎の調整がしやすくて調理向き。このように、目的に合わせて組み方を変えるのが基本です。
それらの中で僕がよく実践するのが「パラレル型」です。薪を全て並行に並べて適度な隙間をつくることで、風通しがよく炎が安定しやすくなるんです。両端に太い薪を置いて中央の薪が燃えてきたら外から中へと薪をスライドしていきます。薪の管理が楽で調理もしやすいですよ。
【ステップ5】着火・火を育てる
準備が完了したらいよいよ着火。炎を大きくする作業にもコツが必要です。阿諏訪さんが実践している方法を教えてもらいました。
阿諏訪さん:今日は長めの枯れ草が落ちていたので着火に使用します。ほぐした麻紐にチャークロスを置いて、火打金と火打石で火種をつくります。
枯れ草で火種を包んで優しく息を吹き込むと着火するので、それを焚き火台に乗せ、フェザースティックや小枝を燃焼させるようにします。
阿諏訪さん:炎が強くなってきたら、細いものから順番に薪を並べていくとスムーズです。そして最終的にパラレル型になるように薪をセット。このとき、薪と薪の間に適度な隙間を設けるのを忘れないようにしてください。
火を育てるコツは風のない場所をつくって、優しく熱をこもらせること。火吹き棒は薪にしっかり火が着いてから。焚き火は子育てと一緒で、世話をしすぎても放っておきすぎてもよくないんです。
覚えておきたい焚き火の「マナー」と「ルール」
直火が禁止されているキャンプ場も多いので、必ず焚き火台を使用しましょう。周辺に燃えやすいものがないかも確認し、熱で地面を痛めないように焚き火シートも敷くように。また、薪や炭は少々の水では消火できません。後処理は必ずキャンプ場のルールに従いましょう。
焚き火時間を豊かにする「アサヒ ビアリー」
ここからは焚き火の時間をもっと素敵なものにしてくれる、おすすめのビールテイスト飲料「アサヒ ビアリー」の魅力と、焚き火とのいい関係を教えてもらいます。
アサヒ ビアリーは、オリジナルベースビールからアルコール分のみを可能な限り取り除いた、新感覚の“微アルコール”飲料です。独自の「脱アルコール製法」によってアルコール分はわずか0.5%としつつ、ビール由来原料ならではの豊かな麦のうまみとコクを楽しめるのが特徴です。
本当の自分に会える一杯。大人のキャンプにちょうどいい
阿諏訪さん:微アルコールドリンクなのにしっかりとしたホップの香りと味がして、初めて飲んだときは本当に驚きました。普段、僕はキャンプでビールやウイスキー、ジンなどを飲むことが多いですが、アサヒ ビアリーもクーラーボックスに入れておくべきですよね!
阿諏訪さん:お酒にあまり強くないけどビールの味が好きな人や、適度にビールを飲みながら食事や焚き火の時間を過ごしたい人には特におすすめです。アサヒ ビアリーなら、その場の雰囲気を楽しみながら自分らしく過ごせるかと。
ビールを飲めるようになりたいなんていう人も、アサヒ ビアリーから試してほしいです。
阿諏訪さん:味や喉越しは一般的なビールに引けを取らないので、僕ならキャンプサイトの構築などの作業がまだ残っているけど、ビールを飲みながらのんびりやりたい、そんなときにもぴったりだなと思っています。
阿諏訪さん:もちろん焚き火にもばっちり合います。家族や仲間、一緒に過ごしている相手と焚き火を囲みながらアサヒ ビアリーを味わえば、揺らぐ炎と微アルコールがありのままの自分を引き出してくれるはず。みんなと本音で語り合える時間になるのです。
焚火会にはアルコールに強くないメンバーもいるので、焚き火やキャンプを一緒に楽しむときにプレゼントしたいとも思っています。焚き火と仲間をつなぐ、これ以上にないツールになりそうですよね。
【基本情報】
アサヒ ビアリー
・品目:ビールテイスト飲料
・アルコール分:0.5%
・容量:缶350mL、缶500mL、瓶334mL
最高のお供と最高のキャンプ時間を
今回は阿諏訪 泰義さんを招いて、 キャンプの主役でもある「焚き火」の楽しみ方をレクチャーしてもらいました。
正しい作法やマナーを守りつつお気に入りのドリンクをお供にすれば、もっと素敵な焚き火の時間を楽しめるはず。微アルコールのアサヒ ビアリーなら本当の自分に出会えるので、みなさんも次のキャンプで試してみてはいかがでしょうか。
・この商品は20歳以上の方の飲用を想定して開発しました。
・この商品には、アルコールが含まれております。20歳未満の方、妊娠・授乳期の方、運転される方などは
飲用をおやめください。
・20歳未満の飲酒・飲酒運転は法律で禁止されております。