簡単レシピとおすすめアイテムを紹介!キャンプで本格ピザを手軽につくろう
ピザは生地づくりや焼き方が難しそうというイメージがありますが、実際は窯がなくでも簡単につくれます。作業工程も楽しいので、友人や家族とのキャンプが楽しくなること間違いなし!今回は、ピザの焼き方やピザづくりに必要な調理器具を解説します。おすすめのキャンプギアも紹介しているので、買いそろえやすいです。キャンプで本格ピザを食べたい方、必見!
ピザ生地の作り方
キャンプ場に到着してからピザ生地を仕込むのも良いですが、スピーディかつ効率的につくりたい方は、
前日に自宅で生地を仕込んでおきましょう!当日着いたら具材を盛り付けて焼くだけという手軽さに加えて、生地を前日に作っておくと発酵されてよりおいしいピザができ上がり!
レシピ:
詳しくはこちら 準備するもの
粉類はあらかじめ自宅で計りひとつに混ぜて持っていけば、当日の作業の手間が減るので効率的です。
【必要な道具】
- 大きめのボウル
- 小鍋(シェラカップでも可)
- バーナー
- ラップ
- バット
- めん棒
【材料】(2人分)
- ドライイースト:3g
- ぬるま湯:180cc
- 強力粉:300g
- 塩:5g
- オリーブオイル:10g
ピザ生地の作り方
- ドライイーストを40℃のぬるま湯で溶かしておく。
- 強力粉に塩、オリーブオイル、①を加えてよくこねる。粉に水分をいき渡らせる。
- 5分ほど捏ねたら、ボールに入れてラップをして、5時間ほど放置。温かい車の中や空のボールにお湯を入れて、その中に生地を入れたボールを入れたら、うまく発酵します。
- 発酵具合を確認。指で生地をを押して穴が塞がなければOK(生地が2倍程度膨らんでいる状態がベスト)、軽く生地を上から押して生地内のガスを抜き、二等分に分け、15分程度生地を休ませます。
詳しくはこちら:
ピザ生地 ピザ生地を作るコツ
自宅と違って、キャンプ場は調理環境が整っていません。限られた状況でもおいしいピザがつくれるように、キャンプでピザ生地をつくるコツを紹介します。
ジップロックを使用する
材料を混ぜてこねる工程をジップロックを使って行うと、手やテーブルが汚れず、洗い物も減り、ガス抜きもしやすくなります。具体的なやり方は以下の通りです。
- ドライイーストを40℃のぬるま湯で溶かしておく。
- 強力粉に塩、オリーブオイル、①を加えてよくこねる。粉に水分をいき渡らせる。
- 5分ほど捏ねたら、ボールに入れてラップをして、5時間ほど放置。温かい車の中や空のボールにお湯を入れて、その中に生地を入れたボールを入れたら、うまく発酵します。
※工程1〜3をビニール袋の中で行う。
- 袋の口を少しだけ開けておき(イースト菌が呼吸できるよう)、2倍に膨らむまで1次発酵させる。
- 2倍に膨らんだら袋を押さえ生地を軽くつぶすようにガス抜きをする。
- ガス抜き後は工程7から基本の生地と同様に行う。
発酵温度を調節する
生地を発酵させるイースト菌は微生物のため、温度や湿度によって活動の活発さが変わり、発酵にかかる時間が異なります。イースト菌の活動しやすい環境は温度28℃~40℃、湿度70%~80%。この環境に近づけると発酵時間が短くなり、遠くなると長くなります。
常温で発酵させる場合、夏場であれば1時間程度、冬場は2〜3時間程度が目安です。冬場は気温が低いため、ぬるま湯を張った一回り大きなボウルに生地を入れたボウルを浮かべておくと発酵を促進できます。季節に合わせて発酵時間を調節しましょう。
イースト菌は4℃以下と55℃以上では死滅してしまうので、発酵時の温度が低すぎたり高すぎたりしないようにしましょう。
トマトソースの作り方
ピザのトッピングに必要なソース。まずは王道のトマトソース作りからチャレンジしてみましょう!トマトソースはチーズやベーコンなどお好きな具材をトッピングしてアレンジしてもOKです。
【材料】
- オリーブオイル:大さじ3
- にんにく:2かけ
- トマト水煮(ピューレ)缶:1缶
- トマト:1個
- 水:100cc
- 塩:小さじ1/2弱
【作り方】
- トマトは細かく切っておく。
- にんにくをみじん切りにし、分量のオリーブオイルを入れたフライパンに入れる。
- 中火でにんにくを炒める。
- 色付いて来たタイミングでトマト缶を投入。
- トマト缶に分量の水を入れて、缶の内側に残ったトマト水煮を全てフライパンへ投入する。
- 塩を入れて混ぜながら弱目の中火で炒める。
- 切って入れたトマトが煮崩れて液状になったところで完成。
レシピ:
自家製トマトソース ピザ作りに必要なキャンプ道具7選
ピザ作りに使えるキャンプ道具を紹介します。調理器具によってピザのつくり方が異なりますので、自分が使いやすいと思うものを選んでみましょう。
キャンプで作れるピザレシピ6選
キャンプで作れるピザレシピを紹介します。調理器具別ごとにつくり方が大きく異なりますので、気になる方法でピザつくりに挑戦してみましょう。
「フライパン」で!玉ねぎとベーコンのピザ
一番お手軽にチャレンジできるのが、フライパンを使ったピザづくりです。生地づくりからはじめても良し!完成されている生地を購入して、あとはトッピングするだけというのも良し!子連れキャンプであれば、お子さんが楽しんで手伝ってくれます。
【材料】
- 強力粉:カップ250mlの目盛りのとこまで
- ドライイースト:3g
- 塩:ひとつまみ
- 砂糖:小さじ2~3
- 油:大さじ1
- お湯:80~90ml
- お好みの具:適量
- ピザソース:適量
【作り方】
- ピザ生地の食材を全て混ぜてひとまとまりにし、耳たぶの柔らかさになるまで捏ね、ラップをかけて10分おく。
- クッキングシートの上に生地をおき、フライパンの大きさになるまでのばす。
- フライパンにのせたら、生地にソースを塗り、具材をのせてふたをして、弱火で10分焼く。ふたがなければアルミ箔でOK!
※焦げないように底網を使う、火が通りにくいのでなるべく生地を薄く伸ばすことがコツ
レシピ:
詳しくはこちら 「ダッチオーブン」で!本格トマトソースピザ
ダッチオーブンでつくる本格派ピザ。パンはしっかり膨らんでくれるのか心配だという人も多いですが、ピザであれば、その心配は無用です。
ポイントは、ダッチオーブンを事前に温めておくこと!
【材料】
- 強力粉:400g
- ドライイースト:7g
- 塩:8g
- 砂糖:12g
- ぬるま湯:300cc
- お好きなトッピング:好きなだけ
- シュレッドチーズ:好きなだけ
- トマト缶:1つ
- オリーブオイル:適量
- 塩:ひとつまみ
【作り方】
- 大きめのボールに粉類を全部いれ、軽く混ぜる。
- 水または寒い時期はぬるま湯(30度くらい)を入れとオリーブオイルも入れて、15~20分くらい捏ねる。
- 一つに丸め、上に良く絞った布巾、その上にビニール袋をかけて、30分ほど発酵させる。
- その間にトッピングを切る。
- トマトの水煮缶の中身を握りしめてつぶし、塩とオリーブオイルを入れて混ぜる。
- 生地が2周りほど大きくなったら、パン生地を切り分けるスケッパーか包丁で分ける。
- 生地を丸め直して、打ち粉に強力粉を少したし、麺棒でのばす。
- オーブンシートの上にのせて、トマトソースを塗ったら、好きなトッピングをのせる。
- プレヒート(予備加熱)して下網を敷いたダッチオーブンにオーブンシートごと入れ、ふたをして中火程度で上火7下火3で15分くらい焼く。焦げ付かないように網底を使う。
レシピ:
詳しくはこちら 「スキレット」で!カリカリとろとろトマトピザ
スキレットを使えば、まるでお店のような仕上がりに!
生地はカリカリでクリスピーのような食感で、チーズはとろとろのピザがつくれます。スキレットでピザをつくる場合は、2つのスキレットを重ねて、上下から熱が届くようにしましょう。フライパンでも代用できます。
【材料】
- ピザ:食べたいだけ
- スキレット:2枚
- アルミホイル:適量
【作り方】
- スキレット本体をグリルの上で熱する。
- 具材を切って、ピザ生地を平らに伸ばす。
- アルミホイルの上に具材をのせたピザを置いて、スキレットに入れる。
- もう一枚のスキレットをピッタリと合うように重ねて上に熱々の炭を乗せる。上側が強火 下側が弱火になるようにする。焦げ付かないように網底を使う。
- だいたい3〜5分、そのまま焼く。
レシピ:
詳しくはこちら 「メスティン」で!定番のマルゲリータ
メスティンを使えば、ミニサイズマルゲリータを焼き上げられます。ソロキャンプでつくるのにぴったりなサイズです。メスティンは上火がない分生地に火が通りにくいので、
ピザ生地を2〜3mm程度の薄めにのばせば早く焼き上がります。
【材料】
- ピザ生地:適量
- トマトソース:適量
- モッツアレラチーズ・ピザ用チーズ:適量
- バジル:適量
【作り方】
- ピザ生地を作る。市販や冷凍のピザ生地を使ってもOK。
- トマトソースを作る。市販のトマトソースを使ってもOK。
- クッキングシートを広げ、その上でピザ生地をメスティンのサイズより一回り小さいサイズに広げ、フォークで数カ所穴を開けたら、ふちを5mm程度残してトマトソースをのばす。
- トマトソースを塗った部分の上にチーズを散らし、その上にバジルを散らす。
- 底網を敷いたメスティンにクッキングシートごとピザを置き、ふたをする。
- 炭火は熾火(炎が上がっていなくても非常に高温な状態)にしておく。
- 熾火の状態の焚き火台やバーベキューグリルの上に焼き網を置き、メスティンを置いて3~5分ほど焼く。
レシピ:
詳しくはこちら 「バーベキューグリル」で!本格ピザ!
餃子の皮をそのまま生地として使うミニピザです。キャンプでだんらんしながらつくれるので、盛り上がること間違いなし!具材やソースを餃子の皮に乗せて、バーベキューグリルにアルミホイルを敷き、そこで焼くだけの簡単レシピです。
【材料】
- 餃子の皮:12枚
- ピザソース:適量
- ピザ用のとろけるチーズ:お好み量
- ベーコン:3枚くらい
- 玉ねぎ:1/2個
- ピーマン:1個
- タバスコ:お好みで
【作り方】
- 玉ねぎ・ピーマン・ベーコンを千切りにする。
- グリルにアルミホイルを敷き、隙間ができないように重ねながら餃子の皮を並べる。
- 餃子の皮にピザソースを塗り、カットした具をのせ、一番上にチーズを散らす。
- やや強めの中火で8分焼く。グリルによって焼き加減が変わるので、時々様子を見る。
- 裏側に焼き色をつけたい場合は、アルミホイルをはずし直にグリルに置き、追加で数分焼く。
- 焼きあがったら、包丁で餃子の皮一枚くらいのサイズに切り離し、皿に盛り付け完成。
レシピ:
餃子の皮のピザ 「ホットサンドメーカー」で!本格ピザ
一見、ホットサンドメーカーでピザがつくれないように思えますが、誰でも簡単につくれるレシピがあります。ピザ生地と具材をのせて挟むだけなので、料理が苦手な方にもおすすめです。好きな具材を挟んでオリジナルピッツァをつくってみましょう。
【材料】
- ハッシュドポテト:2枚
- 細切りブロックベーコン:25〜30g
- ピザ用チーズ:1掴み~
- ケチャップ:適量
- ガーリックパウダー:適量
- 粗挽きこしょう:適宜
- みじん切りパセリorバジル:お好みで
【作り方】
- ケチャップとガーリックパウダーを混ぜて、ピザ生地に塗る。
- ホットサンドメーカーに分量外のサラダ油を薄く塗る。
- ピザ生地にハッシュドポテトをのせたら、ピザ用チーズ、ベーコンをのせて粗挽きこしょうをかける。
- ふたをして弱火で6~8分ほど焼く。時々ふたを開けてハッシュドポテトに火が通り、チーズが溶けてれば完成。
レシピ:
ホットサンドメーカーでポテトピザ 市販の冷凍ピザをキャンプで簡単においしく!
市販の冷凍ピザは、キャンプでも簡単に解凍して食べられます。その方法は「スキレットに乗せて焼く」、それだけ。この時、スキレットはふたつきの物を選びましょう。ふたをすることで熱がピザ全体に伝わるので、10〜15分ほどで焼けます!
スキレットがない場合はアルミホイルを代用しましょう。冷凍ピザにアルミホイルを巻いて、密閉空間をつくることによって熱が伝わりやすくなります。アルミホイルを巻いたピザを、バーベキュー台の上に直接置いて火にかけるだけ!だいたい片面10分ずつ焼けば完成です。
キャンプで手作りピザをつくろう!
今回は、事前に準備するキャンプ道具からピザの焼き方まで、手順通りに解説しました。好きなものを好きなだけ乗せて作るピザは、子どもから大人まで大満足すること間違いなし!いろいろな組み合わせにチャレンジしてみて、最高の味に仕上げましょう!